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イニシエーション・ラブ
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イニシエーション・ラブの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全792件 761~780 39/40ページ
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| 「このミス」にもランクインしているとのことなので手にとってみました。 内容は普通に読んでいる限りでは青春モノの恋愛小説といったところでしょう。但し「ラスト2行は絶対に読まないで」と書いてあったので、最後にどんなどんでん返しがあるのかと探りながら読んでいたのですが、確かにこれはやられました。 筒井康隆の「ロートレック荘事件」的なものを想像していたのですが、やってくれました。 ラストをすごいと思うかどうかで評価は分かれると思いますが、文章的にはかなり読みやすく、1日で読んでしまうことも可能かと。 | ||||
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| 合コンで気の効いた冗談の一つも言えず、それでも場を壊すことだけはすまいと懸命に努める内気な夕樹(夕陽の夕をカタカナのタに見立ててたっくん)とそんな彼にも好意を示してくれる性格よさげな繭子、マユ。 そんな二人の恋物語の部分は、辛口評価が多いですがぼくには魅力的なエピソードやガジェットが多く素直に感情移入できました。 太陽に輝く彼女の水着姿、ズボンの折り目のおしゃれ、突き返されたプレゼントの哀しみ。そんな「普通すぎる」恋愛模様の一つひとつが、最後に壮大な仕掛けの伏線として蘇ります。 じつは一読では え、ええ?なんじゃこりゃ、といった感じで、アンフェアだとすら思いました。 わけがわからず、再読で(やっぱり不可避なんだな、これが)あちこち飛んで読みながら あ、ここもそうだったか、ありゃこれも、という感じの驚きと発見の連続。 その後もう一度通して読み返して味わう、そんな感じでした。 この物語には密室も不可能犯罪も出てきません。そういうミステリーではありません。 言うなれば女心の奥深さ、強さというかしなやかなしたたかさといったものを描いた作品です。 秀れた解説が付いており、その後半は時代背景の用語集ですが、かなりのネタバレでもありその先をめくるなという警告がちゃんとそのページの最後に書いてある構成もいいです。 そんなことを含めて星5つ。 解説者も書いてるように、いろいろな読み方ができるでしょうがぼくはハッピーエンドを信じます。 夕樹よ、繭子を頼んだぞ。 幸せになれよ。 | ||||
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| トリックというか仕掛けは並みのショート・ショート程度。 作者本人も認めているようだが、本作の大部分を占める恋愛小説部分は凡作なので、 「やられた!」どころか「何それ?」というのが読後の感想である。 「2回読む〜」というのも、内容が優れているため2回読みたくなるわけではなく、 長文の中に埋もれて分かりにくくなっている伏線を 発見するためと理解する方が正確だと思う。 本作品を面白いと思うならば、星新一氏が選者の「ショートショートの広場」を 読んでほしい。おそらく同程度のコストで、より高次元の仕掛けが 施された作品に数多く出会えるだろう。 なお、先に「ショートショートの広場」を読んでしまうと、 本作品で驚かされる確率は大幅に低下する可能性が高いので要注意。 | ||||
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| ずいぶん、読む人読む人、最後のページでまた戻るとおっしゃられるので、いやあ私はそんなことはないだろうと注意深く読んで、でも、サイドBからの、なんともいえない違和感が、でも、きっと遠距離恋愛のある形で最後は終わるのかと思っていたら、あれ???何だと思い、結局最初からまた読んでしまいました。読者をたぶらかす、乾くるみのトリックに“やられた感”が強い読後でした。 | ||||
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| できればこの本はレビューなど読まずに読んでみて欲しいです 私は、ただの恋愛小説なんだろうと思って読んだので 最後「ええ〜!!」という驚きがありました トリックがあるんじゃないかと考えながら読むのもいいですが 何かがおかしいな?と思いながら読んで最後にすっきりするのもいいものです | ||||
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| できるだけ予備知識をもたずに読んだほうが面白いんでしょうが、仕掛けの部分を宣伝しないと本は売れない。難しいところですね。 私はある程度「ミステリとして」気合いをいれて読んだため、A面で仕掛けがわかってしまいました。「恋愛小説として」読んでいればだまされたでしょう。 ただ、あとでよくよく読み返すと、そのたびに新しい発見があり、もしかしてもう一人いたんじゃないの?とか思ってしまいました。 単純そうに見えて以外に深い作品だと思いました。 | ||||
