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らせん



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【この小説が収録されている参考書籍】
らせん
らせん (角川ホラー文庫)

らせんの評価: 3.89/5点 レビュー 46件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.89pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全29件 21~29 2/2ページ
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No.9:
(4pt)

リングに対する合理的な説明

大ヒット作「リング」の続編。こちらも大ヒットした。「リング」に対してある種の批判(今時呪いなんてetc.)があったのか、作者が意識的に作風が異なるものを書こうとしたのか、本作は「リング」の非科学的部分を合理的に説明しようとする意図が見える。冒頭は暗号小説そのものであり、その他の部分も整合性・合理性を重視している。
貞子が登場してから独自の世界が始まり、特に小田急線の駅に現れる姿は、同沿線に住む私にとって恐怖であった。次いで、貞子の増殖話が展開され、最後に貞子ワールドと呼ぶにふさわしい未来の展望が予告され、暗澹とする気持ちにさせられる。
そして、本作では「リング」に比べ更に「父性」が強調される。主人公が貞子のコピー作りに協力するのも、「息子」を復元できるためである(この結果、妻との関係を修復できるという目的もあるのだが)。「父と子の絆」、ここに作者の主張が隠されていると思う。
らせん (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:らせん (角川ホラー文庫)より
4041880033
No.8:
(5pt)

是非「ループ」まで

一大ブームを巻き起こした話題作「リング」の続編。
他のレビューにも見えるように第一作の「リング」に比べ
ホラー要素は減退し、遺伝子を操り、一週間で成長し、無限増殖する
脅威の生命体の出てくるSFチックな作品へと変貌している。
確かにこれだけ読み終えた時点では中途半端に科学的な要素を突っ込んでおきながら
見ただけで遺伝子を改変してウィルスを生み出す映像、文章や
人間の卵子と受精するウィルスが登場するというのはどうかと思うこともあるかもしれない。
だが、この作品は「リング」さらには「ループ」も含めた三部作である。
この「らせん」では「リング」の謎を解き明かしていくのだが
それでも本当の真実の部分については最終作「ループ」まで明らかにされない。
「ループ」まで読み終わった時、初めて全てが一つに繋がりすっきり出来るだろう。
是非、ここで止まらずに三部作の最後まで読み通してほしい。
らせん (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:らせん (角川ホラー文庫)より
4041880033
No.7:
(5pt)

勘違いしてる方々へ

「リングは怖かったが、らせん以降は怖くないから面白くない」「らせん以降はただのSFに墜ちた」なんてほざいてる人が多々見受けられますが、そんなの当たり前じゃないですか。らせんやループが怖くないのは当然です。てか、どう読んだら以後二作をホラーと受け止めれるのでしょうか?ちなみに鈴木光司さん本人もエッセイである《家族の絆(角川文庫)》でこう話してます。『僕は決して、ホラーを書こうとして「リング」を書いたのではない。そこで僕が書きたかったのは、家族の絆、そして社会のことである。また「ループ」は、主人公の少年の成長を通して、家庭における父の役割、自己犠牲、人間愛といったことを描いた、現代のビルドゥングスロマンー教愛小説ーだと思ってる」と。よって、らせん、ループがホラーとしての色を持たないのは、至極当然のことです。怖くないから、という見当違いな理由でこれらの本自体を蔑むのはやめましょう。自分たちの勉強が足りないのだから。
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No.6:
(4pt)

怖くない

三部作を一気読みしたが、これはホラーというより、SFじゃないだろうか。構成や表現が見事な作品で、とても引き込まれた。ただ、新聞の切れ端とかちょっとやりすぎだと思った。
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4041880033
No.5:
(5pt)

だからホラーちゃうじゃん。

ホラーじゃないでしょ。俺はその手の作品がダメでダメで避けているけど、これは平気。読み物としては、ストーリは引きつけるものがあるし、文体はとても読みやすい。゜+.(・∀・)゜+.゜良書ー!
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4041880033
No.4:
(4pt)

人間の弱さ

これは「リング」にも言えるのだが、呪いやウィルスよりも、一番怖いのは人間のエゴだというのを教えてくれる作品だ。人間は追い詰められた時、結局自分や家族が大事なのだ。「リング」の浅川も「らせん」の安藤も、他人がどうなろうと自分のエゴを選んだ。僕は貞子よりも、その行為の方が怖かった。
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4041880033
No.3:
(5pt)

最高の作品

これは、本当に最高の作品だと思う。「リング」「らせん」「ループ」の3部作の中でも、私は一番この「らせん」が好きだ。映画では、何とも分かりにくく、おもしろみの無いものになっていましたが、小説の「らせん」はもっと、人間の本性、愛、恐怖が描かれており、それでいて知的さに満ち溢れている。ここまでリアリティ溢れる、理系的(デンパではない)な小説は初めて読みました。私は最後の海で高山の言う台詞が好きです。
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No.2:
(4pt)

原作の方が怖い

映画「リング」→「らせん」→文庫「リング」→「らせん」→単行本「ループ」という順番で読んで(見て)います。リングについては映画と原作どちらも面白く怖い、両方をお勧めできますが、らせんについては完全に映画<原作ですね。映画のらせんを見て面白くなかった人にも原作本はお薦めできます。
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4041880033
No.1:
(4pt)

面白かった…が…。

『リング』シリーズ第2弾。リングの続編にあたる物語。とりあえず小説としては充分楽しめました。しかし、この物語の後半から、非現実的な要素が現れてきて、最終的にはかなりSFチックになってきてました。そしてこの要素が『ループ』に活かされて、『ループ』が個人的に納得のいかない作品になってしまいました。これは3部作にする必要があったのか?と言う感じです。
らせん (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:らせん (角川ホラー文庫)より
4041880033

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