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(短編集)
独白するユニバーサル横メルカトル
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独白するユニバーサル横メルカトルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全115件 1~20 1/6ページ
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グロテスクでロマンチストな露悪趣味のだらだらした内容だった 退屈 | ||||
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仕事の合間に月5~6冊を読む程度の初心者ですが、とても読みやすかったです。 「無垢の祈り」は凄く良かった。 宗教に取り憑かれた母親と、ろくでなしの義父との間で葛藤する少女には涙が出そうになりました。 終盤まで本当に救いの無いお話でしたが、最後に救いの手を差し伸べたのは神なのか、悪魔なのか。 どの感情が正解なのか分かりませんが、最後には安心している自分いました。 この方の本は何冊か読みましたが、私的には凄く読みやすいです | ||||
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まぁまぁ面白かったけど言うほどではなかった | ||||
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初めてこの作家さんの本を読んだけど大好きになりました。ほかの作品も読みます。 | ||||
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タイトル作品と、映画化もされた無垢の祈りと最後の話を除くと 残りは筒井康隆の各作品からの影響と言うかほぼコピーに近い あらゆる話が筒井康隆風 童話口調だけど中身は鬼畜 未開拓地の現地人とのドタバタなやり取り 未来国家のおかしな制度と反乱 テーマやどんでん返しの入れ方 出てくるキャラ達の口調 どれをとってもかつて筒井康隆で読んだよなーって記憶が蘇る 最後の拷問の話は読んでて辛いくらいのゴア描写だったけど 筆者の事は現代的なヒトコワ怪談系の作家としてイメージしてたので他は私が思ってた感じとは違いました とりあえずタイトルは最高だけど | ||||
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以前から平山夢明先生の作品は人によって好き嫌いが大きく別れるイメージがあり、気になったので購入しました。暴力、嘔吐等の描写も多く受け付けない方もいらっしゃるのは納得です。 印象に残っているのはニコチンと少年です。読み終えて少ししてから「ニコチンってそういうことか!」となりました( ˆ ˆ ) 本のタイトルにもなっている「独白するユニバーサル横メルカトル」は人間ではない物による一人称視点でお話が進んでいき、面白かったです。 平山先生の作品が私にはどストライクで中毒性があり、もっと読みたい!足りない!となったので他の作品も購入しようと思います( ˆ ˆ ) | ||||
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8編収録ですが、とにかくタイトルのセンスが素晴らしいです。 『独白するユニバーサル横メルカトル』はインパクト大ですが、ほかにも 『怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男』 『C14H14N2(ニコチン)と少年-乞食と老婆』 など、何のことだかわかりませんが印象的なフレーズが並んでいます。 このミス!を受賞したこと、表題作が第59回日本推理作家協会賞を受賞したことからミステリと思われるかもしれませんが、内容は不条理ホラー系です。 独特な設定から、独特の文体で、独特の展開が続きます。 ひとつひとつの物語を分析するより、この奇妙な世界観に浸るという感じです。 異彩としか言いようがありません。 ストーリーとして分かり易いのは、『C14H14N2(ニコチン)と少年-乞食と老婆』『独白するユニバーサル横メルカトル』かなと思います。 他に『Ωの聖餐』『無垢の祈り』『オペラントの肖像』『卵男』『すさまじき熱帯』が収録です。 平野夢明ワールドに触れたいひとのために! | ||||
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「無垢の祈り」の映画を見て原作が気になったため購入。正直映画とは全く印象が違いましたが、とても面白かったです。多種多様な書き方の様々な短編が入っていて満足感があります。面白いのは、過激かつ陰惨な話が多いはずなのに読んでいて不快感は少なく、読後もむしろ爽やかさを感じます。 | ||||