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| 中出ししなければ妊娠しないと思ってるバカ男とでき婚の世間体を気にして堕胎するアホ女の腐った三流恋愛小説だと思って読んでいたら最後の最後でやられました。(絶対最後をチラッとでも見てから読んじゃダメですよ。)もう本当に衝撃。最後の数行でガラリと色が変わる。微妙に違和感は感じていたんだけどなあ…整合取れていないなあと思ってる部分もあったんだけど、そこは全部作者が読者に向けて提示してくれたヒントだったんだなあと。驚いた。面白いです。絶対読み終わったあとに前の方のページを読み返しだします。 頭がキレるひとは分かっちゃうかもしれないけど、この本の醍醐味は「最後の衝撃」を受けることだと思うので、軽い気持ちで読んでください。 | ||||
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| 話としては、単純なラヴストーリで、どうってことはないんです。 ま、正直言えば、ミステリ作家の書いた恋愛話しですからね、というレベル。 最後の最後で、驚きが!! というのが最大のうりなのはもちろんわかりますが。 その点だけに、評価が集中、というのも私にはやっぱり苦しかった。 本格ミステリのマニア系じゃない人には、おそらく、え? で終わる人も多いのではないだろうか、そういう印象。 読む人選びます、心してかかってください。 | ||||
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| それでも引き込まれます どうトリックを使っているかはあえていいません 二度読み返すほどの作品ではありませんが 一度目を読んでいる間は十分に楽しませてくれる作品です | ||||
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| 友人から合コンのピンチヒッターを頼まれた夕樹は、その席で繭子という女性と知り合った。やがて二人はつき合いはじめる。夕樹が来春大学を卒業したら東京の会社に就職する予定だと聞いた繭子は表情を曇らせるが・・・。 知りあってから愛し合うまでに、それほど時間はかからなかった。お互いを思う気持ちは遠距離恋愛になっても変わらなかったはずなのに、微妙なすれ違いが生じ始める・・・。どこにでもあるような話だと思い、読み進めていった。そしてラスト!最後の最後まで、この本に隠された仕掛けに気づかなかった。読了直後にまた最初から1時間以上かけて読み直した。読んですぐまた読み直した本はおそらく初めてではないだろうか。作者の罠にまんまとはまってしまった。作品のあちこちに張りめぐらされた伏線。「どこがミステリーなのだろう?」そういう疑問を吹き飛ばすラスト2行。驚愕のミステリーだった。 | ||||
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| 最後の1ページを読んで、「え?!何っ???」と始めから読み返してしまいました。びっくり。 何となくおかしい気もしたけど、よくある話だなぁ、と深く考えずに読み進めていたので、まんまとひっかかり気分がよかったです。 | ||||
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| 五ページくらいまえでオチがわかったのだが、それでもめちゃくちゃに面白かった。 Jの神話のときは引いてしまったんだけど、この作品、めちゃくちゃ面白いです。 伏線の張り方が異常なぐらい上手く、読み終わったあと戻ってぺらぺらめくり続けてしまった。 | ||||
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| 事前に最後でひっくり返るとは聞いていたのですが、まさかこう来るとは・・・。 久しぶりに最後の最後でそれまで読んできた世界が全てが反転する物語を読んだ気がします。 (電車の中で読んでいて思わず「えっ!」て声あげてしまいました。) それと全てわかった後で読む2回目の登場人物の・・・う〜言いたい!!! 読んで損なし!! | ||||
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| 衝撃の作品。まさにラブ・ミステリー。読者がピュアであればあるほど、作者のひっかけにまんまとだまされてしまう。途中、数々の矛盾に気づいていながらも、すっかりひっかかってしまいました。最後のページを、読み終える前に見てしまうと、つまらない作品になってしまうので気をつけてください。ストーリー自体はなんてことはないものなのだが、読んだ瞬間2周目に突入させる力は、ミステリー作品の鑑でしょう。 | ||||
