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ミレニアム2 火と戯れる女
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【この小説が収録されている参考書籍】
ミレニアム2 火と戯れる女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全139件 121~139 7/7ページ
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プロットに進展がない部分、予定調和的部分が散見され、出版を急いだかとおもわれるのが 残念。また、和訳がドラゴンタトゥーの方がよかった。会話文が多く、地の文に 溶け込んでいないような気がした。ちょっと作りに粗さが感じられた。 暴力、血、数多くの同姓登場人物などで、読んでいて混乱気味となるも、 数時間で上下読了。直後は気持ちが悪くなった。 不死身の女、スーパーウーマン。 主人公の女性は人間離れしているとしか思えない。 | ||||
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ラストシーンが全てだと思う!実に上手い終わり方、というより、上手く演出されてしまった。ので、早く「ミレニアム3」が出版されることを切に願う次第である。 ストーリーは、注目の女性リスベットを中心に展開していき、期待通りに運んでいく。そのめまぐるしい動きは魚が川を泳ぐように活き活きしている。 しかしながら、もっともっとラストの描写を膨らませてほしい!!!という心憎い終わり方で幕。これには本当にシビレた! | ||||
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ミレニアムシリーズ第2弾! 冒頭より淡々と新展開が続くのであったが、リスベットを囲むように陰謀が渦巻き始める。 と、その直後に急展開を見せて勢い良く物語がコロコロと転がり始める。 全く先が読めないのに、ストーリーに無理やり引っ張られる感じで、上巻は終わってしまった。 ん〜ん、この後どうなるのでしょうか?下巻に期待が膨らみます。 | ||||
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ミレニアムシリーズ第2弾! 冒頭より淡々と新展開が続くのであったが、リスベットを囲むように陰謀が渦巻き始める。 と、その直後に急展開を見せて勢い良く物語がコロコロと転がり始める。 全く先が読めないのに、ストーリーに無理やり引っ張られる感じで、上巻は終わってしまった。 ん〜ん、この後どうなるのでしょうか?下巻に期待が膨らみます。 | ||||
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あっという間に第2部の下巻まで読み終えてしまった。 第1部を上回る迫力と興奮。まさに近年、稀に見る傑作だと思う。 様々な人物が登場するが、いずれも心理描写が巧みで驚くほどキャラが立っている。 本作で明かされるリスベットの生い立ちを知るにつけ、その孤独の深さに涙が溢れた。 変わり者だが、誰もが愛さずにいられないヒロインだと思う。 そして、全3部におよぶ長編にもかかわらず、活き活きとした美しい文章を紡ぎ続ける 翻訳者の力量につくづく感服した。 引き続き、第3部に期待したい! | ||||
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あっという間に第2部の下巻まで読み終えてしまった。 第1部を上回る迫力と興奮。まさに近年、稀に見る傑作だと思う。 様々な人物が登場するが、いずれも心理描写が巧みで驚くほどキャラが立っている。 本作で明かされるリスベットの生い立ちを知るにつけ、その孤独の深さに涙が溢れた。 変わり者だが、誰もが愛さずにいられないヒロインだと思う。 そして、全3部におよぶ長編にもかかわらず、活き活きとした美しい文章を紡ぎ続ける 翻訳者の力量につくづく感服した。 引き続き、第3部に期待したい! | ||||
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各方面で大絶賛されているので、もの凄く期待していたのだが、冗長でそんなに楽しめなかった。カラクリは意外にあっさりしているのに、色々な人物が出てきて引っ掻き回している感じ。前半の登場人物の性癖などを精緻に描写しているシーンも「必要か?」と思うし、「金髪の巨人」も今更感のある設定。ザラの正体には確かに驚かされるが、その背景は予想の範囲内の手垢のついたモチーフで意外な感じはない。ファンの方は楽しめるのかもしれないが、私には合わなかった。 | ||||
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各方面で大絶賛されているので、もの凄く期待していたのだが、冗長でそんなに楽しめなかった。カラクリは意外にあっさりしているのに、色々な人物が出てきて引っ掻き回している感じ。前半の登場人物の性癖などを精緻に描写しているシーンも「必要か?」と思うし、「金髪の巨人」も今更感のある設定。ザラの正体には確かに驚かされるが、その背景は予想の範囲内の手垢のついたモチーフで意外な感じはない。ファンの方は楽しめるのかもしれないが、私には合わなかった。 | ||||
