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プリズム
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プリズムの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全74件 1~20 1/4ページ
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読みやすく、かつワクワクさせてくれる上質のミステリ | ||||
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「毒入りチョコレート殺人事件」の解説で本書の存在を知り購入。気になったのは、小学校なのに「児童」ではなく「生徒」という語句を使っていること。 | ||||
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各章で被害者の様々な面が出てくるのは面白いけれど、続編があるか最後の章印刷するの忘れたの?というのが1番の感想。 恐らく何人もの人がページをめくった時に「え…?解説?終わり…?」となったであろう。 ミステリーとして読むなら絶対消化不良になるので読まない方がいい。 | ||||
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※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります いわゆる多重解決もののミステリですが,推理をする人ごとに章が分けられており, そのタイトルも,『○○の□□』→『□□の△△』…と,一つ前の章から引き継がれ, さらに推理をする人たちも,とある条件によって繋がる仕掛けがまずは気になるところ. 一方,それらの仕掛けは楽しめたものの,結局,真相が明らかにされることはなく, 多重解決にありがちな粗い推理やまとめなど,全体的な評価は割れるかもしれません. とはいえ,誰もが被害者に複雑な心境を抱え,それが推理への執着になっているなど, 犯人側ではない動機を押し出した構成は面白く,確かに曖昧なままで終わりはしますが, もしや?と思わされる部分もいくつかあり,これはこれで悪くなかったように思いました. | ||||
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一つの殺人事件を巡り、4つの視点から事件の真相を巡る推理が展開される。 視点が変わるたびに少しずつ新たな事実が出てくる展開もうまいし、4人の事件の関わり方や、関係者の人間関係が浮き彫りにされる過程も面白い。 それだけにラストに期待したのだが… 逃げたような終わり方が残念すぎる | ||||
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『プリズム』(貫井徳郎著、創元推理文庫)には、3度も驚かされました。 1番目は、生徒たちに人気のある若く美人の小学校の女性教師がアンティーク時計で殴殺された事件について、「Scene1 虚飾の仮面」では被害者が受け持っていた5年生の男子生徒が、「Scene2 仮面の裏側」では被害者の同僚女性教師が、「Scene3 裏側の感情」では被害者の元恋人の眼科医が、「Scene4 感情の虚飾」では被害者の不倫相手の外科医が、不審な死の真相を追う探偵役を務めるという形式のユニークさ。 2番目は、Sceneが進むにつれて、被害者の女性教師の思いもかけない実態が次々と明らかにされていくというストーリー展開の巧みさ。 3番目は、Scene1、2、3で展開された推理が、Scene4に至って悉く覆され、意外な犯人が浮かび上がってくるというミステリとしての完成度の高さ。 このような極上の作品を捻り出す貫井徳郎という稀有の推理作家を、これまで知らずに過ごしてきたとは、何という迂闊者なのだと反省頻りの私。 | ||||
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リドルは嫌い。 好きな人はいるだろう。 嫌いな人もいるだろう。 だから、買う前にリドルだと言っておいてくれたら買わなかった。 | ||||
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この作品は、4人の人物達が自分なりに犯人探しをし、推理し、それぞれに犯人を勝手な自己満足で犯人だと決めていくのです。ネタバレしてはいけないので詳細は記載しませんが、被害者である人物をそれぞれの立場から観ている事で、ハッキリとした被害者の性格が、独善的である事でキャラが分かりにくいです。よって、殺害動機もまた、犯人もそれぞれが勝手に納得してしまうつくりになっている。これをミステリーというジャンルにして良いのか?ラストまで読んでみて、ハッキリ分かるのは、被害者を思うとちょっと誰からも本当の意味では愛されてなかったのかな?人間って独善的な生き物だなと思えてならない。 | ||||
