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チョコレートコスモス
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チョコレートコスモスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全100件 21~40 2/5ページ
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「蜂蜜と遠雷」と袂を同にする作品。割と面白かったし、後書きで続編のことも書かれている。続はあるのか? | ||||
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映画とは異なる「演劇」に焦点を当てているので役者さんの心理を初めて知ることができ面白かったです。 | ||||
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演劇の小説ですが演劇を全く知らなくても楽しめます。 登場人物に感情移入しやすく描写も丁寧なのですぐに物語に入り込めます。 そして恩田陸は天才を書くのが上手い。 天才描写に凄く説得力があります。 嫌味がなくただレベルの違いを思い知らされる感じです。 要の演劇シーンも凄くいい。 特に最後のオーディションはとても熱く読んでてハラハラします。 ただ一つの欠点は飛鳥が好き嫌い別れるキャラなのでそこで躓く人がいるかも知れないところですね。 | ||||
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「蜜蜂と遠雷」を先に読み、この本にたどり着き増した。 作者本人も書いてますが、世界感は「ガラスの仮面」。 しかし本当に、恩田陸は天才キャラを描かせたらすごい! 蜜蜂と遠雷が好きな方なら、きっとこの本も気に入ると思います!おすすめです | ||||
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数年前に買って一気読みしてから、たぶん、10回以上読み返してます。でも、何度読んでも引き込まれますし、オーディションのシーンでは気持ちがはいりすぎて鳥肌が立つ感覚があります。私がランキングをつくるなら、間違いなく恩田陸さんの最高傑作です。恩田陸さんは話の内容にあわせて、文章のテンポやタッチを変化させられる熟練の技術と才能の持ち主だと、個人的には思っているのですが、この作品は、まさにそういう作者の特徴が最大限に生きた傑作だと思います。正直、万人向けの作品ではないかもしれません。でも、ハマって「こんな世界があったんだ」という感覚を味わってしまうともう抜けられない。そんな中毒性をもった作品だと思います。それにしても、続編の「ダンデライオン」と「チェリーブロッサム」が読みたい!連載中だった「本の時間 = Monthly book time」が休刊したのは仕方ないとしても、毎日新聞社は責任もって、この続編の落とし前だけはつけてほしいです。 | ||||
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出だしは、ヤバイ面白くない。でも買ったから読まなきゃ損。という感じでしたが、進むにつれ読破したくなりました。読み終えて、また恩田さんに負けてしまいました。 | ||||
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ページ数はいつもより長めでしたが、面白くてどんどん進められました。芝居、役者、演技の奥深さを知れました。普段映画や、テレビドラマを見るときに役者の芝居というのはあまり気にせず、物語の内容の方を見がちで、演技に関しては、鍛えられているからできるのは当たり前なんて風に思っていました。でも、実際演じるのは、この世にいない人なわけでセリフをよんだらだけでその人を作らなければいけない。しかも実際には怒っていたり悲しんでいるわけでもないのに周りからは本当にそう思われなきゃいけない。そんなことを当たり前にやっている役者は偉大なんだと思いました。 | ||||
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飛鳥が、切磋琢磨しながら成長するさまが読み進めていくうちに自然と応援して しまっていた。やりたい事を、つらぬくすばらしさに感動した。 | ||||
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長さを感じさせず、物語の中に入り込める。 いつものがらの恩田作品だと思う。 ガラスの仮面、だ。 絵がなくても、場面が浮かびやすいのは、 表現がうまいからなのだろう。 ものすごく感動するわけではないが、 読んでいる時間は、その世界に入り込めるという点では、 旅の友、にはなりやすいかな。 本人によるあとがきに続編の記載があったのに 実際は書籍化されていないのが、フラストレーションを感じる | ||||
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とてもわくわくして、楽しかったです。別世界ですが、いろいろ考える機会を与えられました。続編の「ランデライオン」はどうなっているんでしょうか。 | ||||