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かなり長いプロローグ、本編中でのミレニアム誌の編集会議の様子、前作からの腐れ縁みたい なロマンス ナドナド、物語後半への伏線か?と思いながら読み進めると、これが まったく関係なかったり(ただし、第三部への伏線なのかもしれませんが...) なんで、○と×を殺害までする必要があるのか?あれほど特徴のある殺害者なら、一人ぐらい に目撃されているだろうに、とか、何でまた凶器を落として拾わないのか、とか私が勝手に 心配しすぎて、ミレニアム1より楽しめませんでした。 <心配しすぎて>というのは、この作家の小説があまりに読んでいて面白いので、是が非でも 第三部まで、このテンションを維持して欲しいという、願望の裏返しでもあります。 多分(本当に多分ですが)このミレニアム<2>は<3>への壮大な前振りなのではないか、 と考えています。<3>では 巨人、ザラ、入り乱れての大団円になると、勝手に想像して います。<1>との比較、<3>を読んでから、<2>を評価すべきではないか、と言う 勝手な理論で、今回は☆4.5にしたい所です。それでも上下二日間での一気読みの 面白さでしたが...(スエーデン人の名前がなかなか頭に入らず、何度も別表を見返して しまいました。それが無ければ1.5日で読了したかも知れません。) それにしても、残り一作で、この作者の作品が読めないのかと思うと、まことに残念です。 全くジャンル違いなのですが、本作を読んで、ホーガンの「星を継ぐもの」3部作 (実は30年前の出版なのですが、今年初めて読みました。)を想起してしまいました。 <1>が壮絶な謎解き、<2>が壮大な前振り、<3>で3星人入り乱れての 乱打戦、ねッ、<1>、<2>までは構成が似てるでしょう? | ||||
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かなり長いプロローグ、本編中でのミレニアム誌の編集会議の様子、前作からの腐れ縁みたい なロマンス ナドナド、物語後半への伏線か?と思いながら読み進めると、これが まったく関係なかったり(ただし、第三部への伏線なのかもしれませんが...) なんで、○と×を殺害までする必要があるのか?あれほど特徴のある殺害者なら、一人ぐらい に目撃されているだろうに、とか、何でまた凶器を落として拾わないのか、とか私が勝手に 心配しすぎて、ミレニアム1より楽しめませんでした。 <心配しすぎて>というのは、この作家の小説があまりに読んでいて面白いので、是が非でも 第三部まで、このテンションを維持して欲しいという、願望の裏返しでもあります。 多分(本当に多分ですが)このミレニアム<2>は<3>への壮大な前振りなのではないか、 と考えています。<3>では 巨人、ザラ、入り乱れての大団円になると、勝手に想像して います。<1>との比較、<3>を読んでから、<2>を評価すべきではないか、と言う 勝手な理論で、今回は☆4.5にしたい所です。それでも上下二日間での一気読みの 面白さでしたが...(スエーデン人の名前がなかなか頭に入らず、何度も別表を見返して しまいました。それが無ければ1.5日で読了したかも知れません。) それにしても、残り一作で、この作者の作品が読めないのかと思うと、まことに残念です。 全くジャンル違いなのですが、本作を読んで、ホーガンの「星を継ぐもの」3部作 (実は30年前の出版なのですが、今年初めて読みました。)を想起してしまいました。 <1>が壮絶な謎解き、<2>が壮大な前振り、<3>で3星人入り乱れての 乱打戦、ねッ、<1>、<2>までは構成が似てるでしょう? | ||||
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ミレニアムシリーズの第1作の「ドラゴン・タトゥーの女」は久し振りに衝撃的に面白い作品であったが、第2作目も期待を裏切ることのない出来栄えであった。 但し、導入部分は少し退屈した。リスベットが第1作で入手した金を使って海外をぶらつく様子はやや単調で、一体どうなることかと思ったが、ストックホルムに戻ったあたりから急速に緊迫感が溢れる展開となる。 後見人のビュルマン弁護士がリスベットに復讐を誓って動き出し、平行して月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルが若手ジャーナリストの調査に基づき人身売買による強制売春組織の調査をもとに特集号の発行を決意する様子が描かれる。この2つのストーリーが殺人事件としてつながった時にリスベットは殺人事件の容疑者として警察に追われることになる。 彼女の無実を信じて独自に調査を続けるミカエルと、警察から逃避しつつ単独で行動するリスベットは前作のように物理的に顔を合わせることは殆どないが、真犯人をつきとめるという同じ目的でネットを通して結び付くことになる。その過程でリスベットの過去が明らかになり、そして衝撃の終盤に突入する。 若干展開が強引かと思う部分はあるものの、読み出したら止まらない面白さは保証できる。最終の第3部がどのような展開となり、ミカエルとリスベットの関係はどうなるのか待ちきれない気分だ。 | ||||
