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(短編集)
独白するユニバーサル横メルカトル
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独白するユニバーサル横メルカトルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全115件 61~80 4/6ページ
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特異な題名以上に、読者に新鮮な驚きを与える衝撃的な短編集。9つの短編を収めているのだが、一作毎に趣向が凝らされ、様々な形で恐怖と戦慄を与えてくれる。 無垢な少年少女が、過酷な現実に直面する事によって自らも"優しさ"を喪失し、人間としての一線を越えてしまう話。一見、単なるスプラッター・ホラーに見せかけた巧緻な構成を持つ作品。近未来の統制社会を舞台にしたSF風の作品ながら、捻りを凝らして人間の持つ"優しさと酷薄さ"を対比させた作品。「羊たちの沈黙」のパロディの様な体裁ながら、これも捻りを凝らした作品。更に、「地獄の黙示録」のパロディめいた内容を、初期の筒井のドタバタSF風に描いてみせた作品。「地図」を物語の語り手にして、その持ち主の所業を徐々に明かして行く作品等々。多様な作風とストーリー・テリングの巧みさに驚かされる。 全体として、ある一線を越えてしまった人々の狂気・喪失感を巧みに描いている感じがする。越えるキッカケは、家庭環境、食欲、肉体的暴力、強迫観念、金銭欲、フトした原因で犯した最初の殺人等。私は特に「強迫観念-喪失感」が印象に残った。作品毎に文体を完全に変えているのも特徴的。ワザとたどたどしく書いてあるもの、緊迫感に溢れた筆致のもの、静謐感が漂うもの、サンバのリズムが似合うもの。そして、本作の特徴とも言える極度に醜悪な描写。これは本当にリアルに描いてあり、読む方によっては生理的嫌悪感を覚えるかも知れないと心配される程。これまで作者の作品を読んでいなかった事が悔やまれる、そんな秀逸な短編集。 | ||||
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何度か吐きそうになる。比喩ではなく,嘔気が来ること間違いなし。「このミス1位」で手にとって,最後まで一気読み。ホラーやグロい話は苦手なのに,何故だか読み進めてしまった。短編集。 【以下,ネタバレ含みます注意】 近未来の行政システムを描いた「オペラントの肖像」,表題作「独白するユニバーサル横メルカトル」がおすすめ。 | ||||
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奇抜なタイトルと「このミステリーがすごい」1位で知られる本書だが、この小説にミステリーの要素はなく、ホラーと呼ぶのも違う気がする。 新しいジャンルとして「グロテスク小説」に分類するのが妥当だろう。 この小説から受ける印象は「恐怖」ではなく「不快」である。 ただただグロい情景描写が続いてゆく、これを「独特の世界観」と評するに値するかどうかは見解の分かれるところであろう。 評価の分かれる本と言ってしまえばそれまでだが、「この本を好きだという人とは親しくなりたくないなぁ」そんな本である。 | ||||
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一言で言えば「悪趣味」ということになる。 「このミステリーがすごい!」2007年度第一位を獲得した、平山夢明による短篇集である。この作品がミステリーかどうかは疑問が残るものの、挑戦的な意欲作であることは間違いない。個人的には最終話の「怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男」が断トツであった。 MCという強迫神経症の男性と、ココという人生に絶望した醜い女性。椅子に縛り付けられた後者に、前者が手術用具を使ってありとあらゆる拷問(というより生きたままの解剖)を容赦なく繰り広げる。目的はない。強いて言えば人生に絶望しているココに、苦痛から逃れたいという希望を与えることだろうか。MCは解剖学用語を駆使して自分の行為を逐一ココに解説し、脇役である「溶けた時計のような頭の男」がその残酷さを読者に代わって訴え、その言葉が行為の異常性を改めて強調する効果を生み出している。だがココは最後まで拷問(解剖)を拒絶しない。叫び声を上げない。「指は切断されるよりも折られる方が痛いわ」などと言って、むしろ苦痛を味わっているかのようである。男女の言葉だけに耳を傾けるのであれば、これは死にいたるセックスにほかならず、交わされている会話の調子と物理的な行為とのギャップが、その残虐さをかえって際立たせている。 読み終わったときの後味の悪さ。しかしそれこそが本作の魅力なのだろう。言葉はどこまで人間を残酷にできるか。その難問に挑戦したかのような、悪魔的で救いのない、読者を選ぶ作品集である。幸せなままでいたければ読まないほうがいい。 | ||||
