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(短編集)

独白するユニバーサル横メルカトル



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独白するユニバーサル横メルカトルの評価: 3.57/5点 レビュー 115件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.57pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全115件 21~40 2/6ページ
No.95:
(5pt)

最高

ありがとう平山夢明………なぜ今まで読んでいなかったのかが解らない位最高でした…
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)より
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No.94:
(3pt)

ダークというよりスプラッター

夢野久作が好きで、似た雰囲気の最近の作品が無いものかと探していて、出会いました。
この作者が書く物語は登場人物がみんな狂っているということでしたが、確かに尋常ではありません。
全体的に、陰鬱さよりは快活さが強く、読みやすい作風だと思います(内容的にはグロ要素が多めなので、好みは分かれると思います)。

鈍く、重く、暗い倒錯を求めていたので、やや期待していたものとは違いました。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)より
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No.93:
(3pt)

ホラーなのかミステリーなのか。

無垢の祈り、の映画の話題を見て本作を購入。
ジャンルとしてはホラーとかミステリーとか紹介されていたが、短編集なので何と分類するかは難しいところ。
大前提として文章が下手とか圧倒的知識不足、取材不足と言ったことはまったくない。
独自色はあまり感じられない。
これといって気に入った、すばらしいという作品は無かったが、短編なので読みやすかった。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)より
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No.92:
(3pt)

画太郎氏が漫画化すればとても面白そう

下ネタと暴力を含んだインモラルな童話風文体のストーリーではじまり、
カニバリズム、児童虐待など、常識的な倫理観をもってして読めば間違いなく気分を害すであろう作品群。
ただ、各作品ごとに独特な倫理観を持った世界が形成されており、そこにSF的なテイストを絡めながら描かれている為、
読みごたえとしてはそこそこあってよかったです。
割とぶっとんでる内容なので、表題作含め画太郎先生が漫画化すればある意味面白いのではないかなと思いました。1作目のニコチンと少年のエッセンスは弱者への暴力とナンセンスであるように感じられ、特にそう思ってしまいました。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)より
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No.91:
(2pt)

万人向きではない

2006年ミステリーベストテンにランキングされたこの作品、読む前から賛否両論あることは知っていました。いわく、「万人向きではない」と。

 で、読んでみました。まあ一言で言うとグロテスクという言葉がピッタリなんでしょうか。短編集なのですが、いきなり最初の作品で面食らう人も多いのでは。

 2番目の人食いの話もグロテスクでしたし、最後の締めの作品までが拷問の話でこれまた・・・。それ以外の作品はわけわからん。多分、私の頭が悪いのでしょう。

 ここまで書くと「げっ、読むのやめよう」と思う人もいると思うのですが、表題作となった「独白するユニバーサル横メルカトル」だけは傑作だと思います。地図が主人公で喋る、というのは「吾輩は猫である」以来の驚きかも。結末がいけてないのが難点ではあるのですけれど。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)より
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No.90:
(2pt)

横メルカトルだけはなんとか理解出来た作品。

あまりに高尚過ぎて私にはまだ理解に苦しむ作品であった。まだ冒頭の乞食の話はついていけたが、近未来なのか過去なのか、異国なのか、混乱し通しだった。綾辻先生が絶賛していたので読み進めてはみたが途中何度も挫折しかけた。小学高学年のころ、読者感想文で、人生論ノートを読んで以来の苦痛感であった。作品じたいかは高評価されている方もおり、人それぞれ。私には合わなかっただけであった。
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No.89:
(5pt)

気持ち悪かった

読み終わった後ごはんがしばらく食べられなかった
気持ち悪い。
短編それぞれが得体のしれない気持ち悪さを感じる。
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No.88:
(1pt)

いつからでしょう。古き良きミステリー小説でなくなってきたのは。。。

ハラハラしながらも、犯人を推理するワクワク感が無くなってきたのはいつからでしょうか。私は三十代半ばで、綾辻氏がデビュー仕立ての直前くらいに生まれた者です。なので綾辻氏をリアルタイムに読んで育ってはいません。しかし、今デビュー時の頃の綾辻氏の作品を読んでも、時代背景の古さは感じても、やはり犯人を推理するワクワクは今でも変わりません。
この本は妄想後、インターネットから荒々しくスプラッターやグロい描写を拾い集めた文章を並べ、最後に全く登場人物の背景に関連のないオチを持ってきた、そんな作品が多い印象の本でした。
また他の方も述べているように、有名な作品を彷彿とさせるものが多いのも如何かと思います。ハンニバル(卵男)や、夢野久作が用いていた独特の1人で物語を語る手法(独白する~)です。夢野氏の作品でスプラッター内容で思い当たるのが人間腸詰ですが、それはただグロいだけでなく、しっかりと時代背景と情景、登場人物に色を持たせたものでした。
今ではプロットや文章力云々よりもエロ、グロ、スプラッターを描けば鬼才と呼ばれる様な時代に成り下がったような気がします。非常に残念な傾向です。
宮部氏や湊氏が爆発的に売れるのは、やはり登場人物がしっかりとしたものであり、更に感情移入できるところでしょう。当著者に長編が少なく短編が多い、実話を元にした怪談や殺人話が多いのも、登場人物にくっきりと色を持たせることが出来ないその辺の力量に関わっているようにも思います。
この本はただスプラッター描写を並べただけです。ミステリーの要素は欠片もありません。
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No.87:
(5pt)

万人受けはしないが面白い!