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久しぶりに、読み始めて徹夜して完読、演劇の盛んな東京、本格的な演劇作家を目指し、新作に悩む作家の視線から主人公が登場、上京したばかりの女学生、彼女には意外な特技があっつた。現代の演劇と芸能界をリードする若き女優、ライバルや新人アイドルの率直な演技に自分の立ち位置を疑問に思う、新国立劇場こけら落としの、演劇新作を依頼された老練な演出家が一風変わったオーデションを、これら、3つの伏線が交差して1つになった時。物語の、真の面白さが展開する。 読み終わり、構成力、人物の描きわけ、場面の描写に、これは近くブレイクする予感を。これほど作中人物に、同化したのは久しぶり。貴方にも黄色のヒナギクが感じられるかも。 | ||||
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読んだのは何年前か。ふと思いだしてレビュー。数々のシーンが思い出されては消えていきます。 一際頭に強く残る一言があります。 「明かりをつけないで!」 あの瞬間、僕は間違いなくあの舞台を目撃した1人となって、あの場にいました。 どうやら3部作であるらしいことはあとがきでわかったものの、その後を調べると、連載していた雑誌が廃刊になったか休刊になったかで続編の目がなくなってしまったことが心残りです。未完の大作とはこの小説のこでしょう。 いつの日か再び続編が日の目を見ることを心の底から願っています。 | ||||
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蜜蜂と遠雷を読んだので、むしろ改めてこの本をレビュー。 ぶち壊し。 突然始まる飛鳥の背景説明。 完全に萎える。遮断され、話の説得力が灰塵に帰す。 こんなに評価が高いと言うことは、読者の皆さん気にならないのか。 そしてだめ押しは「チョコレートコスモス」。 え?これが落とし所で間違いないの?萎えたまま最後まで来てこの絶望。これが表題…。 飛鳥がかわいく思えないとか装飾が大げさとか、諸々差し引いても上記二点が致命的。 光の帝国で、これはいい、恩田陸の小説をもっと読みたい、と思った強い高揚感を、その後作で次々鎮火させられて本作に至り、消火完了。以後、蜜蜂~まで読まなくていい気にさせてくれた、最大の残念作です。 続編完結編を書くのなら、今や直木賞作家になった恩田さんがどのように紡ぐのか、興味があります。 (最初にkindle版が選択されてしまっていたようです。単行本を当時初版で購入しての振り返りレビューです。) | ||||
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オーディションで各女優がどの様に演じるかワクワクしながら読み進み、「成る程~」と思った後に主人公飛鳥の演技(演技とは違う)、人物像がとてもユニークで楽しめました。 | ||||
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読み始めた途端、ずん、と作品世界に引きずり込まれました。 吸引されて、ぐるぐる回って、本を閉じれば、ぽん、と布団の中に放り出されていた感じです。 | ||||
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先に「蜜蜂と遠雷」を読んで、そのレヴューの中で「チョコレート・コスモス」が好きな人にはいいかも? につられて、読んでみたのですが、もう圧巻ですね~ 恩田さんの作品は、ものによっては苦手なものも多かったので、これまで余り読んでいませんでしたが、 この物語は凄いの一言。 他の方も述べていますが、「欲望という名の電車」の響子と飛鳥の芝居のシーンは、 本を読んでいるのに舞台を観ているかのような錯覚に陥ってしまいます。 舞台が脳裏に浮かんでくる筆力はお見事としか言いようがない。 神谷や谷崎や芹澤が飛鳥を観た時の驚きって、ジャンルは違えど 自分が上原ひろみを始めて観た時の衝撃とおんなじようなものかな?とも思って。 それだけ、天才に出会った時の衝撃を超えた喜びは大きいのです。 この作品の影響で、本棚から何十年前かの「欲望という名の電車」の本を引っ張り出して読んで、 更にDVDまで買っちゃいました。 今年の作品ではありませんが、個人的にはいまんところ、今年読んだ小説の中でNO1ですね! | ||||
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オーディションや舞台の描写は胸が熱くなるものがある。 エリート街道を歩んできた女優と、素人にもかかわらず驚異的な才能を持って成り上がっていく女優の二人を中心に進むストーリーは小気味いい。 天才の得体の知れなさを描いている点は、どこか曽田正人の漫画を思わせるところもあった。熱量という点で漫画にやや劣ってしまった感もあり、星3つとしました。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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題材は何でもない演劇の話なのに、とてもわくわくさせられる書き方をしているので、飽きずに読むことができました。 | ||||
