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九月は謎×謎修学旅行で暗号解読
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九月は謎×謎修学旅行で暗号解読の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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霧舎氏の学園ラブコメミステリーシリーズで、シリーズで最大のページ数となる作品。 もともとあかずの扉研究会シリーズ用に用意していたトリックをこちらに使っているだけに、学園と京都の二つの舞台で同時進行する探偵二人による暗号解読プロットはそう言われるとあかずの扉研究会趣向が強い作品だなあと思わせる。 暗号のトリックはなかなか凝っており、この種のライトミステリーには場違いななほど詰め込みすぎの新本格直球であり、読みごたえがある。 | ||||
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毎回毎回、本自体に趣向を凝らす著者には楽しませてもらってます。 古都のお屋敷での暗号の謎、殺人事件の真相はもちろん楽しいですが、 道中の謎解き自体が犯人の深謀遠慮の策だということが明るみになったとき驚いた。 最後の暗号の解読も古典的な方法にのっとった面白いものだと思います。 (手を取り宝の名を叫ぶ、朝に授かった宝など) 頭木が言う「倉崎財閥の秘宝」の読み替えも良い味出しています。 最後に著者のあとがきに共感します。 【元からある童謡や伝記をオリジナルに解釈して謎を作ると、奇抜さを求めるが故に解釈が強引になる。一方で最初からオリジナルの謎を作ると、解決法が独善的になりやすく読者がついていけない。】ってな感じです、まとめると。 ちゃんと伏線を張っていて回収もしていること、予備知識も文中で説明していることから 登場人物、著者のフェアプレイ精神が伺える。 すこし色んな要素詰め込みすぎなきがするけど、オススメです。 | ||||
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「私立霧舎学園ミステリ白書」シリーズの第6作。 本格ミステリとラブコメをミックスするという暴挙に出たシリーズ。第1作(4月)から読み始めた方がいいだろう。 今回は修学旅行で京都を訪れるという話。そこで暗号解読と宝探しをする羽目になるのだが、そこに誘拐やら殺人やらがからんできて、なかなか複雑な物語となる。 京都の話と、霧舎学園での謎解きという、二重の構成で物語が進んでいき、そこにもトリックが仕掛けられているという展開は見事。感心させられた。 しかし、この人の小説にはなぜか魅力を感じない。不思議だなあ。 | ||||
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細かいことを気にせず(?)気楽によめばいいのだろう。いつもより分厚いのは《あかずの扉》用のネタを流用したからだとか。 2都市3箇所で同時進行していく、謎解きは、面白いけど冗長。でも、その長い部分がのちのち伏線になっているあたりはさすがというべきか。 それにしても、京都に住んだことがない人がすんなり楽しめるかどうか……土地勘という点でかなり不利な気がする。 著者が言うには「思いつく最大の仕掛けとサービスを盛り込んだシリーズ代表作」だそうですが、そんな大風呂敷でいいのでしょうか? ラブコメ路線も、ほとんどなし。サービスほんとうに盛り込まれてる? いくつか、気になる点は、名前も出てこないタクシーのドライバーが名探偵でないと話が回らないのではということ。 一番の問題は、トリックはその場では騙せても、のちのちの裁判では混乱することになりそうだなぁということ。犯人の仕掛けた罠では、容疑者圏外に逃れきれるとは思えないということかな。小説は真犯人が自白で幕引きだけど、実際の話なら、後日そうとう揉めるよ、この事件は。 | ||||
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今月のテーマは"暗号解読"ということで、屋敷に隠された財宝の隠し場所を記した暗号と、京都と霧舎学園で同時進行で進められる将棋になぞらえた暗号の二つがメイン(まぁ殺人や誘拐の犯人やら真相やらもメインっちゃメインなんですが) 屋敷の暗号のほうは、割とよくある感じがしました… ただし、将棋の暗号のほうは面白かったです。私は将棋についての知識はほとんどないですが、大変凝った詰め将棋だな、という印象は受けました あと、この本を読んで私が受けた印象は「名探偵コナン」の小説版といった感じ。話の流れが、コナンたち少年探偵団が暗号を元に隠された財宝を探す件と似ている気がしました。だからと言うわけではないですが、ミステリー漫画から小説に手を伸ばしたばかりの人でも楽しめると思います♪ ミステリー初心者にもオススメできる本です | ||||
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一年半とちょっと待った新作の割には推理の部分がイマイチでした。でも、情景描写の表現はすごくわかりやすくて、自分も推理しながら本を読みたい人にはおすすめです。 | ||||
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1年10ヶ月ぶりに再開したシリーズの6冊目。相変わらずプリクラシールをつけたり、推理マニア向けの京都 観光地図が付けられてあったり、別シリーズである《 あかずの扉》研究会シリーズとリンクさせるなどとサ ービス精神旺盛な一冊です。 本編もまったく手を 抜いた作りはしておらず、将棋を題材に作った暗号を 学園と遠く離れた修学旅行先の京都と2箇所でリンクさ せて同時進行させた趣向は楽しいですし、館につくら れた暗号もニヤっとしてしまいます。 登場人物が ひととおり出そろった所で「あぁ、この人が真犯人だ な……」と思って読み進めていってしまう自分にちょ っと嫌気が……まぁ、霧舎さんはそれも含めて新本格 ファン向けに書かれているのでしょうが。 表紙だ けで恥ずかしくて食いついていない新本格マニアの方 がいましたら、もったいないので購入してくだ さい。 ……しかし、これで『アポトーシス館』が 出版されなくなったのが残念…… | ||||
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数年ぶりのKGミステリ白書です。今までのこのシリーズ(4月編~8月編)も大変良かったですが、今回は謎が多くて、さすが『謎X謎』という感じでした。ただ今回は、主人公たちが離れて謎を解くのでラブコメ度は少ないですね。それが少し残念です。そしてこれが一番の謎と思うのが、、、この物語の主役の一人である探偵の男の子に対して6冊も出てるのに、家族の事とか身の回りの事とかが書かれてないという事ですね。(笑) | ||||
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