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イニシエーション・ラブ
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イニシエーション・ラブの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全786件 661~680 34/40ページ
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「最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する」という煽り文句で有名な作品。 どんなもんかと読んでみた。 いやぁ、僕にはすごく面白かったなぁ。 「仕掛けがむずかしくて最後まで読んでも意味がわからなかった〜」という人と、「こんなつまらん仕掛けで騒ぐな!」と怒る人と両方いるみたいだけど、僕はちょうどうまくどんでんがえされたので、大変満足。 ちなみに、「仕掛け以外はぬるくて平凡な恋愛小説で、読むのが苦痛」なんて意見も多いみたいだけど、僕はむしろこのぬるさ、平凡さ、痛々しさ、イライラする感じ、そういうのがすごく共感できて楽しめた。 そりゃ誰しも愚かだった青春時代を直視するのは痛くて嫌だけど、そういうのこそリアリティじゃないかなぁ、なんて。 僕はこの作品、おすすめするよ! 読み終わっても、どうしても仕掛けが理解できなかったら、ネットで検索するとめちゃくちゃ詳細に分析しているサイトがあるので、そこを見ればいいと思うよ。 | ||||
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ミステリ小説だと思って読んでも、途中で脳みそが勝手に恋愛小説として 認識してしまう。。それこそが作者の狙いかな? どこに仕掛けあるのかな?と探りつつ読み進めていても、 ぬる〜い恋愛小説なのでついさくっと読んでしまう。 まんまと騙されてしまいます。 後半部分に入ると、どうも腑に落ちない主人公のキャラクター 何かおかしいな、、どうしたのかしら?と思うのだが。 結末を読んで、ああやっぱりねえ、しかし、どうゆうこと? とそこからページを遡る事になります。 そう、やっぱ2回読まされちゃうねえ。 読後の感想は、苦いものを飲み込んだような、 後味の悪いのもでした。全然ぬるくね。むしろ寒い。。 なので、やっぱりミステリーですね。 巧いと思います。 | ||||
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普通に読んでて、途中でへぇそう言う話かって。 怖いねって思いながら読んだ。 ちなみ、登場人物は皆嫌いなタイプだし、話もなんかムカつくけど、こんな青春だったのは間違いない。 自分に都合の良い言い訳して、やってる事は程度低かった。 今は、正直に生きられる素敵な時代だと思いなおしました。 | ||||
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乾くるみさんの本はこれが初めてです。 友人から「最後の2行は読んじゃ駄目!大どんでん返しがあるから」と言われて読み始めました。 どんな風にこの物語を覆してくれるのかとワクワクしながら、 延々と続く恋愛模様に辟易しつつも、どんな結末が待っているのかと最後まで読みました。 結果、きょとん。 「えっ?なにが??」と。 解説の中になにか秘密があるのかな??と一生懸命考えました。 どうやら作者の意図通り読んでいなかったようです。 両Sideを全くの別人と思って読んでいたため、だいぶ損してしまったようです。 とはいえ、Side Aで伏線がいっぱいあって印象に残っていたので、 続くSide Bでマユちゃんの企みが次々明らかになっていく過程は楽しめました。 「最後の2行」という言葉に固執しなければ、 そんなに落胆することもなく、「したたかな女の話」として面白かったとも思うのですが・・・。 うーん、普段あまりミステリーを読まない人にはオススメと言えるのかな? | ||||
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内容が薄っぺらいだけ。読者を馬鹿にしてんの?ただ日本で多い名字使ってるだけ。とても2回読もうなんて思わない。買うのすらもったいない。 | ||||
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こんな文章で出版してよいものだろうか 売りはトリックなんだろうけど、それほど驚くような内容でもないし 登場人物の誰一人として共感できない 読むだけ無駄 | ||||
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小説のひとつの判断基準として、どのようにも解釈できる、多義的であるのが良いというのがあるらしい。そういった意味で、騙される読者と、読み終えて、小説の意味を考えて納得する同じ読者がいること、そのことで、この小説が優れていると言えるのではないでしょうか。表面的には、青春小説であり、主人公が学生から就職、社会人になって、恋愛を重ねて、出会いと別れを繰り返すと言ってしまえば、ありきたりですが、中高年が読めば、過去を振り返り共感するシチュエーションが出てくるはずですし、主人公と同じ世代ならマニュアル的に読むかもしれません。そこは、登場人物のキャラクターがうまくモデル化されていて、サクサクと読みやすく、非常に上手に書けているのではないでしょうか。そして、読者は、主人公のキャラクターを素直に受け入れ感情移入して、作者の意図が主人公に反映していると思い込みがちですが、作者は登場人物を客観的に見ているし、作者の意図は明らかに別のところにあります。そういった意味でも、小説という活字のメディアの面白さを教えてくれるのではないでしょうか。 | ||||
