プリズム

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評判

プリズムの評価:

3.52/5点 レビュー 75件。 B ランク

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平均点3.52pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全155件 121〜140 7/8ページ
No.35
(5pt)

一人称多視点

ストーリー構成に翻弄され推理も交錯し、真相解明までのスリル感がページをめくる度に高まる。
エドガー・アラン・ポオのミステリー小説を読みたくなった。
プリズム (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: プリズム (創元推理文庫)より
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No.34
(4pt)

結末なき結末とでもいうのか

プリズムというタイトル通りに本作を読み進めることができれば、
被害者の多面性を見事に描いた秀逸なミステリーだと感じます。
しかしながら単に推理小説の枠で読みきるとすれば、
やや消化不良にも感じるでしょう。
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No.33
(5pt)

『慟哭』から派生した新機軸の小説です。

一つの事件を複数の視点から多重的に書くというのは、『慟哭』『修羅の終わり』や症候群三部作で見せた、貫井さんがよく用いる手法ですが、本作ではそれの一つの完成型を提示してくれていると思います。
人間誰しも接する人間によって性格を変えるし、更には相手の感じ方次第でその人の人格は無限に存在し得ます。だからといって、ミステリーの世界でそんなことを描いてしまってはトリックや犯行動機自体が成立し得ない場合が殆んどです。
しかし、本作ではそういった人間の持つ多面性に正面から向き合っています。他殺か事故死かもわからないある小学校女教師の死。複数の視点で次々に明かされる新事実。衝撃のラスト!
本作は複数回読むことによって味の出る作品ですし、読者自身が自由に事件のストーリーを思い描くことも出来ます。読み応えがあるのでお勧めです!
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No.32
(3pt)

藪の中

小学校の女教師が死んだ。
切られた窓ガラス、睡眠薬入りのチョコレート、他殺と事故の両方で捜査はすすむ。
警察以外にも事の真相にたどり着こうとする人々。
各自が真犯人と目星をつけたものが次の語り手となり、死んだ女教師が様々な色の光を放つプリズムのような多面が見えてくる。
心理描写は見事な作品である。しかし出口の見えない暗い藪の中に置き去りにされてしまったような小説であった。
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No.31
(3pt)

消化不良

真相が知りたいと、読み進めていた僕にとっては消化不良。
内容自体は面白くさらさら読めるが、最後は「だから結局どうなんだよ!」と裏切られた感じさえする。
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No.30
(4pt)

驚いた

すごい。これはすごい。
ボクはまず目次で感銘を受けた。
この小説のつながりが目次を見ただけでちょっとわかった。
すごい。これは自分の中である推理を想像してから読み進めるのがいいかと思います。
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No.29
(5pt)

ネガティブ

軽快なテンポで、次々と画面が変わるがごとく、事件は展開していく。それは刺激的なのだが、何とも言えぬ、せつない読後感を感ずるのは、なぜだろうか。人間のネガティブな一面をさらけ出しているからだろうか。
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No.28
(4pt)

地味な事件が派手な事件に。

被害者を取り巻く人間の右往左往する思惑が、一つの(決して設定が派手ではない)殺人事件を二重三重にも深みをもたらせていく。事件が次々にリセットされていく構成は多少くどくも感じるが、そこは作者の筆力と一人称という面白さがカバーしているように思える。何度もページを振り返ったりと、頭の中で事実関係を組み立てていく楽しさもあるだろう。プロットはこてこての推理小説だが、読後は一種のドラマ作品のよう。貫井徳郎は優れたストーリーテラーですな。
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No.27
(4pt)

まさにプリズム

 プリズムという言葉の意味は、「ガラスなどでできた多面体で、光を分散・屈折・全反射・複屈折させる光学部品」なんだそうです。まさに、この小説にぴったりのタイトル。
 4章からなるこの小説は、それぞれ教え子、同僚、元恋人、不倫相手の4人の視点で書かれています。だから、それぞれが見た”山浦美津子”像が浮かんでくるのです。いい先生だった(だけど悲しくない)、子どもみたいないい人だった(だけどそれが負担だった)、女王だった(今でもその呪縛から逃れられない)、こんな女性は初めてだった(妻には何の不満もないのに)、と亡くなった山浦美津子に抱く感情は全く違うのです。誰のことを言っているのか伏せておいたら、同じ人のことを語っているとは思えないほどに。それほど山浦美津子という人は多面体な女性だったということでしょうか。
 睡眠薬入りのチョコレートを食べて、アンティーク時計で頭を打って即死していた彼女。事故なのか、他殺なのかは判断できないまま話が進んでいきます。
 結論は・・・読者次第。どんな推理も成り立ちそうな結末。いったいこの事件には何人が関わっているのか。不幸な偶然が重なって起きた悲劇なのか。彼女に決定的な一打を与えたのは誰なのか。
 読んだあとも考えさせられてしまう小説なのです。
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No.26
(4pt)

