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メドゥサ、鏡をごらん
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メドゥサ、鏡をごらんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全38件 21~38 2/2ページ
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別にホラーでもなければネット上で騒がれるような怖いものでもない。っというよりも全然怖くない(^^;)。それよりも後半部分で「はぁ!?、なんじゃこりゃ(笑)」って思いましたね。これはホラーではなく、文章の構成を考えて作った「トリックもの」、「不条理もの」ですね。要するに現在と過去が変化する不条理な時間軸において文章構成によるトリックものですね。なんだか結果的には古典的なミステリでよく見られる常套手段のようなものです。私自身もその部分において気がつきましたね。ネタばれとして(先にネタばれ的なことを書いて申し訳ございません)、アガサクリスティーの「アクロイド殺し」を読まれた方なら真相はわかるかもしれませんね。また文章の構成のトリックにおいては綾辻行人の「迷路館の殺人」を読まれた方ならわかるかもしれませんね。っといってもジャンルは多少異なるにしても綾辻行人さんの方がストーリーやトリック等において全然上ですけどね。雲泥の差ですね。(^^;)まぁ多少ホラーという点では仕方ないですが。それから後半部分に行くにつれてホラー映画のリングの焼き増しみたいに感じられました。あとこの作品と関係ないことですがリングや呪怨、着信アリは別に怖くないというか子供騙しですね。呪怨とか着信アリは特に失笑ものですね(^^;)。とにかくこの本は「怖くねぇ、何なんだよ!!」って言いたいですね。物語のオチ的に何じゃこりゃって感じで残念な作品でした。ネット上や世間でかなり怖いと評判の作品ですが正直期待ハズレでした。ネット上においてなんで皆さんがそんなに怖がるのかどうかが理解できません。 | ||||
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すっげー、 夢中になって読みました。 これだけの謎を、 どう、 解決するんだろう。 って。 で、 結果・・・解決しませんでした。 合理的な説明は一切なし。 SFホラーでした。 そうじゃないと思って読んだたから、 がっかりでした。 最後の方まで、 まさか、このままじゃない、よね。 と思ってたんだけど、 そのままでした。 ん〜、残念。 つまり、 発送や展開は上手でしたけど、 どうしてそうなったのか、 ということはどうでも良かったんですね。 気を持たせる書き方が、 余計に腹立たしかったかな。 ホラー好きなら、楽しめるかも。 | ||||
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岡嶋二人作品にすっかり魅せられてしまっているのですが、合作作家「岡嶋二人」の一人、井上夢人の作品ということで迷わず購入した一冊です。 「メドゥサを見た。」と言うダイイングメッセージを残し不可解な死に方をした作家 藤井陽造の遺作を探す為に、主人公が遺作の舞台になったと思われる町へ赴きます。 次々と明らかになってくる奇妙な出来事に、ぐいぐいと引き込まれていきます。 主人公が名前を思い出せなくなった場面では、主人公の名前は分っていると思っていた私自身もすっかり困惑し読み終えたページを読み返してしまいました。 もうこの辺りでは、どんなどんでん返しがあるのか期待は最高潮に達していたのですが....。 あれれ。 仕掛けやアイディアは、岡嶋二人作品と同様に超一流なのですが、本作品の場合は盛り上げるだけ盛り上げておいて後半が尻すぼみになる為、絶景を期待して登山をしたら、途中から見晴らしが段々良くなっていたのに、頂上に着いたと思ったら標高が下がっていた、という感じでしょうか。 飽きることなく一気に読めてしまうのですが、欲求不満の残る作品です。 | ||||
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作者が自分で張った伏線や仕掛けを収束させられず空中分解してしまったので、 ありがちで安っぽいホラー描写や人格・時制の混乱、メタフィクションなどの ハッタリをかましながら、必死に誤魔化しているだけの無残な失敗作だと思う。 「メドゥサ」という魅力的なキーワードに作者自身が雁字搦めになっている。 この扱いにくい言葉を作中に何とか捻り出すために用意されたエピソードの 何と嘘臭くて悪趣味で無理矢理なことか。恐怖や悲惨以前に滑稽ですらある。 万が一、あの登場人物が恨みから化けて出るとしたら、それは作中ではなく、 こんなトンデモ話をでっちあげた作者・井上夢人の前にこそであろう。 「王様は裸だ」ではないが、ここで高得点をつけるレビュワーの多くが挙げる 「途中まで真相が分からず最後までぐいぐい引き込まれる」というのは本当か? この程度の見え見えの人格錯綜の仕掛けが見抜けぬほど読者はナイーブなのか? 私は逆に、随所でここまで分かりやすいほのめかしをしてくるのは、最後に 度肝を抜くドンデン返しが用意されているからでは…と勘ぐって読んでいたが、 ほのめかし通りの展開にしかならなかったので、別の意味でびっくりした。 その意味でもファンとは本当にありがたいものだが、生憎と私はこの作者に ほとんど思い入れがないので率直にいう。羊頭狗肉もいいところだった。 ホラーだからミステリとしては三流でもいいなどという免罪符はない。 「合理的な解決を敢えて放棄した」のではなく、もっと単純に 「意余って力足りず解決できなかった」だけのことではないだろうか。 | ||||
