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ネバーランド
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ネバーランドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.87pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 41~60 3/4ページ
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4人の仲間は、互いに悩みながらも自分の目指すものに向かってひたむきに生きている。神が7日間で世界を創造したのであれば、松籟館は4人の新世界を創造したと言えるだろう。若き高校生の悩みや生き様が生き生きと描かれています。 | ||||
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このネバーランドは、今まで読んだ恩田陸の作品の中で結構好きな作品です。 「麦の海に沈む果実」も大好きだったのですが、この「ネバーランド」はそんなに量はないのにしっくり来るし、なんと言っても題名(タイトル)ととてもマッチする内容だったのですごく読んだ後に感動しました。 まさに青春という感じで良かったですよ。 | ||||
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高校生4人がそれぞれの個性を生かしながら、それぞれの役割を上手に演じているなぁと思いました。 なんとなくつるんでいる友情、そこに理由があるわけではなく、損得勘定があるわけではなく、たまたまそこにいたから一緒にいる。 それぞれが過去に暗い部分を抱えつつ、お互いにお互いをちょっとずつ羨ましいと思い、うまく表現できず、なんか青春だなぁと感じました。 学生のころにしか経験できない友情の姿にノスタルジーを感じました。 | ||||
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私は恩田陸さんの作品の中でも学園物が好きなので「ネバーランド」はとても気に入りました。 主要人物が男4人っていうのは結構インパクト、というか、恋とかは描かれないのか、というかんじだったけど、読んでみると男同士の友情あり恋愛(?)あり・・・。 今の恩田陸さんの作品とはちょっと違う感じがするけど、こってるところは変わりないし、なんといっても会話がすてきです。(これは読まないとわからないかも) 恩田陸さんは数々の学園物を出してますが、「ネバーランド」はさわやか(?)だし、楽に読めるのでだれが読んでも好印象だと思います。 学園物の5本の指にはいると思います。 | ||||
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まず、雰囲気づくりが抜群に上手い。告白ゲームのくだりのとこなんて上手すぎる。閉鎖的な寮に起こった事件。ミステリ的な要素は軽く、男子学生四人の青春に重きをおいたさわやかな作品に仕上がっている。 | ||||
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冬休みに各々の理由を持ち、寮に残る居残り組となった美国、光浩に寛治。そして通学組である統の4人の1週間のストーリー。徐々にそれぞれの家庭の事情や秘密が明かされ、常に表面に出してる顔とは別の一面をそれぞれが持っていて、そのギャップがあるからこそ4人の個性を際立たせていると思う。学園物、閉鎖された空間とくれば、いつもの世界になるのかなと思いきや、これは、「夜のピクニック」に近くて、「ピクニック」から恩田さんを読み始めた私には、この手の方がずっと好きです。 | ||||
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恩田さん作品は、今のよりこのあたりの頃の文体が好きです。最近の方が凄く綺麗にまとめられているのですが、ただ巧くなったという感じがしてしまいます…ドロッっとした感じは多少あるのですが、全体が爽やかで気持ちのよい読後感があります。文庫本ならば、お買い得かと思われます。 | ||||
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有名男子校に通う4人の生徒が主人公で、まず4人ともとても魅力的な人物です。4人にはそれぞれ事情があり、他の生徒は帰省する冬休みに寮に残ります・・。徐々にそれぞれの事情や秘密が明かされていくのですが・・それがとてもドキドキして面白い。いつも表面に出してる顔とは別の一面をそれぞれが持っていて、そのギャップにも秘密が関係していてなおさら先が気になるぅ~という感じです。最初は仲は良いけどお互いに一定の距離を置いている4人の間に、最後の方では連帯感が生まれお互いを守りたいという友情が生まれていったところも素敵な物語だなぁと思いました。 | ||||
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この本は、ミステリアスなところが目に見えてくるようで、とても面白い本だと思いますっ。今度はDVDを買ってみようかなって思ってます。 | ||||
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この話が一番、恩田陸の味が出ている作品だと思います。やっぱり恩田陸の定番となりつつある告白ゲーム!!ネバーランドではその勢いが一番強くて、その世界に引きずり込まれている感じがとても大きいです。そして四人の個性がはっきりしているところも、とてもよいと思います。四人の中だったら、私は〝光浩〟が一番、感情移入しやすかった感じですね。恩田陸の作品の中で、とても良い作品だと私は思います。P・S高校生ものと聞いて、期待していた夜のピクニックは、普段の恩田陸があまり出ていなくて少し残念でした。(悪いというわけではないんですよ!面白いのですが・・) | ||||
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恩田作品の中で一番好きかも。吉田秋生や那州雪絵なんかにハマッた人はきっと楽しく読めるでしょう。作者自身は"萩尾望都"をねらった、とおっしゃっていましたが。 | ||||
