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イニシエーション・ラブ
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イニシエーション・ラブの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全792件 741~760 38/40ページ
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| 静岡大学理学部卒業の著者が、静岡を舞台に書いたもの。 1980年代後半、合コンあり、遠距離恋愛あり、の青春はいろいろあるよ系恋愛小説…。 文章は読みやすく、トリック(?)も打てそうで打てないフォークボール。 最後まで読んでも、直球だろ?、という方にはブログで丁寧に解説してくれている方あります。ミステリー中級者向きの面白本です。 | ||||
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| 読み終えてトリックはまったくわからなかったけど、とにかく後味がすごく悪くて、読み返す気になれませんでした。でもトリックは知りたくて関係するブログを読んで納得。 それで充分、やはりもう1度読み返す気にはなれなかった。 トリックとしては面白いと思うけど、ストーリーとしては好きになれない。 | ||||
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| ラスト二行で驚愕の結末が待っていると評判の作品だったが、オリジナリティに欠け、期待外れの出来。"登場人物が互いに愛称で呼び合ったら注意すべし"と言う鉄則を守れば作者の意図は容易に予測できる。親切にも作中で「十角館」に触れヒントを出したり、前後半の切れ目の時間的経過が大き過ぎて不自然だったり、"たっくん"の在籍(出身)学科が作品の前後半で変っている事を堂々と書いてたりしているのに気付かない方がオカシイ。そして、この作品の致命的な欠点は、作者の意図する意外性が何らかの事件と係わりがなく、真相が分かっても「だから、どうした」と言う感想しか持てない点である。作者はマユの人生を書いたのではなく、ミステリを書いたのであろうから。 文体が西澤保彦氏の「匠千暁」シリーズに似ているのも気になる。しかも"たっくん"と"タック"。工夫が無さ過ぎでしょう。ここからの連想でも、上述の真相が透けて見える。このような「書き方で読者を欺く」作品は作者の恣意によって、どのような結末へも導けるので、意外性があるとは呼ばないのである。ちなみに私も数学科出身なのだが、数学科の学生はコンピュータ・保険業界を除いて民間企業には就職しない(院に進むか、先生になる)。だから後半、ギフト・メーカーに就職したと聞いて「アレレッ」と思ってしまった。この辺にも注意を払って貰いたいものである。 ヒロインをサイコ・キラーにするとか、物語に複雑性を持たせ、本作が意図する意外性が事件の裏側から浮かび上がって来るような真の意味の意外性に育てて欲しかった。 | ||||
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| 友人の勧めで読みました。 あらかじめ聞いてなかったら、普通の恋愛小説じゃん、って感じで 最後まで読みきらなかったかも。 ラストがすごいってことで、あれこれ推理しながら読み進み、 最後2行で、がっつん、やられました。 瞬間、頭の中が真っ白。 すぐには理解できなくて「???」という感じ。 やっぱり読み直しました。 パーツが組み合わさって、ようやくすっきりしました。 素人推理なんかじゃ読み切れない、 読み手の思い込みを逆手に取った、すばらしい作品です。 お勧めします。 | ||||
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| 緻密な伏線と綿密なミスリードによる、構成力の高い作品です。 ですが、この表記では『最後の二行』を読んだ直後でも、物語の全貌を把握できない方が 多いのではないでしょうか。 読後、考察サイトの閲覧が必要なものを本当に秀作と呼べるのか、私的には疑問です。 ミステリを読み込んでいる方には今更の仕掛けのようですが、「解る人には解る」では、 少なくとも万人に愛される書とは言えないと思います。 楽しめる方とそうでない方が分かれる作品という印象です。 | ||||
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| 最後の5ページくらいでトリックに気がついて なるほどな〜としばし感心。 でも、その後にふつふつと笑いがこみ上げてきました。 この小説は、男の思い込み「女は貞淑なものだ」を 思いっっっきり皮肉ってますよね。 例えば太田裕美の「木綿のハンカチーフ」のような シチュエーションに感情移入するのは男の人が多いけど、 あの女の子が本当に彼を想って泣いてるかは どうなんだろうね〜、 案外既に別の人がいるからこそ キレイに別れてくれるのかもよ。。。 という発想から生まれたのかも?とも思いました。 読みかえすと、トリックの面白さよりも、 最初から最後まで男の能天気さが痛々しく、 女のしたたかさが恐ろしくて。。。 やっぱりまた笑ってしまいます。 | ||||
