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庵堂三兄弟の聖職
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庵堂三兄弟の聖職の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全47件 21~40 2/3ページ
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一度は離れた兄弟の再生。 遺体から道具を再生。 再生の物語。 ホラー大賞という文句に惑わされることなく 再生の物語として読めば 納得の読了感を得られた。 面白かった。 | ||||
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一度は離れた兄弟の再生。 遺体から道具を再生。 再生の物語。 ホラー大賞という文句に惑わされることなく 再生の物語として読めば 納得の読了感を得られた。 面白かった。 | ||||
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見守るあんちゃん、冷静な次男、やんちゃな三男、 つまりタイトルの三兄弟が良い。 そのまますぐアニメになっても良いような、いや実写で観たいけど実写は難しいのかな。 正に三兄弟に惚れ込んでもっと続きが読みたいというところに 短篇が不定期連載されていて、こちらもそれぞれにスポットが当たっていてより深く彼らを知れて良い。 こういう兄弟もの好きだったとは新たな発見。 今後も発表される(だろう)エピソードが本になるのが今から楽しみ。 あと何気におじさんも良い味出てる。 | ||||
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見守るあんちゃん、冷静な次男、やんちゃな三男、 つまりタイトルの三兄弟が良い。 そのまますぐアニメになっても良いような、いや実写で観たいけど実写は難しいのかな。 正に三兄弟に惚れ込んでもっと続きが読みたいというところに 短篇が不定期連載されていて、こちらもそれぞれにスポットが当たっていてより深く彼らを知れて良い。 こういう兄弟もの好きだったとは新たな発見。 今後も発表される(だろう)エピソードが本になるのが今から楽しみ。 あと何気におじさんも良い味出てる。 | ||||
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庵堂家のやっている職業が本当にあるなら ぜひ頼んでみたい。 焼き物とかに骨粉を混ぜるのと違う、櫛とか素敵そう。 だから設定が面白かった。もちろんストーリーも面白かった。 兄弟とか(親友含む)近しい親しい間柄での思いやりと情、 それが感じられるストーリーがもともと好きで、 ここのところいいのに当たってなかったからうれしい。 じんわり系の感動作。 | ||||
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庵堂家のやっている職業が本当にあるなら ぜひ頼んでみたい。 焼き物とかに骨粉を混ぜるのと違う、櫛とか素敵そう。 だから設定が面白かった。もちろんストーリーも面白かった。 兄弟とか(親友含む)近しい親しい間柄での思いやりと情、 それが感じられるストーリーがもともと好きで、 ここのところいいのに当たってなかったからうれしい。 じんわり系の感動作。 | ||||
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死体と一緒に寝てしまい作業台の上で目覚めた長男:正太郎は父親の七回忌で久々に帰ってくる次男:久就を迎えるため<工房>の清掃をすませた後,作業を再開する。正太郎が父親から受け継いだ作業とは死体の解体そして日用品への加工である。長男が作業にいそしむ中駅へ次男:毅巳は久就を迎えに行く・・・ 第15回日本ホラー大賞受賞作品。話自体は面白く読めるが,うーん・・・何なのだろう?怖いというか,何というか,そんな感じはない。確かに非日常な死体加工の場面を描いた場面での正常ままならない精神状態は理解できなくもないが,怖くはない・・・面白いけど,怖くはなかった。 | ||||
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死体と一緒に寝てしまい作業台の上で目覚めた長男:正太郎は父親の七回忌で久々に帰ってくる次男:久就を迎えるため<工房>の清掃をすませた後,作業を再開する。正太郎が父親から受け継いだ作業とは死体の解体そして日用品への加工である。長男が作業にいそしむ中駅へ次男:毅巳は久就を迎えに行く・・・ 第15回日本ホラー大賞受賞作品。話自体は面白く読めるが,うーん・・・何なのだろう?怖いというか,何というか,そんな感じはない。確かに非日常な死体加工の場面を描いた場面での正常ままならない精神状態は理解できなくもないが,怖くはない・・・面白いけど,怖くはなかった。 | ||||
