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チョコレートコスモス
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チョコレートコスモスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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登場人物が細々と出てくる割に特に何の役割も果たさない ほとんどが天才の引き立て役 人物描写が驚くほど薄っぺら、誰にも感情移入できない たいしたエピソードもなく場面があちこちに飛んで消化不良なまま終わる こんな駄作が高評価で心底驚いた | ||||
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気になることは特になし、むやみにレビューを書かせることが気に入らない。しつこい!! | ||||
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蜜蜂と遠雷を読んだので、むしろ改めてこの本をレビュー。 ぶち壊し。 突然始まる飛鳥の背景説明。 完全に萎える。遮断され、話の説得力が灰塵に帰す。 こんなに評価が高いと言うことは、読者の皆さん気にならないのか。 そしてだめ押しは「チョコレートコスモス」。 え?これが落とし所で間違いないの?萎えたまま最後まで来てこの絶望。これが表題…。 飛鳥がかわいく思えないとか装飾が大げさとか、諸々差し引いても上記二点が致命的。 光の帝国で、これはいい、恩田陸の小説をもっと読みたい、と思った強い高揚感を、その後作で次々鎮火させられて本作に至り、消火完了。以後、蜜蜂~まで読まなくていい気にさせてくれた、最大の残念作です。 続編完結編を書くのなら、今や直木賞作家になった恩田さんがどのように紡ぐのか、興味があります。 (最初にkindle版が選択されてしまっていたようです。単行本を当時初版で購入しての振り返りレビューです。) | ||||
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成功を約束された天才の話を面白いと思うかどうか、この点で読者の意見は分かれるだろう。 この作品に出てくる主要キャラクターは、みんな天才といっていいほどに演技力に優れている。凡人とは見ているものが違う。 しかし、それを単なる「設定」として扱っていて深みがないこと、凡人との差が歴然としすぎていること、それによって彼女らに感情移入しにくくなっているというのがこの作品の最大の問題点である。 そこをうまく描ければ、全体の評価はもっと高くなったであろうに。 『チョコレート・コスモス』の主人公格に、佐々木飛鳥という女の子がいる。 彼女は人の真似をするのがとても上手で、本人と見間違うほどに、その動作や表情を似せることができる。 また、台詞も一瞬で覚えられるし、自分で演出までできるし、運動神経抜群で、表現方法も奇抜かつ秀逸の紛うことなき天才である。 上記のような天才が、舞台に上がって成功しないわけがなかろう。 恩田さんは、あとがきに「オーディションの話を書きたかった」「漫画でいえば次号の気になるような展開を書きたかった」と述べているけれど、読んでいるこっちとしては全体のおよそ三分の一を読んだところで、「あぁ、この飛鳥という子は大きなオーディションに難なく合格するんだろうな」と感づいてしまう。作者本人が言っているように、飛鳥がモンスターと化していて、続きの気になるような展開にはなっていない。 また飛鳥の性格にも大きな欠点がある。 ここに空手家がいたとしよう。その人は、相手の弱点を研究し、古傷や故障のあとを執拗に狙うことで勝利を収めている。 そんな人間を応援しようと思うだろうか? 飛鳥はまさにこれである。武道の家に生まれ育った彼女は、過去に、弟に勝利するため、弱点を執拗に攻撃するという戦法を採っていた。 もしこれが、弟に同じ戦法を採られ、やけになって同じ事をしているというのならわかる。同情の余地がある。 しかし彼女はなんのためらいもなく、自分自身の意志でそういうことをしていたのだ。 つまりこれは彼女の根の部分、生まれ持った性格ということである。大人になって変えることの難しいところに、そういう性悪を抱えている女を、どう応援すればよいというのか? 非常に初歩的なことではあるが、恩田さんはもう一度、小説家として「感情移入」を学ぶべきだと思う。 彼女が空手の素人に負けたことでこの件を解決したつもりになっているのかもしれないが、それも自分で転んで怪我をしただけで、「懲らしめ」にはなっていない。