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題名からもお察しの通り、完全な恋愛小説です。男女が知り合って、恋におちて、付き合って、でもいつのまにかすれ違いが…という、とっても“ストレート”なお話。 この作者は恥ずかしながら全く知らない方だったのですがネットで話題になっているのを知り思い切って購入しました。 帯には 「評判通りの仰天作。必ず二回読みたくなる小説などそうそうあるものじゃない by 読売新聞」 と…“ちょっと大げさなんじゃないの〜?”とツッコミつつ数日前から読み始めました。読み始めると…ホントに、めちゃくちゃ、そのままズバリ「恋愛小説」なんですよ。読んでて恥ずかしくなるくらい。台詞がクサいとかじゃなくて、もうリアルすぎて。男性視点から描かれているので、男性ってこういう時ああいうこと考えてるのかなぁとちょっと勉強になったり(笑)。で、そのままどんどんページを読み進めて行って… …最後の二行。 驚きました!!!!! いやはや、ストレートな恋愛小説どころかとんでもない問題作でした。トリック(というのかどうかは解からないけど)に全く気付いてなかった私は腰を抜かしてしまいましたよ。 そしてもちろんすぐさま最初の1ページから読み始めました… | ||||
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女心の底知れない闇の深さに驚き、恐怖を覚える作品です。 便秘の正体こええ〜〜〜!! 私が思うに、女性に騙された(と気づいた)ことのある男性には、すごく身につまされるというか、共感を覚える点の多い作品だと思います。 が。 「たっくん」的な男性が読んでも、陳腐な恋愛小説にしか見えないのではないでしょうか。 騙され続けることの方が、ある意味幸せなのかも知れませんね。 そんなことを考えさせられる作品でした。 あと、アラフォー世代にはノスタルジックな楽しみ方もできますよ。 | ||||
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「絶対2回読みたくなる」という帯を見て購入しました。私の場合、途中の異変に気づくことなく一回目を読み終え、そのあと混乱しました(笑) 2回目をぱらぱらと読み、「ああ!」と納得したりしていました。確かに新しい恋愛(ミステリー?)小説だと思いましたが、それほど面白いとも思いませんでした。私はまだ中3なので、ちょっと早かったのかもしれません。 | ||||
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普通の大したことない(ごめんなさい)恋愛小説だと思いながら読んでいて、最後に「あれ?おおっ!そういうことか!」という面白さがありました。 たしかに2度読んで、色々確認しちゃいますね。 恋愛小説だと思って読むと普通の話、でもカラクリが分かると女性のしたたかさが見えます。 | ||||
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お好きな方には申し訳ないですが、私はこの小説はつまらなかったです。実際、二回読みました。でも、それは楽しむというよりはただの確認作業でしたね。トリックには感心しましたけど、でもそれだけ。作者は意図的にそうしたのかもしれませんが、ストーリーや登場人物があまりにも陳腐です。すごく薄っぺらい。クソ面白くないと思いつつ、ラスト二行を読むためだけに我慢を強いられた感じです。読後の感想としては、作者の自慰行為に付き合っただけって気分ですね。 | ||||
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読んでる最中はなんの面白味もないけれど、 最後の2行でガラリと様変わりする。 2回読みたくなるという煽りも確かに頷けるけれど、 それはストーリーが面白いからもう1度読みたくなるのではなく、 2回読まないと面白さが分からないからだと言える。 それは、この小説の構成自体は非常に巧みで面白いと断言できるけれど、 その面白さが1回読んだだけでは把握しきれないからだと言える。 つまりは、面白い小説が必ずしも面白いとは思えないという問題であり、 面白さの分からない小説を面白い小説と評して良いのだろうかという疑問であると言える。 自分の感想としては、構成の素晴らしさは認めるけれど、 あまり面白い小説だとは思えないというのが率直な意見。 それは、小説の面白さというものは、話の筋だけにあるのではなく、 一文一文の表現の中にもあるからだという考えからの意見でもある。 味わいの乏しい表現で綴られて、読んでいる最中に何も伝わってこない小説を 手放しで面白いと評することはできない。 ただし、構成の巧みさは秀逸なので、 読み手によって賛否の分かれる問題作だと思う。 | ||||
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四分の一ほど読み、好みの話でなく、読み進めるのが困難になっていて、読むことを止めることにしました。でも最後の二行が、びっくりと本屋に書いてあった宣伝を思い出し、最後の二行を読むことによってようやく、最後まで読めるようになりました。なんで驚いてもいないし、とにかくA面もB面もつまらない小説だなあと思い、ただとても後味が悪い感覚を味わいながら、飛ばし読みでなんとか終了。それにしても、、何がこんなに読後が気持ち悪いんだろうと、、、ネットで調べてみて、物語の時系列に驚いたことよりも、作者が男だったということに驚きました。くるみって、名前に騙されました。いやあ、これ書く女流作家が想像つかなくて、何よりミステリーでした。主人公がヒロインを好きな理由が、マスコットというか、ペットというか、とにかく浅い感じがして、それが物語にクールさおびて妙なミステリー感増しているような気がします。 | ||||