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書けば書くほどグロになる場面を著者がわざとあっさり流している。 この筆運びは絶妙で著者の感性が光っている。 全体にわざと軽めの仕立てにしたのだろうが、従来の書き手ならば、どこまでもグロの描写が続いたのではないか? 三兄弟のキャラもよくできていて話の運び方にも感心した。 この作品以降、ホラー小説は変わっていく気がする。 ただし、遺工という死体から孫の手や茶こしを作りだすという発想はどうなのだろう?それはやはり死者に対する冒涜だろう。 遺族に残るのは、決して骨や皮から作りだしたものではなく、死んだ人との思い出だけではないだろうか? その辺りのことを選評で三人の選者の誰も言及していないのには、疑問を感じた。 まあ、カテゴリーがホラー小説だから、言っても仕方がないかもしれないけど。 | ||||
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書けば書くほどグロになる場面を著者がわざとあっさり流している。 この筆運びは絶妙で著者の感性が光っている。 全体にわざと軽めの仕立てにしたのだろうが、従来の書き手ならば、どこまでもグロの描写が続いたのではないか? 三兄弟のキャラもよくできていて話の運び方にも感心した。 この作品以降、ホラー小説は変わっていく気がする。 ただし、遺工という死体から孫の手や茶こしを作りだすという発想はどうなのだろう?それはやはり死者に対する冒涜だろう。 遺族に残るのは、決して骨や皮から作りだしたものではなく、死んだ人との思い出だけではないだろうか? その辺りのことを選評で三人の選者の誰も言及していないのには、疑問を感じた。 まあ、カテゴリーがホラー小説だから、言っても仕方がないかもしれないけど。 | ||||
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遺体を加工し、その皮膚で財布や櫛、お箸などの日用品を作る職人芸「遺工」 その「遺工」を家業としている庵堂家の3兄弟が 父親の7回忌のために、実家に集まった数日間を描くもの。 形式的な分類をすれば、ホラーに属するものの、 恐怖心や気持ちの悪さを感じることはありません。 むしろ、『遺体』に真摯に向かい合うことを通じて 『死』と向かい合う兄弟の姿は 天童荒太さんの『悼む人』や映画『おくりびと』に通じるものを感じます。 とりわけ印象的なのは 最愛の娘を失った母親が、娘の遺体を剥製へと加工するのを見守る場面。 死を受け入れることができず、 娘が好きだった歌を歌いだしてしまう母親の様子が、あまりに痛切です 死臭漂い、血肉がほとばしる作業場 おまけに「糞」を連呼する弟 なのに、にもかかわらず、 読後に残るのはさわやかな気持ち・・・・ ホラー小説と思わずに、多くの方に読んでいただければと思います☆ なお、野生時代の12月号に本作のスピンオフ作品が収録されています こちらは「糞」が連呼されない上に 本作の醍醐味がコンパクトにまとまっていてとても読みやすかったです。 併せてお楽しみいただければ―と思います | ||||
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遺体を加工し、その皮膚で財布や櫛、お箸などの日用品を作る職人芸「遺工」 その「遺工」を家業としている庵堂家の3兄弟が 父親の7回忌のために、実家に集まった数日間を描くもの。 形式的な分類をすれば、ホラーに属するものの、 恐怖心や気持ちの悪さを感じることはありません。 むしろ、『遺体』に真摯に向かい合うことを通じて 『死』と向かい合う兄弟の姿は 天童荒太さんの『悼む人』や映画『おくりびと』に通じるものを感じます。 とりわけ印象的なのは 最愛の娘を失った母親が、娘の遺体を剥製へと加工するのを見守る場面。 死を受け入れることができず、 娘が好きだった歌を歌いだしてしまう母親の様子が、あまりに痛切です 死臭漂い、血肉がほとばしる作業場 おまけに「糞」を連呼する弟 なのに、にもかかわらず、 読後に残るのはさわやかな気持ち・・・・ ホラー小説と思わずに、多くの方に読んでいただければと思います☆ なお、野生時代の12月号に本作のスピンオフ作品が収録されています こちらは「糞」が連呼されない上に 本作の醍醐味がコンパクトにまとまっていてとても読みやすかったです。 併せてお楽しみいただければ―と思います | ||||
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展開のドキドキ感・ハラハラ感と、読んだ後の爽快感のバランスが絶妙で、 林真理子の「さわやかな読後感」という評に超納得でした。言い得てる! あと、三兄弟のキャラクターが良かった〜! 三人ともそれぞれに人間味があって、惹かれました。 グロテスクな状況が、読んでいるうちに逆に神秘的に思えてきて、、、 出産とかも感動的なようなグロイ様なって感じじゃないですか、そんな風に思えてきました。 まさに聖職って感じです。 | ||||
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展開のドキドキ感・ハラハラ感と、読んだ後の爽快感のバランスが絶妙で、 林真理子の「さわやかな読後感」という評に超納得でした。言い得てる! あと、三兄弟のキャラクターが良かった〜! 三人ともそれぞれに人間味があって、惹かれました。 グロテスクな状況が、読んでいるうちに逆に神秘的に思えてきて、、、 出産とかも感動的なようなグロイ様なって感じじゃないですか、そんな風に思えてきました。 まさに聖職って感じです。 | ||||
