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粘膜人間
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粘膜人間の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全95件 41~60 3/5ページ
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作者が大事に持ってる変態性癖コレクションの露店市みたいに、 出し惜しみの無いように並べられた独り妄想ワールドが楽しい。 串刺しグロも結構よかった。 | ||||
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ホラー大賞受賞作ということで手に取りました。 スラスラと読みやすい文章、独特の世界観ながらグイグイと読み手を引き込んでいく展開・構成力などさすが大賞の風格ありといった感じです。これが処女作とは恐れ入る…。全三章からなる話ですが完成度は非常に高い作品でした。 ただ本作はけして万人向けではなく、それどころかかなり人を選ぶいわゆるマニア向けの内容になっています。 ホラー小説と銘打っていますがホラーというよりグロ小説です。徹底的に痛めつけられる人たちが多く出てくる話です。 このあとどうなってしまうんだ!?と読み手を最後まで引っ張っていく力はありますが、読んでいて怖いと感じることはほぼないのではないかと。 その大きな要因に、本作は主人公が定まっておらず読者が恐怖を感じるほど登場人物に感情移入できないのと、作中に出てくる河童の言動がとにかくひょうきんで怖さを和らげているから。 登場人物のほとんどは肉体的にも精神的にも作者はここまでしちゃうのか?というほど痛い目に合い、実際読んでいて凄惨さが文字から漂ってくるほど臨場感があるのですが、そのグロさにうわあ…となっても前述の通り恐怖感には繋がらないので不思議と読みやすいです。 ですがグロ耐性がない方は読んでいて非常に辛いと思うので全力で避けましょう。逆に残酷な描写が好きな方には垂涎ものの作品になるかと思います。 全三章でまとめられていますが二章目が特に面白かったです。二章にはちょっとしたどんでん返しも仕掛けられており読み終わった瞬間にしばらく呆然としてしまいました。 ただ登場人物たちの背景はところどころ薄い部分があり、そこがもっと濃く描写されていたら恐怖を誘発されていたかもしれないと思うと少し惜しいです。 | ||||
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一言で言えば高熱でうなされた夜中、悪夢で満た内容を整理せずにそのまま書いたような作品。 高熱で魘されていると脳が馬鹿になっているので、部分的にやけに現実的で詳細な部分があるかと思えば、 まるで現実離れした荒唐無稽な部分もあり、普通ならそれがどう考えても不整合でどこかでそれを 整合しようとして荒唐無稽な存在は無難におさめる意識が働くところが、この作品では何の疑問ももたれずに ある意味辻褄が合わないような不協和音をそのままに一つの世界として存在している。 そんな感じ。特に落ちも意味もまとまりも無くなんとなく終わる感じも悪夢と同じ。 近い世界感と言うと水木しげるの世界に近い気がします。 旧日本軍をイメージさせるアナクロな軍隊、河童と言う存在が普通に認識されていること、あっけらかん とした残虐性、木の実を入れて失った眼球の代わりにするなどの超自然的要素と暗い時代が溶け合わずに 混ざり合って気持ちの悪いどろどろのしろものになっている。 グロとかそういうのが売りな話では無いです。一番の売りは作品世界と構成の異常性。 異常なものを描こうとして描くんじゃなく、思いつくままそのまま書いた結果異常な代物になってると言う ある意味天然な感じ。言っちゃ何だけど作者の正気を疑うような作品。まともな人間は一人として出てこないしw ただこれは、貶してる訳じゃなく、凄く気に入っている。この作者の作品は現在5冊出ているけれど全部 揃えているくらいには。 惜しむらくは、続刊はこの作品ほどには異常ではない事。巻を追うに従って「まとも」になっている。 まあ、まともと言っても世界はこの作品にも通じる世界なんだけど、構成的にちゃんと起承転結している まともな話になっているので、落ちも無くぶつっと終わるような作者の正気を疑うような異常性は影を 潜めてしまっているのが惜しいところ。 ぜひ読んで「何だコリャ???」と思わず口に出して見て欲しい。本当にそんな話だからw だがそれがたまらなく好き | ||||
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私のグロ耐性が高いのか、グロさが話題の割にはさほど…。もちろんホラーとしても全く怖くもなかったです。エロは軽い描写でしか書かれていないように感じました。個性的な河童達のやりとりは見ていて楽しかったです。エログロホラー耐性の高めな私としては、何これ凄い面白い小説だった!的な感情はほぼ皆無でした…。 | ||||
