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(短編集)
日曜の夜は出たくない
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日曜の夜は出たくないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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"猫丸先輩"を探偵役とする連作短編集。連作短編集にしては物理的トリックもの、とぼけた妖怪談、船上もの等、良く言えばバラエティに富んでいる、悪く言えば一貫性がない構成になっているが、その訳が最後で明かされる所が本作のミソ。 それにしても、冒頭の「空中散歩者の最期」のトリックは酷い。作者には物理の初歩が分かっていないのではないか。物語の添え物として話題に出すくらいなら笑って済ませられるが、これがメイン・トリックなのだから開いた口が塞がらない。作者は根っからの文系なのではないか。 他の作品も各々違和感を感じさせながらも、一応の解決を見る。韜晦戦術である。そして、最後で作品全体の構想が明かされて、ナルホドとなる仕掛けだが、正直あまり感心はしなかった。全体構成がこうなのは、作者の都合であって読む方には関係ない。それより、短編一作々々に磨きをかけた方が良かったのでは。 | ||||
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"猫丸先輩"を探偵役とする連作短編集。連作短編集にしては物理的トリックもの、とぼけた妖怪談、船上もの等、良く言えばバラエティに富んでいる、悪く言えば一貫性がない構成になっているが、その訳が最後で明かされる所が本作のミソ。 それにしても、冒頭の「空中散歩者の最期」のトリックは酷い。作者には物理の初歩が分かっていないのではないか。物語の添え物として話題に出すくらいなら笑って済ませられるが、これがメイン・トリックなのだから開いた口が塞がらない。作者は根っからの文系なのではないか。 他の作品も各々違和感を感じさせながらも、一応の解決を見る。韜晦戦術である。そして、最後で作品全体の構想が明かされて、ナルホドとなる仕掛けだが、正直あまり感心はしなかった。全体構成がこうなのは、作者の都合であって読む方には関係ない。それより、短編一作々々に磨きをかけた方が良かったのでは。 | ||||
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1994年に出た単行本の文庫化。 猫丸先輩シリーズの第一作。すでに著者の持ち味が良く出ていて面白い。良い点としては、パロディの腕が巧みなこと。それから人間の心理が良く書けていること。殺人(犯罪)の動機を、これだけ手際よく書けるというのは、尊敬に値する。 悪い点としてはトリックが甘いこと。完全なミスもあるし、納得のいかない結末も。また、はやりだからかは知らないが、連作形式にして最後に全体をつなぐキーが説き明かされるというのは、大失敗だった。 まあ、今後に期待というところだろう。 | ||||
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1994年に出た単行本の文庫化。 猫丸先輩シリーズの第一作。すでに著者の持ち味が良く出ていて面白い。良い点としては、パロディの腕が巧みなこと。それから人間の心理が良く書けていること。殺人(犯罪)の動機を、これだけ手際よく書けるというのは、尊敬に値する。 悪い点としてはトリックが甘いこと。完全なミスもあるし、納得のいかない結末も。また、はやりだからかは知らないが、連作形式にして最後に全体をつなぐキーが説き明かされるというのは、大失敗だった。 まあ、今後に期待というところだろう。 | ||||
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