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(短編集)
よもつひらさか
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よもつひらさかの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 21~40 2/3ページ
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ホラーとミステリ要素が上手く混在しています。どちらかと言うと、ホラー重視のように思われます。表題作「よもつひらさか」以外の短編も十分過ぎる程面白いです。 | ||||
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「ルームメイト」でも感じたのですが、半ばくらいで結末が容易に読めてしまう作品が多いです。 一昔?前の作品集のようなので、当時は斬新だったのかな・・。 電車で気楽に読むにはちょうど良い感じです。 | ||||
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この人の本を読んだのは初めてですが、レビューの評価が高かったのと題名とあらすじが面白そうだったのとで購入にいたりました。 有り体に言ってしまえば、オチや展開の読める可もなく不可もない短編集だったと思います。 あとは後味の悪いものが多かった気がします。ホラーといっても、あらすじの「繊細に紡ぎ出す」の宣伝文句を見てホラーファンタジー系の不気味な味わいのあるノスタルジーを期待していたのでこれは予想外でした。よもつひらさかも情緒的な作品かと思ったらそのままホラーでした。 何も考えずにいても展開が見えてしまう短編が多い中、見知らぬあなたは最後の数ページになるまでオチがわからなくて面白かったです。茉莉花も良かったのですが、後味が悪かったのでそこがマイナスでした。ささやく鏡や生まれ変わり他数編はどこかで聞いたような話で少し退屈でした。後味も悪いです。意外にも時を重ねてという短編の後味が一番良かったです。 総じて世にも奇妙な物語20周年スペシャル・秋 〜人気作家競演編〜 [DVD]の小説版を読んでいる(小説版もあるらしいですが)ような気分にさせる本だな、という感想を抱きました。 | ||||
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ホラー?どーせお化けが出てきてこんにちは!うらめしや〜ひゃー!!でた!閉店ガラガラ!ワオ!みたいなのだろという先入観で入った一読者ですが、ノンノンノ。全く違うよ。そんなのじゃないよ。凄い読んでいて楽しいんだもの。ページをどんどんめくりたい病におそわれる。そんな短編集今まであったかい?いーやわたしが思い出す限りこんな極上のお話集めはないのさ。ホラーというか心理ホラー小説が多々あってドキドキしちゃうんだ!ほんとだよ!当然超自然的話もあるんだけど豪雨の様に襲ってくる感じではなくて、シトシト シトシト うふふ。 | ||||
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最近小説にはまったものですが、本著者の方の本を始めて読みましたが、 短編でここまで読み応えがあるのはなかなか無いのではと思うくらい、 一つ一つの作りがしっかりしているように思いました。 すべてにおいて“創造性の豊かさ”を感じ、 読者の想像力を掻き立てる“余韻”があり、 かつ、すべての話が“まったく違う内容”となっている様に思います。 他のシリーズもぜひ読んでみたいです。 | ||||
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絵とタイトルになんとなく惹かれて買ってしまった初めての今邑さんの作品です。 一言で言うと、理想の短編集だと思います。 一編読み終わるとジワーっと心に広がる恐怖感だったり、サッと気が向いたときに読める1話ごとのボリューム、そしてハズレのない12編。 なんとなく結末の分かるものだったり、以前どこかで聞いたようなオチのお話も確かに存在しますが、いつのまにか読者に主人公の疑惑や不安を伝染させ、勢いよく終着点まで引っ張ってしまう面白さがこの本にはあると思います。 なかでも表題作「よもつひらさか」は、短編集のラストを飾るに相応しい素晴らしい作品なので、ぜひ読んでみてください。 | ||||
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何個か、オチが何となくわかってしまう短編小説もありましたが、総合的には面白かったと思います♪ 「見知らぬあなた」 「穴二つ」 「遠い窓」 が私的には好きです☆ | ||||
