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ワイルド・ソウル
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【この小説が収録されている参考書籍】
ワイルド・ソウルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全185件 41~60 3/10ページ
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戦後日本の棄民政策に端を発した日系ブラジル人の2世代に渡る復讐劇。 テーマ的には重い。 重くて重くて、吐き気すらしてくる。 描写も酷なものが多い。 しかし、日本人両親の血を継いで、ブラジルの熱気と太陽のもとで育った愉快な主人公。 その主人公の1人の爽快な活躍は読むものをワクワクさせる。 喧嘩っ早く、粗野で、下品かもしれないが、 一方で情愛は深く、人生を生きる上での優先順位と生き方をしっかりもっている男。 下巻エピローグを読んだ後は、爽やかな読み心地を感じまた明日から頑張ろう!という気になった。 垣根作品で一番すきな作品です。 | ||||
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主人公たちの企みがなんとなく肩透かし的なものになる危うさを感じてしまうことがやや難だが、作者の語りは簡潔で読者を飽きさせない。 | ||||
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棄民となったブラジル移民。その衝撃の事実から立ち上がり怒りの鉄槌を外務省に、日本国に下す主人公たち。それを取り巻く貴子を始めとした魅力的な登場人物たち。惜しむらくは特殊班の秋津管理官が活かしきれていない感あるものの、それを補って余りある物語の熱量に心奪われる。 | ||||
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面白いけど、1つ疑問。 ブラジルの入植地が過酷な事は、日本に全然伝わってなかったのかな??1961年にブラジルへ行った設定だよね? 明治のブラジル入植なら着いてみてびっくり!って分かるんだけど、1961年くらいならブラジル入植=棄民、外務省の宣伝は嘘ばかりって情報はなかったんだろうか…。明治時代からの先人が日本に手紙で実状を伝えてるんじゃないのかなー?と思った | ||||
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ある意味私のタイトルは中身と異なっているかもしれません。 ブラジルに移民した人たちが日本国に復讐する本ですから。 でも、日本の政策でブラジルに移民し、0からすべてを作り上げ 今のブラジルで成功している人たち、一生懸命働いているひとたち、 全員に尊敬の念を伝えたい。 そして、そんな過酷な人生を送らせつつも 何も見なかったことにしている外務省 これが政治なのか、はたまた国家なのか。 理解はするが納得はできない。 ぜひ、人生で一度は読んでほしい本です。 | ||||
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仕事でブラジル案件を扱うことになったので、ブラジルを知りたいと思い紹介してもらった本。ブラジル、特に日経移民の歴史を学べた(勿論フィクションだがそもそもの一般的歴史背景)ことに加えてストーリー展開も面白くて一気に読めた。描写も精緻。 | ||||
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仕事でブラジル案件を扱うことになったので、ブラジルを知りたいと思い紹介してもらった本。ブラジル、特に日経移民の歴史を学べた(勿論フィクションだがそもそもの一般的歴史背景)ことに加えてストーリー展開も面白くて一気に読めた。描写も精緻。 | ||||
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上下巻ですが、爽快に読めました。一つの作品の中にいろいろなエッセンスが詰まっており、私には新鮮でした。 | ||||
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アマゾンの時間の止まった奥地と現在の日本を撚り合わせて物語に奥行きとハードボイルドな成り行きに、下巻への展開を期待させたが、ハードになりすぎないようなまとめ方はこの作家の心情なのかコンパクトに終了した。それなりに楽しめた。 | ||||
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描写も良く描かれており、スピーディーな展開で読者を惹きつけ、共感がさらなるストーリー展開を期待させる。 | ||||
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組織の責任と個人の責任の境界を考えさせられました。 民間企業や個人を中心とした組織であれば、責任区分は明確であり、会社であれば然るべき法による制裁に加え、経済的制裁もあり、個人は簡単に切り捨てられます。 しかし、国や自治体の場合の責任の取り方は非常に曖昧で、失敗しても個人的な追求が緩い点ではやはり現代社会には馴染まない組織だと感じました。 本書はブラジル移民の怒りが溢れています。事業に失敗があることは仕方がないと思いますが、各関係者が、詐欺的要素や未必の故意的要素を含んだ判断に責任を感じていない点にはボクは怒りを感じました。 そうは言っても、フィクションですから、面白く読めました。垣根涼介全読破しようと思いました。 | ||||