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| 私は今まで本を読む習慣がなく、ふらっと立ち寄った書店で目についた「必ず2回読みたくなる小説・最後から2行目!絶対読まないで!」というキャッチ・フレーズに惹かれ衝動買いしました。 確かに最後に「え!?」という驚きがあります。1回目に読んでいるときに「ん?」と思う箇所が多々あったはずなのに… 2回目にすぐ突入して「すごい…」と思わず友達に報告(笑)。 久々の読書。とてもいいミステリーに出会えてよかったです。皆さんも「おっ」という驚き。体験してみては?? | ||||
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| お願いだからこんなところでネタバレしないでくださいよ…と言いたくなります。 私がこれを読む前にここのレビュー読んでたら絶対レビュー書いた人恨んでます。 思い切りネタバレしてる人がちらほらいるので未読の人のために書かせてもらいました。 この小説にあるのは予備知識がないからこその魅力です。 とにかく読む前にレビュー読んじゃいけません。絶対楽しめる!とは言えませんが個人的には今まで味わったことのないような本の面白さを体感できました。 読み終えた後が本当の始まり。予備知識なしで、是非軽い気持ちで読んでみてください。おすすめです。 | ||||
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| 最後から2行目で・・というのはもちろん知って読んだのですが、「まさかそうくるとは」という感じです。 実は自分で答えをみつけようと頑張ったのですが、よくわからず、解説ブログを読んでようやく納得したクチなのですが、カラクリがわかった時は、唸ってしまいました。 そして・・やはり再読です。1度目に読むのと、2度目に読むのとまったく違う楽しみ方ができるというのもいいですね。(同じような小説があるようですが・・私は初めて出会いました) 加えて、この小説は80年代後半の設定ですので、その時代に青春時代を送った同世代の人にとっては、「懐かしい〜」「そういうことあったよな〜」と、自分の青春時代を思い出しながら読めるという楽しみもあります! | ||||
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| いやぁー、やられました。まんまと作者が仕掛けたトラップにはまってしまいました。 最後の段落を読むまで、本当に気づかなかった。 あまり書いてしまうとこれから読む人に悪いから書きませんが、おもしろいですよ。 「レコードもカセットもA面とB面があり、A面が回っているときは、B面も回っている」うーん奥が深いお言葉です。 それにしてもやっぱり女性は、したたかだ......... | ||||
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| 1:コレコレこういう物語、だと思って読んでいると、 2:ラストで「騙されたー!!!」となり、 3:その後、カクカクシカジカという物語と、あーそういうことだったのか、という納得感が来る。 「ラスト二行で明かされる仕掛け」を先に読んでしまうと、「1」と「2」が味わえないことになる。 しかしその「1」と「2」は失うのが惜しいほどのものかというと、「1」が平凡でチープなのは作者自身も認める通り、「2」は感想が割れるところのようだが、自分は、何だそんなことかと拍子抜けした。この本がおもしろいのはオチを知った後で味わう「3」だ。 何度も反芻するうち、冗長としか思えなかった前半の描写も唐突な言い訳も、ああそういうことだったのかと、伏線がぴしりぴしりとハマって行く快感があり、とまで言うのは褒め過ぎかも知れないがなかなか奥深く、そのため解決されない伏線(意味ありげに登場するが結局なんだったんだろうと思わせる登場人物とか)も、作者の中ではそれぞれ何か意味があるのだろうと深読みしたくなり、しまいには書いてないエピソードまでいろいろ勝手に妄想できる。 これを読んで「仕掛けが既出だからダメ」というのは、寿司屋に入って「酢飯にネタを載せて供するという仕掛けは既出だから評価に値しない」と言うようなもので、もったいない。肝心なのは仕掛けの優劣ではなく、トータルな出来だ。精緻なパズルという点では、映画「運命じゃない人」を思い出させる。素晴らしい。 | ||||
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| ものの見事に騙されました。 素直に騙されて良かった、としみじみ思います。 目が肥えていないうちに読んでおいて幸せでした。 | ||||
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| 小説のオープニングは、すごくぎこちなく始まった、大学生のたっくんと二十歳のマユちゃんの恋愛。やがて舞台は東京と静岡の遠距離恋愛・・・ 買ったときは「仰天作」という帯を見ていた。しかし、そんなにミステリーってことに思い入れなく読んでいたせいかもしれないけど、ラストは素直に驚かされた。 ラスト2行の前に最後の4分の1位から違和感は感じてたんだが・・・驚くといっても、ニヤリとして「成程ね、そうきたか」という感じですが。 驚天動地の本格推理を期待して力んで読むと期待はずれかもね。仕掛けのある恋愛小説って感じで読み進むのがいいと思う。 1980年代の描写が懐かしかったしエンタテイメント小説と思って読むと素直に楽しめる作品だと思う。 なお、大矢博子の解説もいい。(ネタバレあるから最初に読んではいけないけど) | ||||