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恩田さんの作品としては、あっさりというか、ライトな感じなこの作品。温かさを感じる。恩田さん本人も言うように、今では書けない作品、実にそんな感じがする。舞台はとある男子校の寮である松籟館。冬休みに各々の理由を持ち、寮に残る居残り組となった美国、光浩に寛治。そして通学組である統。お互い"嘘"を1つ含めた告白大会。互いに干渉しあうことなく、馴れ合うことなく過ごす術を知っているはずの4人の本音に隠してたこと。町外れの男子校の寮。松籟の音。白い服の人。赤い爪。消えた幽霊。開け放たれた扉。いくつかミステリー要素がちりばめられている、そんな作品。いくつかミステリー要素があるわりには、ミステリーな感じはしない。心理戦がたくさんあるわけでもない、だけど少年たちの洞察力の良さは恩田作品ならではという感じもする。いつもと違う雰囲気もたまにはいいなって思えた。完全なるミステリーを求めてる人にはおすすめできないが、そうでないのなら、これからは生まれることのないこの作品の雰囲気、世界観をぜひ味わって欲しい。 | ||||
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今、このレビューを見てくださっているあなた。この本をぜひ読んでみてください。この本の中に出てくる少年たちのつらい過去を知るにつれて、きっとこの少年たちに引き込まれていくはずです。本当にすばらしい一冊です。そこの夢見がちなあなた。恩田さんのすばらしい世界へ、ぜひ引き込まれていってくださいっっ!! | ||||
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私が読書に興味を持ったきっかけの本がこの本なのですが、比較的ページ数も手ごろで、読みやすいと思います。特に恩田陸さんの作品の中でも印象深い作品で、少しゾッとする部分もありましたが、青春という二文字の似合うさわやかな一冊だと思います。これから本を読もうと思っている方には、おすすめです!! | ||||
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冬休みのそれぞれの理由をもって残った男子生徒4人の7日間の寮生活をする。ドラマ化されたこともあって恩田陸さんの作品とは知らなくても作品としては知っている方が多いと思われる作品です。恩田陸さんの学園ものというとミステリーホラーが多いですがネバーランドはその雰囲気は後ろに隠れておりはじめて恩田作品を読む人も他の作品を読んだことがある人もこんな学園小説があるんだと感じられます。そして、ドラマはみていないのですが読んでいてドラマになる作品だなぁ。と感じました。スピード感もあり凄く一日一日に色々なことが凝縮されていって7日間の話を書いているのにもっと長い間の話を書いたかのようです。また、主要な登場人物の4人の性格が違うのでその性格の違いも読んでいて面白いです。読み終わった後高校という限られた時にこの本のような体験をしたい!と、感じさせてくれました。 | ||||
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恩田陸にしては珍しく、爽快な読後感を味わえる一冊です。舞台は伝統ある男子校(進学校)、そしてその敷地内にあり、もうすぐ県の文化財に指定されるかもしれないほどの歴史を持つ学生寮『松籟館』。冬休みにこの松籟館に居残った4人の少年が胸に抱える過去と現在の苦しみ、そしてその苦しみの告白、他の3人の助けでどのようにして苦しみから解放されるかにスポットを当てています。この居残り4人が、みんないい味出しています。進学校らしく、少しインテリっぽいところはありますが、みんな青春真っ只中って感じで、すごく共感できます。この本を読めば、今高校生の方は、青春を謳歌する彼らと自分とを比べることで、自分自身を見つめなおすことができるでしょう。すでに高校を卒業してしまった方は、懐かしい思い出に浸れることでしょう。そしてこれから高校生になる方は、未来の自分の姿を想像し、心躍らすことができるでしょう。こんな高校生たちと、まさしく彼らの『家』である学生寮は、きっとどこを探しても存在しないでしょう。でもだからこそ、この小説が輝いて見えるのだと思います。是非読んでみてください♪P.S この小説、「ここはグリーンウッド」という漫画と雰囲気がよく似ています。「ここはグリーンウッド」が好きな方はきっと気に入りますよ。(現に僕もその一人です) | ||||
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有名私立高校に通う四人の少年の1週間。恩田陸さんの小説は読むと「懐かしくなる」そうだが、私のようなまだ過去を懐かしむほど生きていない人間にとっては「ほぅ」の連続。暗い過去を抱きながらも生き生きと生きている四人。場面が変わるごとに詳細に書かれる情景。内容の濃い1週間を過ごしていく彼らを見ていると、詰まらなく単調な日々を送っている私は何なのだろう、と考えさせられる。「ネバーランド」にはホラー・ミステリーの要素も入っており、ただただ少年達の青春を追っただけではないので読み応えがあった。恩田さんの小説は、エネルギーが漲り、暗い影が落ち、それでいて背景描写が美しいので、何回でも読めるし買って損はないと思う。 | ||||
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高校男子にしてはちょっとスれてなさすぎるかなぁ(偏見…?)とは思ったものの、それはそれで瑞々しく、爽やかで良かったです。このあたりはさすが恩田陸。 最初は「クラスメイト」として適当な距離を保ち役割を分担して演じていた彼らが、ゲームをきっかけに自分を露呈していく。その過程、それからそのあとの彼らの立つ新しい場所はもう、役割なんていう囲いがなかったように思います。学園もので、そんなに真新しい展開でもない!と言われればそれまでかも知れませんが、読んだあとは不思議と前向きな気持ちになれる。そんな本です。 | ||||
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冬休み、男子寮に残ることになった男の子4人の物語。酒盛をして、トランプをして、負けた人は、「告白」ゲーム。そこで、語られる4人それぞれの事情、背負ってるもの。そこでつかれる嘘。どこまでが本当なのか?そして謎の事件、幽霊騒動。。謎解きとしては、「すごい」と思わせる内容では、ないですが、決して仲が良いわけではなかった4人が、大人の友情を身につけていく様子が眩しいです。前半は、ペースが悪い印象で、読むのにちょっとばかり苦労しましたが、途中からノリノリです。筆者自身も、喜んで書いている(たぶん)のが、伝わるような本でした。 | ||||
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色々な評価がありますが、私としては、ぎこちない言葉も、足りない表現も、この作品に合っていると思います。恩田陸という作者自身の青さや若さという、それ自体が、『ネバーランド』という作品を彩っているのだと感じました。もうじき、『ネバーランド』から去らねばならない時期である自分の場所からは、とても鮮やかで、眩しい物語です。『青春モノ』として、青さを感じられれば、この作品はそれで良いと思います。 | ||||
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