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謎めいたあるい不思議な味のする小説は数多いが、作者が勘違いしてしまい、 「不可解な後味」と、「不快さ」を通り違えた小説が稀にある。 本書はその勘違いした作品集。全ての短編の後味は、考え込むこともまた味わい たいと思うこともなく、ひたすらに不快だった。 よくもまあこんな屑小説を書いたものだと感心する。 救われない何物も持たないホームレスの老人が主人公、ひたすら世間から疎外 され虐められて何も落ち度がないのに悲惨な目にある話。 ヤクザから飼われ、人間の死体処理に使用される化け物と化した人間の末路。 家族から性的虐待を受け続ける女性と、その家族が殺される様子を細かに描写 する短編。 「条件付け」する世界とその中での惨めな人生を送る人。ご大層な表題だが、 中身はないに等しい。 実験的な小説と悦に入っている様子が分かる、くだらない「死刑制度」にまつ わる面白くもない物語。 人を殺すシーンを多用した、スラップスティックまがいの味の悪い小説。 一事が万事この調子。他の作者が書かないようなグロテスクなシーンをこれで もかと提示して、気持ち悪さだけが残る駄文集。一体何を描こうとしたのかさえ、 まるで意味不明の小説。「味わいが悪く、胸も悪くなる」ことだけの小説集。 いっそのこと「障がい者」を犠牲者にまつり上げるようなことまでしたかった のだろうが、そこは姑息な著者であり、社会的に指弾されることは描かない。 古本屋さんで100円だったが、読んで時間の無駄であり、不快感が増幅した だけだった。 このような小説しか書けないなら、文筆業を辞めることを考えたほうがいい。 人のため、世のため、紙を浪費する環境問題の解決のため、心底そう思う。 ☆ などある訳がない。 | ||||
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あまり頭が良くないので ほぼ理解できなかったのですが、Ωの聖餐は面白かったです。 | ||||
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短編集で、 筆致も色とりどりなので、 好みかそーでないかなど、 一篇ごとにそれぞれありそう。 SFからSMまでなんでもござれで。 なんか昭和の不気味な作風の、 夢野久作さんとか、 江戸川乱歩さんとか、 そーゆーの読んでるかのような、 見ろ、ここまでやれるぜ! みたいなのまであり (表題作がまさにそれで)、 続けて読むと集中力が継続できず、 必ず一話ごとに本を閉じました。 作風なのか、 もっと他の作を読まないと、 まだぼくにはわかりませんが、 少なくともこの本では毎度、 頭蓋の最奥を抉ってくるので、 短編集だと味が濃すぎて、 この読みかたしかできません。 読みづらい作も、 個人的にはありました。 それを読んでるときは、 これは満点でもないか? なんて思ったりもしました。 でも畢竟、好きだなぁと。 ピリッとくるこのての小説を、 何冊かに一度は挟みたい。 平山夢明さんは、 読書を続けるのに必要です。 いろんな味が欲しいので。 | ||||
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よくわからない表題と絵に惹かれて購入しました。 結果。かなり面白かったです。 短編集なので短いながら読みごたえがあり、長編でよくある中だるみがなくサクっと読めました。 読み終わった後も解説が書いてあるので難解な内容の作品でも「あーそういうことね」と納得できます。 グロさはありますが、個人的にはマイルドです。うわっとはなりませんでした。 世界感も話のまとまりも自分好みで大変面白かったです。 | ||||
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グロさこの上なし。 読んでて飽きない文章の巧みさ、豊かさがありました | ||||
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他作品が佳作揃いでアイデアも奇抜で面白かった。 比べると、地図の問わず語りの内容がむしろ平凡に感じて印象に残らないくらいそれぞれに強烈。 個人的には、「怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男」が白眉。「夢魔」をお題によくこんな話思いついたな…(井上雅彦『異形コレクション 夢魔』寄稿) 取り返しのつかない喪失感の表現力も素晴らしかった。 | ||||
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グロテスクと胸糞が盛りだくさんの八篇。 残酷描写が苦手な方は避けたほうが無難です。 『ニコチンと少年――乞食と老婆』 いじめを受けるようになった少年とホームレスの老人との交流。 この第一篇が最も刺激が少なく内容自体も印象が薄い。 『Ωの聖餐』 組織で死体を「処理」する元サーカスの大食い男の世話をすることになった元数学者の青年の話。本作で重要な、大食い男が脳を食することで知識を吸収するという嘘くさい設定が作風にそぐわず抵抗があった。グロテスクな大食い男の描写そのものが見どころかも。 『無垢の祈り』 新興宗教にのめり込む母をもち、義父からの虐待を受け、転校先のクラスで虐められる小学生の少女ふみ。そんなおりに彼女が暮らす町で連続猟奇殺人事件が発生する。犠牲者のひとりはかつてふみを襲おうとした男だった。少女の祈りは届くのだろうか。ある種、類型的な義父の人物像に虫唾が走る。 『オペラントの肖像』 人類が条件付け(オペラント)で管理される未来を描いたディストピアもの。オペラントを唯一破るのが芸術であり、芸術を愛好する者は堕術者として、かつての隠れキリシタンのように政府からの弾圧を受けていた。優秀な堕術者捜査官の男は、自殺した堕術者の娘と恋に落ちる。スパイもの。 『卵男』 5人の女性への強姦殺人を犯した罪で死刑囚として収監されているエッグマンは司法取引を持ち掛けられる。 本書内で最も凝った仕掛けのミステリー作品。 