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彼女がその名を知らない鳥たち
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彼女がその名を知らない鳥たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全94件 1~20 1/5ページ
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幸せとはこういうことかもしれない。 陣治はしあわせだった。 十和子のために生き十和子のために死んだ。 十和子がこの後どのようにして誰の子を産んだとしても愛しめるように。 じんじを尽くして天命を待つ。 やれる事すべて成し遂げた陣治。 こんなふうに生きていけたら幸せ。 | ||||
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随分前に読んだ本。 レビューを書いたつもりになっていたが、書いていなかったみたい。 前半を読みながら共感を持てる人間が一人もいなくてイライラ、特に十和子はバカな女だなと思いながら挫折しそうになって、それでも最後のところまできて・・・ん?そのラストわずか数ページの為にこの作品は書かれたのだなと納得してしまいました。 陣治の最後のセリフが泣かせます。究極の愛というか、ひたすら奉仕する愛。 シルヴァスタインの「大きな木」の世界だと思いました。 映画も観て泣きたくなり、わざわざ仕事の後、ナイトシアターを観に行きましたが、なぜか泣けませんでした。 阿部サダヲさんの陣治が、原作表現の陣治よりきれいすぎたからというのと、若干原作と違う部分があったからだと思います。 映画もそれなり悪くはなかったのですが、私は原作の方が心を揺さぶられました。 | ||||
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思いの他、本の状態が綺麗でした。 中も綺麗でしたし表紙も汚れがなく良かったです。 | ||||
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今はもう執筆されていない沼田まほかる先生。やはり新作が読みたいと思ってしまった。 この作品はもうずいぶん前のものだけど読み始めたら面白くて止まらなかった。 作中で書かれている感情は、今となっては普通に掲示板などでも書かれるような醜さなのだけど 十数年前の当時にこの作品を読んだリアルタイムの人は、さぞかしセンセーショナルな気分を味わっただろうなと思います。 イヤミスを書かせたらこの人が一番だとつくづく思う。 主人公がまあとにかくむかつく笑 その元彼もむかつく笑 どこまでも醜く、自分のことしか考えず、お互いを利用し。 元彼からされた仕打ちを、主人公は今彼にし返しているようにしか見えない。なぜこの主人公のことをそこまで愛せるのか、彼女のどこがそんなに好きだったのか 最後まで読んでもその理由はわからなかった。それくらいクズ女なのだ。 側から見ていても、彼が彼女を好きだとはどうしても思えず、その愛情は慈悲や加護に近い気がした。あまりにもだらしなく傷ついて心も醜くなったこの女を、自分が守ってあげなければと思ってしまったのではないか。 その心もまた、醜く誰からも愛されずコンプレックスだらけだった自分を救う手立てのようにも思えて どうしようもない者同士が依存しあっている物語だと思いました。 最後に彼女の真実が明らかになるけど、そこでとった男の行動こそ愛なのだ、とは私には思えない。 これは愛ではない気がする。 けれど彼女を守っていたことに変わりはない。 読んだ後もずーっと引きずる重たい話でした。面白かった。 | ||||
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最後になにかあります! | ||||
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しっかりしているので、ストーリー展開に無理がない。 必然性を感じる。 | ||||
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今頃読みました。 女性が一番嫌がる性格、癖、容姿の陣治ですが 読めば読むほど陣治の優しさにひかれていく。 最低の男は、ほかの二人なのに、 それに気づけないのが女かも。 それにしても、こういう展開か・・・と悲しくなった。 陣治に逢いたい。 | ||||
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綺麗な状態で届きました、内容は元々映画から入ったのですが、とわこの気持ちが詳しく書かれていて面白いと思います。 | ||||
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翌日配送ですぐに手元に届きました。 内容は…覚悟していましたが、想像以上の不快さとだらしなさと光のなさと、終わらない日没前のような疲労感が最後まで続きます。最後の最後に見えかけた救いも結果、ハッピーエンドであろうに絶望的で、読み終わると同時に虚脱感に襲われます。 それでも、読むエネルギーがたまったらまた何度でも必ず戻ってきたくなる1冊です。 | ||||
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映画化の文庫本がちょうど欲しかった為、注文させて頂きました。 何かありましたらまた、注文をさせて頂きたいと思いますので よろしくお願いします。 梱包もご丁寧でとても嬉しいです(^-^)。 | ||||
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所謂、勝ち組と呼ばれる部類の男と その反対とされるであろう男が出てくる。 (九月が永遠に続けば、も、そう) その対比が何を言おうとしているのかは 読む手側に任せている。 私はそう思います。 愛の形が歪で切なく、痛い。 ミステリーだけどそれ以上に 人としての根柢に訴えかけてくる圧が異様で この作者を通してみるこの世の人々は とても滑稽で愛らしいのだろうと思う。 飲み込まれますので、精神が上向きじゃない時は 読まない方がいいと思います。 でも、この方の作品は全て好きです。 | ||||