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ホラーあり、ミステリーあり、ファンタジーありとこれ一冊で今邑彩さんの様々な作風を体験できるボリューミーな短編集になっています。中には落ちが読めていまいちゾクゾク感が味わえないものもありましたが、読後に言い知れない浮遊感のようなものが味わえる作品もありました。ハードカバーの方の帯で宮部みゆきさんが書かれていた「触れれば心が、ひやりと切れる…」という言葉には正にそんな感じだなぁと思いました。特にホラーではその切れ味は抜群で、研ぎ澄まされた最後の一文が心を一閃します。因みに『穴二つ』、『家に着くまで』は世にも奇妙な物語でドラマ化もされています。世にも〜で見られるようなホラーだったり怪奇譚だったりが好きな方にはぴったりなのではないかと思います。 | ||||
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初の作家さんで、何の予備知識も無かったのが功をそうしたのか買って正解でした。文章が読みやすくサラサラと読めます。12編ともなると、全部が全部面白いはずが無い…と思いつつ。それがどうして、面白かった!【見知らぬあなた】夫が殺された。そこから又、学生時代に文通をしていた相手からの手紙が届く。姿を現さない文通相手。ストーカーなのか?【ささやく鏡】覗き込むと未来が見える鏡。未来を見た私は、果たして幸せになれたのか。【茉莉花】単身赴任の父に会いたさゆえに、私は離魂したのか?父の手紙の謎が、最後に解き明かされる。【時を重ねて】奇跡が写し出された1枚の写真。幻想的で切ない。【ハーフ・アンド・ハーフ】契約結婚のような生活から、普通の愛情のある結婚へ踏み切りたい主人公。かなり複雑な三角関係。ブラック・テイストな結末。【双頭の影】寺の天井に出来た不気味な影。この中で一番、ホラーかも…。後を引くコワさがあります。【家に着くまで】おしゃべりなタクシー運転手に、うんざりしながらもその話に入り込んで行った結末は?【夢の中へ…】優等生から劣等性へとなってしまった少年。悪夢でしかない現実から、優等生だった頃に戻れる「夢」への危険な道。【穴二つ】ネット・ストーカー話。切ない読後感…。【遠い窓】壁に掛けられた絵の虜になった少女。夢と現実を混ぜて、自分の殻に閉じ込めてしまう少女の妄想が怖い。【生まれ変わり】少年の頃、大好きだった叔母が死んだ。その叔母の生まれ変わりの女性と出合ったことから、始まるお話。こんな勘違い男と出合ったら…コワすぎる。【よもつひらさか】〈表題作〉娘と孫に会いに行った先で、通ったなだらかな坂道。一人で上ってはいけない坂道なのに…。ファンタジー・ブラック・ストーカー・ホラー・冥界…色々盛り沢山な内容で飽きることなく読み進められます。秀作揃いの短編ミステリーなので、知人にも薦めらます。 | ||||
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サイコ・ミステリーやホラーの短編が12編。「家に着くまで」は、特番テレビドラマ「世にも奇妙な物語」で映像化された心理サスペンスドラマ。 どれもが怖い落とし話である。いずれも、短編らしいオチがきちんとあって、一つ一つが小品として完結している。大仰さが無く自然な語り口で読者を恐怖の淵へ誘う。 | ||||
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今邑彩のホラーサスペンス短編小説集 彼女も確か友人達のお奨めに従い試しに買い込んできた筈です。 彼女の作品を読むのは初めてですが、どれも非常にレベルの高い切れ味鋭い物語で、作者の発想、物語の展開に感心しました。 物語のおち、結末に必ず一捻り有り、また短編の中にそれらをしっかりと埋め込む筆者の筆の力には敬意を表したい。これからも読んでいきたい作者をまた発見した思いです。 | ||||
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好きなジャンルだしレビューの評価が高かったので購入しました。 期待値を踏まえると★★☆☆☆ですが、客観的な評価としては★★★☆☆くらいが妥当だと思います。 普通に読める内容でしたが、それにしても普通過ぎでした。 短編だからこそオチには期待してしまうのですが、思った通りのオチが用意されていて全く裏切られることなく1話が終わります。 「頼むから自分の予想を裏切ってくれ」という期待は裏切られます(笑) ミステリーホラー好きの人にとってはつまらなくもないけど、人に勧めたいほどでもありません。 読みやすいので、逆に普段ホラーとかミステリーを読まない人には勧めやすいかと思います。 | ||||
