プリズム

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評判

プリズムの評価:

3.52/5点 レビュー 75件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.52pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全155件 101〜120 6/8ページ
No.55
(4pt)

1つの事実の多面性に対する驚きと少しの残念

1つの事実も他者から見ると別の要素が見えてくるということが驚きでした(黒澤映画「羅生門」もそうでした)。一人の女性が、子供の気持ちがわかるよき教師であり、煙たい同僚であり、わがままな女でもあるという様々な面がわかってくるにつれ、いよいよ犯人は誰かという点に興味が高まってきていました。しかし、この結末では、ちょっと中途半端な点は否めません。いろいろな可能性があるものの、結局、事実は闇の中というのではミステリとしては未完成という気がしてならないからです。これほどハラハラして読んでいたのに、ちょっと残念なので星4つ。
プリズム Amazon書評・レビュー: プリズムより
440853367X
No.54
(4pt)

まるでプリズムのように

この作品のスポットはずばり、被害者です。つまり殺された?(事故、自殺の可能性も有り)女教師ですね。生徒、同僚、元彼、今彼、妹などなど、いろいろな人物が、彼女の死について考え、彼女の人物像を思い描く・・・・この作品は人間の多面性を描いたものであると思われます。見る人によって、見る角度によって、人間とは違って見えるものです。そう、まるでプリズムのように.........
プリズム Amazon書評・レビュー: プリズムより
440853367X
No.53
(3pt)

読者次第です

小学校の女性教師の殺害事件を切っ掛けとして、四人の主人公がそれぞれ独自に事件を調査・推理して行きます。四人がそれぞれ自分の視点・器量の範囲内で推理しいる点は「うまい」と思いました。しかし、この様に狙って作られた本の良し悪しは、ラストをどう閉めるかで決まると思います。個人的にはイマイチでしたがあの結末に納得できるのなら、全体的になかなかの良作と感じられるかもしれません。
プリズム Amazon書評・レビュー: プリズムより
440853367X
No.52
(4pt)

視点が違えば推理も異なる

被害者と接点がある人々が独自の視点から、断片的な情報を持って推理を展開していきます。日常的な人間関係は断片的な情報から成り立っていて、その情報は受け手によって違っている。日々の生活でもいろいろな人が自分のことを見ていて、いろいろな推理をし、いろいろな感想を持っているのだろうな。
プリズム Amazon書評・レビュー: プリズムより
440853367X
No.51
(4pt)

主観の危うさ

女性教師が殺された事件の真相をめぐって、教え子の少年、同僚の教師、元恋人、不倫をしていた保護者の4人が自らの視点から調査を進め、そして、それぞれ独自の結論に達して行く。一貫した主人公が、一貫した視点で謎を解いていくミステリとは違って、各々の主観的な視点であるために自ずと矛盾が生じ、一人の主人公の出した結論が別の主人公の視点になるとアッサリと崩れ去るところが極めて面白い。人間の多面性、そして、主観というものの危うさについても考えさせられる。ただし、4人の主人公がそれぞれ結論を出しているが、論理的な「正解」は示されていないので、多少、後読感が良くない人もいると思う。
プリズム Amazon書評・レビュー: プリズムより
440853367X
No.50
(2pt)

結末は読者次第?

小学校の女性教師が殺された、事故の可能性もある事件が、4人の視点から描かれている。4人はそれぞれに推理をめぐらし、自分なりの結論を得る。しかし、4人の推理も結論も知っている読者である私にとって、納得できる結末だったかというと、否である。かなり強く犯人が示唆されているともとれるのだが、どうもしっくり来ない。結果よりも過程を楽しむべき作品だと思うが、その過程の部分で、客観的事実がぼかされていたり、当事者達の人間ドラマが展開されていないため、私としては、高い評価を与えることの出来ない作品である。
プリズム Amazon書評・レビュー: プリズムより
440853367X
No.49
(2pt)

イマイチ、、

ミステリーものは、読んだ後の開放感が大事だと思う、けれど、これは、イマイチ、、すっきりしないのだ、、作者が何を言いたいのかも、わからない。
プリズム Amazon書評・レビュー: プリズムより
440853367X
No.48
(4pt)