強敵にこてんぱんにでもされて、少しは反省するなりしないかぎり、たとえどんな世界においても、飛鳥に声援を送ろうという気持ちにはならない。 それでも読み進められてしまうのは、オーディションが大規模かつ特異であり、そしてもうひとりの天才、東響子が活躍するからだ。 彼女は才能ある表現者ではあるが、時に嫉妬や怒りを燃え上がらせるので、飛鳥と違って「人間らしい」。読んでいて苦にならない。 ただし、天才という設定ではある(と思う)が、それを感じられる場面がひどく少なく、環境や才能に恵まれているがゆえの苦悩をうまく描けていないのが問題だ。飛鳥に「あの人に追いつきたい」と言わせるほどの人物ではないと思う。 たとえば奥泉光さんの『シューマンの指』では、シューマンに傾倒する天才ピアニストの天才であるがゆえの苦悩が非常に精彩に、そして丹念に描かれている。その苦悩は同時に、凡人が決して到達することのできない領域をうまく表現してもいる。 やはり天才を描くというのは、あれくらいの力量がなければ不可能なのではないか。 少なくとも今の(この作品を書き上げた当時の)恩田さんには、『チョコレートコスモス』を納得のいく形で仕上げる能力はないと思う。 他にも、一次オーディションで布を投げたり拾ったりする場面は、実際にやれば確実に失笑ものであることや、 さしてやる気もなく演技に情熱を傾けているわけでもない佐々木飛鳥が、特に努力もせずに成功への階段を駆け上がっていく様が、まるで作品上に敷かれたレールを走っているようで面白くないことなど、問題点はいくつもある。 それとこの改行の多さはなんだろうか? 何も考えずに読めば、「読者のためを思って」と勘違いする人も多かろうが、私はおそらくこれは原稿料稼ぎではないかと考える。 たとえば、ライトノベルも改行の多いことで知られるが、あれは読者層を意識した「必要性の高い」改行である。 しかしこの作品は、明らかに必要ないと思われる箇所もあえて改行しており、これでは、作家に印税とは別に支払われる原稿料を稼ぐのが目的ではないかと疑われても仕方がない。この人は原稿用紙一枚あたりいくら貰っているのだろうか? 当然、一枚よりも二枚、二枚よりも三枚あげたほうが報酬額は大きくなる。 わざとではないのなら、「プロとしての文章」というものをもう一度勉強しなおしたほうがよいのではないか。 500ページ超ありながら、ほとんど中身のない小説。 薄っぺらで、ただ勢いだけで書いたような内容。 設定、ディテールとして飛鳥が天才であることはわかったが、それでは「この人は天才なんです」と、ただそれだけ言っているようなものだ。 どこからその才能が来るのかをもう少し詳しく、リアルに描かないと意味がわからない。 だからこそ、登場人物たちが「飛鳥はすごい」「天才だ」ともてはやすのが、作者にごり押しをされているようで気持ち悪かった。 次回作があるらしいのだけれど、そちらではもうちょっと技術面で進歩が見られるのだろうか。 素材自体は悪くないので、うまく書けているのであれば読みたいと思う。 | ||||
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確かに歳月を費やして蓄えられたあらゆるジャンルにたいする知識は素晴らしいが、最近の作品に至っては体力の限界?かラストを我々読者に納得のいく形で締め括る力がなくなってきている。だらだらとした長期連載にはピリオドを打って頂き、是非渾身の書き下ろし作品を切に願う。 | ||||
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『ガラスの仮面』恩田陸バージョン・序章(但し続きは無い)ですね。 なんかいまいち実が無いんですよね、最近の恩田作品は・・・。さらっと読めてそれだけって感じ。これがメジャーになるってことなんでしょうか・・・? | ||||
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発売を知って本屋に走るほど期待度が高かっただけ星一つ引かせていただきました。演劇モノ・・・。あの名作マンガ「ガラスの○面」にまっったく全然影響受けてませんか?だとしてもアレを読んでる人間にはどうしてもオマージュのたぐいに読めますし、そしてオマージュは読み飽きました。お金を払って購入する側としては「楽しませずには帰らせませんぜ、お客さん」という気合を欲しいと思います。読者とは作者の骨までしゃぶってさらに次を要求するもの。次に期待したいと思います。しかし東響子以外のキャラのインパクトのなさは何なんでしょうね? | ||||
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