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チョコレートコスモス
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チョコレートコスモスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.21pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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飛鳥が、切磋琢磨しながら成長するさまが読み進めていくうちに自然と応援して しまっていた。やりたい事を、つらぬくすばらしさに感動した。 | ||||
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オーディションや舞台の描写は胸が熱くなるものがある。 エリート街道を歩んできた女優と、素人にもかかわらず驚異的な才能を持って成り上がっていく女優の二人を中心に進むストーリーは小気味いい。 天才の得体の知れなさを描いている点は、どこか曽田正人の漫画を思わせるところもあった。熱量という点で漫画にやや劣ってしまった感もあり、星3つとしました。 | ||||
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読み手を選ぶ作品だと思いますが、私にとって面白かった。 表題通りです。 | ||||
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ヒリヒリするような緊張感を期待していたが、それほどでも無かったです。 特に前半は少し間延びしていたような気がします。 結末に関しては半分ぐらいで全部予想できますので、 この本の楽しみはその結末に向かっていく過程をどう描いてくれるか というところにあると思うのですが、今ひとつ緊張感には欠けました。 最終オーディションのシーンではそれなりに盛り上がりますが、 それなり、というのが感想です。 素材としては良いと思うんですが、妙に落ち着いてしまっていて もっと先の見えない感じが無いと、オーディションのハラハラ感は 感じられないように思います。 | ||||
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演技の天才にして、超情熱的なマヤちゃん(ガラスの仮面)から、 「情熱」を丸ごとすぽっと抜き取ったようなキャラがヒロイン。 天性のカンと洞察力でオーディションを次々勝ち抜いていくが、 本人にはまるで欲がなく、いつあっさり「やめた」というかわからない。 対して、姫川亜弓役(笑)ともいえるライバル、響子は宝塚出身の母と 歌舞伎役者の父をもつ演劇界のサラブレッド。ふたりが主演する、 女ふたりの芝居とは……? 「ガラスの仮面」を夢中になって読んだ人には、かえって楽しめる内容かもしれません。プロットはかなり似ていますが、オーディションの課題は漫画よりかなり複雑にしてありますし、ヒロインがコンテンポラリーダンサーのような素質を持っているのも、ガラスの仮面よりは今風で、サブカルチャーが好きな恩田さんらしいです。 ただ、すでに指摘されているようですが、形容詞や修飾語の言い換え・多用は、こういう派手な演劇ものには、かえってうるさいですね……。 | ||||
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この作品を読んでいて、「ガラスの仮面」を思い出したのは私だけでしょうか? 全体的に無難にまとまっていましたが、この作品に限らず、最近の恩田作品には読者を引き込む力が足りないのではないか・・・というのが率直な感想です。「夜のピクニック」から恩田作品を読み始めた人にはあまりお薦めできない・・・かな。 | ||||
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ただ、文章の感覚が僕には合いませんでした。文の修飾がうるさいかなという気がしたり、 いかにもな・・・、ちょっと大袈裟な表現が多いかなぁなんてのを感じたりして・・・。 でも、もたもたしない程度のスピード感は良く、全体的に次へ次へと読み進みやすい小説でした。 | ||||
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恩田陸独特の世界はどこへ行ってしまったのだろう? 「演劇仕立て」ではなく、入れ子・額縁構造のミステリー、ホラー、登場人物自身が役者でありストーリーテラーである、作品そのものが演劇的作品であった、生き生きした作風は、どこへ行ってしまったのだろう? 今回読んでみて、かつて影響を受けた懐かしい作品へのオマージュとしたかったのか、せめてもの発想のよすがを自己開示して、自分を奮い立たせて書こうとしたのか、どう解釈していいのか苦しんだ。「11人いる」もしくは「ガラスの仮面」、多くの同世代の読者なら気が付くような舞台装置をちらつかせても、主人公自身の魅力が無さ過ぎる。いかにも異才の人物が、初々しい少女であるかのように設定されていても、周りの登場人物に支えられた「空白」で「虚ろ」な存在であるのは、読めば読むほど明らかになる。 書けない脚本家といい、これでいいのかという題名の「チョコレートコスモス」といい、かえって「思うように書けなくなった自分」にもっと焦点を当てた方が良かったのではないかとさえ思う。 | ||||
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「ガラスの仮面」へのオマージュといわれる本作は″二人の女優が紡ぎ出す『はてしない物語』の序章″という体裁。脚本家や脇役の取り扱いが多少素っ気なくはありましたが、オーディション場面はなかなか楽しいものがありました。劇中劇で使われたのはサキやテネシーウィリアムズの代表作。舞台劇が不思議なのは同じ台詞とシチュエーションを繰り返していっても反復にならないところ。エッセイ集「小説以外」を読んだ方にしてみれば彼女の習作を読んでいるような気持ちだろうし、作者なんて関係なく読書している方には票がわれそうな作品です。 | ||||
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文章というのをいいように使っている感がとても強い。飛鳥というすごい才能を持つ人物を描くときに、周りの登場人物を驚かせて、こちらまで無理矢理驚かせようというのが多すぎる。実際に映像で読者はその場面を見ることが出来ないために出来る表現。少しならいいがやりすぎじゃないか?っていうか全部かも?途中からここはむかつく。 ストーリーについてはあまり深いものはなく、やりとりも結構ありきたりで、楽しめるのは天才少女の活躍の仕方とかだと思う。その飛鳥についても役者の事はほとんど何でもこなしてしまう天才なんで、単純明快。飛鳥自身も最初にずば抜けた才能を書かれたので、あとはほとんど何でも出来てしまうみたいな感じ。 場面場面で引っ張って引っ張って落とす。ようなのが多く、しかも飛鳥の才能もほとんど何でもありに書かれているっていうのは、基本的な構造はドラゴンボールZと被っている気がするが、まあまあ楽しめます。時間書けて読む物でも無いかもしれない。最後のチョコレートコスモスという落とし方もどうかと思うが・・・。 | ||||
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演劇もの、好敵手、オーディションシーン、と来れば、某有名少女マンガが浮かび、実際私も読む前に、キャラクターのイメージがダブったりするかな…?と考えたりもしましたが、似たようなシチュエーションはあるものの、恩田陸の演劇ものとして楽しむことができました。 「ドミノ」にも子役の少女が出てくるし、「恐怖の報酬日記」では恩田さんが新国立劇場にいらっしゃる記述もあるし、お芝居もよく御覧になられるのでしょう。 私もお芝居を見にいくのが好きなのですが、「ここに出てきたのはこの 街のあの劇場かな?」「この演出家や脚本家のモデルはこの人では?」「この演劇一家はこの人たちだろう」などと想像でき、実在の空間や人々と恩田ワールドが混じりあう相乗効果でワクワクし、一気に読んでしまいました。演劇が好きな人は面白く読めるのでは? 作中に出て来る「目的地」と「戦争と電話」、また神谷氏がこれから書くであろう脚本の物語を実際の劇場で観てみたいと思いました。 | ||||
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