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虚無への供物
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虚無への供物の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全106件 1~20 1/6ページ
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買ってみたはいいが、あまり読む気がしなくて途中で読むのやめました。 | ||||
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自分の好みの作風じゃなかった。 | ||||
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本作は、三大奇書の他の2作に比べると30年ほど新しく、 ライトで砕けた文体で非常に読みやすいです。 登場キャラクターも 一人称が「ミー」のおっさん、 安楽椅子探偵を決め込むシャンソン歌手のお嬢、 すぐにおネムになる高校生美少年などなど、 マンガチックで親しみやすいです。 一家を襲う連続殺人事件が進む中、 これらのキャラクターたちが推理合戦を行うなど、 どこか不謹慎で、ふざけたノリで進んでいくところが、 面白いのだけれど、どこか真に迫ってこない。 絵に描いたフィクション感が漂っています。 そのリアリティの欠如を埋めるかのように、当時実際に起きた事件の詳細や、作品内に登場するリアルな場所のリアルなディテールや、関係者しか知らないような歴史的事実などを緻密に埋め込むことにより、軽薄さと凄味が融合していて、ちょっと面白いバランスになっていると思います。 | ||||
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おふざけモードも含めて、 すべて計算ずくで緻密に設計されているのが感じられて、 作者の手のひらで遊ばされてる感が大きく、 バカにされてるような不快感がなくもないのですが、 入魂の作品であることも同時に伝わってきて、 凄味で押し切られたような感じです。作中人物が事件解決の目的で、作中登場人物を配したフィクションを書き始めるのですが、こちらの方が派手でインパクトがあるので、真相の方が、あまり心に刻まれないところが難ですかね。 | ||||
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オチがちょっと無理やりだったかも…? でも面白かったです。 | ||||
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普通に面白かったです。 「三大奇書」と言われているけど、他の「ドグラマグラ」「黒死館殺人事件」より全然読みやすいし、 話としても面白かったです。 | ||||
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他人に貸したら返って来なかったから | ||||
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最近読んだミステリーの中では一番面白かった。 | ||||
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最近読んだミステリーの中では一番面白かった。 | ||||
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序詩のP・ヴァレリーの詩句に因んだタイトルに惹かれて一読してみたら、なんだか気障で斜に構え、コ利に凝った探偵小説で、なにが虚無で、なにが供物なんかも不分明で、ちっとも面白くないインテリゲンチャンごっこの本だった。 探偵小説には犯人が出てきて、最後には捉まったり、自殺したりするのだが、この小説で叔父を殺した蒼司選手がピンピンしていて巴里に逃亡するという結末になっているので、そこが斬新というのだろうか? 書くも書いたりと驚嘆はしても、それがなになるのだ?と、あほらしい限りである。 これは探偵小説という時代遅れのジャンルそのものを茶化したつもりの、希代の博学の知(痴)的、かつ衒学的戯れではないだろうか? | ||||
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初めて読んだのは大学図書館から借りた単行本で、版は覚えていないのですが、今回講談社文庫新装版を読んでおや?ちょっと違っている‥と思ったところが何箇所があったのですが、版を重ねる毎に改稿しているようですね。少し印象が変わってしまいましたが、後書きから、氷沼家の設定はほぼ著者自身の実家がモデルと初めて知りました。後書きを読むと物語の背景が理解できて、より楽しめます。先日ようやく25年前のドラマ化映像も見ることができ、久々に中井英夫ワールドに浸っています。 | ||||
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日本三大奇書の1つだけあって、奇妙な感覚のする推理小説。登場人物も推理オタクばかりで、呪われた家系の家に集まっていると、颯爽、事件が起こり… 続きが読みたいです。 | ||||
