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らせん
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らせんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 21~40 2/3ページ
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「リング」続編。本作は映画化・漫画化もされているようですがすべて未読。何気に「リング」のあとどうなるか知りませんでしたが、ホラーとして綺麗に終わってたのにあれからどう続くんだ?と思っていたら貞子の呪いには更なる進化がありました。 貞子の呪いを超常現象として捉えて展開していた前作とは打って変わって、本作では貞子の呪いを科学的な視野から解き明かしていきます。一見相反するように見えますが作者の構成力と知識が光ってますね。説得力があり「ありえるかもしれない」と思わせられます。 呪いのメカニズムを解き明かすという構成上、ホラーというよりはミステリーを読んでいる感覚に近かったです。前作に比べ恐怖感は薄れるものの、面白さと先へ先へと引っ張られる吸引力は十二分。 ただ個人的にラストは少し残念な展開でした。確かに意外性はある。あるけど、そこまでできちゃうの?というのと、この人物が黒幕なら前作「リング」そのものの評価も悪い意味で変わってきてしまうというのが残念でした。 次回への引きは前作の方が強かったですが、続編「ループ」も是非読みたい。本作は☆4。 | ||||
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リングの続編ということで期待を込めて読みました。 わくわくしたのは束の間で、ひたすらウィルスと暗号の解読のお話。冒頭は高山竜司の司法解剖なので、リングの正当な続編ぽく、期待をさせられましたが、読み進めるに連れて次第に退屈してきます。 ただ、後半の高野舞のくだりはとても興味深く楽しめました。しかし、リングから始まりここまで現実的な話で進めてきたのに、高野舞のくだりは突然非現実的になってしまい少し拍子抜けしました。 まあ前半は非常に退屈しましたが、後半は楽しめました。 | ||||
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リングもそうであったが、時代背景がワープロ時代でありながら、色褪せることなくつい引き込まれる内容に感服! | ||||
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「んなワケない」っていう展開ですが、ここまで跳躍してくれると次も読んでみようってきになりますね。 | ||||
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※多少のネタバレを含みます。 呪いを扱ったホラー小説として始まった「リング」の続編であるにも関わらず、ジャンルがSFに移ります。 呪いを科学として追い求めていく様は、前作とはまた異なった新鮮な知的スリリングさがあります。 同じジャンルを辿らなかった作者の冒険心が素晴らしい。 | ||||
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所属する推理小説研究会の解題作として、リングが取り上げられました。会員から、らせん、ループと三部作であるとのことを教えられ、購入しました。今時点では、未読です。 | ||||
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ホラー,ミステリー,サイエンスが絶妙に絡み合った作風です。 「死んだ高山竜司が細胞レベルになってもなおメッセージを暗号にして託す」とか「聖母マリアの処女懐胎のように山村貞子が高野舞から生まれる」というのは,まさしくホラー以外の何ものでもありません。 その一方で,主人公である安藤満男が医師であることから,ストーリー全編にわたってサイエンス色が色濃く出ています。 さらに,安藤が前作「リング」の主人公・浅川になり代わるようにして一連の変死事件の謎に挑む過程は,まさにミステリーです。 様々な要素が入り混じっているので,「らせん」は「リング」よりも分厚い作風になっていると思います。 最後まで読み切ると,その根底には「家族への狂おしいまでの愛」と「その愛のためなら悪魔に魂を売ることさえある」という人間の深い欲望が存在していることに気づきます。 その意味では,「らせん」はホラーでもミステリーでもなく,家族への愛と人間の狂気を描いた作品と言えるかもしれません。 | ||||
