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ターン
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ターンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 1~20 1/3ページ
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とても読みやすく一気に読んでしまいました。 主人公が前向きで芯のある女性で素敵な人柄です。 だからこそ読み勧めながら応援している自分がいました。大丈夫かな?この先どうなるの?とドキドキしっぱなし。 電話がなったときは主人公になったようにドキッとしました。そしてロマンチックな出会いへ、、。 風景や状況の表現が素晴らしく頭の中でどんどんターンの世界が広がりました。 最後は感動的と安堵で涙ぐみました。 素晴らしい作品でした。 | ||||
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半分くらいまでは結構楽しんで読み進めたが、男が出てきたあたりからだんだん読むのが辛くなってきた。そして会ったこともない主人公に告白...ここでやめようと思ったが、頑張って読み進める。終盤で意味不明な悪人が現れ、勝手にフェードアウト。。最後は少女向けメルヘン恋愛ファンタジーと化して終了。。ページ数は多めだが、無駄で回りくどい描写が多く、だんだんイライラしてくる。主人公も序盤はいいのだが、男と話すようになってから妙に理屈っぽく、クソ真面目で全く魅力を感じなくなる。なんというか、モテない男女が、恋人欲しさに強引に恋愛関係を持とうと必死になっているように見えて見苦しい。設定自体は面白いのに、結局何を伝えたいのか自分には理解出来なかった。 | ||||
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作者がある意図を持ってのことではあるけれど、二人称の語り口が鬱陶しいと感じた前半。おそらくこの前半を乗り切れず本を投げ出す読者も多いに違いない。後半に入るとぐんぐん物語に引き込まれ一気に読める。 主人公に子どもの頃から聞こえていた「声」は結局だれのものか。主人公が心の中で造り出したものか、あるいは泉さんなのか。どう解釈するかは読者次第であり、その解釈次第で味わいが違ってくるだろう。 | ||||
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著者の「時と人」シリーズの第2弾。冒頭から、二人称で小説は始まる。正直言って、ちょっと読みづらい。途中で放り出さずに読み進めることができたのは、著者の筆力のなせる力だろう。 そして、読み進めるにつれて、この二人称表現に意味があったことがわかる。それが、どういう意味なのかは、是非とも本書を読んで欲しい。 小説の面白さとしては、第1弾のスキップの方が、はるかに上であると思うが・・・。 | ||||
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前半、版画や絵などの難しい表現ばかりで、退屈で読むのが苦痛でした。しかし評価が高い作品だったのでこれから面白くなるだろうと期待して。 時間が戻りはじめてからはもう読む手が止まらなくなりました。本当に面白い。 読み終わってから早速、牧瀬里穂さん主演の映画をヤフオクで落札。 見るのが楽しみです。 | ||||
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とても不思議な雰囲気でまったりと続いていく小説。 主人公が、かなりの不思議ちゃんなので、そのあたり合う合わないあるかと思う。 自分にはほんわかしすぎで、合わなかったかもしれない。 読み終えてみると、さわやかな良い作品ではあるが、印象に残る作品ではないかなと思う。 | ||||
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ループものと聞いて、もっと理知的な作品なのかと勝手に想像していたが、つまるところ運命で結ばれた2人の奇跡の愛の物語である 不思議な世界観を持っているなとは思うが、また読みたいとは思わない類の作品だった | ||||
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冒頭から雲を掴むようなフワフワした文体が続く故、肝心の内容が立体的に掴めず非常に読み進めるのに苦労しました。ファンタジーとして楽しむべきなのでしょうが、にしてももう少し読者の心を捉えるツカミが欲しい。 ストーリーは見えないけど文章が面白い作家はいます。村上春樹とか。 文章はともかくストーリーを楽しませてくれる小説もあります、東野圭吾とか。 文章もストーリーも冒頭から惹き込まれる理想的な小説は稀です。個人的には佐藤正午がその両方備えてます。 好みもあるとは思いますが、この作品は自分には合いませんでした。 | ||||
