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プリズム
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プリズムの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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「毒入りチョコレート殺人事件」の解説で本書の存在を知り購入。気になったのは、小学校なのに「児童」ではなく「生徒」という語句を使っていること。 | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります いわゆる多重解決もののミステリですが,推理をする人ごとに章が分けられており, そのタイトルも,『○○の□□』→『□□の△△』…と,一つ前の章から引き継がれ, さらに推理をする人たちも,とある条件によって繋がる仕掛けがまずは気になるところ. 一方,それらの仕掛けは楽しめたものの,結局,真相が明らかにされることはなく, 多重解決にありがちな粗い推理やまとめなど,全体的な評価は割れるかもしれません. とはいえ,誰もが被害者に複雑な心境を抱え,それが推理への執着になっているなど, 犯人側ではない動機を押し出した構成は面白く,確かに曖昧なままで終わりはしますが, もしや?と思わされる部分もいくつかあり,これはこれで悪くなかったように思いました. | ||||
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一つの殺人事件を巡り、4つの視点から事件の真相を巡る推理が展開される。 視点が変わるたびに少しずつ新たな事実が出てくる展開もうまいし、4人の事件の関わり方や、関係者の人間関係が浮き彫りにされる過程も面白い。 それだけにラストに期待したのだが… 逃げたような終わり方が残念すぎる | ||||
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ライトノベルとして読むのにはちょうどいいのかもしれませんが、 私としては軽い、と思いました。さっと読める分、読後感も希薄です。 | ||||
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※ネタバレ含みます あとがきに書かれていますが、犯人は誰なのかに焦点を置かず推理の過程を楽しむ小説を目指した作品との事。 若くて美人の小学校教師ミツコが自宅で亡くなっているのが発見された。殺人とも事故とも取れる状況で真相や如何に?第一章はミツコの教え子の視点からの推理。そこで一番怪しいとされたのはミツコの同僚の女性教師だった。 第二章では先の章で怪しいとされた同僚教師の視点で描かれている。最終的に犯人だと思われたのはミツコの元彼の医者だった。 その元彼視点による第三章ではミツコの学校の父兄である不倫相手Kが怪しいとみえる。 最後の章、Kによる推理によって導き出されたのはなんと最初の章の視点でもあるミツコの教え子という衝撃の提示。なんと推理が巡り巡って一周してしまった!そして各章によって受けるミツコの印象が多様、まさにプリズム!この構成はたまらなく面白いんだけど…読者は置いてけぼりだよ!読者が知りたいのはあくまで真相、結論であって過程ではないんだけどなぁ〜。小説を書く立場の人間からしたら評価される試みなんだろうけど、読む方はどうにもスッキリしない。映像化されたら(されてるのかな?)案外ハマるかも。作中で十通りの仮説提示があったみたいだけど、個人的には作中に真相はなかったんではないかと思う。むしろ作者もそこら辺は決めないで書いたんじゃなかろうか?なーんて、あれこれ考えてる時点でやっぱり作者の意図するところにハマってる(笑) | ||||
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推理小説好きで、本著も読みやすいなあと面白く読んでいったのですが、最後はミステリー好きには納得いきません。アガサとか好きな人には、お勧めしません。 | ||||
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小学校の美貌の女教師 山浦美津子が、自宅で殺される。 小宮山真司が、山浦先生の不意の休校に疑問を持つ。 山名という女性とが、中心になって、「何でだろう」と始まる。 睡眠薬入りのチョコレートを送ったのが、南条先生。 生徒の視点から、次は、同僚の桜井先生にバトンタッチされる。 昔、南条先生の彼女であった。南条先生のそこの浅さに辟易とする。 山浦先生には、杏子というウリ二つの妹がいた。 杏子は、佐倉という医師とつきあっている。 そして、山浦先生とつきあっていた、井筒という医者が存在する。 父兄のKというイニシャルのヒトとつきあっていた。 「生徒」「同僚」「昔恋人」「不倫の相手」という4人の視点から、 山浦先生をみて、そして、推理を加えていく、 ちょっと、出だしがねえという感じで始まったが、 ラストは、かなり引きつけることになる。 犯人は、誰か? 明らかにしていく。 そこに浮かび上がるのは、犯人は、いったいだれ? 「推理」というテーマは、おもしろいね。 井筒、小宮山は、二人とも医者である。 なぜ医者でなくてはいけないのか? そして、その中にある人間としての反省の仕方。 美津子に誘われたことを、いかに合理化するのか? 子供と一緒に遊ぶ。 「美人である」ことで、自分本位のママに生活してしまう。 | ||||
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ひとつの事件について、次々と関係者が推理していく形式。推理の過程を重視し、結論はあまり問題ではないというもの。 評価は結構いいようだが、大衆受けする内容ではないと思う。他の作品も読んでみようと思わせるようなものではない。著者の「慟哭」は良かったと思うが。 | ||||
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※ 真相に触れているレビューです ※ 小学校の女性教師の不審死を巡り、彼女の生徒や同僚、元恋人、不倫相手が、その真相を知るために推理を展開していくという内容。 タイトルが示すように、見る者の考えや立場によって真実は様々に姿を変えるという事が本書のテーマなのだろう。そのため事件の真相については最後まで読んでも何が本当の事なのかは分からないまま。 この手のアプローチは他にも類似した作品がいくつもあるため、ある程度ミステリーを読んでいる人にとっては、正直、新鮮さや意外性は薄い。 ラストの推理も序盤から繋がるような循環構造になっているものの、実際は序盤の生徒の推理が主観で展開されている地点でラストの推理も真相ではなくなるので(各章で主役となる登場人物の独白を含め、彼らが嘘を付いていない限り)、「ひょっとしたら…」という曖昧さによる後味の悪さや驚きを齎すものになっていないのが最大の難点かと。 | ||||