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リングシリーズの第二作. ビデオの呪いによる心筋梗塞をウイルスと位置づけ, 暗号の解読やウイルスの解明を軸としたSFまたは医学サスペンス的なストーリーである. その他にも,失踪した高野舞の運命,その周辺に現れたミステリアスな女性の正体など, 謎はますます広がりを見せて展開していく. ホラーに科学的な解説は必要ないという意見もあるかもしれないが, 得体の知れない「呪い」に説明を与えただけでなく, 科学的・医学的な裏付けが加わったことで, 浅川や高野舞の身に何が起こったかという別な謎も浮かび上がらせている. 「リング」のオカルトの世界観を壊すことなくSFに推し進めており, 前作の閉塞感・圧迫感を伴う疾走感とは異なる重層的なストーリーになっている. 貞子の目論見を大きく進展させる結末は衝撃的だ. 個人的にはシリーズで一番好きな1冊. | ||||
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前作のリング同様、本作も一気に読んでしまった。 しかし、本作は前作ほどのドキドキ感は感じられなかったというのが正直な感想だろうか。 本作では、山村貞子の念が実はウィルスであり、それがビデオテープ、小説、映画というメディアを媒介として伝染していくという 内容である。それらを解剖医である主人公が解明して行くことになるが、結果的には死者の再生というところまでいきついてしまう。 ましてや山村貞子のパートナーとしてあの人物が・・・ということになると何でもありという様相を呈してしまって いるような気がしてならない。 山村貞子の綿密な設定や「もしかしたらそんなこともあるかも」といったギリギリのリアリティを感じられた前作のほうが個人的 には好みである。 | ||||
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リング、らせん、ループ。 シリーズを通して読んで、この作品の文中で最も衝撃的な一文を選ぶとするならば。 「――もはや、山村貞子を人類と呼ぶことはできない。進化だ。俺たちは、進化を目の当たりにしていることになる」 「サダコ」といえば、テレビから這い出してくるお笑い番組のパロディ、といったイメージしかない人にとって、どうしてこんな一文に、セリフに至るのか?興味があるなら、ぜひ読んでほしい。 「貞子」、山村貞子が何者なのか、少しでも関心があるなら。 もう一つ…。本作の主人公、安藤がある広告を目にした時の衝撃。 こう書かれていた。 ----来月の刊行予定 "リング 浅川順一郎 ――戦慄のカルトホラー!――" 「出版する気か!」 ----リングとは何なのか?出版?だって、リングはロングセラーの人気作、らせんはその続編じゃないか?その謎は、すべてこの「らせん」の中に。 「ループ」では、それらを含めたさらに全ての謎が明かされる。 | ||||
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「ビデオの視聴→冠動脈肉腫」という説明は、いくら専門用語をちりばめたとしても荒唐無稽さは免れません。あまり気にしなければいいのだと思います。 暗号解読にはかなり著者のこだわりが見られますが、関心がない人は読みとばしてかまわないでしょう。 | ||||
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リングのストーリーが入ってればかなり楽しめます。 ホラーっていうのは基本的に得体の知れない、超常現象を現実世界で あり得るかものラインで表現するものですが 本作はその不気味さを解剖医の安藤が科学的な視点から解明しようと いう斬新なスト−リーです。 感想としては中盤まではかなり楽しめました。遺伝子配列を関数や26文字のアルファベット に置き換えてリングウイルスを突き詰めていく緊張感や主人公の葛藤などよく伝わってきます。 ただラストが個人的には残念でした。ホラーにしてはスケール広げすぎかな かなり空想化しすぎです。ただリングとの二本立ての結びつきがすごくユニークです! この辺かなり著者のセンス感じます | ||||
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リングに続いて読んでたけど、やっぱり途中でやめました。過去にホラー映画はリングや呪怨、着信アリのシリーズなどを一人で見るなどしてきて、ある程度ホラーには耐性があった(と思っていた)はずでしたが、映像と文章の違いなのか、読んでいて面白いのですが気分が悪くなりました。一見映像の方が恐怖が強いように感じますが、映像を見る場合はあまり頭を使わず想像力も働かないからか、考えずにぼけっと見てしまうこともあると思います。しかし、文章を読む場合はやはり映像を見るより頭を使います。どんどん頭にその情景が浮かんできて、心の芯に影響するから恐怖が強いのだと思います。加えて、味わっている時間の問題もあると思います。映画はだいたい2時間ほどで終わりますが、小説は個人差もあると思いますが、それより早く終わることの方が少ないと思います。速く読める人でも、一日に読書に充てられる時間が少ない場合は当然終わるまでに何日かかかるはずなので。で、その長く、かつ濃い時間が、放っておいても過ぎていく映画の時間とは違い、じわじわと深く人に恐怖を与えるのだと思います。なので、ホラー映画は比較的得意な人でも、自分のようにホラー小説はあまり好きじゃないという人もいるかもしれません。だから、そういう人は当然のこと、最初からそういうのが苦手な人は読まない方がいいですね。しかしストーリーは良いと思いますよ。出てくる化学記号などはよくわからないですが。 | ||||