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ふと映画のCMを見て原作を読みたくなって買いました。 レビューって評価が分かるの良い反面、ネタバレコメがいきなり襲来するから気をつけないとね。 この主人公は自尊心が低くてアホな男に騙されて、どんなウソも信じようとするバカ女だけど、そんな自尊心の低さを自分でもイヤだと思っているから陣治を心の中でバカにしたり罵ったりしてバランスを取っているんだと思った。 現実社会に十和子が居たら、まちがいなくメンヘラ認定ですね。好きで好きでたまらなくて刺しちゃった歌舞伎町の女の子と一緒。 現実社会にこんな女いるのかね?と思いながらも毒親育ちで自己肯定が低いとこうなってしまうのかもね。 ミステリーと書いてあったけど、ミステリー?ではないよね。どっちか と言えば ラブストーリかな? 本全編に言えるけど、陰気臭い風景が思い浮かぶ文章ばかりで読んでて気持ちは晴れないよね。でも、非日常的な気分は味わえたよ。悪くない さて、映画を見てみようかな。 | ||||
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ラスト30ページあたりから世界にのめり込まれたように夢中で読みきってしまいました。前半は誰にも感情移入できず、同じ女性でありながら十和子はほんとどうしようもない女だなあと思って読んでいました。こういった小説(イヤミスってやつ?)が好きで色々な作家さんの作品を読んでいますが、日常にありふれた風景を切り取ってこんなにも上手く深く汚く、表現できるのかと感心させられました。本を読みおえてからしばらくは登場人物達に思いを巡らせてしまいます。最後のジンジの言葉は、まさにジンジの生き様全てを十和子に伝えるとしたらこんな言葉になるのではと思いました。ひとつだけケチをつけるなら、少しでも十和子の魅力的な部分がわかるなにかが小説の中に欲しかった! | ||||
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物語の後半から、一気に引き寄せられるように読んだ。 私は、彼のように、誰かを愛することが出来るだろうか。色んな意味で、自分の心に響いた作品。時期を見て、再読したいと思った。 | ||||
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生理的嫌悪を催す主人公たちの話。それだけで終わるかと思いきや、最後はどんでん返しがあった。他の方がおっしゃる通りの感動的な結末だった。 | ||||
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最初は全く面白みを感じなくて進まなかった。 元々まほかる先生の本は9月が永遠につづけば、でぞっとさせられた想い出しかない。これもそういうたぐいなのかな、と思っていた。 ネタバレに少しなりますが、本当の愛って、献身なんでしょうか。 とてもいい風に裏切られた。陣治という男のろくでもなさ、特に不潔さと、何故一緒にいるのだろうと思うほど彼を罵倒する十和子。 ピアスが陣治の貯金箱みたいなものに入っていた時、殺したのは誰かすぐに分かった。 しばらく異常な二人の人間のさして面白くもない共同生活を読ませられ、苦痛だった。そして時計のクレームでやってきた男と、 あんな風に簡単になるんだろうか、と田舎に住む私は思う。 それはともかく。水島の送った時計の値段を見た時、少しぞっとした。 結局、十和子は「一人」以外の男運は最悪だったんだなあ、っと分かった。 十和子がくるっていくではなく、最初から狂っていたので、ふんふん、という感じで読んでましたし、陣治犯人説に誘導されていなかったので、彼がしていることには理由があるのだろうなあ、とずっと思っていたので不気味でもなかったです。 ただただ、最後の、十和子、俺を産んでくれ、それは俺や、っていう叫び、あれが、なんて、哀しくて、切なくて、温かいのだろうと。 本当の愛って、ただただ献身なんでしょうか? それとも、その人間から生まれたいと切に願うほどの強烈な感情が、「愛」なんでしょうか……。 | ||||
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最後の部分が、映画と微妙に違います、どちらかというと映画のストーリー展開のほうが、自然な感じです。 他は、ほとんど映画と同じ。 感覚が理解できないという人や、表現が汚いくって耐えきれないという意見もありますが、 とても繊細に描写されていて、日常がうまく切り取られていて、上手だと思います。 以外にどこでもあることを、飾らずにそのまま表現している正直さや、作者の経験の豊富さをかんじました。 | ||||
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陣冶の最低ぶりが半端じゃない。 ヒロインの彼に対する嫌悪感も半端じゃない。 ここまで男という存在をズタズタにしなくてもいいじゃないか。 正直言って、読むのが、しんどくて、何度も中断した。 ★1で、ブン投げてやろうと思った。 しかし、ラストに……ドロドロ、グチャグチャが一気にぶっ飛び、 スカッと爽快になった。 ほんと、恐ろしいオバはんだ。文句なしの★5 | ||||
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ダメな大人たちの恋愛といフレコミで、映画化もされていたので、本作品を手に取りました。ただの恋愛ではなく、サスペンス要素が混じり、ミステリー作品に仕上がってます。 | ||||
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表現や描写しの仕方がわかりやすいと思う自分は怖いと思う作品でした。物語と被る経験はないですが感覚に共通するものを感じました。いろんな意味で健全な方にはオススメしません | ||||
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