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組織の責任と個人の責任の境界を考えさせられました。 民間企業や個人を中心とした組織であれば、責任区分は明確であり、会社であれば然るべき法による制裁に加え、経済的制裁もあり、個人は簡単に切り捨てられます。 しかし、国や自治体の場合の責任の取り方は非常に曖昧で、失敗しても個人的な追求が緩い点ではやはり現代社会には馴染まない組織だと感じました。 本書はブラジル移民の怒りが溢れています。事業に失敗があることは仕方がないと思いますが、各関係者が、詐欺的要素や未必の故意的要素を含んだ判断に責任を感じていない点にはボクは怒りを感じました。 そうは言っても、フィクションですから、面白く読めました。垣根涼介全読破しようと思いました。 | ||||
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組織の責任と個人の責任の境界を考えさせられました。 民間企業や個人を中心とした組織であれば、責任区分は明確であり、会社であれば然るべき法による制裁に加え、経済的制裁もあり、個人は簡単に切り捨てられます。 しかし、国や自治体の場合の責任の取り方は非常に曖昧で、失敗しても個人的な追求が緩い点ではやはり現代社会には馴染まない組織だと感じました。 本書はブラジル移民の怒りが溢れています。事業に失敗があることは仕方がないと思いますが、各関係者が、詐欺的要素や未必の故意的要素を含んだ判断に責任を感じていない点にはボクは怒りを感じました。 そうは言っても、フィクションですから、面白く読めました。垣根涼介全読破しようと思いました。 | ||||
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ダレ場一切なし、エンタメの全ての要素が詰まった極上の小説です。 表現の仕様がないほど、とにかく面白い。読んでみてください。 | ||||
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各賞の受賞も納得です。基本的には設定にかなり無理のある復讐アクション小説です。全体を通じてのスピード感やラストの爽快さがそれを打ち消していますが、根底に”学校では絶対に教えない/受検では絶対に出ない”が、全日本人が知るべき史実が有るがゆえに荒唐無稽さを感じません。 | ||||
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評判の割には読み応えの乏しい作品。ブラジルに入植した日本人移民の悲惨な体験に重ねて日本政府(特に外部省)の無能振りを訴えた(この着眼点は良いと思うが)サスペンス小説(?)なのだが、全体のバランスが悪い。日本人移民の想像を絶した体験・苦難を描いた前半(特にプロローグ)の"重さ"と杜撰な犯行計画及びラブ・ロマンスに終始している後半の"軽さ"がミスマッチなのである。 悲惨な体験を味わった日本人移民及び二世が日本政府(特に外部省)に恨みを抱き、その復讐計画を立案・実行するというのは自然な流れである。読者としては痛快な犯行計画を期待したい所だが、その計画が実にショボイのである。実現性・アイデアに乏しく、さしたる効果が上がらないものの上に、どうも、犯行グループ側に"やる気"が感じられないのである。当然(?)警察側の捜査もおざなり。読んでいて、全く求心力を感じなかった。特に、後半の主題が犯行グループ側の一人(本作の主人公と言って良く、ブラジルの明るさと"軽さ"を体現している)と元女子アナのTVディレクター(造形が滅茶苦茶)とのラブ・ロマンスとなっていて、作者の意匠が発散してしまっている。作中に、「日本人は甘っちょろい!」との言辞が出て来るが、その言葉を犯行グループ及び作者に返してあげたいと思った。 最後まで読むと、「束縛や苦境から逃れるために必要なのは、自分自身の心の持ち方だ」という様な<修身>めいた言辞まで飛び出し、益々作者の意匠が不明になると共にゲンナリしてしまった。サスペンス小説ではなくて、ラブ・ロマンスを含めた「心のあり方」を書いた本かと思うと、期待外れの一作という他はない。 | ||||
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ワイルドソウル、私の中でのナンバーワン小説と言っても過言ではありません。 ですが、この著者の最近の作品の変わりようったら!本当に同じ人なんでしょうか?と問い詰めたい。ワイルドソウルはゴーストライターが書いたんじゃないの?そのゴーストライターが死んじゃったんじゃ無いの?ってぐらい、つまんない作家になっています。 人間、どんなにすごい人でもやがて衰える、そのことを感じずにはいられない作品です。 | ||||
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南米移民を題材にしつつも、 著者のスピード感ある文・構成は崩れておらず、また南米特有の陽気で愛に溢れた作品。 私はこの本に出会うまで恥ずかしながら南米移民の話を知らなかった。 下巻での人質解放の警察の描写は少し長く、スピード感を落としたが、本当に素晴らしい情報量だと思った。 勉強熱心だなあ。。。と ヒートアイランドシリーズのスピード感も薄れておらず、次どうなる!早く読みたい!と思わせてくれる。 これまで以上に本を好きになりました! | ||||
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普段から活字に触れるのが苦手で、何とか本を読む習慣を付けようと会社の 上司に相談したところ、ここにたどり着きました。一言で言うと、爽快!! 小説なんかを読んでいると、前に呼んだ部分を忘れてしまい、前ページに 戻ってもう一回読んで・・・の繰り返しでしたが、この本は背景の描写がとても 分かりやすく、難しい文字もほぼほぼ出てきません。きっと書いてる人が賢いんで しょうね。活字が苦手な私でも、本が好きになる一冊でした。読破までにかかった時間 は約6時間です。(Kindleで読んだので、総時間が分かります。) 本が苦手な人は、本が好きになるきっかけになるような、そんな1冊です。 そんな皆さんに読んで頂きたいので、内容はあえてここでは伏せておきます! | ||||
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