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未明の悪夢



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【この小説が収録されている参考書籍】
未明の悪夢
未明の悪夢 (光文社文庫)

未明の悪夢の評価: 3.25/5点 レビュー 8件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

これからも読んでいきたい

ミステリの演出としては、消える死体、犯人消失、倒壊したビルに残された磔死体などなど不可能犯罪的な要素がてんこ盛りで、そこはおおいにうれしいのだが、解決してみれば肩透かし的な印象は否めない。震災という異常時に起こる殺人という特異な状況でしか成立しないトリックは評価するが、ちょっと弱いと思った。
しかし、震災の記録としてはかなり書き込まれていて被害状況だけだはなく、当事者しかわからない様々な混乱が描かれており、あらためて震災当時の状況がわかり興味深かった。
もうひとつ付け加えるならば、探偵役の女性占い師雪御所圭子が震災時に倒壊した家屋に生き埋めになり、PTSD(心的外傷後ストレス障害)になってしまうことである。この展開には驚いた。探偵役が自失して寝たきりになってしまうなんてミステリいままでにあっただろうか。
とにかく、本書を読んで谺健二は気になる作家となった。これからも追って読んでいきたいと思う。
未明の悪夢 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:未明の悪夢 (光文社文庫)より
4334735053

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