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荒野の絞首人



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【この小説が収録されている参考書籍】
荒野の絞首人 (角川文庫 (6089))

荒野の絞首人の評価: 4.00/5点 レビュー 1件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

英国ミステリならではの空気感

週刊文春1985年 海外5位 ヒルダーブリッジから臨む原野をこよなく愛するスティーヴンは、散策の途中、髪の毛をかられた女性の死体を見つける。事件は、連続殺人に発展し、スティーブンが容疑者として警察からマークされることになる。潔白を主張するスティーヴンだったが、妻リンが、別の男性の子を宿したことをきっかけに、予想外の事態が発生してしまう ・・・原題は”原野の主人”ということになるんだろうか。直訳だと、あんまりだけど、こちらの方が”荒野の絞首人”より、内容とマッチしていると思う。原野への偏愛、性的な問題、男と駆け落ちした母親のトラウマ、父との関係、祖母との暗い過去。スティーヴンの複雑な心理が緻密に描かれていて面白い。リンが別の男性にはしらざるをえない状況も納得性があるし。中盤以降の展開での、スティーヴンの心の動きも、緊迫感があって良い。派手さはないけど、人々の関わり方や、風物を含めて英国ミステリならではの空気感ではある。ちょっと恐いかも。意外な真犯人というところだが、後味が悪いなぁ。レンデルの持ち味なんだろうけど。
荒野の絞首人 (角川文庫 (6089))Amazon書評・レビュー:荒野の絞首人 (角川文庫 (6089))より
4042541062

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