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評価が二分している様ですが、変なバランス感覚の作品が好みの私には新人の作品としてはかなり気に入りました。 高いテンションと熱気が張り巡らされていて、長男はじめ人物造形が荒削りではあるけれど魅力的。ホラー小説の文脈をもうちょっと加味してほしかったけれど、著者のグロテスクな描写に拘泥せず、兄弟三人の葛藤や生活、「死」ではなく「生」に主眼を据えたビルドゥンスク・ロマンに舵を切ったところには好感が持てます。 読んでいる途中で「あ、そういえばこれ死体なんだよね(笑)」と思うところがえもいわれぬ読み心地を生んで、林真理子さんが選評で語っているさわやかな読後感にまっすぐ到達することができました。この設定でこの出口に向かおうとする、あるいはたどり着ける作家はちょっと思い当たりません。著者の何か新しい地平を切り拓こうとしているようなスタンスは評価に値すると思います。この真藤順丈氏、他にも三つの賞で受賞しているそうで話題性ばかり先行しているようです。 私は正直、賞の数は関係ないと思います。次回作でどのような作品を出してくるか注目されるところです。 | ||||
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評価が二分している様ですが、変なバランス感覚の作品が好みの私には新人の作品としてはかなり気に入りました。 高いテンションと熱気が張り巡らされていて、長男はじめ人物造形が荒削りではあるけれど魅力的。ホラー小説の文脈をもうちょっと加味してほしかったけれど、著者のグロテスクな描写に拘泥せず、兄弟三人の葛藤や生活、「死」ではなく「生」に主眼を据えたビルドゥンスク・ロマンに舵を切ったところには好感が持てます。 読んでいる途中で「あ、そういえばこれ死体なんだよね(笑)」と思うところがえもいわれぬ読み心地を生んで、林真理子さんが選評で語っているさわやかな読後感にまっすぐ到達することができました。この設定でこの出口に向かおうとする、あるいはたどり着ける作家はちょっと思い当たりません。著者の何か新しい地平を切り拓こうとしているようなスタンスは評価に値すると思います。この真藤順丈氏、他にも三つの賞で受賞しているそうで話題性ばかり先行しているようです。 私は正直、賞の数は関係ないと思います。次回作でどのような作品を出してくるか注目されるところです。 | ||||
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かつて黒い家や、ぼっけぇきょうてぇ等を生み出したホラー小説大賞 それだけに期待は大きく、「地図男」の時に感じたガッカリを挽回してくれるかと思いきや、 そうはなりませんでした。 この著者の発想には光る物を時折感じますが、書き急ぎすぎるところがあるようで、もっと書き込んで欲しいなと思うがままに別のキャラの話になります。 グロシーンは多いですが、内容はかなりアッサリ。 中途半端に受けと人情噺を狙っているところが興ざめ。 もっと著者が真に書きたいものを表現して欲しかった。 暴力のシーンがかなり不快だったので☆2つのところをマイナス1. | ||||
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面白くない訳ではないのだが、正直、ベタ褒めするような面白さはない。 他に賞取ったから、大賞に推しましたと言う感じがしないでもない。 ホラーの装飾をした三兄弟の話なのだが、途中で展開が読めてしまった。 筆者本人もハートフルな物語にする気はないだろうけど、ラストは……微妙だった。 捻りがないし、そのまんまのオチ。 審査員受けする作者なのだろうけど、読者に受けない気がする。少なくとも、私はこれをホラーと言われても納得しない。ホラーが読みたいという人は絶対に止めた方がいい。 家族劇を異様な家業と言う包装で覆っただけ。 あと、微妙に文体が読み辛い。 これを読むくらいなら、同じ回の粘膜人間の方をお勧めする。そっちの方が読みやすいし価格もお手ごろなので。 | ||||
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面白くない訳ではないのだが、正直、ベタ褒めするような面白さはない。 他に賞取ったから、大賞に推しましたと言う感じがしないでもない。 ホラーの装飾をした三兄弟の話なのだが、途中で展開が読めてしまった。 筆者本人もハートフルな物語にする気はないだろうけど、ラストは……微妙だった。 捻りがないし、そのまんまのオチ。 審査員受けする作者なのだろうけど、読者に受けない気がする。少なくとも、私はこれをホラーと言われても納得しない。ホラーが読みたいという人は絶対に止めた方がいい。 家族劇を異様な家業と言う包装で覆っただけ。 あと、微妙に文体が読み辛い。 これを読むくらいなら、同じ回の粘膜人間の方をお勧めする。そっちの方が読みやすいし価格もお手ごろなので。 | ||||
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本作がホラー小説大賞受賞作品だと聞いて期待しているホラー好きのみなさん、この作品はホラーではありません。 ホラーを意図しているけど全然怖くないとか、そういうことではなく、ホラー的要素がそもそ入っていない。特殊な家業を営む三兄弟の日常を描いたビルドゥングスロマン的な内容である。特殊な家業ゆえのグロい描写はあるがそれはそれ、グロではあってもホラーではない。 これから読もうとなさっているホラー好きな方は、その辺を考慮の上手に取られた方がいいでしょう。 | ||||
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