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わが心臓の痛み
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わが心臓の痛みの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.47pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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上巻を読んだ時点での感想。心臓疾患のために引退した元FBI捜査官を主人公とした準ハードボイルド小説。題名の由来でもある本作の設定は、心臓移植をして命を取り留めて療養中の主人公の元に、殺害された心臓のドナーの姉が主人公に事件解決を依頼するというもの。ドナーと受容者との関係がこんなに簡単に分かってしまうのは安直な気がするが、元FBI捜査官を事件に駆り立てる便法なのだろう。勿論、主人公には警察バッジも私立探偵ライセンスもなく、孤立無援(の筈)である。 読み進めると、市警の事件担当刑事の反発はあるものの、FBI時代の馴染みの鑑識官や女性保安官が主人公を助け、事件資料・現場映像などを自由にアクセス出来るので孤立無援という感じはしない。これなら、何故、普通の警察小説にしなかったのか不可思議である。何より、市井の一市民である筈の主人公がこんなに事件に関与して良いものだろか ? 主人公が被害者のドナーの姉(依頼人)に恋心を抱いたり、別の似た事件の目撃者に"催眠術"をかけて証言を引き出そうとしたりと甘い内容で準ハードボイルド小説とも言えない。主人公の才気煥発さも全く見られない退屈な上巻だった。 別の似た事件と上で書いたが、上巻のラストで、主人公がこれらの事件がシリアル・キラーによるものではないかと気付く点が下巻への期待を繋いでいる。下巻に期待したい。 | ||||
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