■スポンサードリンク
空白の叫び
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
空白の叫びの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「黒いボール」、「瘴気」ってフレーズが一体何回出てくるんだろう。 ダラダラダラダラと三人の少年達の鬱憤についての描写が続き、読むのが本当にしんどかった。 意地になって読み進めたが、時間の無駄だったかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
貫井徳郎は愚行録が面白かったので、慟哭、崩れる、症候群三部作も読みましたが、この空白の叫び上・中・下で打ち止めにします。最初に貫井氏を知ったきっかけの「愚行録」は、話の運びや人物描写が丁寧で、尚且つこの人の一番の(それでいて作家としてはかなり致命的な)短所だと思う、「文章の洗練されてなさや語彙の不自然な重複」があまり目立ってなかったのですが。 どれだけ粗筋が魅力的でテーマや着眼点が良かったとしても、小説である以上は、一般人が違和感(ってレベルじゃないですけど)を感じたり引っかかってしまうような文章は、作家さん本人や編集者のチェック段階でどうにかした方がいいのではと失礼ながら思います。 ストーリー自体がひどすぎるわけではないので☆2です。人物描写も、せっかく個々のキャラが立った全く違うタイプの三人の少年を登場させているのに、その少年の描写等で使う、特定のいくつかの単語がしつこく重複する為かなり不自然です。(しかも日常生活で頻繁に使うような言い回しや単純な単語ではないので余計に悪目立ちします) まあ、貫井徳郎さんが、「~せざるを得ない」「淡く笑う」「愚鈍」「瘴気」「韜晦」などなどが大好きということはよく分かりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
またまた犯人が逃げおおせるラスト。あり得ません。警察は共犯者を全て捕まえるでしょう。不快な読後感でした。この作家の作品は重苦しいですね。しんどかったです。どう考えても犯人共は全員捕まるでしょう。リアリティのの無い人間をえんえんと描いて無駄に長くてこのラストかと思いました。それにしても罪悪感の無くひどい暴力をふるったり、陰謀をめぐらしたり、人の家の中を盗聴・盗撮したりする不快で卑しい登場人物が多い作家さんですね。それに加えて悪い奴が捕まらないので、この人の作品は毎回不快すぎる読後感ですね。さすがに毎回だとまたかとうんざりしてきました。社会派すぎるのも度が過ぎるとうんざりしてきます。いずれにせよこの人の作品はもうたくさんお腹一杯といったところです。たぶんもうあまり読まないでしょう。それに人間の描き方がある意味浅い気がします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
14歳の少年3人がなぜ人を殺したのか。その経緯が書かれているが必然性が感じられない。まず頭が良くて金持ちの葛城は殺したいほど英之を憎んでいるなら、どうして父親に頼んでマンションでも借りてそいつから離れなかったのか?結局少年院から出てそうするのだから、最初からそうしていれば事件は防げた。頭がいいのに、そんな簡単なことも思いつかないのか?視野が狭くて全然頭がいいようにはみえない。 工藤にしても女教師に魅入られて危険だと感じた時点で転校すればよかった。絶対に関係を断ち切れないと悩むほどの問題ではない。この二人は家族のことで悩んでいるわけではないので、どうにでもなる。またどうにかできる環境にいる。 最後に神山に関しては母親が叔母に対して詐欺を働いたのだから裁判を起こして金を取り返すことはできなかったのか?叔母は自殺未遂までしたのだから、民事で慰謝料をとることもできたのでは? その前に遺言があって遺産がほぼ全て叔母に渡っていても、遺留分減殺請求で法定相続分の1/2の遺留分が認められているはずなので母親はそれなりの金額を手にできたはず。恐らく無知な母親が知らなかっただけ。 叔母の自殺未遂でぼくが逆上していたということなのだろうが、叔母のためというなら叔母が母親をどうしたいと思っているのか聞いてからどうするか決めればよかったのでは?こいつが犯行に及んだのは自分のためであり、独りよがりで幼い。 この叔母さんが死んでしまって、お金も全てとられていれば逆上してもおかしくはないかなと思うが、大惨事にはなっていないので、この程度で実の母親を殺すだろうかと逡巡してしまう。 私のように親・兄弟を含む世界中の人間が敵で、自宅で親に拉致されたり、自宅を取り囲まれ軟禁状態で蚊帳の外におかれて裁判すら起こすこともできない状況にいるわけではないので、いくらでも解決策がある。 全ての動機について必然性があるとは思えない。リアリティに欠ける。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
貫井作品は好きなので、ほとんど読んでます。 本屋で新作を見つけたので、上下巻をまとめて購入しましたが、上巻を読んで下巻を 買ったことをちょっと後悔しています。 女性として、少年達の生々しい性描写を読んでいると嫌悪感がありますし、 少年院でのいじめや性描写も救いがなく、無駄に長い気がして、 毎日仕事帰りに頁を開くことが、本を読む「楽しみ」ではなく「義務」のような 気さえします。 まだまだ救いのない日々が続くのかと思うと、下巻を読む気がしません。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!