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百蛇堂 怪談作家の語る話
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百蛇堂 怪談作家の語る話の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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まずは蛇棺葬を読んでから、こちらを読まないと意味不明です。 というか、無駄に話が逸れる蘊蓄や序盤などの業界話を省いて蛇棺葬と合わせて一冊にまとめて発刊すれば、まだ本としては良かったのになと三津田信三ファンとしては残念。 民俗学的な話は興味深かったけど、2冊とも中途半端な印象が残りました。 | ||||
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駄作 なぜこのひとが 作家になれたかすら 疑問 作品にほとんどが いらない文章 あれほどの厚さ必要無し | ||||
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民俗学的伝奇ホラーと本格味の融合が持ち味の作者の「蛇棺葬」の姉妹編。デビュー作と同様、作家・三津田信三が作中に登場し、龍巳と言う男から体験怪談話が持ち込まれると言う体裁で物語が進行する。龍巳家の主筋百巳家は葬送百儀礼を行なう風習を持ち、題名の「百蛇堂」は喪屋を指す。「百」と「蛇」に彩られた物語である。どうやら、龍巳の祖母の葬儀の際、龍巳の父が密室状態の「百蛇堂」から消失し、数年後、葬列の通り道の"巳珠の藪"近辺で三人の少年が神隠しに遭ったと言う大筋らしいのだが、出版界の内輪話や三津田の友人との会話の中で断片的に語られるので、散漫かつ隔靴掻痒の感が否めない。「蛇棺葬」(私は未読)を読了している事を前提に書かれており、本作に出て来ない話題が頻出し、単独刊行本としては不親切・不見識であろう。また、三津田が一年間だけ、舞台の奈良県蛇迂郡蛇邑町蕗卯檜に居たと言う設定は偶然なのか趣向の一部なのか ? そして、龍巳の手記を読んだ三津田の同僚の夜須代が失踪し、龍巳は手記の出版を突然拒否する。更に、三人の神隠しの翌年、奈良県内で少年三名が不可能状況で失踪した事が判明する。三津田は龍巳の家を訪れるが、そこで怪異現象に遭う。しかし、手記の内容が不明なので、三津田や夜須代が何に怯えているのか読者にはサッパリ分からない。盛んに怪異現象を強調するが、読者には響いて来ないし退屈なだけ。"妄想オチ"か"成り済ましオチ"では無いかと疑われる程、益体も無い記述が延々と続く。読み通すのに苦労した。結局、たいしたアイデアにお目に掛かれないまま、物語は終ってしまう。 「ラストに待つ衝撃の結末」との帯の言葉が虚しく響く。ミステリとしてのレベルは低いし、ホラーと言う程恐くない中途半端な出来。作者が作風を固める前の習作の様に思えた。 | ||||
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民俗学的伝奇ホラーと本格味の融合が持ち味の作者の「蛇棺葬」の姉妹編。デビュー作と同様、作家・三津田信三が作中に登場し、龍巳と言う男から体験怪談話が持ち込まれると言う体裁で物語が進行する。龍巳家の主筋百巳家は葬送百儀礼を行なう風習を持ち、題名の「百蛇堂」は喪屋を指す。「百」と「蛇」に彩られた物語である。どうやら、龍巳の祖母の葬儀の際、龍巳の父が密室状態の「百蛇堂」から消失し、数年後、葬列の通り道の"巳珠の藪"近辺で三人の少年が神隠しに遭ったと言う大筋らしいのだが、出版界の内輪話や三津田の友人との会話の中で断片的に語られるので、散漫かつ隔靴掻痒の感が否めない。「蛇棺葬」(私は未読)を読了している事を前提に書かれており、本作に出て来ない話題が頻出し、単独刊行本としては不親切・不見識であろう。また、三津田が一年間だけ、舞台の奈良県蛇迂郡蛇邑町蕗卯檜に居たと言う設定は偶然なのか趣向の一部なのか ? そして、龍巳の手記を読んだ三津田の同僚の夜須代が失踪し、龍巳は手記の出版を突然拒否する。更に、三人の神隠しの翌年、奈良県内で少年三名が不可能状況で失踪した事が判明する。三津田は龍巳の家を訪れるが、そこで怪異現象に遭う。しかし、手記の内容が不明なので、三津田や夜須代が何に怯えているのか読者にはサッパリ分からない。盛んに怪異現象を強調するが、読者には響いて来ないし退屈なだけ。"妄想オチ"か"成り済ましオチ"では無いかと疑われる程、益体も無い記述が延々と続く。読み通すのに苦労した。結局、たいしたアイデアにお目に掛かれないまま、物語は終ってしまう。 「ラストに待つ衝撃の結末」との帯の言葉が虚しく響く。ミステリとしてのレベルは低いし、ホラーと言う程恐くない中途半端な出来。作者が作風を固める前の習作の様に思えた。 | ||||
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実質的には「蛇棺葬」の続編。前後編といってもよい内容となっている。「ホラー作家の棲む家」では「家」を、次の「作者不詳」では「本」を主人公とした著者のこの2作品における真の主人公は?正直、よく分からない。つまらない作品ではない。少なくとも、中盤までは。雰囲気はそれなりだし、内容もそれなりである。しかし・・・結局、何を書きたかったのか?日本的な長編怪談ということになるのかもしれないが、なんとも内容が中途半端である。特にラストは、2冊にわたった長編のオチとしては、少々物足りない。なんとも強引にすぎる感がいなめないのだ。また登場人物に個性がないのも弱点である。どうにも全ての登場人物が、主人公の「三津田氏」と同じような思考様式で動きすぎて、全然、キャラがたっていない。「ホラー作家の棲む家」以来の登場人物で、唯一キャラの立っていた玉川女史も途中で退場してしまうし・・・。とにかく「ホラー作家~」を読んで三津田作品の大ファンとなった私としては、なんとも長いだけで中途半端なもったいない作品だった。 | ||||
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実質的には「蛇棺葬」の続編。前後編といってもよい内容となっている。「ホラー作家の棲む家」では「家」を、次の「作者不詳」では「本」を主人公とした著者のこの2作品における真の主人公は?正直、よく分からない。 つまらない作品ではない。少なくとも、中盤までは。雰囲気はそれなりだし、内容もそれなりである。しかし・・・ 結局、何を書きたかったのか? 日本的な長編怪談ということになるのかもしれないが、なんとも内容が中途半端である。特にラストは、2冊にわたった長編のオチとしては、少々物足りない。なんとも強引にすぎる感がいなめないのだ。また登場人物に個性がないのも弱点である。どうにも全ての登場人物が、主人公の「三津田氏」と同じような思考様式で動きすぎて、全然、キャラがたっていない。「ホラー作家の棲む家」以来の登場人物で、唯一キャラの立っていた玉川女史も途中で退場してしまうし・・・。とにかく「ホラー作家~」を読んで三津田作品の大ファンとなった私としては、なんとも長いだけで中途半端なもったいない作品だった。 | ||||
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