新しいタイプの推理小説だと思う。

違った立場にいる人物が、多様な視点から推理をする。
そして結局答えはでない。
答えがてっきり、出るのだと思ってよむと少々物足りないかも・・
でもこういう小説があってもいいと思う。
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No.25
(3pt)

ラストもプリズム・・・。

さまざまな人間の証言から浮かび上がってくるのは、殺された山浦美津子の
さまざまな姿。一人の人間に対する印象は、証言者が違うとさまざまに変化する。
それはまさにプリズムのようだった。だが、証言者が証言すればするほど
被害者の真の姿も、事件の真相も霞んでいく。そして、霞んでいけばいくほど
読み手はラストを期待するのだが、真相もまさにプリズムそのものだ。
それを是とするか非とするかは読み手しだい。ちょっと異色のミステリーだった。
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No.24
(3pt)

ええっ 終わりい?

貫井徳郎は嫌いではありません。
ちょっとやさしさや救いが感じられない作家ではあるけれど。
でもこれはどうかなあ。
これありなんだったら。
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No.23
(4pt)

おもしろかった。

あー、おもしろかった。推理小説は、一気に読めるのがうれしい。4つの章からなるこの小説は、読者の気持ちが4回ほど、入れ替わる効果を持っている。高ぶった気持ちが、もう一度リセットされて、どういうことが起こるかどきどきして、読めます。真夏の一冊です。
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No.22
(4pt)

‘プリズム’というタイトルが納得できました

好きなジャンルだったということともあり、とても楽しめる一冊でした。小学生~大人までのいろいろな人々が推理をしていくので、さまざまな視点からの推理を楽しませてもらいました。ただ、ラストが少しモヤっとしますので白黒はっきりさせたいという方は不満に思うかも知れません。ちなみに、私は一気に二度読みましたが、ますます犯人がわからなくなってしまいました。。。
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No.21
(2pt)

どこかで見たような・・・

慟哭のイメージに囚われないことを意識してか、ちょっと違った作風が感じられ、軽い感じで読み進められる一冊です。・・・が、これってどこかで見たような話だな、、と思っているのは私だけではないはず。視点が違うことはわかるけど、、、ちょっと酷似しすぎ?
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No.20
(4pt)

1つの事実の多面性に対する驚きと少しの残念

1つの事実も他者から見ると別の要素が見えてくるということが驚きでした(黒澤映画「羅生門」もそうでした)。一人の女性が、子供の気持ちがわかるよき教師であり、煙たい同僚であり、わがままな女でもあるという様々な面がわかってくるにつれ、いよいよ犯人は誰かという点に興味が高まってきていました。しかし、この結末では、ちょっと中途半端な点は否めません。いろいろな可能性があるものの、結局、事実は闇の中というのではミステリとしては未完成という気がしてならないからです。これほどハラハラして読んでいたのに、ちょっと残念なので星4つ。
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No.19
(4pt)

まるでプリズムのように

この作品のスポットはずばり、被害者です。つまり殺された?(事故、自殺の可能性も有り)女教師ですね。生徒、同僚、元彼、今彼、妹などなど、いろいろな人物が、彼女の死について考え、彼女の人物像を思い描く・・・・この作品は人間の多面性を描いたものであると思われます。見る人によって、見る角度によって、人間とは違って見えるものです。そう、まるでプリズムのように.........
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No.18
(3pt)

読者次第です

小学校の女性教師の殺害事件を切っ掛けとして、四人の主人公がそれぞれ独自に事件を調査・推理して行きます。四人がそれぞれ自分の視点・器量の範囲内で推理しいる点は「うまい」と思いました。しかし、この様に狙って作られた本の良し悪しは、ラストをどう閉めるかで決まると思います。個人的にはイマイチでしたがあの結末に納得できるのなら、全体的になかなかの良作と感じられるかもしれません。
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No.17
(4pt)

視点が違えば推理も異なる

被害者と接点がある人々が独自の視点から、断片的な情報を持って推理を展開していきます。日常的な人間関係は断片的な情報から成り立っていて、その情報は受け手によって違っている。日々の生活でもいろいろな人が自分のことを見ていて、いろいろな推理をし、いろいろな感想を持っているのだろうな。
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No.16
(4pt)

主観の危うさ

女性教師が殺された事件の真相をめぐって、教え子の少年、同僚の教師、元恋人、不倫をしていた保護者の4人が自らの視点から調査を進め、そして、それぞれ独自の結論に達して行く。一貫した主人公が、一貫した視点で謎を解いていくミステリとは違って、各々の主観的な視点であるために自ずと矛盾が生じ、一人の主人公の出した結論が別の主人公の視点になるとアッサリと崩れ去るところが極めて面白い。人間の多面性、そして、主観というものの危うさについても考えさせられる。ただし、4人の主人公がそれぞれ結論を出しているが、論理的な「正解」は示されていないので、多少、後読感が良くない人もいると思う。
プリズム (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: プリズム (創元推理文庫)より
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