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君たちに明日はない
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君たちに明日はないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全105件 1~20 1/6ページ
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真介の態度、スタイルは伊坂幸太郎でもちょくちょく見かけるタイプの設定。最近は感情熱血の暑苦しい主人公ではなく一歩引いたスタンスの人が主流なのだろうか。 リストラを受ける人間が、激昂したり、泣いたり、悩んだりと感情が大きく揺れるのだからその対比として、冷静な真介のスタイルは必要なのだろう。そう考えるとやはり主人公はリストラを受ける人たちだと思う。 陽子との恋愛話は設定として必要性を感じない。これが無くても小説としては成り立つ。ただ冷静な真介のプライベートがどうであるのかを表現することで彼の厚みをつけたいのだろうけど。 | ||||
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信長、明智の本は大変読み応えがあったので続けて読みましたが あまり面白くなかった。残念 | ||||
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垣根涼介さんの「仕事論」という感じの本でした。 リストラ請負会社に勤める村上真介が主人公です。陽子という、リストラ対象者と恋仲になりつつ、 リストラ業をすすめていき、その中に異能の人がいたり、かつての旧友がいたり、トヨタにつとめる女がいたり、最後には音楽会社の中で誰を残すか、二人のうち一人を選べ、というフィニッシュとともに、陽子の再就職先も無事に見つかり、大団円ではあります。 なんとなく、短編集っぽいところがありますね。 仕事にはイメージングが必要だ、とか、人を変えるのは仕事だ、とか、女性と男性、どちらが仕事できんの?とか、会社内の評判は気にせずにいい、だとか、そういう垣根さんの「仕事論」が語られているように感じました。 | ||||
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軽く時間つぶしにさらさら読む読み物としてはいいんじゃないかと思った。 | ||||
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面白いです。 おすすめできます。 ただ、いくつか言わせてもらえば、少し人物を掘り下げすぎで、ダレそうになる瞬間があります。もっとサクッと読めるようにしてくれたら、さらによかったかなと思います。 あと、セックスシーンの描写が細かすぎ。垣根さんはこういうのどうしても入れたいのかな?ワイルドソウルも傑作なのに少しこの方面の描写が官能過ぎますね。 せっかく話が面白いのにセックスシーンが多いのが嫌でした。あまりこういうの求めてないかな、と。 息子や娘に読ませづらい。良い話なのに、もったいないですね。 でも総じて名作です。 | ||||
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いろいろな職種のリストラをする主人公。 表面しかしらなかった会社の仕事内容の実状を知るのが面白いし、何よりチャラ男かと思っていた主人公が読み進めるほどにいい奴に変わっていく。 | ||||
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自分は前職の田村、プロデューサーの石井タイプの人間だ、仕事も会社に貢献していてもどこか及第点を探している。 きっと首切り対象になっても「人間万事塞翁が馬」とか考えて直ぐに従う。当たり前かも知れないが首切り業どうあるべきか。をきちんと表現し仕事とはどうあるべきかを読み解ける良い作品で好きな作家に加わりました。 | ||||
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主人公の真介はリストラを請け負う小さな会社に勤める33歳の青年。人員整理の対象になってしまった社員に、新たな活躍の場があることを粘り強く説得します。 作品は、1話完結の5章構成。場数を重ねて真介は社長の信頼を得るまで成長します。 首切りという深刻なテーマなのにサクサク読み進めてしまったのは、業界の事情に詳しく触れて「つかみ」が見事だったこと、整理の対象になった社員に悩みながら真剣に向き合う真介に共感できたからなのだと思います。 「親切とか優しいではなく相手の立場になって付き合えるかどうか。その共感性の高さがつながりを密にする」という言葉は汎用性がありそうです。 『君たちに明日はない』は全5冊のシリーズとのこと。続編も読んでみたくなりました。 | ||||
