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日本沈没
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【この小説が収録されている参考書籍】
日本沈没の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全109件 1~20 1/6ページ
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精緻に科学的に調べられた内容は言うまでもないが、当時、8歳だった小生は、カッパ・ノベルスのこの表紙のイラストに表された端的で象徴的なイメージに惹かれ、そして題名と直結した恐怖感を覚えた。それは今でも変わらない。 最近の文庫本の表紙のイメージは直接的すぎて噴飯もの、幼稚でさえある。 人生経験が足らぬ編集者の想像力の貧困がなせることなのか、それとも読者がこれでもかというほどのサービスたっぷりのイメージの示唆をしてもらわないとついてこられない結果なのか。多分、その両方だろう。 映画にドラマ、それを演じる俳優たち、そして広告…何を著しても、先の大戦を通して酸い甘いも経験した、つくり手のセンスの良さが光っていた黄金時代の作品である。 | ||||
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なにを言ってるのかわからん。 | ||||
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定年になり、暇を持て余している。そんなとき思い付いたのが、半世紀前に読んだ本を今読んだらどう感じるかの試みだった。最初の一冊として、この本を選んだ。初読は中1頃だったろうか。恐ろしさに慄きながら、文章にのめり込んだのを覚えている。中学時代にこの本を皮切りに、当時手に入る小松左京氏の文庫作品は全て読破した。文庫本に限定したのは、当時は収入がなく、単行本に手が出なかったという単純な理由。 小松左京氏の随筆の中にこのような言葉があったことを思い出す。SFとは99%の真実に1%のフィクションを織り込んで綴るものであると。この日本沈没は、氏の言わんとしていることを実践している代表作だと思う。事実を科学的に淡々と述べて、日本が沈むという事実を積み重ねていく。圧巻だったのは、日本列島を沈めるエネルギーの移動を、当時は気象学で用いられていた法則で帳尻を合わせる。この書籍中のエネルギー量で実際に日本列島を沈められるそうだが、当時はPCも無く、計算尺で弾き出したところに凄みを感じる。 勿論、理論的なところばかりで無く、登場人物の背景、配置、心情描写も巧みで、文字通り小松ワールドに引き込まれていく。純文学に重きを置かれ、SFは一段下の文学のようにとらわれがちだが、日本沈没は読み注がれなければならない歴史的一冊だと思う。 | ||||
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テレビドラマを見て懐かしく思い購入。阪神大震災、東北地震、能登半島地震 それを予見したようなストーリーで、今こそ多くの人に読み返してほしい。 | ||||
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小松左京さんの言わずと知れた代表作.私は今回初めて読みました(令和3年11月の11版).タイトル「日本沈没」そのままに、地球の地殻変動により日本列島が破壊され海に没する、という突っ込みようがないほどシンプルでストレートな内容だが、日本人にとってその意味は重い.上巻では冒頭の東京駅の雑踏から日本海溝の探査行、地殻メカニズムの理論説明、秘密裏に動き始める政治機構、いつも通りの平穏な日本社会からうち続く大規模災害に次第に不安感が醸成されるまで.人と技術に密着したディテール描写と国内外の社会・政治・経済といったマクロな記述との緊密な構成が素晴らしい.私的には日本海溝の深海で誰にも知られないまま静かに異変が起こっている不気味な、しかし静謐で美しい情景描写が好きです(照明弾に照らされる海底の様子が神秘的また厳粛な雰囲気で神聖さすら感じる).また優秀なはみ出し者が集まった秘密チームの描写は映画「シン・ゴジラ」に繋がっているように思います.昭和40年台後半の日本の描写には時代を感じますし、裏から支配する謎の老人も今ではちょっと非現実感がありますが、あくまで当時の世相に即した同時代的なエンターテイメント小説として私は肯定的に捉えたいです.と同時に、日本人にとっての国土の意味、世界における日本の在り方、日本とは?日本人とは?といった大テーマを真正面から読者に問い続ける、時代を超えた価値がある小説だとも思います.