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| メインの仕掛け自体は、ある程度読み込んでいたら気づくレベルかもしれない。 けれど、それを成立させるための伏線の数が半端じゃない。 しかも単にミステリーとしてフェアプレイを守るための伏線ではなく、読者が伏線の意味に気付くことによってはじめて登場人物の真意が浮かび上がるつくりになっている。 作者は敢えてその真意を作中で解説していないので読者を選ぶ分、気付いたときの衝撃は大きい(わたしも実は、ネタバレ解説のあるブログを読むまで、本書の凄さが理解できませんでした)。 本作を詳細に分析したブログがけっこうあるので、「意味が分からなかった」「そんな大した仕掛けじゃなかった」という方も一度検索してみてほしいです。 | ||||
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| タイトルにもある通り、最初の五ページくらい読んで「これって恋愛小説じゃん」と思いました。 でも裏表紙には傑作ミステリーとあるし、最後から二行目で何かあるのか?と覗きたい好奇心を抑え、疑問を色々抱きながらも読み進めました。 ミステリーを期待して購入したのになーなんて思いながら、甘酸っぱい恋愛模様も楽しみつつ読んでいたら・・・ 書いてある通り、最後でやられました。 この手の物はほぼ初めての経験だったので、見事に罠にかかりましたね。 最初は訳が分からなくて、「えっ?えっ?」と上手く飲み込めないまま最後の解説を読み、ようやっと頭が整理されてちゃんと理解した頃には もう恐怖でぞわぞわっと鳥肌が立って、じっとしてられない程心臓がバクバクしました。 慌てて読み直して・・・帯にもある通り、必ず二回読みたくなる訳だ。 私は夜中に一人で一気に読んだのですが、夜中に読まない方がいいと思います。 ホラーでは決してないけども、恐怖で心臓が縮む思いをしました。 | ||||
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| 見方を変えると全く別のストーリーが見えてくる。 という帯の文句に、同じ本を2度読むことはまずない私が、 思わずもう一度読んでしまった本。 1度目に感じた微かな違和感が、2度目ですっきりする爽快感を味わえる、 一粒で二度美味しいお得な作品。 | ||||
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| 背表紙の解説があまりにもすてきで買っちゃっいました。 一気に読んでいたら 文中に「150号線」「焼津」「大井川」「静波海岸」 … めっっちゃなじみがある単語がどんどこでてきてびっくり。 道玄坂とか、池袋サンシャインとか、湘南とかじゃなくて 「呉服町通り」「青葉公園」「静岡大学」… 「150号線のココス」なんてあたしバイトしてたわ。 作者が静岡生まれ、静岡育ちなんですね。 あーあの通りを歩いてるんだな、とか、あの店のことだな、とか 映像がクリアーに浮かんで読んでて2倍楽しめた。 そしてラスト2行目。 なるほど! なんだなんだこの裏切られた感。 イヤな意味じゃなくて 「あーやられた!」ってこの感じ。 点と点がつながって、時間軸がぴたっと合わさる。 背表紙の解説の意味がほんとよく分かりました。 「必ず二回読みたくなる」 あまりにも日常的で、一見平凡で。 だけど相手の中にも自分の中にも すごく身近なところに、これと同種のものが存在していて 自分で自分のそれを発見してこわくなったり 時々相手の中に見つけてしまってこわくなったり。 出会いからクリスマスまであまりに丁寧に追ってるから その分、ラスト2行が効いた。 おんなってこわいね。 | ||||
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| この作品は女のしたたかさを描いた、一級品といえる。男としてはたまったものではない。 読み進めるうち、なんとなく違和感がうまれていったがラストで??となり、それから こ一時間近く読み返して、あらゆる点で符合していて矛盾がないことを確かめたくらいだ。 さらに、OOのくだりでは、たっくんに覚えがないという。これって深読みするとさらにもう一人・・・ということか? | ||||
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| 「木綿のハンカチーフ」みたいな話かと思って読んでいたら、ラスト2行でどんでん返しが来ますが、この技は既出ですね。驚きはそれほどありませんでした。 | ||||
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| 何らかのトリックがあるという前提で本書に接した場合、 そもそも目次にサイドAとBがある時点で、 綾辻行人の『殺人鬼』を思い出し、結末を予想してしまう人も、 いるのではなかろうか。 (私も「たぶん、そうであろう」と考え、「サイドB」に入った時点で、 ある「確信」を抱いた) この手の小説を全く読んでいない人なら、驚くと思うが…。 『殺戮に至る病』や『ロートレック荘』の場合には、 「“単純なトリックに気づかなかった理由”が読者の内面にある」 と気づいて、作者の意図に感心させられる点があったが、 この作品には感心しなかった…。 作者の慎重かつ大胆な筆致と、その結果に驚く、という点ならば、 泡坂妻夫が『生者と死者』などの驚異的作品を書いているし、 ここは辛い点数を付けざるを得ない。 | ||||
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