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数字を用いた謎解きの説明や遺伝子の説明部分が多すぎる気がします。 その説明があるからといって、読者も一緒に謎解きができるわけでは無いので読んでいて疲れました。 人物の描写は臨場感があるので、前半のパフェのシーンは本当に美味しそうでした。 | ||||
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大ヒット作「リング」の続編。こちらも大ヒットした。「リング」に対してある種の批判(今時呪いなんてetc.)があったのか、作者が意識的に作風が異なるものを書こうとしたのか、本作は「リング」の非科学的部分を合理的に説明しようとする意図が見える。冒頭は暗号小説そのものであり、その他の部分も整合性・合理性を重視している。 貞子が登場してから独自の世界が始まり、特に小田急線の駅に現れる姿は、同沿線に住む私にとって恐怖であった。次いで、貞子の増殖話が展開され、最後に貞子ワールドと呼ぶにふさわしい未来の展望が予告され、暗澹とする気持ちにさせられる。 そして、本作では「リング」に比べ更に「父性」が強調される。主人公が貞子のコピー作りに協力するのも、「息子」を復元できるためである(この結果、妻との関係を修復できるという目的もあるのだが)。「父と子の絆」、ここに作者の主張が隠されていると思う。 | ||||
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一大ブームを巻き起こした話題作「リング」の続編。 他のレビューにも見えるように第一作の「リング」に比べ ホラー要素は減退し、遺伝子を操り、一週間で成長し、無限増殖する 脅威の生命体の出てくるSFチックな作品へと変貌している。 確かにこれだけ読み終えた時点では中途半端に科学的な要素を突っ込んでおきながら 見ただけで遺伝子を改変してウィルスを生み出す映像、文章や 人間の卵子と受精するウィルスが登場するというのはどうかと思うこともあるかもしれない。 だが、この作品は「リング」さらには「ループ」も含めた三部作である。 この「らせん」では「リング」の謎を解き明かしていくのだが それでも本当の真実の部分については最終作「ループ」まで明らかにされない。 「ループ」まで読み終わった時、初めて全てが一つに繋がりすっきり出来るだろう。 是非、ここで止まらずに三部作の最後まで読み通してほしい。 | ||||
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「リングは怖かったが、らせん以降は怖くないから面白くない」「らせん以降はただのSFに墜ちた」なんてほざいてる人が多々見受けられますが、そんなの当たり前じゃないですか。らせんやループが怖くないのは当然です。てか、どう読んだら以後二作をホラーと受け止めれるのでしょうか?ちなみに鈴木光司さん本人もエッセイである《家族の絆(角川文庫)》でこう話してます。『僕は決して、ホラーを書こうとして「リング」を書いたのではない。そこで僕が書きたかったのは、家族の絆、そして社会のことである。また「ループ」は、主人公の少年の成長を通して、家庭における父の役割、自己犠牲、人間愛といったことを描いた、現代のビルドゥングスロマンー教愛小説ーだと思ってる」と。よって、らせん、ループがホラーとしての色を持たないのは、至極当然のことです。怖くないから、という見当違いな理由でこれらの本自体を蔑むのはやめましょう。自分たちの勉強が足りないのだから。 | ||||
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三部作を一気読みしたが、これはホラーというより、SFじゃないだろうか。構成や表現が見事な作品で、とても引き込まれた。ただ、新聞の切れ端とかちょっとやりすぎだと思った。 | ||||
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ホラーじゃないでしょ。俺はその手の作品がダメでダメで避けているけど、これは平気。読み物としては、ストーリは引きつけるものがあるし、文体はとても読みやすい。゜+.(・∀・)゜+.゜良書ー! | ||||
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これは「リング」にも言えるのだが、呪いやウィルスよりも、一番怖いのは人間のエゴだというのを教えてくれる作品だ。人間は追い詰められた時、結局自分や家族が大事なのだ。「リング」の浅川も「らせん」の安藤も、他人がどうなろうと自分のエゴを選んだ。僕は貞子よりも、その行為の方が怖かった。 | ||||
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