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人生を何度も何度もやり直すという設定の作品は小説にしろ映画にしろ少なくありませんが、本作の設定はなかなかにユニークです。 繰り返すのは同じ1日のみ。 繰り返すその世界には自分以外に誰もいない。 孤島で一人きりだったロビンソークルーソーも日記を書くことで自分を確認し、生きる糧にすることができた。しかし、この世界では書いた日記もすべて消え去ってしまう。一番辛いのはすべてが流れ去ってしまうこと。 ただ、自分の記憶だけは消えないので、好きな本をいくらでも読めるし、好きな音楽もいくらでも聴くことができる。 この機会に語学の勉強をしてもいいし、ギターの練習もし放題だ。 これは憧れの生活ではないか。いつ帰れると分かっているのなら・・・ やりたいことが何でもできる理想の生活も、いつ終わるとわからず続くとなると、何のために生きているのか分からなくなり、次第に無気力になってしまう。 誰も見てくれず誰も言葉をかけてくれない。そして何よりも、どうせはかなく消えてしまうのなら、何も生み出すことはできないのか。 本当にそうなのか。本当に不毛な繰り返しなのか。 そこに希望を見いだすことができれば、生きていくことができる。 本作は、人が希望を見いだすための物語ともいえるでしょう。 | ||||
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面白い本の割にレビューが少ない感じがしました。 同じ毎日、何をやっても同じ時刻に記憶以外は元どおり、自分以外誰もいない世界。 想像するだけで不思議な世界、そしてわたしなら絶望してるでしょうね。笑 | ||||
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この本を読んでから、少し人生が変わった気がする。 自分の好きなことに取り組めば、道は開ける。 | ||||
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今さらながら手にして、膝を打った。 そして、少し、泣きそうな気持ちになった。 ―ターン― 繰り返す、まったく同じ毎日。 人はその「変わらないこと」を、どう生きていくのか… その疑問への回答は、ラスト近くのほんの数行にあったが、ひどく胸にこたえた。 まるで、「変わらない日々を重ねるわたしの疑問」への回答書を読んでいるような気がして、 じっとしておられず、その場で立ったり、座ったりしたくなった。 新刊の刊行から、今では14年も経つのだから、 この14年間にきっと多くの人が本書を手にしたことだろう。 しかし、純文ファンのわたしは本書を知らなかった。 この本も無しに、なんとか青春の虚無をくぐり抜けた自分に、 2014年の秋、精神的なご褒美が差し出されたような気がした。 本書は、日々の虚しさに対峙する、1つの美しい健やかな答えだと思う。 | ||||
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読む人によって、さまざまな問いかけを見つけるのかもしれないが、 わたしに届いたテーマは 『「変わらない日々」を、人はどう生きていくのか。』 その答えはラスト近くの、主人公の心の声を描く数行にあった。 長い物語のなかで、 その箇所だけがバーンッ!と立ち上がって見えるほど、 わたしには鮮烈であった。 マンネリを生きて久しく思える自分に、「ターン」の投与がほどよく効いた。 | ||||
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時ほど『有限』である事を忘れがちな物は他に無いのでは。 今日は昨日の続き、そして気が付けば明日になっていた。 それはいつ目の前から奪い去られてしまってもおかしくない物なのに、そんな事は考えない様にして時間を浪費し続ける。 その気になれば、例え一分間でも出来る事ってたくさんあるというのに…。 主人公はある事故を境に延々と続く同じ1日から抜け出せなくなる。 周りには誰も居らず、自分一人だけ、時の流れから置いてきぼりをくらった様だ。 しかし、ある日かかってきた一本の電話から少しずつ状況が変わっていく。 この主人公が物語の終盤に「こんなに大切なもの(時)を今まで自分はどんな風に扱ってきたのか」と気付かされる所がある。 読み手のこちらもドキッとする。 本当に何て大切なものを粗末に扱っているんだろう。 この延々と続く1日というのは極端なケースの様にみえて、実は私達もそんな毎日を過ごしていないだろうか。 もう何度も読み返しているこの物語で、その度に反省してしまう。 それにしても、『声』の正体はロマンチックの極みだと思う。 終わりも温かで優しい。 読み終わった後に、さあ私も自分の毎日を丁寧に生きていこうと前向きに思える。 良い本に出会えて良かった。 | ||||