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井上夢人の作品としては完全な失敗作。 ラストまで一気呵成に読ませる筆力は相変わらずたいしたもの。途中で退屈することは一切無い。 主人公が体験する異常なる“何か”が、日常に潜む軋みとして現れ、次第に説明不能の恐ろしい状況へと拡大してゆくさまは、実に面白く、この謎を通じて我々をどのようなワンダーランドへと導いてくれるのかと、期待は高まるばかり。 だが、タブー云々の真相が語られるあたりから、雲行きが怪しくなっていく。 井上作品には珍しく、自分で広げた大風呂敷のたたみ方がわからなくなってしまったようで、時制と人称を混乱させるプアな手法に逃げた挙句、自分の作品に取り込まれるミイラ取りへとオチを収斂させてしまった。 超自然なるものを核とすることに異論があるわけではない。それはそれで全く構わないのだが、不合理なるもの説明不能なるものに、超自然ならば超自然なりの整合性をもたらすことこそが、井上夢人に読者が期待することであろう。 そういう意味では、全くの期待はずれの作品である。 ・・面白ければそれでよい?・・ ひょっとして井上夢人を買いかぶっているだけなのか?だとしたら非常に残念だ。 | ||||
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いきなり謎の死から始まり、謎が謎を呼び、序盤から中盤にかけてのおもしろさはハンパじゃないです。グイグイ引き込まれ、読むのをやめられません。しかし後半にかけて?な部分がだんだん多くなり、ラストを読んでしまうとがっかりです・・・結局謎は謎のまま、曖昧な部分が曖昧なまま残りすぎて、なんとも納得できません。ツジツマとかどうでもいいからとにかく怖い小説がいいという人にはオススメです。かなり怖いですよ。 | ||||
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岡嶋二人と言う、合作作家プロジェクトから生まれた作家が井上夢人だ。という話は今更するまでもないくらい有名な話である。氏の作による「おかしな二人」を読めばわかる事だ。そして、この「メドゥサ、鏡をごらん」は、井上夢人氏の本質的な意味でのデビュー作である…と私は思う。もちろん、ダレカナカニイルから、もつれっぱなしに至まで、井上作品はすべて高いクオリティーを有しているが、それらの作品と本作品との間には本質的な違いがあるような気がしてならない。「メドゥサ、鏡をごらん」より前の作品は、すべて岡嶋を良い意味でも悪い意味でも引きずっているように思われてならない。もちろん、合作とはいえ、自分の半身なのだから引きずらない方がおかしいのであるが、本作品にて初めて「かつて岡嶋二人の片割れであった自分が井上夢人として描く作品」を感じるのは私だけだろうか。何かが吹っ切れたようなそんな印象を本作品に感じる。そんな意味で、事実とは違うが、本作品は井上夢人のデビュー作なのだと私は思う。 | ||||
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「メドゥサを見た」 このメッセージに背筋がゾクゾクしました。恐怖です。しかし、ただ怖いだけでなく、とても読みやすい。作者のテクニックとアイディアに脱帽です。ミステリーなホラーです。 | ||||
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超常現象に対する怖さ、人間の愚かさ、理解不能な事態への不安感、解けない謎に対する焦燥…。あらゆる恐怖が詰まった、私の中ではホラーの金字塔。 「表紙も恐いが中身も恐い」と、発売当時に書評されていました。 あまりにも不条理かつ不可解なので、好き嫌いは相当分かれると思いますが、読み込むと、自分なりの解釈が得られる奥深い一冊。どちらかというと上級者向けです。 それと映像化は不可能で、“小説”であることを利用した、“小説”でなければ成立しないストーリーです。 “メドゥサを見た”と書き残して自殺した大作家。その娘である菜々子と、その婚約者は、彼が死ぬ直前に書いていたと思われる遺稿を探し始めます。 この婚約者の青年が主人公なのですが、彼は知らなくていいことを知ってしまった為、悲惨なラストへ。 ネタバレになるので詳しくは書けませんが、どこで空間がねじれたんだ?と、考えるとゾッとします。そんなお話。 影の主役“メドゥサ”ことあずさちゃんの壮絶な生涯と、子供たちの無邪気で残酷なイジメ方には、読んだあと死にたくなる(!?)程のショックを受けます。 すべては因果応報?と感じてしまう程、“メドゥサ”側に感情移入してしまうことでしょう。 ホラー小説を読んで、ここまで大泣きしたのはこの話くらいです。素晴らしい作品です。 | ||||
