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君たちに明日はない



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【この小説が収録されている参考書籍】
君たちに明日はない
君たちに明日はない (新潮文庫)

君たちに明日はないの評価: 3.71/5点 レビュー 105件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.71pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全68件 1~20 1/4ページ
No.68:
(4pt)

1話読切だからちょうどいい

真介の態度、スタイルは伊坂幸太郎でもちょくちょく見かけるタイプの設定。最近は感情熱血の暑苦しい主人公ではなく一歩引いたスタンスの人が主流なのだろうか。
リストラを受ける人間が、激昂したり、泣いたり、悩んだりと感情が大きく揺れるのだからその対比として、冷静な真介のスタイルは必要なのだろう。そう考えるとやはり主人公はリストラを受ける人たちだと思う。
陽子との恋愛話は設定として必要性を感じない。これが無くても小説としては成り立つ。ただ冷静な真介のプライベートがどうであるのかを表現することで彼の厚みをつけたいのだろうけど。
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No.67:
(4pt)

官能小説的な箇所がなければ傑作!

面白いです。
おすすめできます。
ただ、いくつか言わせてもらえば、少し人物を掘り下げすぎで、ダレそうになる瞬間があります。もっとサクッと読めるようにしてくれたら、さらによかったかなと思います。
あと、セックスシーンの描写が細かすぎ。垣根さんはこういうのどうしても入れたいのかな?ワイルドソウルも傑作なのに少しこの方面の描写が官能過ぎますね。
せっかく話が面白いのにセックスシーンが多いのが嫌でした。あまりこういうの求めてないかな、と。
息子や娘に読ませづらい。良い話なのに、もったいないですね。
でも総じて名作です。
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No.66:
(5pt)

読み始めと印象が変わる

いろいろな職種のリストラをする主人公。
表面しかしらなかった会社の仕事内容の実状を知るのが面白いし、何よりチャラ男かと思っていた主人公が読み進めるほどにいい奴に変わっていく。
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No.65:
(5pt)

人間万事塞翁が馬なのか?

自分は前職の田村、プロデューサーの石井タイプの人間だ、仕事も会社に貢献していてもどこか及第点を探している。
きっと首切り対象になっても「人間万事塞翁が馬」とか考えて直ぐに従う。当たり前かも知れないが首切り業どうあるべきか。をきちんと表現し仕事とはどうあるべきかを読み解ける良い作品で好きな作家に加わりました。
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No.64:
(4pt)

「明日がある」ことを感じさせる小説

主人公の真介はリストラを請け負う小さな会社に勤める33歳の青年。人員整理の対象になってしまった社員に、新たな活躍の場があることを粘り強く説得します。
作品は、1話完結の5章構成。場数を重ねて真介は社長の信頼を得るまで成長します。
首切りという深刻なテーマなのにサクサク読み進めてしまったのは、業界の事情に詳しく触れて「つかみ」が見事だったこと、整理の対象になった社員に悩みながら真剣に向き合う真介に共感できたからなのだと思います。
「親切とか優しいではなく相手の立場になって付き合えるかどうか。その共感性の高さがつながりを密にする」という言葉は汎用性がありそうです。
『君たちに明日はない』は全5冊のシリーズとのこと。続編も読んでみたくなりました。
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No.63:
(5pt)

人生を考える本

主人公の仕事観やキャラクターもさることながら、リストラを言い渡される登場人物に引き込まれました。思わずシリーズを全て読破しました。自分に当てはまる登場人物がいたので、色々考えさせられる本でした。
このシリーズを読んで転職を決めました。
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No.62:
(4pt)

明日があるから楽しめる、面白い。

ミステリーとはまた違うジャンルが読みたくなって手に取った。面白い。リストラを扱った物語だが、一人一人の人生模様が写実的に描かれ、かといって決して悲壮感漂う仕上がりにはなっていない、明日のある作品だと思う。人生捨てる神あれば、拾う神あり。まんざらでもないかな。
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No.61:
(4pt)

面白い!