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『「超」怖い話』で平山氏を知ってから、ちょくちょく読んでいます。 本書は、表現が秀逸でえげつなく、読者の「原始の想像力」を さかなでされる代表作がたくさん収録されていて、秀作です。 表紙絵の力(魅力、魔力)は、大きい。 ホラーでもない。怪談でもない。いわば、夜想小説、夢想小説、悪夢 と言えます。 本短編集は氏の代表作であり、かつ、キッカイなタイトル 「独白する」「ユニバーサル」「横メルカトル」という、謎めいた 題名、それと、シュールな表紙とあいまって、本の扉を開く前から 読者はすでに奇怪な世界へと足を踏み入れていきます。 ・ニコチンと少年 ・Ω(オメガ)の聖餐(せいさん) ・無垢の祈り ・オペラントの肖像 ・卵男(エッグマン) ・すさまじき熱帯 ・独白するユニバーサル横メルカトル ・怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男 「ニコチンと少年」は題名がしゃれですが、空恐ろしくも気味が悪い傑作。 「オペラントの肖像」はどんでん返しがあって、推理小説風でおもしろい。 表題作は、実は、一連の収録作の中では、まだ「まとも」な話(設定は独特 ですが)と言えます。 夢明氏の作品は、一度とりこになると、クセになるような、そんな 毒と夢想を含んだ血肉と供物を含んだ、魅力的な「闇」の小説です。 読者は、自分でも気がついていない、自らのどす黒いリピドーを、まるで 鏡に映った自分の姿を見ておののくがごとく、新しい発見にたじろぐ可能性 大です。 | ||||
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ホラー小説などは好きな方ですが、残念ながら私にはこの本の面白さがわかりませんでした。 残虐描写ばかりで、その描写に深い意味も感じられずひとことで言えば「つまらなかった」です。 そういうのが好きな人は面白いかもしれません。 | ||||
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とにかくエグイ内容が多いです。 毒気の無い作品に厭き厭きしていたり、元々平山氏のファンだというような人が手に取る分には問題ないと思うのですが、うっかり帯の煽り文句あたりにつられて何も知らずに手を出したら高確率で後悔するんじゃないかと思います。 文章自体は読んでいて凄く綺麗だと感じるんです。堅苦しくない程度に上品な文体の中、ところどころで書き手の教養が見え隠れしていて、読んでいて心地好い。 でも、まるで空気中の埃みたいになんでもない顔をして狂気だのグロテスクだのえげつないものが蔓延している。ついでに何だか生臭いし嫌な感じに生温かい。夏場の蒸し暑い中で読んだりしたらそれだけで体力を消耗しそうだし、明らかに耐性のある人とない人とでリアクションが別れる内容なので、他人に勧めるのは全力で憚られます。 好きな人は狂喜するけれど、駄目な人はちょっと見ただけで吐き気が込み上げる。たぶん食べ物に喩えるなら蜂の子とかそっち系の見た目ちょっとアレな珍味かと。 個人的には大好きですし、一度嵌まれば後戻りできない魅力のある作品だとは思います。 でもこれ、うっかり読んだ罪も無い読者が具合を悪くしかねない内容ですし、間違っても平積みとか書店の目立つ位置に置いたりとかしちゃいけない気が… | ||||
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2007年の「このミス」第1位の作品の文庫化。当時読もうと思っていたんだけど、読まずにいたら、もう文庫化された。 しかし、悪夢だ。嫌悪感を催しながらもどんどん引き込まれていく。決して、ホラー好きというわけではないが、この本が読まれる理由は分かる。 怖いもの見たさなんだけど、それだけではなく、人間、誰しもが持つ狂気が日常に潜んでいる感覚が、淡々と描写されているのが不思議な魅力だ。 正常と異常の境目なんてなくて、人間はその混在状態が普通なんだろう。 でも、やっぱりホラーは自分には合わないな。気持ち悪いというより、このような小説に魅かれてしまう自分が怖いから。 | ||||
