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禁じられた楽園



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【この小説が収録されている参考書籍】
禁じられた楽園
禁じられた楽園 (徳間文庫)

禁じられた楽園の評価: 3.28/5点 レビュー 29件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.28pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(4pt)

恩田陸さんのサスペンス小説は怖いけど、続きが気になりすぎて、1〜2日で急いで一気読みしたくなる。

悪魔的な美術家の狂気やアートの描き方や、ハラハラさせる物語展開はさすが。何されるのかわからない恐怖感がしばらく続きます。
お化け屋敷もホラー映画も苦手やけど、サスペンス小説は楽しめるのかもしれない。受動的ではなく能動的にイメージを軟化させられるのが良いのかも。
禁じられた楽園Amazon書評・レビュー:禁じられた楽園より
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No.12:
(4pt)

最後までは最高!

最後までは、とても良かった!最後だけがなんだか残念!
表紙の男性知らない人ですが、烏丸響一のミステリアスな美しさにぴったりだと思いました。烏丸響一という強烈な人物の描写が最高で、恩田先生曰く「バリバリ邪悪路線」「他の作品にも出したい」との事で、彼の出てくる他の作品是非読みたい!となりました。
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No.11:
(5pt)

不思議な世界感を味わえる。

こちらの本を購入したのは高杉真宙くんが
表紙だったからです。読み始めたら即夢中に
なりました。不思議な世界感でした。そして不思
恩田陸さんの他の作品も読むようになりました。
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No.10:
(4pt)

カバーから怪しげな雰囲気

以前にも読みましたが、新しい表紙になったので購入し再読。
キャラクターと物語の怪しげな雰囲気が出ています。
作家さんの最新刊も読んでみたいと思います。
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No.9:
(5pt)

不気味さを感じれるのがいい

恩田陸作品は不気味さとか恐怖とかを読んでてリアルに感じられるのがいいですね。
本作も登場人物の恐怖にリンクできて、鳥肌立ったり暗闇が気になったりと、面白く読ませてもらいました。
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No.8:
(4pt)

怖い。

まさかの展開。
まさかのラスト。

恩田ワールド全開でした。

文章からの想像をかきたてられすぎて入り込んでしまう怖さ。
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No.7:
(4pt)

熊野の深い森の謎のインスタレーション(空間芸術?)

熊野の深い森につくられたインスタレーション(空間芸術?)。 烏山響一の恐るべき本性。 ごく普通の大学生のさとしと自身の作風に悩むセミプロアーティストの律子が招待されたホーム・パーティーとは? 無事に帰れる保証のない危険な旅路に巻き込まれてゆく人々を描く。 烏山響一があなたを恐怖の幻想世界に誘う…。
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No.6:
(4pt)

作者独特の世界。

飲み込まれるような描写です。
なぞめいた登場人物も
いるようでいないような雰囲気が魅力的でもあります。
本当に実在したら
ちょっと怖くなるような…
怖いのが苦手な人も読めなくはありません。
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No.5:
(4pt)

不安な美術館

幻想ホラー、と書評には書かれている。
恩田陸でホラーといえば「不安な童話」や「月の裏側」などが挙げられるが、短編をのぞけば、本作ほどホラーらしいホラーは初めてかもしれない。
とはいえ、お化けや幽霊といった類の話ではなく、一言で言ってしまえば、バカでかいお化け屋敷のお話。
お化け屋敷、「野外美術館」に招待された主人公たちが目にするのは、やはり幽霊などではなく、自身の深層心理や、過去の傷をえぐる「ヴィジュアル」を喚起する造形、インスタレーションの数々。
巧すぎる。映像化してくれと言わんばかりの美しく、恐ろしく、そして幻想的なイメージを喚起させる圧倒的な筆力。さすが、恩田陸。
作品を通して、どこか落ち着かない雰囲気を持たせているのも巧い。ただ、ホラーだからだけでなく、主人公たちの「距離感」が一定離れていて、どこにもシンクロ出来ない。彼らの不安が伝わってくるようで。
「人間のいなお風景が好きなんだ。人間など構わない、人間のつけいる隙のない、殺伐とした風景ならなおさらね」 本文389ページより
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No.4:
(4pt)