『すまじき熱帯』 一攫千金を狙い久しぶりに再会した父親ドブロクと東南アジア奥地の「呉の国」を目指す。 グロテスクなシーンは多いが残酷さはあまり感じさせない。後半以降、とくにラストはドリフのコントも想起させるコミカルな一篇。映画『地獄の黙示録』が下敷きだろうか。 『独白するユニバーサル横メルカトル』 先代のタクシー運転手と、その息子に「仕えた」地図による独白。先代はある出来事をきっかけに「私」に印をつけるようになる。先代の死後、引き継いだ息子は「私」に記された印に気付き、その場所へと向かう。 擬人化した地図の視点から描いた表題作。 『怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男』 自殺により相棒を失った、拷問・処刑人MCは処刑中に「夢を飼う」ことで正気を保っていた。ドンの指令で奇妙な助手とともにその夜もひとりの女の拷問を執行する。顔中キズだらけで「ロマンスを求めて」自ら処刑に赴いたと話す謎の多い女がMCの意識に触れる。 本書屈指の痛々しさを感じさせる(指、目)と同時に最も抒情的な作品。 | ||||
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ネタバレになるのでストーリーは触れないようにしますが、これを読んでホラー小説以上の恐怖を感じました(良い意味で)。特に怖いシーンもなく、残忍なトリックもないのに、人間性に潜んでいる純粋な悪だけでこんなにショックを受けるなんて初めてです。 | ||||
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最近よく読む「平山夢明」の短編集です。感想…①「ニコチンと少年-乞食と老婆」:いまひとつ、はっきり主題が伝わらない。伝わりにくい。町の有力者の子供だけど学校でいじめられてるたろうがさらに乞食を虐待するに至る物語ですが、たろうが乞食になにを感じたのかとか、ちんちんの謎とかそういうのがよくわかんない。②「Ω(オメガ)の聖餐」:象のような姿にかわりはてた人間、オメガと過ごすこととなった主人公と、その末路。結局オメガの知性をさらに受け継いで後継者となった主人公。③「無垢の祈り」:ふみにとって救いのない展開がひたすら続き、やっとおじさん現れた?と思ったら義父だったりするあたり、まるでファニーゲームのような裏切り。でも、最後の最後でやっと救い?が。④「オペラントの肖像」:世界観がつかめるまでにちょと時間を要しますが、ラストの完全な裏切りとこれから主人公を待ち受ける運命にはヘドが出ます。主人公を取り囲むすべてのひとたちが主人公を堕術者であることを証明するために仕組まれたものであったというラスト。⑤「エッグマン」:言い回しがなんか、遠回しすぎて、よーするに?語り手「エッグマン」がアンドロイドだったってこと?かな。もう少し読み手に分かりやすく表現できないかなー。うーん。食べ物を食べるときの描写は、さすが「ダイナー」の平山夢明さん。その他いろんな知識が詰まってるなー一体どこでこんな情報・知識を手に入れてるのかと感心。⑥「すさまじき熱帯」:蒸し暑いジャングル?的な環境。広大な密室。そして人食いドジョウや人食いワニの生息する川。その川に顔面を浸けるおぞましい処刑。なかなかインパクト大。どこか「粘膜シリーズ」にも通じる雰囲気。⑦「独白するユニバーサル横メルカトル」:語り手である地図帳、しゃべり方が文学的?すぎて若干読みにくさを感じるとともに、著者の広範囲にわたる知識を感じる一編。ほぼ古典ではあるけど夏目漱石「我輩は猫である」的な目線。中盤ややグロ描写はあるものの、平山夢明小説のなかではたいしたエグさではない。⑧「怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男」:タイトルからもうすでにそのグロさにわくわくする短編。冒頭、主人公が数字を並べて行動しており読者としてはなにを言ってるのかよくわかんないけど、それは中盤にわかってきます。序盤主人公たちが止血?とか儀式とかいったいなんの?仕事をしてるのかよくつかめず、想像力を要しますが、(おそらくほとんどの読者の)想像どおりの仕事内容であり、かなり鬼畜モノに仕上がっています。しかし無麻酔でのハーディの手技はかなり読んでてきつい。 | ||||
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「このミステリーがすごい」で1位になった本なので読んでみましたが、いじめとか暴力とか殺人とか、気持ちの悪い話がひたすら詰まっており、どの話も救いも喜びもなく驚きもなく淡々と進行するのみです。お金や時間を要して気持ちの悪くなる話を読む意義はないかと。自分的には、このミスの1位を読んだという意義だけはありましたが。 | ||||
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普通に読めました。 | ||||
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どのストーリーも読んでいて不快になる作品ばかりでした。 怖い、痛い、おぞましい、などではなく、本当に不快になります。 何のために産み出された作品なのか、何を伝えたいのかもわかりません。 私の好みに合わなかったと言えばそれまでですが、不快という言葉以外に感想が出てきません。 | ||||
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