貫井流。。。

読んだことがある人ならすぐわかるが、本作品はバークレーの「チョコレート殺人事件」を骨子とし描かれた作品である。但し、古典的名作の手法を十分消化しある意味新鮮さを感じさせてくれる所は並々ならぬ力量と思う。精緻な文章力がよりリアルさを増してくれる。貫井氏の本格推理物の代表作となろう。
プリズム Amazon書評・レビュー: プリズムより
440853367X
No.47
(5pt)

次々と各々の推理を組み立てては壊れていく面白さ。

◎「プリズム」○「慟哭」、「転生」△「誘拐症候群」×「天使の屍」、「神の二つの貌」自分的には番付はこんな感じです。プリズムがナンバー1。とにかく面白かった。これだからこの作家を追いかけてしまう。
プリズム Amazon書評・レビュー: プリズムより
440853367X
No.46
(4pt)

「真実」の遠さ。

このような結末は賛否両論・毀誉褒貶だろう。しかしながら「貫井ワールド」を楽しめるという点では一級品であること、また「真実というものが如何に遠いか」「物事というものは、こんなに多面的なのか」ということを再認識できるという意味では、まさに「プリズム」のタイトルに恥じない作品だろう。
プリズム Amazon書評・レビュー: プリズムより
440853367X
No.45
(3pt)

読みやすいよ。でも・・・

最後・結末はどうなるの?です。個人的に作者の「苦悩」が感じられました。「慟哭」を読まれた方は、最後の「びっくり箱」を開けたときのような感動?を作者に期待してしまいます。登場人物の設定・人物達への表現は面白いです。でも、私は「びっくり箱」を開けられなかった感じで読み終えました。みなさんはどうかな?
プリズム Amazon書評・レビュー: プリズムより
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No.44
(3pt)

やはり楽しめますが、スリリング慟哭路線のほうが僕は好きです。

こってこての推理小説です。いつもながらサクサク読めて楽しめる。が、このヒトの作品は、アノ慟哭に代表される締め付けられるような緊迫感、「次はどうなる?次は」と展開していく作品のほうがこういう静的な作品より面白い気がします。慟哭のちょっと後にでた「天使の屍」とか。
プリズム Amazon書評・レビュー: プリズムより
440853367X
No.43
(3pt)

登場人物に納得できない部分あり。

貫井作品初読です。意外な結末ではありましたが、最後まで読んでから改めて最初に戻ると、それなりに伏線が張られていて、なるほどと納得することもできました。気楽に読むミステリーとしてはこれでも良いと思います。しかし、一点敢えて言いたい。「どうせ電子ファイルを改竄するなら、日付ではなくてイニシャルを変更するべきだろう!」。次はやはり「慟哭」を読もう。
プリズム Amazon書評・レビュー: プリズムより
440853367X
No.42
(4pt)

一番のミステリは被害者の人物像?

ミステリの持つ、謎解き、真相探しの楽しみをたっぷりと味わえます。「この人が犯人かな?」と思えばその根拠はすぐに崩され、次々と疑惑は膨らんでいきます。そして、一人の人間である被害者、山浦美津子の持つ多面性。これが一番の読みどころかもしれません。生徒にとっての「ミツコ先生」、同僚にとっての「山浦先生」、以前や現在の交際相手にとっての「美津子」。同一人物である被害者も、対する人が変われば全く異なった部分を見せます。「被害者は生前どんな人だったのか?」、これを探るのも本書の楽しみだと思います。
プリズム Amazon書評・レビュー: プリズムより
440853367X
No.41
(4pt)

賛否両論

恐らく賛否があったであろう結末。私は好きだが、納得出来ない読者も多いはず。しかし、全編を覆いつくす雰囲気や、解決になかなか至らないじれったさは、この物語の最大の魅力だと思う。これで現在の小学生の底知れぬ怖さを実感するには短絡過ぎるが、こういう子供達も多いのではないかと思うくらいの独創性には目を見張る。一読する価値はあり。
プリズム Amazon書評・レビュー: プリズムより
440853367X
No.40
(3pt)

犯人なんて誰でもいい! その論拠は? というひとにオススメ!