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とくに内容の無い話でした。 どなたかも書いていらっしゃいますが、『僕がゆうべ見たとっても怖い夢』の話を聞かされただけ、という感じです。 グロ描写などは凄まじく、奇抜なストーリーもつまらないわけではないので「ふんふん、それで?」と一気に読めますが 読み終えたあとは「あっ、それで終わりなの?へー、そうだったんだー」と思っただけでした。 | ||||
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このての漫画、ありますよ。成人向けのエログロ読み切り漫画の世界。 大賞とるほどの作品なのか非常に疑問です。 | ||||
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作者にはどのような動機があったのでしょうか。ただ、グロくてエロいことを書いても、何が言いたいのかわからなければ、ちっとも怖くない。グロいといっても、映画の「SAW」あたりと比べればたいしたことないし。期待はずれでした。 | ||||
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飴村行さんの「粘膜蜥蜴」は大傑作です。ラストシーンで、全ての伏線が回収され、オセロの白黒を全部ひっくり返すように痛快に終わるからです。その点で、本作「粘膜人間」は終盤が弱い。異常なキャラによる異常な世界の構築の点では申し分ないですが。 で、よく読むと、伏線になりそうなところがいっぱいあるのに放置されていて、なんとももったいない。以下、ここをこう変えれば、伏線が終盤に活かされるという提案を書きます。下記を参考に、改訂版を是非作っていただきたい。 (以下、エロネタ・グロネタ注意。小説世界の話なので、ご寛容のほどを) 途中で少女が「〇門から槍を刺されて悶え苦しむ幻覚」の拷問を体験するというシーンがあります。これが後で活かされていない。そこで、小説のラストで、「怪物」雷太にバックから〇〇〇〇され、噴出した〇〇で内臓を刺し貫かれる、しかし本人はこれは「槍の幻覚」だと思いながら死ぬ、ということでどうでしょう。 小説のラスト近くは、雷太の性の目覚めの話にする。雷太が、清美のところに向かうのは、前に清美と〇〇をした祐二の脳みそ(利一の脳みそではなく)を頭に入れてしまったから。祐二の脳みそに残る妄念により、清美の元に向かう展開。方法がわからないので上記のような仕儀に。こうすると祐二と清美の話が伏線に使える。 その時、直前に、清美は好物の蕎麦を食べるというシーンを入れておき、しかし、「とろろ芋」がないので好物の「とろろ蕎麦」が食べられないということにしておく。噴出した雷太の〇〇が清美の胃袋の蕎麦と混ざって口から噴出し「とろろ蕎麦」のよう見えた、という馬鹿馬鹿しいラストにする(こういうグロギャグ、飴村さんの18番のはず)。 (以上です。エログロネタですいません。馬鹿馬鹿しいけど徹底すれば一つの世界が。) | ||||
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ホラー大賞受賞作。残酷な描写がこれでもかと出てくるので、苦手な人は無理かもしれない。 発想と舞台設定はファンタジー的でもあり、漂う怪しさがとても新鮮で面白かった。文章も簡潔で読みやすい。 しかし、世の中に数ある拷問描写でも、この作品の髑髏という拷問はとんでもなかった。 よくこんなもの考え付くなーと思わせるし、想像力の世界でここまで人を怯えさせるのも大変だ。 しかし、ストーリーは最初の過激さとエンターテイメントが途中失速してやや飽きてくるのは否めない。 最終的に誰が主人公かも特にわからず、なんだか混沌としたまま終わった感じがする。それが味なのかもしれない。 | ||||
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戦時中の重苦しい空気の中、当たり前のように妖怪がいる奇っ怪な世界感はすごくいいんだけど、エロとグロの描写が多すぎて画太郎の漫画みたいです。 頭の中で登場人物を想像して読んでいると、どうしても漫☆画太郎の絵で再現されてしまいました。 | ||||
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ストーリーについては、全く理解が出来ませんでした。 サディストな方には、受けがいいのでは無いでしょうか? グロテスク描写は、読めば読むほど耐性が付いてしまうので 精神的苦痛のウェイトが高いほうが読み応えが出るのかも しれません。薬剤:髑髏は秀逸だと思います。 | ||||