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主人公の仕事観やキャラクターもさることながら、リストラを言い渡される登場人物に引き込まれました。思わずシリーズを全て読破しました。自分に当てはまる登場人物がいたので、色々考えさせられる本でした。 このシリーズを読んで転職を決めました。 | ||||
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ミステリーとはまた違うジャンルが読みたくなって手に取った。面白い。リストラを扱った物語だが、一人一人の人生模様が写実的に描かれ、かといって決して悲壮感漂う仕上がりにはなっていない、明日のある作品だと思う。人生捨てる神あれば、拾う神あり。まんざらでもないかな。 | ||||
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「私はもう用済みってことですか!?」リストラ請負会社に勤める村上真介の仕事はクビ切り面接官。どんなに恨まれ、なじられ、泣かれても、なぜかこの仕事にはやりがいを感じている。建材メーカーの課長代理、陽子の面接を担当した真介は、気の強い八つ年上の彼女に好意をおぼえるのだが……。恋に仕事に奮闘するすべての社会人に捧げる、勇気沸きたつ人間ドラマ。山本周五郎賞受賞作。 | ||||
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この作品は、リストラの首切りを専門に受注する小規模な会社の社員である男性が主人公であり、面接官としてリストラ候補者(男性も女性もいる)に引導を渡そうとする役回りの話です。 この本は、file1からfile5まで5つのパートが寄り集まって一つのストーリーを構成しており、各ファイルそれぞれに興味深い話が展開します。そして、それぞれが切り離された別個の話ではなく、1冊を通して、話が進行していきます。 主人公の男性は単なる「非情な首切屋」ではなく、なかなか多面的なケレンミのある人物像に描き出されています。 私はこの人物に100%共感するわけではありませんが、そのことは著者自身も意図していると思います。 正義感100%でもなく、非情さ100%でもない。まっすぐ直線的な人物ではなく、いろんな過去や現在を織りなして今を生きている。快活さ100%ではないが、決して無気力ではない。頭はよく、そつがない。センス良く男前だが、根っからの都会人ではない。色恋もそつなく、セックスも濃密。 不思議なキャラクターの主人公です。 そして、彼の恋人役の女性も、タイプの違う、なかなか魅力的なキャラクター設定がなされています。 私の場合は、序盤はややこの作品の設定に入り込みずらく、読むのに時間がかかったのですが、読み進めるほどに惹きこまれました。 fIle3~file5は、それぞれに「なんかいい感じ」と思い、共感して読ませていただきました。 なかなか面白い、よくできた作品と思います。 この作品は、長編映画のepisode1のような終わり方をしており、続編もあるようですので、続編もぜひ読んでみたいと思います。 | ||||
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出て来るキャラクターみなが普通の人間より一段上の世界から物事を見ているような感じで、 読んでて違和感しかなかった ワイルドソウルのように尋常ならざる環境で育った人間がそういう視点を持っているのはわかるが、 この小説に出てくるようなどこにでもいそうなサラリーマンがそういう視点で語っても 共感も感情移入もできない 垣根さん自体が物事の捉え方が普通の人間とは一味違うのはいくつかの作品読んでわかるが、 その視点でこういう作品書いてもちょっと合わないと思う | ||||
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社会人たるものリストラの危険がないかと言えば嘘になる。 そんな状況だからリストラを題材にした本は、一度読みだすと最後まで読まずにいられなくなります。 リストラ面接において自分ならどう振る舞うか、本で取り上げられたキャラクターのうち 誰に自分は近いかなど、場面場面で思わず自分に置き換えて考えてしまいました。 まったく予想していませんでしたが、はからずも仕事や会社に対する自分の姿勢を振り返る いいきっかけになりました。 | ||||