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小説にはあまり詳しくありませんが、ホラーはホラーでも、気味の悪いホラーでした。 出だしはミステリーチックで、次第になぞが解き明かされて、万事解決、と思ったら、実はその先には、、、 自分的にはわかりやすかったです。文章としても中身としてもとっつきやすい感じだったので。 すごくオススメというわけではありませんが、○ックオフで100円なら買ってもいいかなあって感じの本でしたw | ||||
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自殺した藤井陽造の娘菜名子とその婚約者の「私」は、残された メッセージやノートから彼の自殺の真相を探ろうとする。そこから 浮かび上がる23年前の事件、そして「私」の周りで起こる不思議な 出来事。謎を知りたいために読み進めるのだが、読み進めば進むほど 謎は深まるばかり。これははたして呪いのためなのか・・・?結末は 意外なものだった!そこからまたこの物語が新たに始まり、再び繰り 返していくのだろうか?そうだとしたら、そのときの結末はどう なるのか?頭が混乱しそうな話だった。 | ||||
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主人公が婚約者の父親である作家の自殺について追究していくうちに謎が謎を呼び、やがて主人公の身に……。読者を引き込む力があり、最後まで一気に読みきってしまいました。 ミステリらしい(?)種明かしの部分には驚かされましたが、確かにオチには納得できない人もいるでしょうね。私自身はこれもありなんだ、と思いました。きれいさっぱり片を付けてエンドマークを打つとその世界は完結しますが、こっちの世界にまで何かが残ってしまう感じ、この不安さがこの作品の面白さじゃないでしょうか。少し、作品の中に引っ張り込まれすぎるので、こっちに戻されたとき呆然となってしまいますが。 | ||||
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巧みなストーリー展開と読み易さで、引き込まれたまま一気に読みました。が、途中までパズラー的な読み応えだっただけに、不条理感漂うオチには正直ガックリきました。私は賛否でいえば否のほうです、残念ながら。しかし、前半の仕掛けには全く気付きませんでした。それを違和感なく読ませる技量は素晴らしいものです。思わず必死に読み返していました。途中まで5つ星の展開でしたので、着地さえ決まっていれば、、、残念です。 | ||||
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ホラーの神髄は、"閉じない"ことにある。ラストがまるくおさまっちゃったり、あろうことかハッピーエンドになったりしては、ホラー失格なんである。その意味でこの作品は、間違いなくホラーです。読んでから数年たつけど、未だに"怖かった"リスト上位に位置しています。 | ||||
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オチはどう考えても賛否両論だろう。私自身、説明不足の部分を感じざるを得ないと思ったのは否めない。その辺り、少し不満は残った。ただ、それを差し引いても一気に読ませるだけの魅力がある。「メドゥサ」と呼ばれた少女の悲しみ、怒りなどがひしひし感じられ、また、好奇心という名で自分もそういう風に苦しめる存在であった、などということも痛感する。全員が満点をつけることができないと思うので4点としたが、十分面白い作品だ。 | ||||
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なんとなく、途中で筋が分かったんですが、寝なくてはいけない時間→でも恐くて電気消せない。ということで、4分の3読んだところで先に最後を読んでしまいました。10数年振りですよ、そんなことしたの。 オチに賛否両論あったようですが、嫌いではありません。・・・もう少し謎の理由をどうにかして欲しかったですが、倉坂鬼一郎さんが書いたりしたらもっといやな気分のラストだったろうと思うので。・・・こんな納得の仕方は間違ってますか・・・。 怖さのツボが映画版『リング』系の方にお薦めします。 | ||||
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ミステリとホラーの狭間を行ったり来たりしながら、トップギアで突っ走る作品です。この結末を、貴方はどう読みますか? | ||||
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すごいです。 面白いです。 中身にはあえて触れません。 読み始めたらとまりません。 そしてあなたは抜けられない!! | ||||
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