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ゆったりとした文章が特徴的で、それでいて独特な表現方法で、 読んだ人同士の感想が被ることなく、 一人ひとり違う感想を述べるのではというほど、 読み手に幅広い想像を持たせてくれる本です。 物語もすごく面白く、時間の大切さがよくわかる。 「昨日」を残してこそ、「明日」がある。 でも、この世界では何も残せない。 ずっと「いま」だけが繰り返される、一人きりの広い世界。 孤独、ですね。考えるだけですごく怖いです。 これからは時間を大切に。 一日を大事に過ごしていこう、と思わせる一作です。 | ||||
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この本も他の北村作品と違わず、読んでいる間に透き通った集中力を与えてくれます。 冒頭部分を乗り越えて「くるりん」が始まった途端、物語が異彩を放ち始め、主人公の生命力に圧倒されます。 ひとりぼっちの世界で暮らす生活のディテイルが描かれることで、主人公が「生きている」手触りをしみるように感じることができました。 不思議な電話に始まり、突如現れる悪意によって深まる愛の物語は、生活感あふれる描写があるからこそ、感動を増幅させてくれるものだと思います。 ショッキングな描写はないのに、はっと目が覚めるような心地よい刺激に満ちあふれた作品。 | ||||
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毎日同じことの繰り返し。 主人公は、この悪循環から抜け出せなければ 死んでいた。 悪循環のまま日々を過ごしていると、 死、とまではいかなくても、 取り返しのつかないことになりうる。 そのことを教えてくれた奥の深い小説。 | ||||
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爽やかに、透明感あふれる読書、という 素敵な経験が出来ました。 主人公達の背負わされるのは、想像を超えた厳しい状況なのに、 なんと透明感溢れる世界となっているでしょう。 ストーリーの面白さはもちろんの事、 どんどん物語の世界と一体化し、 不思議で譬えようもない爽やかさに包まれる気配。 何時出会っても、醸し出される透明感に 包み込まれる幸せをぜひこの本で。 | ||||
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時間の輪に閉じ込められた主人公 真希。彼女はとてもいいひとだ。時を繰り返すこと=”くるりん”が始まったとき、最初に心配したのは生ごみの始末だった。彼女の他、誰もいない世界で、金を払って、買い物をしたりする。このいいいとワールドがとても違和感があった。普通であれば狂気の世界へまっしぐらというところだろう。 が、読みすすめていくうちに、このゆったり感がここち良くなってくる。彼女の 「・・・愛情というのは・・・嬉しく楽しく自分を捨てられる魔法だと思います。・・・どれだけ大きなものを捨てられるかが愛の証しだとは限らない。」 「自分以外の何を、どのように愛するのか、・・・それを知るからこそ、相手を愛せるのでしょう?」 という意思表明あたりでは、ちょっとした感動さえ与える(これだけ抜きだすと恥ずかしのだが)。 彼女以外もいいひとばかりなのだが、このため、ラスト近くにあわられる突然の悪意に慄然としてしまう。これは、ハラハラドキドキにはとても効果的と思う。 ただ、私は、SFミステリを期待して読んでしまったので、物足りなさは残ってしまった。 | ||||
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ミステリーだと思って購入したのですが、純文学の小説でした。 内容は興味深かったのですが、ミステリーだと思っていたので矛盾を残した終わり方には納得できませんでした。あとテンポも遅く、もう少しメリハリがほしかったです。 発想は良かったのですが、もう少し深みを持たせられたはずです。無駄な描写を省いて逸話などを挟めばよかったのではないでしょうか。 ミステリーと思って読んでいたので評価は星3つとさせていただきます。純文学が好きな方はどうぞ。 | ||||
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