独特の文体で万人受けする本ではないと思いますが、非常に面白かったです。短編集なのでサクサク読めるのも良いです。本のタイトルにもなっている「独白するユニバーサル横メルカトル」は、語り手がなんと"地図"という、なかなかぶっ飛んだお話です。他の一編「無垢の祈り」は、実写映画化もされたみたいですね。個人的には、ハンニバル・レクターを彷彿とさせる「卵男」が好きでした。
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No.86:
(3pt)

可もなく不可もなく

どの作品もまあまあ面白かったけど、そこまで話題になるほどでは…と感じた。
サクサク読めるので暇つぶしには最適かな。
グロいシーンは多いけど描写がどれも淡白で臭いや感触をそれほど感じさせない。
人の内面に切り込んでいかない、双眼鏡で俯瞰するような安定感。
星新一のSSを思い浮かべるのはそういう淡白さとオチの印象のせいかなと思う。
個人的に「Ωの晩餐」が一番おもしろかった。
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No.85:
(4pt)

あとがきはネタバレだらけだぞ

表題作はミステリーなのかと思って読んだらそうでもなかったでござる。

「ニコチンと~」「Ωの~」「無垢の祈り」「オペラントの~」「卵男」あたりはおもしろい。

それ以外は、読んでいて一定の快感は得られるものの、なんだかオチがストンと腹落ちせずにモヤッとした読後感。

『デブを捨てに』を読んでから日が経っていないせいか、麻薬が立て続けに摂取するとその効力が弱まっていくのと同じように、それほどの満足は得られなかったのが残念。
ちなみに解説はネタバレ満載なので最初に読むのはおススメしない。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)より
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No.84:
(4pt)

グロテスクな描写

どれも気持ちが重ーくなる作品。
最後にこれが主人公にとっては救いなのか?と思える表現があったりしますが、、、心が晴れ晴れするラストは無いので元気なときに読まないといかんな!と思いました。
グロテスクな場面にドン引きする気持とは裏腹に先のストーリーが気になって止められない不思議な感覚でした。
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No.83:
(4pt)

おすすめ

怖い小説として買いましたが、大したことはないです。
普通に面白い。
暇つぶしにどうぞ!
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No.82:
(5pt)

とても残酷だが、人間愛を感じる

各項、残酷な世界観です。救いがない話が多いですが、ちゃんと人間愛を感じる物語になっています。
何故か泣けそうになるんです。
なんだか、残酷なシーンなどはただのスパイスで本当の核は人間愛(生物愛)ではないかとおもいます。

私は映像のグロはダメな方ですが、文体だとさらっと読めちゃいました。
あまりにリアルに想像してしまう想像力豊かな方は厳しいのかもしれませんね。。
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No.81:
(3pt)

何割かの筒井康隆臭

”毒マッスル海胆ばーさん”の元ネタ(?)を知るべく手にして見ました。
ジャッジ出来ないので、「普通」にしましたが、これがホラーとは思いません。
人間の汚物的側面を思い知る、ただただグロテスクな作品集(臭)です。
一般人がこれを「傑作」って良いものか?判断に苦しみます。
帯では著名人(京極や綾辻)が褒めてますが、ポーズにしか思えない。
エッジな世界観書けばそれは傑作・名作になるのか?そんなこたぁないでしょう。

ただ、それだけでは終わらないナニカが存在するのも確かで、その点を見れば
何らかの才能を感じることも確かです。
以下各編短評で

・C10H14N2(ニコチン)と少年
シュールな児童小説風。
人間は、自分より下と思ったものには、簡単に酷い振る舞いが出来るというのがテーマか。
どこでタバコの話になるんかと思ったらそうならず、頭を捻るのみでしたが、
読後1時間くらいして、ニコチンてそうゆう意味か!と気づいた(笑)。
まぁ何にしてもクダラナイ話です。

・Ωの晩餐
冒頭とラスト近辺で、こんなにも印象が変わるのかという話。
その食性から、莫大な知性を獲得ある”処理人”の世話をすることになった俺は・・・という展開ですが
この本で最も読む価値あるのはこの一篇かも(最も筒井さんぽいと思った話でもある)。
話の中とはいえ、リーマン予想を解決してるらしいし(笑)。