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最初から読んでいて、登場人物それぞれが推理する内容に「なるほどなるほど」と 納得してたのに章が次に移るたびにその推理が覆される感覚がたまらない(いい意味)。 この小説を未読の人に「犯人が誰かわかったらすごいよ!」といって貸してあげると面白いかも。 | ||||
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若い女性教師の死を、生徒→同僚→友人→保護者のどれぞれの立場の人達が犯人が誰かを探ります。 最後の推理?が事実みたいですね。 個人的には、はっきりきっぱり「これが事実」っていう方が好きなので、ちょっと消化不良でした。 内容は、面白いんですよね。 | ||||
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小学校の美人教師が、他殺と思える状況で変死。教え子、同僚教師、元恋人、不倫相手と、彼女の周囲にいた人物たちが、「真相」を推理していく趣向のミステリー。一見、合理的と思えた推理が次々に崩壊し、被害者の新たな一面が明らかになるにつれて、事件の様相も変化していく。 最終的な推理を読者に委ねてしまうという、面白い趣向のミステリーだと思うし、それなりによくできている部分も多いのだが、結果的にはあまり成功していないように思う。 理由はいろいろあるが、最後に登場する不倫相手の推理に無理がある(衝撃的な結論に至っている割にはあまりに根拠が弱い)ことと、四者四様の推理を展開する語り手自身が犯人だという可能性も否定できないことだろう。 語り手が犯人かもしれない、というのは作者として想定内とも言えるだろうが、もしそうなら、語り手は「自分以外の容疑者を探すフリ」をしていることになり、彼らは何のために推理しているのかわからなくなる(自分への疑いを逸らすためではないのは明らか)。そのあたり、作者自身が「推理ゲーム」の幅を狭めているような気がするんだけどね…。 | ||||
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小学校の女教師が死んだ。 切られた窓ガラス、睡眠薬入りのチョコレート、他殺と事故の両方で捜査はすすむ。 警察以外にも事の真相にたどり着こうとする人々。 各自が真犯人と目星をつけたものが次の語り手となり、死んだ女教師が様々な色の光を放つプリズムのような多面が見えてくる。 心理描写は見事な作品である。しかし出口の見えない暗い藪の中に置き去りにされてしまったような小説であった。 | ||||
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真相が知りたいと、読み進めていた僕にとっては消化不良。 内容自体は面白くさらさら読めるが、最後は「だから結局どうなんだよ!」と裏切られた感じさえする。 | ||||
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さまざまな人間の証言から浮かび上がってくるのは、殺された山浦美津子の さまざまな姿。一人の人間に対する印象は、証言者が違うとさまざまに変化する。 それはまさにプリズムのようだった。だが、証言者が証言すればするほど 被害者の真の姿も、事件の真相も霞んでいく。そして、霞んでいけばいくほど 読み手はラストを期待するのだが、真相もまさにプリズムそのものだ。 それを是とするか非とするかは読み手しだい。ちょっと異色のミステリーだった。 | ||||
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貫井徳郎は嫌いではありません。 ちょっとやさしさや救いが感じられない作家ではあるけれど。 でもこれはどうかなあ。 これありなんだったら。 | ||||
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小学校の女性教師の殺害事件を切っ掛けとして、四人の主人公がそれぞれ独自に事件を調査・推理して行きます。四人がそれぞれ自分の視点・器量の範囲内で推理しいる点は「うまい」と思いました。しかし、この様に狙って作られた本の良し悪しは、ラストをどう閉めるかで決まると思います。個人的にはイマイチでしたがあの結末に納得できるのなら、全体的になかなかの良作と感じられるかもしれません。 | ||||
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最後・結末はどうなるの?です。個人的に作者の「苦悩」が感じられました。「慟哭」を読まれた方は、最後の「びっくり箱」を開けたときのような感動?を作者に期待してしまいます。登場人物の設定・人物達への表現は面白いです。でも、私は「びっくり箱」を開けられなかった感じで読み終えました。みなさんはどうかな? | ||||
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こってこての推理小説です。いつもながらサクサク読めて楽しめる。が、このヒトの作品は、アノ慟哭に代表される締め付けられるような緊迫感、「次はどうなる?次は」と展開していく作品のほうがこういう静的な作品より面白い気がします。慟哭のちょっと後にでた「天使の屍」とか。 | ||||
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貫井作品初読です。意外な結末ではありましたが、最後まで読んでから改めて最初に戻ると、それなりに伏線が張られていて、なるほどと納得することもできました。気楽に読むミステリーとしてはこれでも良いと思います。しかし、一点敢えて言いたい。「どうせ電子ファイルを改竄するなら、日付ではなくてイニシャルを変更するべきだろう!」。次はやはり「慟哭」を読もう。 | ||||
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