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ライトノベルとして読むのにはちょうどいいのかもしれませんが、 私としては軽い、と思いました。さっと読める分、読後感も希薄です。 | ||||
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※ネタバレ含みます あとがきに書かれていますが、犯人は誰なのかに焦点を置かず推理の過程を楽しむ小説を目指した作品との事。 若くて美人の小学校教師ミツコが自宅で亡くなっているのが発見された。殺人とも事故とも取れる状況で真相や如何に?第一章はミツコの教え子の視点からの推理。そこで一番怪しいとされたのはミツコの同僚の女性教師だった。 第二章では先の章で怪しいとされた同僚教師の視点で描かれている。最終的に犯人だと思われたのはミツコの元彼の医者だった。 その元彼視点による第三章ではミツコの学校の父兄である不倫相手Kが怪しいとみえる。 最後の章、Kによる推理によって導き出されたのはなんと最初の章の視点でもあるミツコの教え子という衝撃の提示。なんと推理が巡り巡って一周してしまった!そして各章によって受けるミツコの印象が多様、まさにプリズム!この構成はたまらなく面白いんだけど…読者は置いてけぼりだよ!読者が知りたいのはあくまで真相、結論であって過程ではないんだけどなぁ〜。小説を書く立場の人間からしたら評価される試みなんだろうけど、読む方はどうにもスッキリしない。映像化されたら(されてるのかな?)案外ハマるかも。作中で十通りの仮説提示があったみたいだけど、個人的には作中に真相はなかったんではないかと思う。むしろ作者もそこら辺は決めないで書いたんじゃなかろうか?なーんて、あれこれ考えてる時点でやっぱり作者の意図するところにハマってる(笑) | ||||
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推理小説好きで、本著も読みやすいなあと面白く読んでいったのですが、最後はミステリー好きには納得いきません。アガサとか好きな人には、お勧めしません。 | ||||
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小学校の美貌の女教師 山浦美津子が、自宅で殺される。 小宮山真司が、山浦先生の不意の休校に疑問を持つ。 山名という女性とが、中心になって、「何でだろう」と始まる。 睡眠薬入りのチョコレートを送ったのが、南条先生。 生徒の視点から、次は、同僚の桜井先生にバトンタッチされる。 昔、南条先生の彼女であった。南条先生のそこの浅さに辟易とする。 山浦先生には、杏子というウリ二つの妹がいた。 杏子は、佐倉という医師とつきあっている。 そして、山浦先生とつきあっていた、井筒という医者が存在する。 父兄のKというイニシャルのヒトとつきあっていた。 「生徒」「同僚」「昔恋人」「不倫の相手」という4人の視点から、 山浦先生をみて、そして、推理を加えていく、 ちょっと、出だしがねえという感じで始まったが、 ラストは、かなり引きつけることになる。 犯人は、誰か? 明らかにしていく。 そこに浮かび上がるのは、犯人は、いったいだれ? 「推理」というテーマは、おもしろいね。 井筒、小宮山は、二人とも医者である。 なぜ医者でなくてはいけないのか? そして、その中にある人間としての反省の仕方。 美津子に誘われたことを、いかに合理化するのか? 子供と一緒に遊ぶ。 「美人である」ことで、自分本位のママに生活してしまう。 | ||||
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結末がすっきりしない、と書かれている方が多いようですが、正直自分にはそんなレベルではなかった。 文章からして突っ込みどころ満載。 あまり言いたくはないが、ライトノベル作家が頑張って小説を書きましたというレベル。 この方の本を3冊読みましたが、最近のものまで全てこの調子。ここまでひどいのは、「小説」では初めて。 そして内容についても、突っ込みどころ満載。 結末がどうとか、トリックがどうとかいう以前の問題。もはやどこから突っ込めばよいやらわからない。登場人物全員ボンクラなのか。 以下ネタバレになりますのでご注意ください。 まず冒頭、「山浦先生の事を、ぼくたちはひそかにミツコ先生と呼んでいる」→密かに呼ぶ必要がどこに?堂々と呼んだって怒られたり嫌がられたりするとは思えないが?まあこの程度は序の口です。内容にも関係はない。 次に、「南条がバレンタインのお返しにホワイトデイにチョコレートを贈った」→そんな人間日本にいるか?本人に希望されたのならわかるが、そういうわけでもない。しかも、なぜ誰もそこを疑問に思わない?なぜ誰も突っ込まない? 更に、「南条が山浦先生を強姦するため、睡眠薬入りのチョコレートを宅配便で送った」→強姦目的で、睡眠薬入りのチョコを宅配で?本人がいつ食べるかもわからないのに?昼間食べる方が確率高いだろ?どう考えても成功する方が奇跡では?そしてやはりその事を誰も突っ込まない。 もうひとつ、「チョコレートは高級ブランドの詰め合わせのもので、睡眠薬が仕込まれていた」→どうやって仕込んだの?