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最悪の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全187件 181~187 10/10ページ
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「ついてない」から「とことんついてない」方向へ落ちていく二人の男と一人の女の話。絡み合っていくクライマックスは巧いと思ったが、前置きが長すぎるし、結末も微妙。もっとシャープに仕上げても良かったんじゃないかと。中だるみが多いし、ちょっと期待はずれ。普通の人たちが…っていう設定は桐野夏生の「OUT」に似ているので、好きな人はオススメかも。 | ||||
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☆☆☆☆☆とってもオモシロイですよ、これ!本文ラストが648ページ。けっこうブ厚い文庫本ですが、これを上下刊に分けなかった講談社はエライ!!!!展開にスピード感がありますし、こむずかしい言いまわしも一切(?)ありません。かなり感情移入できる優れた作品です。ページ数もなんのその。一気に読破できる、ことうけあい。アナタのまわりにも確実にいる、そんな「サイアクな奴」が、い~っぱい登場します(笑)。☆☆☆☆☆ | ||||
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冒頭から通奏低音のように流れている不協和音が、クライマックスで大音量となって圧倒してくるような構成。読み進むにつれて何とも言えずいやーな感じを増幅させていく作者の文章力は見事。これでクライマックスの展開にもう少し現実味があれば最高だと思うが、個人的には「それはあまりにあり得ない展開では。」と感じて白けたのだけが残念。 | ||||
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こういう嫌な奴、いる。こういうこと平気で言う馬鹿、知ってる。もう、嫌なのに目が離せない。「こう展開しなきゃいいけどな」と思と必ず心配した方向に話が転がっていく、辛い、切ない。単館上映の映画のような、ちょっとザラリとした感触も頼もしい傑作小説。たぶん作者は、ものすごく繊細で優しいひねくれ者だと思うなー。 | ||||
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不況にあえぐ零細企業オヤジ川谷の姿が泣ける。いや、ほんとに涙ぐんでしまったのです。零細企業のオヤジだって生きているんだ、しあわせだって欲しいのだ。オヤジのささやかな夢は、儚くも転げ落ちていくのだった。人生は、運とハズミだぜ。あぁぁぁぁぁぁっっ...普通のもうちょっとだけ幸せになりたいオヤジと、凶悪犯罪者との距離は、ほとんど離れてはいなかったようだ。転がっていく運命にひきづられて、そのまま一気に読んでしまえる長編でした。多くの方にお勧めします。 | ||||
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まるでジェットコースターのようにドツボへと落ちていく登場人物たち。これ以上に無い位に「最悪」の状況へと追い込まれていく様は、読んでいて胸が痛くなる思いだった。途中で本を投げ出したいくらい。 でも何故か続きが読みたくなってしまう。彼らは何処まで落ちて、行き着く先は何処なんだろうと、好奇心に負けてしまう。 作者の奥田氏は読者の心理を良く理解してるよ。 | ||||
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ストーリー進行のテンポが良く、しかも三人の主人公の物語がそれぞれに「早く次の展開が読みたい!」と思わせる内容。無関係な三人の人生が交錯する瞬間に向けて入念に伏線が張り巡らせてあり、飽きることなくサクサク読める。抜き差しならない状況にはまり、クラッシュする三人の姿はまさに「最悪」としか言いようがない。残念なのはリアリティーがある序盤~中盤に比べ、終盤やや荒唐無稽な展開になってしまっていること。しかしそれを差し引いても一級のミステリーに仕上がっていると思う。 | ||||
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