「私はもう用済みってことですか!?」リストラ請負会社に勤める村上真介の仕事はクビ切り面接官。どんなに恨まれ、なじられ、泣かれても、なぜかこの仕事にはやりがいを感じている。建材メーカーの課長代理、陽子の面接を担当した真介は、気の強い八つ年上の彼女に好意をおぼえるのだが……。恋に仕事に奮闘するすべての社会人に捧げる、勇気沸きたつ人間ドラマ。山本周五郎賞受賞作。
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No.60:
(4pt)

だんだんと惹きこまれる作品。面白かった。

この作品は、リストラの首切りを専門に受注する小規模な会社の社員である男性が主人公であり、面接官としてリストラ候補者(男性も女性もいる)に引導を渡そうとする役回りの話です。
 この本は、file1からfile5まで5つのパートが寄り集まって一つのストーリーを構成しており、各ファイルそれぞれに興味深い話が展開します。そして、それぞれが切り離された別個の話ではなく、1冊を通して、話が進行していきます。

 主人公の男性は単なる「非情な首切屋」ではなく、なかなか多面的なケレンミのある人物像に描き出されています。
 私はこの人物に100%共感するわけではありませんが、そのことは著者自身も意図していると思います。
 正義感100%でもなく、非情さ100%でもない。まっすぐ直線的な人物ではなく、いろんな過去や現在を織りなして今を生きている。快活さ100%ではないが、決して無気力ではない。頭はよく、そつがない。センス良く男前だが、根っからの都会人ではない。色恋もそつなく、セックスも濃密。
 不思議なキャラクターの主人公です。
 そして、彼の恋人役の女性も、タイプの違う、なかなか魅力的なキャラクター設定がなされています。

 私の場合は、序盤はややこの作品の設定に入り込みずらく、読むのに時間がかかったのですが、読み進めるほどに惹きこまれました。
 fIle3~file5は、それぞれに「なんかいい感じ」と思い、共感して読ませていただきました。
 なかなか面白い、よくできた作品と思います。
 この作品は、長編映画のepisode1のような終わり方をしており、続編もあるようですので、続編もぜひ読んでみたいと思います。
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No.59:
(4pt)

思わず自分に置き換えて考えてしまう

社会人たるものリストラの危険がないかと言えば嘘になる。
そんな状況だからリストラを題材にした本は、一度読みだすと最後まで読まずにいられなくなります。

リストラ面接において自分ならどう振る舞うか、本で取り上げられたキャラクターのうち
誰に自分は近いかなど、場面場面で思わず自分に置き換えて考えてしまいました。

まったく予想していませんでしたが、はからずも仕事や会社に対する自分の姿勢を振り返る
いいきっかけになりました。
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No.58:
(4pt)

ものすごく惜しい小説

リストラを請け負う会社に勤めている主人公の日々の葛藤や、クビを宣告される側の心境を描いた小説。

内容としてはとても面白い。
会社なのだから人件費なども馬鹿にならないのは、どの会社も同じだろうが、そういったある意味タブーとも言える内容を題材にした小説は意外と少ない。
ましてや、そこに一味くわえて、リストラ請負会社をテーマとして話が進んでいくので、そんじょそこらの小説とは趣が違う。

登場人物の設定も作りこまれていて、読んでいてストレスがない。
クビを宣告された方が溜まったものではないが、言葉巧みに誘導する主人公とそおの渦中にある心理描写は他の小説では味わえないものであろう。

しかし、この小説は非常に惜しい。
序盤で主人公と知り合いになる陽子なる女がいるのだが、ストーリーに非常に邪魔なのである。
著者はきっと一話完結になるのを恐れ、ストーリーを通して何かしらのつながりを設けようとしたのだろうが、はっきり言っていらない。
こういった作品であれば、むしろ一話完結の方が読んでいて分かりやすいし、通勤通学での読書にも適している。
序盤と終盤あたりで陽子もストーリーに若干絡んでくるが、こんな程度ならむしろ読者を混乱させるだけだ。
何より主人公と陽子の性的描写が多すぎる。夜の営みとか要らんし。

せっかく作品がとても良く仕上がっているだけに、とても惜しい一冊。
読んで損はない。ただ、惜しい一冊である。
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No.57:
(5pt)

真介 ガンバレと言いたくなる。

言葉の使い方がうまく、その言葉から、イメージができる。
人に対する評価が、こなれている。
わずかな言葉で、表現する。すごい筆力ですね。

リストラをアウトソーシングする会社。
この設定が、実によく考えたものだ。
その中で、仕事とは、会社とは、を問いかける。

怒り狂う女。
ラクビー出身の営業。体力で仕事をする。
いわゆる体育系。人徳がない感じなのだ。
陽子のイメージが、41歳で、村上真介好み。
感情が直裁で、素直。仕事が好きで、のめり込むタイプ。
表情がいいねぇ。