ボンボン的なやつなの?だとしても、1錠分も注射器で仕込めたりするだろうか?相当難しくない?無理じゃない? 最後に、「クローゼットの上に置いてあったアンティーク時計が落ちてきた」→そんなところに、時計なんて置くやついるか?アンティーク時計だよ?いらない時計だったの?チェストとクローゼット間違ってない?そしてやはり誰も突っ込まない。 これだけ疑問点、矛盾点が満載なので、結末がすっきりしなくて当然だろう。 おまけとしては、登場シーンもさほどなく、全然重要人物でもない刑事がやたらイケメン設定だったり、その設定本当にいる?という突っ込みまで生まれます。 テーマに関してはなるほどと思う部分もあったが、ミステリー部分とこの文章でほぼ台無し。 一般小説を読みたい方には、正直お勧めしない。 少なくとも小説を読み慣れている方は、定価での購入はやめておいた方がよいでしょう。 ついでに、この作家さんは強姦と不倫が大好きなようだ。3作読んで全てにいずれか、もしくは両方が入っていた。 | ||||
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この著者の文体は非常に読みやすく、誰が犯人なの?とワクワクしながら読破。え?で、また始めに戻る。 まさかのループ構成でした。輪っか、円環、輪廻転生、地球の循環システムを見てるような、ちょっと哲学的な、不思議な推理小説でした。 さぁ、誰が犯人か当ててみてください。 | ||||
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最後の終わり方が、がっかり。こんな手法もあるのかもしれないが、最後の数ページで大どんでん返しを期待して読み進んでいただけに「なんじゃこれは?って感じです」ワクワクしながら読んでた時間返して欲しい。 | ||||
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小学校の女性教師の死を巡って、その教え子、同僚の女性教師、元恋人、教え子の父親の4人の視点で繰り広げられる調査と多重推理、疑惑の数珠つなぎ。 各人の推理の課程をたどっていくのが楽しい作品だ。 その構成の妙と、それを可能にした被害者を取り巻く人間関係構築の妙が目を引く。 周囲の男性を手玉に取り、同僚女性教師には負い目を感じさせる、悪魔のような無邪気さを持つ被害者の性格設定が光っている。 | ||||
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ひとつの事件について、次々と関係者が推理していく形式。推理の過程を重視し、結論はあまり問題ではないというもの。 評価は結構いいようだが、大衆受けする内容ではないと思う。他の作品も読んでみようと思わせるようなものではない。著者の「慟哭」は良かったと思うが。 | ||||
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※ 真相に触れているレビューです ※ 小学校の女性教師の不審死を巡り、彼女の生徒や同僚、元恋人、不倫相手が、その真相を知るために推理を展開していくという内容。 タイトルが示すように、見る者の考えや立場によって真実は様々に姿を変えるという事が本書のテーマなのだろう。そのため事件の真相については最後まで読んでも何が本当の事なのかは分からないまま。 この手のアプローチは他にも類似した作品がいくつもあるため、ある程度ミステリーを読んでいる人にとっては、正直、新鮮さや意外性は薄い。 ラストの推理も序盤から繋がるような循環構造になっているものの、実際は序盤の生徒の推理が主観で展開されている地点でラストの推理も真相ではなくなるので(各章で主役となる登場人物の独白を含め、彼らが嘘を付いていない限り)、「ひょっとしたら…」という曖昧さによる後味の悪さや驚きを齎すものになっていないのが最大の難点かと。 | ||||
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貫井氏の作品としては読んだ後も重くならない比較的ライトなミステリー。 ボリュームの氏の長編としてはかなりコンパクトながら、一つの殺人事件の真相を巡ってリレー式に次々と推理が導かれては否定が最後まで続く本当の推理小説である。 各章一人称語りで指摘した犯人が次の章では語り側に回り、最後でそれらが一巡するので結局最後まではっきりした真相が明かされないが、二転三転するストーリーが非常に面白く最後まで一気に読ませてくれる。 | ||||
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最初から読んでいて、登場人物それぞれが推理する内容に「なるほどなるほど」と 納得してたのに章が次に移るたびにその推理が覆される感覚がたまらない(いい意味)。 この小説を未読の人に「犯人が誰かわかったらすごいよ!」といって貸してあげると面白いかも。 | ||||
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