怖いのは自分の心

人は心の中に、他人に知られたくない部分を持っている。決して思い出したくない過去を持っている。自分の心の闇が白日のもとにさらされたとしたら?読んでいて何とも言えない恐ろしさがこみ上げる。本当の恐怖は人の心の中に潜んでいる。一番怖いのは自分の心の中に閉じ込めた、自分の中の醜い部分ではないだろうか。幻想か真実か?恩田陸の描く世界は特異で不思議。理解し難い。だが、この作品は私好みだった。読みながら、自分の心の中にはいったい何がうごめいているのかを、考えずにはいられなかった。
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No.3:
(4pt)

恐怖と映像的スピード感に圧倒されます。

作品の舞台となっている熊野が世界遺産に登録された直後ということもあり、また、作中の季節も今現在と同じ夏ということもあり、私はとてもタイムリーな読み方をして、得したような気がしています。いつもにまして、恩田さんの作品の特徴である“映像的”な展開が、ぐいぐい引っ張ってくれます。夜中までかかって一人で読んだので、その怖さたるや、想像しないでおこう、しないでおこうと思っても、脳裏をよぎり、どっぷりと浸かってしまいました。悪の権化のような烏山響一が、いったいどういうふうに化けるのか、このまま突っ走るのか、結末を知りたくて、一気に読み進みました。律子と捷が、響一に招かれて行った、熊野の山奥にある“野外美術館”での出来事は、佳境に入ってくると、所々太字の台詞やら地の文やらが混ざりだして、それがこちらの想像力を、嫌でも掻き立てるのです。それも、事象だけでなく、人の心に染みついた誰にも見せたくない“陰”の部分を抉るように、そこが、ささくれ立つように、配されているのです。二人がいくつもの野外美術館を、巡らざるをえないように仕組んだ響一の企み。恐怖と、夏の山中の蒸し暑さと、出口のない不安感・・・等々が、一挙に押しよせてきて手に汗握る迫力でした。ただ、最後はこう持って行かなければ、収集がつかないとも思いますし、悪や暗黒のエネルギーに凌駕されてしまっては、それはそれで、“こんなんでいいのか?”と、私なら思ってしまうのでしょうが、案外あっさりと、決着がついてしまうのが、ちょっぴり残念でした。しかし、それを除いても、この迫力で、事細かに描かれた悪意の増幅し続ける世界は、ちょっと見物だと思います。人間のその部分だけを描ききる手腕は、さすが恩田さんだと思わせられました。
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No.2:
(5pt)

書出しの巧妙さ

この著者の書出しは本当にうまい。謎が謎を呼び、一見関係ない様々な人物が異様な体験を通じて一点に集約してゆく。特異な人物烏山響一が常にその禍禍しい渦の中心にいる。多くの登場人物は不吉な影に怯えつつ、まさかという思いと強い個性に惹かれて破滅に追いやられてゆく。はたして救いはあるのか?最後の最後までどのような形で幕が引かれるのか予断を許さない物語だ。恩田さんの従来の作品に共通する部分と新たなものとが綯い交ぜになった作品だが、真に楽しめる作品でもある。
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No.1:
(4pt)

悪意の迷宮

 天才と呼ぶにふさわしい青年に、建築をモチーフにした個人的な(というにはあまりにも手の込んだ)インスタレーションに招待された二人の男女。行方不明になった敏腕営業マンを追う婚約者の女性と、彼の友人。死者が見えるゲーム。神が光臨したという伝説のある旧家。実際に中に入り込める絵…。噂と悪意と恐怖の物語で、途中まで、本当に終盤間際までは引き込まれて、すごくわくわくしました。 インスタレーションと呼ばれる奇怪な建築の迷宮は本当に不気味ですし、物語をぐいぐいと引っ張る奇怪で少し怖い謎は魅力的です。 『球形の季節』『劫尽童女』『ロミオとロミオは永遠に』『ねじの回転』といった小説群に連なる物語だと思います。この系統の作品は、自分にはオチの解釈が難しかったり、「えっ、こんな終わり方しちゃうの?」とあっけにとられたりするのが常で苦手なのですが、この作品はそんな部分を差し引いても読むに値する面白さがあると思います。解けない謎が残ることも多い恩田作品ですが、この作品の謎は殆ど全部最後には解決します。ただちょっとかなり強引な気がしたので☆ひとつマイナスさせていただきました。
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