おもちゃの男。
子供のママ、大人になった。
コミュニケーションが出来ない。天才と異才の間の人間。

旧友。
この物語は、みんながアツイ。
自分が納得できる仕事を求める。
銀行って、大変だね。

八方ふさがりの女。
ディッキーがいい。爽やかを絵に描いたような。
会社は、自分の持ち物でないという表現がいい。
会社で、仕事しても意味がない。

去りゆく者。
外で評価されることと自分が評価することは違う。
陽子は、地味だが、スポットライトを浴びる。

真介の軽そうで、筋が通った生き方が、清々しい。
何と無く、真介 ガンバレと言いたくなる。
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4101329710
No.56:
(5pt)

見事な人間ドラマ

他人の首切りの為に面接する仕事、連続でこなしたら
胃に穴が開きそうな、大変な仕事だと思います。

読む前は、「ただ単に色々な人達の首切り模様が描かれている」
と思っていたのですが、良い意味で期待を裏切られました。

主人公と、首切り会社「ヒューマンリアクト」との関わりを始め、
主人公と、のちに恋人になる女性との出会い。そして、

「旧友」という目次で登場しますが、主人公の旧友2人との
出会いや、主人公が北海道の田舎での出身であること、
プロのバイクレーサーを目指していたことなど、

単に首切りがテーマでなく、人間の人生が所々に描かれており、
読んでいて感銘を受ける内容でした。

この『君たちには明日はない』は、全部で5冊で完結して
いるらしいですね。次巻も楽しみに読みたいと思います。
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No.55:
(4pt)

簡単に解雇出来ないから生まれた作品ですね。

自分が会社に必要無いと言われたら、
どんな反応かな?いろいろ考えながら読むと
面白かったです。
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No.54:
(5pt)

新鮮

学生時代の友人に薦められて読みましたが、思っていた以上です。最高でした。
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No.53:
(4pt)

ワイルドソウルにつづいて

著者作品は二作目です。
サラリーマンの通勤には、丁度良い作品です。
シリーズ化されており、続編を読むつもりです。
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No.52:
(4pt)

名前(タイトル)負けせずストーリー展開が予想以上に飽きさせない

弁が立ち、頭脳明晰な見た目イマドキの主人公が本業の依頼された企業からの社員に最後通告をする仕事をこなしながら恋愛にも忙しくする一方で、首を切られる側もその人たちなりの事情があり、人それぞれにドラマが描かれている。ストーリー展開が早く、'主人公中心であったのが、いつの間にか流れるように他の人たちにもスポットライトが当たっている。故に読み手を止めない面白さがあるのだが、極めて自然に登場人物の人間模様が楽しめる上で、(実際にはないのだろうが)こんな首切りの仕事はやりたくないし、首切り面接も受けたくないと感慨深く読み耽ってしまう。
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No.51:
(5pt)

すべてが未完結な余韻

人物もよく書けており、無類に面白い。
ただ各章が、どことなく尻切れトンボで終わっていて、「その後を知りたい」でも「ここで終わった方がいい余韻を残す」という葛藤を感じる。
シリーズ化しているようだが、将来同じキャラのその後を描くような一話が数話あると、さらに楽しさが倍増しそう。
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4101329710
No.50:
(4pt)

視点が面白い。

面白いし主人公の考え方や仕事に対する厳しさと甘さがうまい具合にミックスしてる。

が、最初の面接の彼女を自分の女にするとか、後々社長も渋い顔をしていたがあたしも同意見だ。
しかもリストラの話に的を絞ってくれたらいいのに、時折入り込んでくる彼女とのセックス描写が多すぎ濃すぎる。
官能小説かよ!と突っ込んだ。

話としてはオムニバス仕立てでありながら過去の面接者のエピソードを持ち出す場面なども面白い。
多種多様な面接者にも驚かされ笑わされるが、毎回大団円とはいかないところがこの話のリアルさでありシビアな部分だと思う。

理不尽とも言える場面も多々あるのにもかかわらず面白いと思い、続きを買おうと思うのはひとえに主人公の一見ちゃらんぽらんに見える明るさなのかもしれない。
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4101329710
No.49:
(4pt)

ストレスない展開

突拍子もない展開でなく、さくさく進む感じ。ドタバタ感は無いし、独身で、時間も金も自由なら、こういうのもいいなと手の届きそうな感覚。池井戸、奥田に似た雰囲気。嫌いじゃないです。
君たちに明日はない (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:君たちに明日はない (新潮文庫)より
4101329710

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