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第15回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作 飴村行さん『粘膜人間』は、なんといってもタイトルがすごい。読む前から想像を逞しくさせてくれる。感覚的には、エロチックさをともなった、ヒリヒリした痛々しさというところ。 でも、本作品には、粘膜人間なるものはあらわれない。執拗に繰り返される残虐描写には、確かに粘膜感覚(?)を刺激される。読み間違えているかもしれないが、粘膜人間とは、あくまで作品世界をあらわす象徴的な意味合いだろう。 中学生の兄弟 溝口利一と祐二は、11歳の義理の弟 雷太の殺害を目論んでいた。雷太は、実母が失踪してから、利一と祐二、そして父親まで暴力で支配するようになったのだ。しかし、兄弟は、身長195センチ、体重105キロの雷太になすすべがない。そこで、利一は、河童に頼んで、雷太の殺害を成就しようと画策するのだった ・・・ 暴力嗜好の小学生と河童たちの血まみれの闘いという、超現実離れしたストーリーだ。戦時中のどこかの村という設定が、セピア色の印象を与える。河童との契約条件が、人間の女性と”グッチャネ”=性行為をさせること(”グッチャネ”も粘膜的表現だね)。本作品のベースは典型的なお伽話なんだな。 はたして兄弟は契約を全うできるのか。そして、雷太と河童の闘いの行方は ・・・ 本作品は、肉体破壊の表現など、あまりにグロテスクなシーンが多い。スプラッターすぎて嫌悪感すらもよおしてしまう。読者の痛感を刺激するという飴村行さんの筆力の高さは良くわかるのけれどなぁ。 | ||||
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怖いです。 一気に読めました。 違う世界を見た感じでした・・・ 読み応えあり!! | ||||
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全編エログロ残酷描写の変態小説です。 いかんせん、作者の力量が凄まじいので、 そのグロ描写は、まさに不愉快の極み。 でも文章は淡々としてテンポが良いので、エグイ描写もスイスイ読めちゃって、 そこがまた気持ち悪かったりします。 終始、吐き気を覚えながら、でも何故かページを捲る手はとまらず、 あっという間に読了しました。 また読みたいとは思いません。 この作者は多分、頭がおかしいです。 エログロ残酷ホラーが好きな人は、 絶対に読んだ方がいい逸品ですね。 | ||||
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現実離れしていながら、現実的な精神攻撃 血漿と殺壊と陰鬱が諧謔溢れる恐怖を演出する。 畏怖と諧謔を愛する恐怖小説好きなら買っても損は無いでしょう。 | ||||
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もっと雷太との激しい戦闘を期待していたのですが 皆さんがグロイと言っていると同じぐらいエロイシーンもあって 見苦しかったですね 余計なシーンが多すぎです 河童が出てくるというのには良さを感じましたが | ||||
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いきなり弟殺しの相談をする兄弟、兄弟の相談にのる代わりにある事を強要するベカやん、そして欲望の強い河童(!)と、濃いキャラクターが次々登場し、圧倒的スピードで進む物語。特筆すべきは拷問シーン。清美の受ける拷問は苛烈を極め、一種スポーツであるかのような突き抜けた迫力。ここまで書くか!?という驚きとともに、読後には爽快感すら漂う不思議な味わい。 林真理子氏は拷問シーンに嫌悪を示していたが、彼女が嫌がる物語こそ面白いホラーなのだ。 | ||||
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195センチ、105キロで11歳の弟の雷太。兄の利一と祐二は、雷太に苦しまれたあげく、彼を殺そうと決意する。しかし、人間では到底かないそうもない。彼らが頼った生き物とは。 登場人物全てが人間の血が通っていないかのように、冷酷で人間味が無い。物語も残虐な描写が多く、特に第弐章は、このうえなく鬼畜なシーンが続く。作者は、精神が危険な状態なのではないかと疑ってしまうぐらいの内容。しかし、文章力表現力ともに一級品で、リーダビリティは高い。 この作品を評価した選考委員を讃えたい。時たま、こういったグロテスクで凄惨な作品を読みたくなるのが、人間の性だ。 | ||||
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この作品、暴力シーンは嫌というほど生々しく拷問シーンは読んでいて胃が痛くなるくらいの不快極まりない内容です。しかしストーリーのテンポが良く不思議と読む手が止まりません!お陰で寝不足かつ刺激的内容ゆえに翌朝はぐったりとなってしまいました。まさに帯の「取り扱い注意」という文句の通りだったと思います。欲を言えばラストの三男と河童の長男の決闘は読んでみたかったです。 | ||||
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過去形のみを使って淡々と語られる文体で一気に引きこまれ、 あっという間に読み終えてしまいました。 物語の基本的な軸は、凶悪な腕力をもった子供・雷太と、グロテスクな怪物・河童との対決なのですが、 この小説の特徴は、薬物による幻想世界と鮮烈な拷問の表現にあると思います。 特に拷問シーンは、圧倒的な描写力で、まるで自分がそのキャラクターになってしまったかのように思えるほど。 ただし、グロ表現などが苦手な方はご注意ください。 | ||||
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