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彼女がその名を知らない鳥たち
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彼女がその名を知らない鳥たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全134件 1~20 1/7ページ
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幸せとはこういうことかもしれない。 陣治はしあわせだった。 十和子のために生き十和子のために死んだ。 十和子がこの後どのようにして誰の子を産んだとしても愛しめるように。 じんじを尽くして天命を待つ。 やれる事すべて成し遂げた陣治。 こんなふうに生きていけたら幸せ。 | ||||
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随分前に読んだ本。 レビューを書いたつもりになっていたが、書いていなかったみたい。 前半を読みながら共感を持てる人間が一人もいなくてイライラ、特に十和子はバカな女だなと思いながら挫折しそうになって、それでも最後のところまできて・・・ん?そのラストわずか数ページの為にこの作品は書かれたのだなと納得してしまいました。 陣治の最後のセリフが泣かせます。究極の愛というか、ひたすら奉仕する愛。 シルヴァスタインの「大きな木」の世界だと思いました。 映画も観て泣きたくなり、わざわざ仕事の後、ナイトシアターを観に行きましたが、なぜか泣けませんでした。 阿部サダヲさんの陣治が、原作表現の陣治よりきれいすぎたからというのと、若干原作と違う部分があったからだと思います。 映画もそれなり悪くはなかったのですが、私は原作の方が心を揺さぶられました。 | ||||
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思いの他、本の状態が綺麗でした。 中も綺麗でしたし表紙も汚れがなく良かったです。 | ||||
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なんて嫌な女なんだろう 陣治を最後に恋人と呼ぶなんて。 結果、彼女は自分という人間を一度も 直視していない。いつも相手を自分の基準で 値踏みしてるだけ。 あんたは一体何様なのよ 陣治の尊厳を奪って、馬鹿にして そんな嫌いな男に抱かれて快感に溺れて 黒崎の残酷さには気付きながら 国枝に抱かれて、水島とはすぐに体を重ねて まぁ、要するに節操のないだらしない女。 難しい言葉で心情を描いてるけど、 ただのセックス依存度じゃないの? 陣治はそんな女のどこが良くて献身を通り越して異常なまでの愛を示したのか理解に苦しむ。作者はこの小説を通して何を言いたかったのか。 人間の愚かさ? 斜め読みしないと精神がやられるほど 嫌な女を描いた話。 | ||||
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私にはハマらなかったです… 登場人物、誰一人として共感できず、感情移入もできませんでした。 特に主人公とその姉に関しては殊更そうでした。 それ故に読むのが本当に辛かったです。途中で飽きてしまい、時間がかかりました。 読後の感想としては、ふーん…で終わってしまいました。 | ||||
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今はもう執筆されていない沼田まほかる先生。やはり新作が読みたいと思ってしまった。 この作品はもうずいぶん前のものだけど読み始めたら面白くて止まらなかった。 作中で書かれている感情は、今となっては普通に掲示板などでも書かれるような醜さなのだけど 十数年前の当時にこの作品を読んだリアルタイムの人は、さぞかしセンセーショナルな気分を味わっただろうなと思います。 イヤミスを書かせたらこの人が一番だとつくづく思う。 主人公がまあとにかくむかつく笑 その元彼もむかつく笑 どこまでも醜く、自分のことしか考えず、お互いを利用し。 元彼からされた仕打ちを、主人公は今彼にし返しているようにしか見えない。なぜこの主人公のことをそこまで愛せるのか、彼女のどこがそんなに好きだったのか 最後まで読んでもその理由はわからなかった。それくらいクズ女なのだ。 側から見ていても、彼が彼女を好きだとはどうしても思えず、その愛情は慈悲や加護に近い気がした。あまりにもだらしなく傷ついて心も醜くなったこの女を、自分が守ってあげなければと思ってしまったのではないか。 その心もまた、醜く誰からも愛されずコンプレックスだらけだった自分を救う手立てのようにも思えて どうしようもない者同士が依存しあっている物語だと思いました。 最後に彼女の真実が明らかになるけど、そこでとった男の行動こそ愛なのだ、とは私には思えない。 これは愛ではない気がする。 けれど彼女を守っていたことに変わりはない。 読んだ後もずーっと引きずる重たい話でした。面白かった。 | ||||
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最後になにかあります! | ||||
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宣伝文句と 内容のギャップ | ||||
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本書は主人公の十和子と彼女を溺愛する陣治という男のラブストーリーと言ってしまえばそれだけの話ですが、300ページ以上の長さで積み重ねられてきたエピソードは全て最後の20ページの意表を突く展開へ伏線だった…というところがポイントです。 | ||||
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しっかりしているので、ストーリー展開に無理がない。 必然性を感じる。 | ||||
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今頃読みました。 女性が一番嫌がる性格、癖、容姿の陣治ですが 読めば読むほど陣治の優しさにひかれていく。 最低の男は、ほかの二人なのに、 それに気づけないのが女かも。 それにしても、こういう展開か・・・と悲しくなった。 陣治に逢いたい。 | ||||
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綺麗な状態で届きました、内容は元々映画から入ったのですが、とわこの気持ちが詳しく書かれていて面白いと思います。 | ||||
