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(短編集)

エイレングラフ弁護士の事件簿



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【この小説が収録されている参考書籍】
エイレングラフ弁護士の事件簿 (文春文庫)

エイレングラフ弁護士の事件簿の評価: 4.00/5点 レビュー 10件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(4pt)

おもしろいよ

黒後家蜘蛛の会のように連続で読みたい
エイレングラフ弁護士の事件簿 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:エイレングラフ弁護士の事件簿 (文春文庫)より
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No.7:
(4pt)

タイトルから予想していたものと大違いにびっくり!

タイトルから予想していた弁護士ものとは全くちがっていました。
その突き抜けた〝悪〟というか、「推定無罪」にびっくり。
ある種のサイコというか、不気味さを感じ、それが本書の魅力なのだと思います。
が、同じパターンが続き、弁護士の実際の活動が描写されていないので、少々あきるかも。
エイレングラフ弁護士の事件簿 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:エイレングラフ弁護士の事件簿 (文春文庫)より
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No.6:
(5pt)

野暮を承知で

うーん、いいねえ。
このような定型タイプのシリーズ短編は
時間をかけて少しずつひとつずつ楽しむに限る。
藤子不二雄Ⓐのブラックユーモア短編に似る味わいかも。

アンチヒーローものはたいてい警句と諧謔に充ちている。
この連作もそう。
悪漢小説ではあるが、いわゆるHOWが朦朧としており、
さらに理に叶っているようで、そうでないような。
だから、個人的には俗に云う「奇妙な味」の作品と同じ本棚に並べたい。
この朦朧さに輪郭を与えることができるのは
スーパーナチュラルな要素しかないのではないか。
だから、この特異さを納得するための考え方のひとつとして
エイレングラフが人智と時空間を超える能力を持っているというのはどうか。
たとえば彼は悪魔の下回り(©小林信彦)であるとか。

そのような読み方や楽しみ方は野暮である、
といわれることを承知で、そう言ってみる。
どのような読み方をしてもローレンス・ブロックは
機嫌を損ねないと思う。
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No.5:
(4pt)

ペリー・メイスンより凄い弁護士だ。

こんな弁護士がいたら、金持ちの被告に取っては大助かりだろう。なにしろみんな無罪にしてくれるのだから。どんな手を使っても。ペリー・メイスンより凄い弁護士だ。ただ、後半に進むにつれてだんだん面白みが薄れてしまうのが玉に瑕。
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No.4:
(4pt)

面白かったけど

Ehrengrafはカタカナで書くならイーレングラーフだと思う。あるいはドイツ読みでエーレングラーフか。少なくとも「エイ」にはならないでしょ。
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No.3:
(4pt)

面白かった!

知り合いから勧められて読んでみた。ほとんど裁判に出席しない特殊な仕事をしている弁護士の事件簿。どの短編も切れ味が鋭かった。あえて同じパターンにこだわって書かれていることもあり、終盤は少し飽きそうになってしまった。(この粋さを楽しみきれなかったといった方が正確か)
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No.2:
(4pt)

最凶・最悪の弁護士マーティン・エイレングラフの活躍に、度肝をぬかれました❗

奇想天外なクライムノベルの短篇シリーズと言っていいのかな。いかなる依頼も必ず無実へと持っていく弁護士、マーティン・H・エイレングラフが主役の作品集。悪魔の哄笑が聞こえてくるような、ブラックな味わいの短篇揃いです。

ネタバレになっちゃうから詳しくは語れないけど、話のパターンは毎度同じなんすよね。だから、こうしたシリーズ短篇集で読むと、破天荒で常軌を逸した話の魅力が薄れるような向きもあります。それでも、ひねりの利いた展開の妙、作者のお話作りの職人芸的な巧さもあって、ぞくぞくしながら読んでいくことができました。

話の大筋はワンパターンとはいえ、どの短篇も楽しめたんやけど、「エイレングラフの肯定」「エイレングラフの決着」「エイレングラフと悪魔の舞踏」の、本短篇集の後半に置かれた三篇! 格別の味わいで、気に入りました。
「エイレングラフの反撃」「エイレングラフの義務」の二篇も、黒い笑いが効いていて、面白かったなあ。

杉江松恋氏による巻末の解説文、いつもながら、痒いところに手が届く?水先案内文で、読みごたえありました。

12の収録短篇(執筆年)は、次のとおりです。
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No.1:
(5pt)

法廷に立たない最強弁護士

このエイレングラフものはブロックの個人短編集で何本か読んでいますが、初めて読んだ時に強烈な印象を受けたのを覚えています。
弁護士ものといって想像するような展開からは飛躍していて、ブロックには泥棒や殺し屋といった職業犯罪者のキャラクターたちもいるのに、エイレングラフはそれらを上回り燦然と輝く悪の魅力を放っていたのです。
まあ、バーニーやケラーの魅力は別の部分だということもありますが……
ともかく、エイレングラフの活躍がこうして12本まとめて一冊で読めるようになったというのは嬉しいですね。

あとは、シリーズキャラクターものが訳されることが多いですが、ローレンス・ブロックはロバートの方に劣らず奇妙な味の短編も上手いと思っているので、そういった作品集もぜひ出して欲しいものです。
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