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二人で探偵を
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二人で探偵をの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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近所の図書館の新刊コーナーでたまたま見かけて借りた一冊。 刺激に飢えていた結婚6年目の主人公夫婦が、経営者が投獄された探偵社をあるツテから任されれて、日々舞い込む様々な事件を扱う羽目に。 共に自立していながらお互いを補い合う夫婦の関係、彼らを中心とした登場人物達のウイットに富んだ会話そして至るところに散りばめられたシャーロック・ホームズやブラウン神父(ギルバート・キース・チェスタートン)等の推理物のパロディーのお蔭か、楽しく読めた。 まあ、短編集だから仕方ないのではあるが、一つ一つのストーリーについては展開がスピーディーな反面、あっけなく終わってしまうものが少なくないのが残念ではあるが。 それでも、『名探偵ポアロ』や『ミス・マープル』以外の作者の推理物であること、フェミニストが発狂しそうなやり取りの数々(特に本編最後の会話!)を評価して、☆4つ。 このシリーズの第一作目『秘密組織』(コレもおなじく新装版が出ているとのこと)や本作品の旧訳の方も、機会があれば読んでみたいと思った。 追記 最も印象に残ったトミーの台詞(本書160-161頁)を以下に原文のまま引用する。何かの参考になれば幸いである: ・・・人間というのは、実にだまされやすい生きものだ。証拠を動かしがたい真実だと信じてしまう。だがじっさいに証拠とはなんです?五感によって脳にもたらされた印象にすぎないーもし印象が間違っていたとしたら? (中略) 言いたいのはそれだけじゃありません。われわれ全員のことですー現実でない事を口にしながら、そうしていることに決して気づかない。 たとえば、あなたもぼくも、『郵便が来た』と疑いもなく言う。ほんとうのところは、ニ回ノックされる音と郵便受けがカタンという音を聞いたということです。 十回に九回はわれわれが正しくて、郵便物が来ています。でも十回目は、もしかしたらいたずらっ子がふざけているだけかもしれない。僕の言う意味がわかりますか? | ||||
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昔持ってましたが、いつの間にか手放してしまい、再度読み返したくなりましたが、既に創元推理文庫では絶版だったのでAmazonで購入。 他社の『おしどり探偵』のタイトルではなく、やはり『二人で探偵を』の方が一番センスがあると思うし、しっくりきます。 古い本なので、読めればいいやくらいの気持ちで1円のものを選びましたが、普通に古本屋でならんでいる程度の良さで、3方の焼けも酷いものではなく、大変満足のいく買い物でした。 できれば創元推理文庫で再販して欲しい本の一つです。 | ||||
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子供の頃、このカップルに憧れたのですが、現実は厳しいですね… でもアガサ姉さんも、こんな関係に憧れてたのでは?クリスティ様には小説の楽しさを教わりました。傑作は、そして誰もやアクロイドやクィン氏なのでしょうが、幸福感は、これに勝るものはありません。 | ||||
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