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「おお、これは凄い!」というのが読後の素直な感想です! 物語はマユちゃんと鈴木君の青春ラブストーリー。 Happyいっぱいの「sideA」と、お互い社会人になり遠距離とたたかううちに苦いものが混じってくる「sideB」。。。 …と思いきや? 最後の鈴木くんの回想セリフで「…ん」と思わせてその直後のセリフで「ぐわ〜〜〜ん!」とした衝撃をもってくる! 「えー、じゃあ、これもあれもどういうこと?」と思いながら、もう一度読み終えたページをめくってしまいました。 (私は紙に書いて確かめました。もちろん“2段組”です) なるほどー、「2度読みたくなるミステリー」というキャッチのわりに、ただの青春小説じゃん。などと読み進めていたら、最後の最後に背筋がゾクり。 「なるほどミステリーだ」と思うような意外性の切れ味! 思えばテープもレコードも、B面の終りはA面の始めなわけで。。。 いやー、こりゃやられました。 作者の思うツボにはまり、とても心地よい読後感です。 誰かと話したくなるようなすばらしい作品です! | ||||
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久しぶりにこれだけのコテコテの恋愛小説を読んだからか、すっごくおもしろく感じました。作者の描写が端的でうまく、不必要な修飾語を含まず、どんどん行為や場面を進めてくれるので、映画を見ているように、恋仲を深めていく二人が目に浮かびました。 オクテな鈴木は職場にいるあの人にそっくりで、その人になり替わりましたし、繭はファニーフェイスのかわいい女の子として自然に形が自分の中でできあがりました。 なんというか、読者が若すぎたり、あんまり恋愛を経験し過ぎて達観しているようなベテランの人だったら、この「通過儀礼」という意味の恋愛はよく分からなかったり、ありふれたものすぎて、感銘を受けることはないのかな、と思います。 でも、20代後半からの、なんとなく恋愛に行き詰っていたり、結婚したはいいけど毎日に刺激がなかったり、仕事と恋愛の両立に悩んでいたりする人たちには、ものすごくピッタリくる小説なんではないでしょうか。少なくとも私は、恋愛初期のドキドキ感とか、中期の倦怠感とか、終期の惰性とか、すべてにおいて「あ〜」と言葉が出るくらい共感したし、おもしろかったです。 「最後の二行でミステリーに変わる」というのは確かに魅力的なフレーズですが、途中からそんなことがどうでもよくなるくらい小説の恋愛小説としての側面に入れ込んでました。 もちろんミステリーに変わった瞬間は「え?」と声をあげて再読しましたが・・・。 なんだか切ない一連の映画を見たような、感慨深い気持ちになりました。 エロもあり、そこがまたリアルでいいのですが、ミステリーもあり。 盛りだくさんの読みやすい小説でした。 | ||||
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正直言って評判になっているほどではなかったと思います。 「男女7人」のくだりもいまとなっては、そんなドラマもあったかな程度で、 昔放映していた時もあんまり熱心に見ていなかった私としては、どうもピンと きませんでした。詳しいレビューを読んで、あ〜そういう伏線だったのね。 と納得したものの、ストーリー自体はちょっと退屈でした。 | ||||
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「最後の二行で云々」という表現がなければ途中で放り投げていた作品。 とにかくつまらない。 事件もなければ、ミステリアスな人物や奇怪な屋敷も一切出てこない、 ごくごく平凡な、はっきり言うならものすごくどうでもいい話がつらつらと展開されている。 いっそ最後の二行だけ読んでやろうかと何度思ったかわからない。 それでも我慢して、最後の二行を読んだとき、これまで読んだ物語が一変したかというと・・・ 確かに読み返したくなるという気持ちはわからないでもない。 けれど、そこに至るまでにいくらでも「あれ?」となるシーンはあって、 おそらく最後の二行を待つまでもなくネタの割れる人もいたのではなかろうかと。 あらすじに期待を煽られすぎました。 しかし反芻することでうまみの増す作品ではあると思います。 とても巧みな作品であることも間違いないと思いました。 読後の達成感アリ。但し自己満足的な意味で。 | ||||
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これはやられた。最初なにがなんだかわからなかったが、読み返すとそういうことかと。 仕組みとしては素晴らしいとは思うが、ストーリーは女性不信になっちゃうよと。 なので個人的な評価として星3つにしたいと思います。 | ||||
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最初読み終わったあと、トリックらしいトリックがピンとこず「最後の2行も、まぁありふれたオチじゃない」と思ってましたが、きっと気付いていない何かあるんだろうと想い、ここのレビューを参考にさせて頂きました。巻末の解説の濃い字体のところに着眼してみると「あっ、そういうことね」と気付きました。どのレビューアの方も、細かくタネあかしをしていないのが紳士的でよいのですが、時間軸に従って違和感を払拭しながら見ていくのは少し面倒なシステムですね。極端に低評価をしているレビューアの一部の方には、トリックに気付いていないと思われる方もいるようです。私の中では悪役?が入れ替わりました。あと男性より女性のが恋愛テクニックでは上手(うわて)なんだと想い知りました。騙されている男性の愚かさがよく出てます。こわいですねぇ。 | ||||
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