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成功を約束された天才の話を面白いと思うかどうか、この点で読者の意見は分かれるだろう。 この作品に出てくる主要キャラクターは、みんな天才といっていいほどに演技力に優れている。凡人とは見ているものが違う。 しかし、それを単なる「設定」として扱っていて深みがないこと、凡人との差が歴然としすぎていること、それによって彼女らに感情移入しにくくなっているというのがこの作品の最大の問題点である。 そこをうまく描ければ、全体の評価はもっと高くなったであろうに。 『チョコレート・コスモス』の主人公格に、佐々木飛鳥という女の子がいる。 彼女は人の真似をするのがとても上手で、本人と見間違うほどに、その動作や表情を似せることができる。 また、台詞も一瞬で覚えられるし、自分で演出までできるし、運動神経抜群で、表現方法も奇抜かつ秀逸の紛うことなき天才である。 上記のような天才が、舞台に上がって成功しないわけがなかろう。 恩田さんは、あとがきに「オーディションの話を書きたかった」「漫画でいえば次号の気になるような展開を書きたかった」と述べているけれど、読んでいるこっちとしては全体のおよそ三分の一を読んだところで、「あぁ、この飛鳥という子は大きなオーディションに難なく合格するんだろうな」と感づいてしまう。作者本人が言っているように、飛鳥がモンスターと化していて、続きの気になるような展開にはなっていない。 また飛鳥の性格にも大きな欠点がある。 ここに空手家がいたとしよう。その人は、相手の弱点を研究し、古傷や故障のあとを執拗に狙うことで勝利を収めている。 そんな人間を応援しようと思うだろうか? 飛鳥はまさにこれである。武道の家に生まれ育った彼女は、過去に、弟に勝利するため、弱点を執拗に攻撃するという戦法を採っていた。 もしこれが、弟に同じ戦法を採られ、やけになって同じ事をしているというのならわかる。同情の余地がある。 しかし彼女はなんのためらいもなく、自分自身の意志でそういうことをしていたのだ。 つまりこれは彼女の根の部分、生まれ持った性格ということである。大人になって変えることの難しいところに、そういう性悪を抱えている女を、どう応援すればよいというのか? 非常に初歩的なことではあるが、恩田さんはもう一度、小説家として「感情移入」を学ぶべきだと思う。 彼女が空手の素人に負けたことでこの件を解決したつもりになっているのかもしれないが、それも自分で転んで怪我をしただけで、「懲らしめ」にはなっていない。強敵にこてんぱんにでもされて、少しは反省するなりしないかぎり、たとえどんな世界においても、飛鳥に声援を送ろうという気持ちにはならない。 それでも読み進められてしまうのは、オーディションが大規模かつ特異であり、そしてもうひとりの天才、東響子が活躍するからだ。 彼女は才能ある表現者ではあるが、時に嫉妬や怒りを燃え上がらせるので、飛鳥と違って「人間らしい」。読んでいて苦にならない。 ただし、天才という設定ではある(と思う)が、それを感じられる場面がひどく少なく、環境や才能に恵まれているがゆえの苦悩をうまく描けていないのが問題だ。飛鳥に「あの人に追いつきたい」と言わせるほどの人物ではないと思う。 たとえば奥泉光さんの『シューマンの指』では、シューマンに傾倒する天才ピアニストの天才であるがゆえの苦悩が非常に精彩に、そして丹念に描かれている。その苦悩は同時に、凡人が決して到達することのできない領域をうまく表現してもいる。 やはり天才を描くというのは、あれくらいの力量がなければ不可能なのではないか。 少なくとも今の(この作品を書き上げた当時の)恩田さんには、『チョコレートコスモス』を納得のいく形で仕上げる能力はないと思う。 他にも、一次オーディションで布を投げたり拾ったりする場面は、実際にやれば確実に失笑ものであることや、 さしてやる気もなく演技に情熱を傾けているわけでもない佐々木飛鳥が、特に努力もせずに成功への階段を駆け上がっていく様が、まるで作品上に敷かれたレールを走っているようで面白くないことなど、問題点はいくつもある。 それとこの改行の多さはなんだろうか? 何も考えずに読めば、「読者のためを思って」と勘違いする人も多かろうが、私はおそらくこれは原稿料稼ぎではないかと考える。 たとえば、ライトノベルも改行の多いことで知られるが、あれは読者層を意識した「必要性の高い」改行である。 しかしこの作品は、明らかに必要ないと思われる箇所もあえて改行しており、これでは、作家に印税とは別に支払われる原稿料を稼ぐのが目的ではないかと疑われても仕方がない。この人は原稿用紙一枚あたりいくら貰っているのだろうか? 当然、一枚よりも二枚、二枚よりも三枚あげたほうが報酬額は大きくなる。 わざとではないのなら、「プロとしての文章」というものをもう一度勉強しなおしたほうがよいのではないか。 500ページ超ありながら、ほとんど中身のない小説。 薄っぺらで、ただ勢いだけで書いたような内容。 設定、ディテールとして飛鳥が天才であることはわかったが、それでは「この人は天才なんです」と、ただそれだけ言っているようなものだ。 どこからその才能が来るのかをもう少し詳しく、リアルに描かないと意味がわからない。 だからこそ、登場人物たちが「飛鳥はすごい」「天才だ」ともてはやすのが、作者にごり押しをされているようで気持ち悪かった。 次回作があるらしいのだけれど、そちらではもうちょっと技術面で進歩が見られるのだろうか。 素材自体は悪くないので、うまく書けているのであれば読みたいと思う。 | ||||
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