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| ミステリーと言えばミステリーになるのかな。でも、世間一般にいわれているミステリー小説とは、ちょっと違うんじゃなかろうか。最後の4行ぐらいで、女性というものが、何を考えているのか、よく分かります。 | ||||
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| 静岡の大学の4年生である「僕」は合コンで繭子と知り合う。彼女とはマユ、たっくんと呼び合う相思相愛の仲だ。 マユのために静岡の会社に就職したたっくんは東京勤務を命じられ、遠距離恋愛を強いられる。そのたっくんに同僚の石丸さんが思いを寄せ始め、彼の心は二人の女性の間で揺れ動く…。 恋愛小説としては凡作。文章に深みはないし、登場人物の中には誰一人として私が感情移入できるような人がいません。手前勝手な言い分で自らの不明を正当化するような言動に、げんなりしてしまいます。「イニシエーション・ラブ」という言葉にしたところで、236頁に書かれている説明に私はしっくりしませんでした。この言葉は、失った初恋を自分に納得させるための方便でしかない気がします。 「誰でも、この愛は絶対だって思い込む。(中略)でもこの世の中には、絶対なんてことはないんだよって、いつかわかるときがくる。それがわかるようになって初めて大人になるっていうのかな」(236頁)。 石丸さんのこの言葉にしても老成感が強すぎて、私の心に添うところがありません。皆が皆、恋愛にどことなく疲れを感じているようで、読んでいて気分が乗らないのです。 それもこれも、これがミステリー小説であって、純然たる恋愛小説ではないからでしょう。20代の男女の心の機微をじっくりと描きこむことに、十分な手間が割かれていないという印象を持ちます。 そしてミステリーとしての出来はといえば、確かに最後の2行が登場するに至って驚かされはしますが、こういう仕掛けもあるのね、というぐらいなものです。騙されたという思いはしても、この驚きを味わうためにえんえんと失恋日記ブログ風の文章を我慢して読み続けるのは楽しいことではありませんでした。 恋愛小説とミステリー小説との融合作品としては、北村薫の「円紫さんと私」シリーズや佐藤正午の「ジャンプ」の方がお薦めです。 | ||||
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| ミステリーは普段読まないのですが、恋愛系かな?と思って読んでみました。普通に、深く考えず読んでいた私は最後のひとことに「あれ?」と思いました。確かに、途中でも不思議に思った箇所はあったものの深く考えてなかった私は「ああ!そういうことだったのね!」とやっとわかった感じ。たしかに、二度読まないと私には理解できませんでした。でも、それが必ずしも二度読みたくなる!という意味ではないと思います。勘のいい人ならすぐに気づくかもしれないし、私のように理解できなかった人でももう一度読みたいと思うかは読者の性格しだいだと思います。 | ||||
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| ミステリーに必ずしも事件などが必要ない事を表したことは凄いと思います。 ミステリーリーグというシリーズでなければ、80年代の懐かしい雰囲気の中の恋愛小説としか思えない前半部(A面)。そして恋の終わりを描いた後半部(B面)と、作りも昔懐かしいLPレコードを思わせるような、レトロチックな作りでミステリーには程遠い構成。 しかし最後の2行で見事に読者の脳天を叩きのめします。ちなみに私は一瞬何事が起こったのか、わけがわからなくなりました。 そして再度読み始めて、見事なくらいに伏線や罠が随所に仕掛けられているのに2度びっくり。「やられた」というのがピッタリのミステリー小説です。 下手に構えて(ミステリーを見破ろうとする)読むよりは、白紙の状態で恋愛小説として読み始める事をおすすめします。それがこの小説を楽しむ一番の読み方だと思いますよ。 | ||||
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| 見方によっては100%恋愛小説とも、100%ミステリーとも言える作品です。 普段から殺人だの謀略だの血なまぐさい話を片っ端から読んでいる私としては非常 に新鮮な作品でしたが、恋愛小説として面白かったので、ラスト2行が無くても私 は満足でした。逆にインパクトが相当なものですから、そういう意味では、謎らしい謎 はなくともやはりミステリーと言うべきでしょうか。 ミステリー初読の方ならば、通過儀礼(イニシエーション)としてどうぞ。 | ||||
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| 久々に”読んだあと人に話したくなる本”です。どうせ”アレ系”なんだろうな、と疑って読んではいたのですが、見事に騙されました。(作中、時々引っかかる箇所はあったのに...)殺人もアクションもサスペンスもないけど、見事なミステリー小説です。 | ||||
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