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世にも奇妙な物語をよく見ている人は分かると思いますが、映像化された脚本がありました。 どれもとても面白かったです。 この小説のタイトルにもなっている、最後のお話の『よもつひらさか』が一番印象に残っています。 私は満足できる一冊でした。 | ||||
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本当の意味でのケンカは強いつもりだが、驚いた。 本当に出会えてよかった作家・作品でした。 【ささやく鏡】【ハーフ・アンド・ハーフ】【夢の中へ・・・・・・】【穴二つ】【遠い窓】 そしてタイトル・チューンでもある【よもつひらさか】 不思議に連れ去られる麻酔のような、 泥酔の国境で、シエスタと呼ぶには綺麗すぎる眩暈。 小説、しかも短編の世界で、こんなにも不安定で確かに残像の影を笑えない作品だらけだと、 たまらない。 ものすごい美女に翻弄され、操られ、それを重ねることに何の抵抗もなく 俗世をあざ笑う感覚。 そういう時こそ、出会えてよかったと思うんだよね。 「うそ!?」 って言いたくなる世界。小説や短編の中に、そんなに多くはないと思う。 | ||||
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実によく出来た短編集。 どれもとても面白かったです。 表題作である「よもつひらさか」には、思わず「う〜ん・・・やるなぁ」とため息が出るほど。 必見の作品集だと思います。お勧めです! | ||||
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やっぱり面白いです!今邑さんの作品! 世界観、二転三転する展開の面白さ、予測不可能な結末。 私の好きな要素全開で、読んでいて飽きることがありません。 常に文章に惹きつけられ、早くページを捲りたくてしょうがない。 本好きの身としては、言うことなしの作品でした。 それぞれが20〜30ページほどの短編が12収録されています。 戦慄のホラーとあるように、ほとんどがホラーものです。 水の恐怖のように、じわじわと染み込んでくる怖さを感じます。 だんだんと逃げ場を奪われ、知らない内に閉じ込められる― そんな恐怖も覚えました。本当に背筋がぞっとします。 そして、やりきれない思いでいっぱいになる「切なさ」が 描かれている作品もあり、ホラー以外の要素も楽しめました。 | ||||
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表紙に惹かれて何となく買ってみました。 どのお話も、上手くまとめられていて読みやすく、 また、独特の雰囲気があるなぁと思いました。 ただ、ほとんどの話が、先が読める、どこかで読んだような 内容ばかりで残念でした。 | ||||
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この作家のものは、ありきたりな読者の想像を簡単に打ち砕いて思わぬ視点から、考えだにしなかった結末にもっていくのが特徴的であり痛快だ。その作法が分かってからはいかに先回りして読者が読みながらこの作家ならこういう筋立てでいくだろうと勝手に作品を構築していく面白さがあっていい。もちろん自分の構築と作者のそれが違っていても全く落胆はしないし大抵は「う〜んそうきたか」となるからである!作者の発想の自由奔放さが楽しい。異界・冥界・ミステリー・伝奇・ファンタジー・ホラー・空想・SFなどその幅の広い知識に裏打ちされた自由な展開。後味がじつに爽快である。奇妙で残酷であってものどごしさわやかな読後感である。 | ||||
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最後の作品の「よもつひらさか」は、絶品である。構成も見事なら、文章も見事である。途中に出てくる母親と子供の話もいい。青年の話もいい。兎に角、うまいのである。まさに、現代の芥川龍之介である。しかし、他の作品は、もう少し工夫があるとよい。最後の作品だけでも、本書を買う価値がある。 | ||||
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どのお話も粒揃い!よく出来ていて、ゾワゾワ〜と怖くなって、 全く退屈せずに一気に読んでしまった。 結末は大体こんな感じになるのだろう・・・と予想はつくのに、 それでも全く集中力を途切れさせることなく引き込まれてしまう筆の力は 本当にすごいと思う。 | ||||
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