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翌日配送ですぐに手元に届きました。 内容は…覚悟していましたが、想像以上の不快さとだらしなさと光のなさと、終わらない日没前のような疲労感が最後まで続きます。最後の最後に見えかけた救いも結果、ハッピーエンドであろうに絶望的で、読み終わると同時に虚脱感に襲われます。 それでも、読むエネルギーがたまったらまた何度でも必ず戻ってきたくなる1冊です。 | ||||
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映画化の文庫本がちょうど欲しかった為、注文させて頂きました。 何かありましたらまた、注文をさせて頂きたいと思いますので よろしくお願いします。 梱包もご丁寧でとても嬉しいです(^-^)。 | ||||
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嫌いな人はやめましょう。 読んでいると気持ちが悪くなります。 | ||||
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所謂、勝ち組と呼ばれる部類の男と その反対とされるであろう男が出てくる。 (九月が永遠に続けば、も、そう) その対比が何を言おうとしているのかは 読む手側に任せている。 私はそう思います。 愛の形が歪で切なく、痛い。 ミステリーだけどそれ以上に 人としての根柢に訴えかけてくる圧が異様で この作者を通してみるこの世の人々は とても滑稽で愛らしいのだろうと思う。 飲み込まれますので、精神が上向きじゃない時は 読まない方がいいと思います。 でも、この方の作品は全て好きです。 | ||||
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登場人物全員がドクズで最低ということがどの書評にも記されている胸糞悪い作品。 そのクズさがエンターテイメントになってるから読んで楽しい人もいるんだろ。 不快なのは描写の汚さというよりも、終始一貫して婆さんが焦点の合わない目をして オロンオロン泣き喚いているような文体。ヒロインの十和子は攻撃的コミュ障の狂人、 元彼は地獄の最下層で1兆年全身を切り刻まれ続ければいい冷淡利己主義の極致クズ、 浮気相手は水素よりも軽いカラッポクズ、そして同居の陣治は本質的部分はさておき 気色悪過ぎて魅力を発見する前に本をゴミ置き場に持ち込みたくなる。十和子の姉は まあまあ正常に見えるが、普通によくいる高慢ちき意識高い系。よくいるってことは 他の登場人物よりは億倍マシってこと。加えて、この作者も若干おかしい人って感じ。 何あの文章。キンタマが小さいとか書くのはべつにいいんだけど、あんな場面でまで キンタマとか見つけたら失笑するわ。乃南アサも重要な終盤の犯人の告白のところで、 セリフの最後が「そのまんま!」で締められていた。普通に意味は通じてるんだけど、 東かよ……ってげんなりした。乃南もこっちの作者も言葉選びのセンスがなさ過ぎる。 こっちの作者は頭よさげにつらつら「文学的ぃ!(笑)」なこと書き連ねてるが。 作家として核の部分は優れてるんだろうなって思うところは多かった。十和子の姉は うまい造形。姉がこれで妹がこれなら毒親だったんだろうなってことを臭わせながら、 明確には描かない。だけど想像させる。その匙加減が絶妙。陣治の「愛」は最後まで 共感できなくてアホだよなこいつとしか思わなかったけど、そのみっともなさ自体が 快不快は別として芸術的。陣治の子供時代の回想、子供をこき使ってうどん一本だけ 報酬にする知能指数の低そうな叔父とか、それに対する価値判断をあえて書かないで、 モヤモヤした居たたまれなさを読者の心に鮮明に植え付ける巧妙さ。十和子が終盤で、 自分を岩のなかの蟹になぞらえる心情は唯一泣けそうになった。 これは映画版の評価が高いが、役者たちもこんなにくっきりクズさを押し出してくる 登場人物を演じるのは楽しかったんじゃないか。 黒崎に関するミステリー要素について、ひねった部分まで読めてしまったから星3つ。 まったく予想外だったら4つにした。 | ||||
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ふと映画のCMを見て原作を読みたくなって買いました。 レビューって評価が分かるの良い反面、ネタバレコメがいきなり襲来するから気をつけないとね。 この主人公は自尊心が低くてアホな男に騙されて、どんなウソも信じようとするバカ女だけど、そんな自尊心の低さを自分でもイヤだと思っているから陣治を心の中でバカにしたり罵ったりしてバランスを取っているんだと思った。 現実社会に十和子が居たら、まちがいなくメンヘラ認定ですね。好きで好きでたまらなくて刺しちゃった歌舞伎町の女の子と一緒。 現実社会にこんな女いるのかね?と思いながらも毒親育ちで自己肯定が低いとこうなってしまうのかもね。 ミステリーと書いてあったけど、ミステリー?ではないよね。どっちか と言えば ラブストーリかな? 本全編に言えるけど、陰気臭い風景が思い浮かぶ文章ばかりで読んでて気持ちは晴れないよね。でも、非日常的な気分は味わえたよ。悪くない さて、映画を見てみようかな。 | ||||
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ラスト30ページあたりから世界にのめり込まれたように夢中で読みきってしまいました。前半は誰にも感情移入できず、同じ女性でありながら十和子はほんとどうしようもない女だなあと思って読んでいました。こういった小説(イヤミスってやつ?)が好きで色々な作家さんの作品を読んでいますが、日常にありふれた風景を切り取ってこんなにも上手く深く汚く、表現できるのかと感心させられました。本を読みおえてからしばらくは登場人物達に思いを巡らせてしまいます。最後のジンジの言葉は、まさにジンジの生き様全てを十和子に伝えるとしたらこんな言葉になるのではと思いました。ひとつだけケチをつけるなら、少しでも十和子の魅力的な部分がわかるなにかが小説の中に欲しかった! | ||||
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この作者はとても書くのが上手い。上手いんだけど、凄く読むのがキツい。後味がかなり悪いです。はい。幾つか他のも読んで見ましたが、はー好き嫌いわかれるでしょうね。にしてもエグい | ||||
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