普通、独創的な優れたアイディアは一旦社会に公に認知されたら、その後、様々な角度から手を替え品を替えて引用・再発明されていくものですが、本作はそのアイディアの衝撃性と作品としての完成度があまりにも高いので、パロディものは別としてそのフォロワーが見当たらない、稀有な作品だと思います. (2022年12月12日追記)少し補足を.私が「フォロワー無し」と書いたのはつまり「世界の中で日本だけが全面壊滅し、日本列島が消滅する」というプロットのことです.世界が破滅する、というのは沢山ありますし、例えば「ゴジラ」等で破壊されるのはその怪獣の上陸地点に限定されますよね.「凄ノ王」(@永井豪)や「ヤマタイカ」(@星野之宣)などはかなり近い気がしますが(うろ覚えですが)、陸地まで消滅することは無かったようにおもいます.逆に気候変動等での海面上昇では日本に限定されないですしね.またたとえアイディアとして思いついても、ここまで念入りに仕上げてみせるのは至難の業だと思います.凄い小説です. | ||||
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光文社文庫版(1995.4)には、小松左京による「光文社文庫版 まえがき」(1995.3)があり、阪神淡路大震災(1995.1.17)後の著者の意見が述べられています。 | ||||
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小学6年生の孫に購入しました。 早いかなとも思ったのですが、興味津々で熱心に読んでいます。 流石に時間がかかっていますが、上巻わ読み終わりそうなので、ソロソロ下巻を注文しなければ・・と思っています。 | ||||
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ドラマ版よりリアリティーがあって良かった | ||||
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ドラマでやってる日本沈没の原作小説。発売当時は、中学生。ラジオドラマで放送されていたのを記憶している。映画化は、2回されているがどちらも観ていない。現在、放送されているテレビドラマの日本沈没は政治主体のシナリオなのでクソ面白くない。小説は、たぶん読んでいないので74年のテレビドラマでもみていたのだろうか。ブックオフで、上巻をゲットしたが。下巻は見つからずアマゾンでゲットした。やはり原作は、スゴイ!地震のメカニズムや日本列島が沈没する理屈を余すことなく描いている。さらに、災害スペクタル小説としての完成度も高い!是非とも読んで欲しい小松左京のSF小説の金字塔だ。 | ||||
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小松左京さんの「復活の日」に続いて、昨年、 日本沈没にもチャレンジ。今、テレビドラマ放映中ですが、原作を読んでいるので、興味深くみております。小松左京さん、おそるべし。。 | ||||
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TVと小説は全くの別ストーリーですが、どちらも良いと思います。 | ||||
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この作品は昔から小説、テレビ、映画等により鑑賞してきた関心がある作品。再度電子書籍により、日本が沈没していく様を感じるのが楽しみである。 | ||||
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気に入っているのは初版本が届いたこと。気に入らないのは上下セットで注文したのに、上巻の到着見込みがかなり先であり、読み始められないこと。 | ||||
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半世紀近く前の作品ということを忘れるくらい、臨場感のあふれる作品。地震予知は当時から向上せず、自分の足元の大地が突如崩れてしまう可能性をつきつける。いずれ地震や地殻変動による陸地の喪失も人類が持続的に活動する中で織り込んでいく必要があるのではないか… | ||||