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リストラを請け負う会社に勤めている主人公の日々の葛藤や、クビを宣告される側の心境を描いた小説。 内容としてはとても面白い。 会社なのだから人件費なども馬鹿にならないのは、どの会社も同じだろうが、そういったある意味タブーとも言える内容を題材にした小説は意外と少ない。 ましてや、そこに一味くわえて、リストラ請負会社をテーマとして話が進んでいくので、そんじょそこらの小説とは趣が違う。 登場人物の設定も作りこまれていて、読んでいてストレスがない。 クビを宣告された方が溜まったものではないが、言葉巧みに誘導する主人公とそおの渦中にある心理描写は他の小説では味わえないものであろう。 しかし、この小説は非常に惜しい。 序盤で主人公と知り合いになる陽子なる女がいるのだが、ストーリーに非常に邪魔なのである。 著者はきっと一話完結になるのを恐れ、ストーリーを通して何かしらのつながりを設けようとしたのだろうが、はっきり言っていらない。 こういった作品であれば、むしろ一話完結の方が読んでいて分かりやすいし、通勤通学での読書にも適している。 序盤と終盤あたりで陽子もストーリーに若干絡んでくるが、こんな程度ならむしろ読者を混乱させるだけだ。 何より主人公と陽子の性的描写が多すぎる。夜の営みとか要らんし。 せっかく作品がとても良く仕上がっているだけに、とても惜しい一冊。 読んで損はない。ただ、惜しい一冊である。 | ||||
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言葉の使い方がうまく、その言葉から、イメージができる。 人に対する評価が、こなれている。 わずかな言葉で、表現する。すごい筆力ですね。 リストラをアウトソーシングする会社。 この設定が、実によく考えたものだ。 その中で、仕事とは、会社とは、を問いかける。 怒り狂う女。 ラクビー出身の営業。体力で仕事をする。 いわゆる体育系。人徳がない感じなのだ。 陽子のイメージが、41歳で、村上真介好み。 感情が直裁で、素直。仕事が好きで、のめり込むタイプ。 表情がいいねぇ。 おもちゃの男。 子供のママ、大人になった。 コミュニケーションが出来ない。天才と異才の間の人間。 旧友。 この物語は、みんながアツイ。 自分が納得できる仕事を求める。 銀行って、大変だね。 八方ふさがりの女。 ディッキーがいい。爽やかを絵に描いたような。 会社は、自分の持ち物でないという表現がいい。 会社で、仕事しても意味がない。 去りゆく者。 外で評価されることと自分が評価することは違う。 陽子は、地味だが、スポットライトを浴びる。 真介の軽そうで、筋が通った生き方が、清々しい。 何と無く、真介 ガンバレと言いたくなる。 | ||||
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他人の首切りの為に面接する仕事、連続でこなしたら 胃に穴が開きそうな、大変な仕事だと思います。 読む前は、「ただ単に色々な人達の首切り模様が描かれている」 と思っていたのですが、良い意味で期待を裏切られました。 主人公と、首切り会社「ヒューマンリアクト」との関わりを始め、 主人公と、のちに恋人になる女性との出会い。そして、 「旧友」という目次で登場しますが、主人公の旧友2人との 出会いや、主人公が北海道の田舎での出身であること、 プロのバイクレーサーを目指していたことなど、 単に首切りがテーマでなく、人間の人生が所々に描かれており、 読んでいて感銘を受ける内容でした。 この『君たちには明日はない』は、全部で5冊で完結して いるらしいですね。次巻も楽しみに読みたいと思います。 | ||||
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このシリーズも未読はもはや、あと一冊となってしまいましたが、これが第一巻だったのですね。 信介と陽子のなれそめがかなりのページを割いて描かれていますね。 ああ、そんな出会いだったのね、という発見(というほどのものでもありませんが)と分かったのは ちょっと面白かったですが、あとの二編は残念ながらイマイチなカンジでした。 残り一冊、じっくりみしめて読もうと思います。 | ||||
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そこら辺にいそうなサラリーマンその他の社会人を描いているつもりなのかわからないが、作者のそれ自体が現実とはかけ離れたキャラでしかなく、現実感がなかった。主人公やら回りのキャラも一部カッコ悪い面を見せながら泥臭くなくスマート過ぎて、自分としては腹立つくらいだめでした。 | ||||
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自分が会社に必要無いと言われたら、 どんな反応かな?いろいろ考えながら読むと 面白かったです。 | ||||
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