 本書は、最近、デビュー作の「慟哭」が話題をよび、注目されている貫井徳郎氏の11作品目である。氏は本格派であり、コテコテのミステリーファンにはたまらない作品ばかりであろう。 内容は、ある小学校の女教師が自宅で死亡した状態で発見される。睡眠薬入りのチョコレート、同僚の男性教師、外からの侵入を物語る切り取られた窓ガラス、そして女教師の命を奪ったと目されるアンティーク時計。これらのパズルを、各章の主人公が自分なりの推理で組み立てていく。 次章へのつなぎ方がこれまた絶妙。犯人と推測された人物が次章の主人公になり、前章の論拠の矛盾点などを改善し組み立て直す。章が進むにつれて、だんだんと犯人が絞り込まれていく。いわゆる消去法である。最後に残るのは誰なのか?この種のネタは、モロ文系である書評子の好みではない。読後感がスッキリしないからだ。本書は、各章で行われる誰かを犯人とした場合の論拠。その組立て自体を楽しむものであろう。数学的にいえば「証明」に相当するのではないか。理系の本格ミステリーファンには垂涎の秀作である。 ちなみに、プリズムとは「光の屈折・分散などを起させるのに用いるガラスなどの三角柱」である。
プリズム Amazon書評・レビュー: プリズムより
440853367X
No.39
(4pt)

貫井徳朗の「仕掛け」

貫井徳郎の文庫が立て続けに発刊されるようになった。喜ばしいことである。最近気がついたのだが、貫井徳郎は宮部みゆきと同じように、一作ごとに「仕掛け」が施されてある。それが「働哭」のようにあっ驚くトリックだったり、「失踪症候群」のようにキャラクターの魅力だったりする。今回の「仕掛け」は驚いた。まさかこんな終わり方をするとは。意外性と納得が8割。不満が2割。
プリズム Amazon書評・レビュー: プリズムより
440853367X
No.38
(4pt)

プリズムのように変化していく事件の被害者

小学生の女性教師が殺された・・・その真相を生徒が、同僚が、昔の恋人が、不倫相手が推理を進めます。推理の当事者によって、プリズムのように印象が違っている被害者を殺した犯人は誰か!?
プリズム Amazon書評・レビュー: プリズムより
440853367X
No.37
(4pt)

多重解決+α

一つの事件に対し、複数の“真相”が導き出される
『毒入りチョコレート事件』の形式が踏襲された作品。
作中では、四人の語り手がそれぞれ最終的に到達する
“真相”も含め、合計十通りの仮説が構築されています。
さらに本作には、そうした本家から受け継いだ《多重解決》の趣向に加え、
もう一つ、作者独自の趣向が採り入れられています(各章の章題に注目)。
作者は、その趣向によって本作を一個の“プリズム”とすることに成功したといえます。
ところで、本作の四人の語り手は、事件について調査・推理しますが、それは自分を
納得させる口実を見出す作業にすぎず、真実を追究することとイコールではありません。
もっとも、そもそも真実などというもの自体が、人と人のあいだに
あえかに現出しては消えていく、幻影にすぎないとも言えますが。
プリズム (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: プリズム (創元推理文庫)より
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No.36
(2pt)

小説好きな著者のテクニックご披露

美貌の女性教師殺人事件を巡る、四者四様のアプローチと推理。
巻末解説や他の方のレビューによると、往年の名作推理小説へのオマージュらしいが、
恥ずかしながら、それらの作品を未読の私。
そんな私からすると、そういった「書く側のテクニック」はなるほど素晴らしいのかも知れないが、
「一人の人間の多面性をプリズムに喩えてるんだね。ふーん」くらいのものだった。
ハラハラドキドキするようなストーリー展開や登場人物の人間的魅力といったものを求める
私のような者には、合わないようだ。
プリズム (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: プリズム (創元推理文庫)より
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