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読み終わって本を閉じたあともしばらく、熱に浮かされて、目眩さえ伴うような放心状態に陥った。 洞爺丸事件など、本格ミステリーの小説になぜ現実の事件や、実在の事件をこうも関わらせるのか、それはエンターテイメント小説として興を削ぎ、足枷になりはしないだろうかと危惧して読み進めていた。 しかし、最終章の告発ですべてはひっくり返される。『カラマーゾフの兄弟』の『大審問官の章』のに匹敵すると言っても言い過ぎではないほどの衝撃だった。 犯人にとって洞爺丸事件など、現実の引き起こした事件はそうであるべき約束を破ったために引き起こされた人間の気狂いじみた怠慢による饗宴場に過ぎないとある。つまり現実の事件=非人間となる。 ここから犯人の倒錯が始まる。現実に耐えられない犯人は、事件を非現実の世界へと引き込み、人間が人間であることを証明する悲劇に昇華することをこころみる。非現実の事件=人間である。 しかし、犯人が非現実な、人間的悲劇を求めた意味ある高尚な事件を起こそうとも、狂った現実のありうべからぬ偶然が非現実にことごとく追いついて陳腐なものへと格下げしてしまう。非現実な事件は現実に取り込まれ、事件を起こして人間になったはずの犯人もいつのまにか非人間の烙印を押されてしまっているのだ。 そして現実の事件とはどれほど悲惨なものでも外部のものにとってはただのお楽しみの材料に過ぎない。これが虚無の正体である。 その虚無から脱しようとして起こした事件も、本人の意図には関係なく、外部から見れば単なる格好の虚無への供物のひとつ、つまるところ現実のお楽しみの亜種のひとつにすぎない。 探偵という装置はその最たるものではないか。非現実の悲劇、偶然を、味気ない現実に引っ張り込んで、辻褄を合わせ、鑑賞物に変容させることにより、喜劇へと引き下ろすことがその役割であるのだから。 そして、さらにその探偵たちに輪をかけて、陰惨な事件を楽しんでいるのはまさにわれわれ読者に他ならないことを突きつけられ、普段、現実に起こる陰惨な事件をエンターテイメントとして少なからずも享受してしまっている、われわれこそが虚無を作り出している真犯人であるのだと、茫然、愕然とし、目眩を覚える。 | ||||
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犯人は前半でわかった。トリックはとくにスゴイとも思えないが、文章力があるので最後まで読めてしまう。 | ||||
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日本三大奇書と呼ばれる作品の一冊です。 なんというか、登場人物全員一人残らず好きになれませんでした。 | ||||
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中井さんのこの本は、奇書と言われます。欲張り過ぎたんですね。教養的でもあり、人生論的でもあり、かつ、科学論的でもあり、フランス文化論的でもあり、まあ、ありとあらゆる知性を、本来娯楽でしかない推理小説に組み入れようとして、10年もかかった、労作ですが、登山と同じで、長い時間がかかると、登る人は疲れるし、また見守る人も同様。そんな訳で、トリックの面白さはありますが、全体としての統一感がないのが残念な作品であります。なお、青いバラに関しては、ウイスキーの竹鶴の関連で、たしかどこかの会社が青いバラを作ったように記憶しております。また、題名はフランスの詩から引用しているようですが、推理小説では、フランスの作家が日本の作家に影響を与えたようにも思えませんが、筆者がフランスにあこがれていたことだけは読み取れました。そういう本です。 | ||||
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三大奇書のうち、一番読み易いです。体力は要るけどね。 | ||||
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『虚無への供物』というタイトルを見た時は、非常に重々しく、何かとんでもないものなのではないかというイメージがしました。 しかし、中身は平凡な手垢の付いたミステリーでした。俗にアンチミステリーと言われる、既存のミステリーに対する異議申し立てのような存在として語られることの多い本作ですが、そんなことはクリスティや夢野久作がとっくに、しかも100頁程度の文量でやっているので、この文量でこの程度か、とがっかりしました。 文章自体は読みやすく、更に上下巻に分けられたことにより活字が大きくなったので、目の悪い人も読みやすいことでしょう。その反面、二冊持ち運ぶには重くなったはずです。 著名な作品です、これが本作の一番の売りでしょう。 | ||||
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内容は、文句ないんですが、 文字の大きさがどうか? 行間の幅などは、買う前に予想しなかったので、 ちょっと、読むのが大変です。 古い文庫本は、これからその状況もわかるように、示してほしいと思いました。 | ||||
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長いし 長いわ。でも面白かった。 下巻だからどうという訳ではなかった。上巻で終わりでも良いくらい。 | ||||
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