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1970年代、小松左京の著作や映画が大ブームになりました。 私はまだ学生でしたが、父からこんな話を聞いたことがあります。 小説や映画が大ヒットした数年後のことです。 父は大企業に勤めていましたが、社内研修で小松左京が呼ばれ講演を行ったそうです。 講演内容は近い将来に『日本沈没』ような大地震や噴火が相次ぎ、 日本はこれまでにない大災害を被るだろう。 よって、そのような大災害に様々な面で企業は備えなければならないということだったそうです。 最初、社員は小松左京の話を半分馬鹿にしながら、笑いながら聴いていたそうですが、 中盤頃からはメモを取ったりする姿が垣間見られ、講演は盛大な拍手とともに終わったそうです。 当時、多くの人々は大地震や噴火というものをいつ来るか分からない不確かな自然現象であり、 予測や予報という言葉を使うことが憚れた時代でした。 さらにSF作家の話すことは戯言だとしか思わなかったに違いありません。 しかしながら、2011年の東日本大震災を経験した私達は、 本作品を現実感を持って振り返るように読むしかありません。 小松左京が言うように、大災害に備える様々な対策をしなければならないのは確かです。 | ||||
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問題なし。QQQです。 | ||||
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商品は想定内でした。QQQdです。 | ||||
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日本を代表するSF作家・小松左京(1931~2011年)氏の最大のベストセラー。1973年に光文社カッパノベルズから刊行され、同年末までに上下累計で300万部以上が売れ、社会現象とまでなったことは周知の通りである。 本作品は、太平洋戦争中の「一億総玉砕」という空気に違和感を持っていた著者が、「では、日本という国がなくなったら、日本人はどうするのか? また、国を無くすことによって、日本人とはなにか、日本文化とはなにか、そもそも民族とは何か、国家とは何かということを考えることができるのではないか?」というテーマを考えついたことがきっかけで、「日本列島の沈没」というのは、1960年代後半に広く認知され始めたプレートテクトニクス理論を使って、日本の消滅をよりリアルに描くための舞台設定であったという。そのため、著者には、難民となって世界中に散っていった日本人の行く末を描く第二部の構想があり、本作品の最後には「第一部 完」と記されている。(尚、第二部は、2006年のリメイク版映画に合わせて、谷甲州氏との共著という形で出版された) ベストセラーとなった背景には、衝撃的な舞台設定に加えて、1970年の大阪万博に象徴される、高度経済成長期に日本を覆っていた「バラ色の未来」という風潮に対するアンチテーゼであったこともあるという。 出版後半世紀の間に、国内外の状況は大きく変化し、不幸にも数百年に一度という大きな震災を被り、また、公式に「相模トラフ沿いで、マグニチュード7程度の地震が、今後30年以内に起こる確率は70%程度」と推定されている今、年代・立場によって様々な読み方ができる作品なのだと思う。 尚、全体の構成は以下の通りである。<上巻>第1章:日本海溝、第2章:東京、第3章:政府、第4章:日本列島、<下巻>第5章:沈み行く国、第6章:日本沈没、エピローグ・竜の死。 【以下、上巻について】 科学者たちによるプレートテクトニクス理論に基づく日本沈没の可能性の発見、その情報を入手した日本政府の動き、列島各地で発生し始めた日本沈没の兆候現象などについて描かれる。 「バラ色の未来」に疑問を抱いていなかった社会に、突如として突き付けられた「日本消滅の危機」。。。そのとき、科学者、政治家、我々一般国民は、何を感じ、どう動くのか。。。 (2021年1月了) | ||||
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むかし読んで友人に貸したままで急に読み返したくなって注文しました 小松左京氏の慧眼には言葉もありません。 | ||||
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20年前に読もうとして購入したもののあまりの量に読めずいつの間にかなくしてしまいました。 今回「日本沈没2020」を読んでみて、もう一度原作にチャレンジしてみようと読んでみました。 結局、週末を4回つぶして、ほぼ1か月かけて読了しましたが、こんなにかかったのも情報量が半端じゃないから。 地球のコア付近の突然の地殻変動によって、中央構造線の休火山が次々と目覚めていき、大地震と、大津波のなかで、日本列島が沈んでいくさまが、ミクロ、マクロの視点から、実に説得力のある展開で描かれます。 時間的余裕がないとなかなか読めませんが、現在のデジタル化社会で、これほど重厚なエンタメ小説は書きようがないから(おそらく作り上げるための調査と研究に10年くらい費やしたように思う)、古典的名作として一度は読んでみるべき本だと思います。 | ||||
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