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プラハからの道化たち
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プラハからの道化たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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プラハの春が1968年、書籍体の発刊が1983年ということですから、作品としては十数年前の出来事を取り扱っていることになります。ミステリーとしては少し雑かな、という所もあり面白さはそこそこです。つまらない作品ではないと思いました。私は生まれてもいない時代ですが、冷戦時代は少し分かる年代ですので、当時の雰囲気や空気感を知ることができるのはわずかな懐かしさを感じながら興味を持って読むことができました。謎やトリックを楽しむ作品ではないと思います。 現在の私たちは東西冷戦が終結、チェコスロバキアが自由化しチェコとスロバキアに分かれた、ということまで知っていますが、1980年代前半であればまたこの作品の受け止め方がかなり違ったことでしょう。そういった観点ではこの作品で語られる「道化の犠牲」もむしろ現在の視点でのほうが価値のある犠牲と感じられるのが少々皮肉ですが興味深いところです。 | ||||
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最後の章のラスボスたちの説明的な文章が真実なのかは知らないが、結局、ダブルスパイにトリプルスパイを重ねてインテリジェンスの世界が世界の闇を支配しているという事だろう。 ディープステイト、あるいは、もっと包括的なネットワークが存在するのだろう。 だからこそ、北方領土は帰ってこないし、佐藤優みたいに真面目にやりすぎた現場の外交官は牢屋に入れられたわけだ。 そして、外国の支配を理由に使って国内を弾圧するのは、まるで、どこかの島国のようだ。 結局、地続きか否かは、繋がり方の差異であって、人間に違いはない。 この本はチェコのプラハというプラグを使った物語だが、そこに日本人が出入りできることも含めて、様々な政治の思惑が入り込んでいるのだろう。 戦前の実質的な意味合いも含めて東西の鉄のカーテンは50年ほど敷かれていたわけだが、むしろ、階級間闘争のカーテンはもっと堅く厚かったという事だろう。 | ||||
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Very nice | ||||
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