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2007年版このミステリーがすごい!第1位、2006年度日本推理作家協会賞受賞である本作は、異常な作品である。この度を越した異常さが、この作品の魅力でもあるのだろうけど、好き嫌いがはっきり分かれる作品であることは間違いない。自分はあまり好きではないタイプだった。どこがミステリで、どこが推理なのかは読み終わったあとでも謎である。(この謎が解けない時点ですごい秘密とかに気づいていないだけかもしれないが。。)オムニバス形式の短編集で、「世にも奇妙な物語」をとてつもなくグロくしました、といった様相。というか、もう「グロい」どころの騒ぎではないね。どんな精神状態であればこのような文章が書けるのか不思議であるほどのこの壊れっぷり。読んでいて、体のあちこちが痒くなる感覚。そんな中、ある種の爽快さも感じるのが不思議である作品だ。 壊れた社会に巻き込まれた太郎が老人との出会いで変わってゆく「C10H14N4(ニコチン)と少年」、人を食べ死体処理をするオメガが最後に食したい人間は「Ωの晩餐」、見捨てられた少女の祈りは殺人犯に届くのか「無垢の祈り」、芸術が禁止された条件付けの世界を描く「オペラントの肖像」、死刑囚のために刑務所に導入されたロボットとは「卵男」、賞金首を追って異常なジャングルに入り込む「すさまじき熱帯」、地図の独白により明るみになる真実「独白するユニバーサル横メルカトル」、夢に救いを求める「怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男」。 とくに、本作品のタイトルともなっている「独白する―」と「C10H14N4(ニコチン)と―」は、なかなか味がある語り口で新鮮だったし、「卵男」はなんだか「羊たちの沈黙」に、「すさまじき熱帯」は「地獄の黙示録」の最後の方に似ていて面白かった。 | ||||
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猟奇的で独特の雰囲気を持っている短編。 それぞれの短編に手法が凝らされていて、それぞれが安定した完成度だと思いました。手法が違っても、作者独特の雰囲気をかもし出せているところが好感が持てます。 ただ、いろんな意味でグロテスクな表現が多いので、精神的にうぶな人は気をつけたほうがいいと思います。 | ||||
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読んで気持ち悪くなる話が大半。。だめな方にはほんとにオススメできない。表題作の独白するユニバーサル横メルカトルは良かったので2つ。 | ||||
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どっちかというとホラー小説のような気がしました。 夢と現実の境目を描いたようなグロ描写は凄まじく、読み手を選ぶでしょう。 というか、まともな人間は読まない方がいいと思います。 怖いかと聞かれれば、どうかなあ。 今や現実の方が凄惨な事件は多いし・・・ | ||||
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「このミス大賞」との帯を見て購入。短編集で、特に短編ごとのつながりはありません。 SFのような世界観で、それぞれの短編ごとに条件付けをされた、違う世界の上で描かれています。受賞作の”メルカトル”も、一人称が地図という設定で物語がすすみます。 なかなか生々しい表現が多い(端的に言ってしまうと”グロい”)作品なので、読む人を絞ってしまう部分はありますが、個々の短編がそれなりに嗜好をこらされていて、ただ不思議な設定というのではなく設定を生かした物語が展開されるため、読み応えがありました。 個人的にはオメガの憂鬱と、条件付社会の短編について、そもそも設定がユニークなのと、ユニークな設定に負けない意外な展開を持っているということで評価して、星4つです。 | ||||
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なんとなーく本屋で平積みになっていたので手に取ってみたのですが、 全体的に印象が薄かったです。 表紙と帯、なによりこのミスでの評価の高さが頭にあったせいで 期待しすぎたのかなぁと思い何度か読み返してみましたが・・・やっぱりいまいち。 ホラー好きの猟奇好きのグロ好きなのでこれぐらいなら現実の事件のほうがよっぽど怖いなぁーと思ってしまいました。 | ||||
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2年前の”このミス”の1位! 個人的に、この作品にそのような力がるようには思えない。 発想は貧弱、短編のわりには落ちが弱い、筆力はあるのだがそれだけに救われている。 この作品の読むべきところは、一部のマニアに対するスプラッタ趣味の表現のみ。 確かに表題作はその他の作品よりは完成度が高いと思うが、やはり結末は標準。 読んでいて退屈か?と言われれば、まぁ時間つぶしにはなる程度。 個人的意見としては、新幹線の駅の売店に並んでいる、それなりに2時間くらいつぶれればいいか!と言う文庫くらいのクオリティ−。 グロテスク趣味で、読書は時間の浪費と考えてらっしゃる方にはお勧めですかね | ||||