・無垢の祈り
何とも陰鬱な話でございます。
最後、少女は助かった・・・・・とも言い切れませんし。

・オペラントの肖像
最もSFっぽい話で、「1984」や「華氏451度」的なディストピア物っぽくもあり。
どうしても普通の人に、この本の中の話を読ませないといけないとしたら、これしかない。

・卵男
ハンニバル・レクター博士の様な殺人鬼の話かな~と読み進めたわけですが、
”私も”読者も最後に騙されていたことに気づく。
1番”ミステリーっぽい”話かな。普通に面白かった。

・すまじき熱帯
ジャングル奥地への冒険譚。
ここで描かれる「川に住む恐怖生物」は現実なだけに、最もリアルに怖いかも。
現地の言葉が、適当な空耳風日本語の羅列というのが、ちょっと愉快。

・独白する~
最も内容が想像出来なかったタイトルですが、文字通り地図の独白ストーリーでした。
『虚航船団』とか過去にあったので、地図が喋ろうと怯みはしませんが。
地図が何を語るのか・・・はなかなか驚愕のストーリーでしたが、”お坊ちゃん”になってからはちょっとね。
地形を描くと、描いた対象がなんであれ、地図族になってしまう設定は面白い。

・怪物のような~
読んでるだけで痛くなるような拷問話。
簡単な仕事のはずが、その日の獲物(ゲスト)は一筋縄では行かず・・・
拷問屋と拷問屋殺しの対決という構図なのかと思えばそうでもなく、
なんか知らんけど、「絆を取り戻す話」になってるかも。
なかなかオススメ出来かねますが、不思議な読後感はある。

割りと肯定的な短評をした様な気はしますが、帯のように
「宝石」だの「神」だの言う気はさらさらありません。
バッサリ言えば、「悪趣味」の一言です。
ついでに言うと、単行本の装丁が凄い。これだけは手放しで賞賛(特にカバー内側)。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)より
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No.80:
(4pt)

misuteri

「このミス」ってしらないんですけど・・・ その一位とったとですか ミステリ作品じゃないので気を付けてくださいね 短編集最初のいっこめからだいぶドイヒーな作品なので閲覧注意
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No.79:
(4pt)

タブーからの昏い解放感

タブーとは、わたしたちのDNAに仕掛けられた、人間という種を存続させるための暗黙の決まりごとだと思う。そのため、タブーを破ることには罪悪感が伴う。だが、世界は理不尽で不条理だ。わたしたちはタブーという暗黙の取り決めに息苦しさを感じている。
そうした息苦しさからの解放が、こうした小説の魅力だと思う。この本には、より実感できるタブーからの解放感がある。
本書の中でも好きなのは「無垢の祈り」という短編だ。この話は、いわゆるヒーローものだと思う。普通と違うのは、ヒーローがシリアルキラーという点だ。ここには、母の愛という「清浄」と、猟奇的な殺人という「穢れ」の、価値観の逆転がある。その逆転が、わたしに昏い解放感を与えてくれる。元ネタはあるのかな。誰か知ってる人がいたら、教えてください。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)より
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No.78:
(5pt)

シュルレアリスムの前にグチャドロ。

不条理を描いた作品ではない。 只の現実。 只の現実であることが一番怖い。 SF的や幻想系の作品もあるが、ほとんどは現実に立脚した話。 日常のすぐ隣にはこういうドロドログチャグチャが存在しているという嫌なことを思い出させてくれる。 つまり素晴らしい。 もうほとんど芸術に片足突っ込んでるのでは。 オチだけが全てじゃない。 話の内容自体も個人的には大好き。 一番は「Ωの正餐」。 しかし「すまじき熱帯」のじゃんけんの場面は短いが一番恐ろしかった。 存在に関するシンプルで根源的な怖さ。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)より
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No.77:
(5pt)

高校生以下には読ませたくない

短編集です。
どれも救いようのない、嫌な気持ちになる話ばかり。
子どもが虐げられたり、理不尽な苦しみにあえいだり。
表紙絵の気持ち悪さが、まんま中身の気持ち悪さに通じています。

ですが、迫力があり、物語に引き込まれます。
作家さんが人生経験が豊かで、深い精神世界をお持ちで、人間の苦悩をよくご存じなのだろうなと感じるような描写が多いです。
一切のきれいごとや虚飾がないだけに、反感を抱くことなく、変に醒めることなく読み進めることができます。
リアルで嫌で苦しい感じがとてもよく伝わってきて、本当に嫌な救いようのない気持ちになる。

これだけの迫力のある暗い話は、高校生以下には読ませたくないとは思ってしまいました。
でも、地獄の苦しみにいるような人には、もしかしたら何かの慰めでも見つけるかもしれません。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)より
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No.76:
(3pt)

平山ワールド好きですが。

「ダイナー」や「メルキオール」にくらべると、引き込まれる感じと読後の満足感は少なかったです。
おもしろい話もありましたが、少し期待外れでした。
独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)より
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