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評価の高い作品なので、うっかり読んでしまう方が続出することが予想されます。 警告。これ、いやな後味ですよ。しかも内容は「下劣」。登場人物の性格は「愚劣」。 わざわざお金と時間をつかってまで嫌な思いをしなくてもいいだろうと思う方は、読まない方がいいです。 もちろん、「この世の汚さから目をそらすな」という物言いは存在しますが。しかし現実は充分醜いですし、「目をそらすな」とおっしゃる方々が、そんな醜い世界を変えるための努力をしているわけでもありません。(むしろ、汚いことを書いたり読んだりしたいだけの人が大部分です。) 読まなくても、読みたくないとおっしゃっても、この本の場合、全く恥ではないと思います。 わたし的には、読まなくても良い本でした。 | ||||
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現実世界と極めて近似した地獄。 もしかしたら明日の私かも知れないし、今日の誰かかも知れない。 「現実との架け橋」は保ちながら、 想像力の限界への挑戦とばかりにグロテスク散りばめられた異形の世界。 特に印象に残ったのが、以下の2篇。 『Ωの聖餐』 この世で最も汚い場所。 正気を失わせる腐敗臭が充満した謎の小部屋で、 死体を処理する巨大な男・オメガ。 まず、この設定だけで魅力的。 オメガと関わることで (既に崩壊している)人生を粉々に砕いてしまう主人公。 しかも、きっかけはリーマン予想。 素数の法則性に翻弄され、後戻り不可能な地獄へ。 『すまじき熱帯』 渋谷で声をかけられ、熱帯へ。 人間を食い尽くす泥鰌、鰐、昆虫。 コンクリートジャングルなんて生易しいと思える地獄の熱帯。 そこに奇妙な王国を作り上げた男・呉。 軽い気持ちで迷い込んだが、切符は地獄への片道のみ。 原住民の使う奇妙な言語、日本語で表記したときの「すまじき」奇っ怪。 一つの壁を突き破った作品では。 収録作は、どれも酸鼻、醜悪、地獄絵図。 ホラーや怪談が苦手な人には絶対オススメできない作品群。 ただ、『Ωの聖餐』、『すまじき熱帯』は 表現の到達点の一つといっても過言ではないような。 ただの怪談屋じゃねぇってことは確かです。 | ||||
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異形コレクション初出の作品を中心に8編を収録した、平山氏初の短編集が本作です。 同じく今作においても、他の追随を許さない強烈なるグロテスク、鬼畜、嘔吐どころの話でない生理的嫌悪描写がビシバシと横溢しているわけですが、何よりそれらが見事、奇想の極地とも言える各短編の骨格に血肉として交じり合っておるところが違うのですな。描写のキワモノっぷりだけが先行しない、むしろ、必然であると思わせる凄さ。これぞ独創の極み!っちゅう確かな筆力をビンビンと感じさせマス。 個人的に最も興奮したのはやはり表題作の「独白するユニバーサル横メルカトル」で、これ、メルカトル図法の地図はじめとする無機物の語りによって進行する御話なのだが、その奇態なる世界観のみならず、しっかりミステリ風の進行でオチつけてしまうサマに畏れ入ります。さらには「Ωの聖餐」や「怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男」における、有機を分解するオゾマシイ凄惨と、実に無機的なインテリジェンスの"聖餐"が神々しく合算しての幻想怪奇にブルブルしちゃうし、読中に地獄の黙示録がアタマを過ぎった「すまじき熱帯」での熱病的な毒想に浮かされるわ、近未来要素も多分な「オペラントの肖像」や「卵男」での意外やキレイなオチにスマートに落とされるわで、多種混合の驚愕が引っ切り無しに襲い掛かってくるトンデモな充実っぷり。就寝前の時間を使って一晩に一話のペースで読んでいたのだが、こんな上質な悪夢であれば、うなされてみても構わないなとさえ思った怪作。 | ||||
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物語を読んでいるのではなく、説明がヘタな報告書を淡々と読み進めて行く感じ。 しかも、「こわがらせてやるぞ〜、こわいだろ〜?」という妙なやらせっぽさで、他のレビュアーの方々も書いている通り、今まで読んできた本、今読んでいる本のジャンル等に感想が左右されやすいと思われます。 僕は読みながらおかしくて失笑してました。 | ||||
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「このミステリーがすごい!」の第1位に選ばれた本ですが 1mmもミステリーではありませんのであしからず。 元々コノ人は短編怪談集と猟奇殺人のノンフィクションで有名になった人。 読後の後味の悪さでは定評がありましたが その才能がついにここに結実しました。 ここにあるのは 純粋に圧倒的な暴力とグロテスクのみです。 普段萌えだとか癒しだとか言ってる人は 絶対に読まない方がいいです。 ワタシにとってはカナリ最高でした。 新作の「ミサイルマン」も良かったけど でもこの人はもっと凄いのが書けるはず。 期待しています! | ||||
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