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ミレニアムシリーズの第1作の「ドラゴン・タトゥーの女」は久し振りに衝撃的に面白い作品であったが、第2作目も期待を裏切ることのない出来栄えであった。 但し、導入部分は少し退屈した。リスベットが第1作で入手した金を使って海外をぶらつく様子はやや単調で、一体どうなることかと思ったが、ストックホルムに戻ったあたりから急速に緊迫感が溢れる展開となる。 後見人のビュルマン弁護士がリスベットに復讐を誓って動き出し、平行して月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルが若手ジャーナリストの調査に基づき人身売買による強制売春組織の調査をもとに特集号の発行を決意する様子が描かれる。この2つのストーリーが殺人事件としてつながった時にリスベットは殺人事件の容疑者として警察に追われることになる。 彼女の無実を信じて独自に調査を続けるミカエルと、警察から逃避しつつ単独で行動するリスベットは前作のように物理的に顔を合わせることは殆どないが、真犯人をつきとめるという同じ目的でネットを通して結び付くことになる。その過程でリスベットの過去が明らかになり、そして衝撃の終盤に突入する。 若干展開が強引かと思う部分はあるものの、読み出したら止まらない面白さは保証できる。最終の第3部がどのような展開となり、ミカエルとリスベットの関係はどうなるのか待ちきれない気分だ。 | ||||
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「ドラゴン・タトゥーの女」と比べると、本作「火と戯れる女」は、どちらかと言えば、冒険・アクション小説の要素が強く、謎解きのおもしろさという点では若干劣るように思う。「ザラ」と呼ばれる、事件の背後にいる人物を追っていくのだが、ミステリ好きの読者ならば、ザラの正体は容易に想像することができるだろう。とはいえ、「登場人物の次の行動が読めない」という場面も多く、私はハラハラしっぱなしだった。クライマックスの「リスベットとザラとの対決」シーンでは、ページをめくる手が震えた。 「火と戯れる女」は、前作以上に、人物描写がより重厚で丁寧なものになっており、そこが見逃せない。リスベットのミカエルに対する想いは、どうしようもなく複雑で切ない。とまどいながらも、ミカエルに心を開き始めてしまう彼女の姿はとてもいとおしい。 第一部からの登場人物も多いので、ぜひ先に「ドラゴン・タトゥーの女」を読んでから本書を手にとっていただきたい。こんなに続きが気になる作品は今までなかった。第三部が待ちきれない。 | ||||
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「ドラゴン・タトゥーの女」と比べると、本作「火と戯れる女」は、どちらかと言えば、冒険・アクション小説の要素が強く、謎解きのおもしろさという点では若干劣るように思う。「ザラ」と呼ばれる、事件の背後にいる人物を追っていくのだが、ミステリ好きの読者ならば、ザラの正体は容易に想像することができるだろう。とはいえ、「登場人物の次の行動が読めない」という場面も多く、私はハラハラしっぱなしだった。クライマックスの「リスベットとザラとの対決」シーンでは、ページをめくる手が震えた。 「火と戯れる女」は、前作以上に、人物描写がより重厚で丁寧なものになっており、そこが見逃せない。リスベットのミカエルに対する想いは、どうしようもなく複雑で切ない。とまどいながらも、ミカエルに心を開き始めてしまう彼女の姿はとてもいとおしい。 第一部からの登場人物も多いので、ぜひ先に「ドラゴン・タトゥーの女」を読んでから本書を手にとっていただきたい。こんなに続きが気になる作品は今までなかった。第三部が待ちきれない。 | ||||
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オリジナルは2006年リリース。邦訳リリースは2009年4月15日。今は亡きスティーグ・ラーソンの『ミレニアム』第二作。第一作の『ドラゴン・タトゥーの女』を既読の人でこれを手に取らない人は、まずいないだろう。本作は『主役』リスベット・サランデル中心にストーリーが展開する。正に、リスベット・サランデルの魅力満載となっている。 この下巻になるとストーリーの展開は正に『ジェット・コースター』で、読み終わるまではとても眠れない面白さだ。リスベット・サランデルの映像記憶能力ではないが、筆者は『映像写実能力』が極めて高い。まるで映画を観ているように読んでいる気がした。一般的に『2』の場合『1』を再構成して、続きを作る場合が多いがこの作品の場合既に『1〜3』を俯瞰したカタチで作られているな、と思った。 トマス・ハリスより怖くて、ジェフリー・ディーヴァーよりジェット・コースター。この『2』は映画化された『1』をも凌駕する大傑作だ、とぼくは確信した。 | ||||
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オリジナルは2006年リリース。邦訳リリースは2009年4月15日。今は亡きスティーグ・ラーソンの『ミレニアム』第二作。第一作の『ドラゴン・タトゥーの女』を既読の人でこれを手に取らない人は、まずいないだろう。本作は『主役』リスベット・サランデル中心にストーリーが展開する。正に、リスベット・サランデルの魅力満載となっている。 ただ、ちょっと気に入らないのは前半の90ページくらいまで前作の説明みたいな部分が多くを占めていて、なかなか本作のストーリーに突入してくれない。もうこの作品を読む人は前作の内容は空で言えるくらい把握しているのだから前口上はいらないよ、と言いたくなってしまう。ただストーリーが展開し始めるとスピードが付いてきて、どんどん進む。すばらしい。 読んでいてもう一つ思うのは、ラーソン自身の雑誌編集の経験が随所に息づいていて、それがより一層作品を光り輝かせている。正に、ミカエル・ブルムクヴィストは彼自身なのだろう。 ハッキングを使ってのミカエルとリスベットの会話のシーンが一番シビれた。第三作、『眠れる女と狂卓の騎士』が待ちきれない。 | ||||
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オリジナルは2006年リリース。邦訳リリースは2009年4月15日。今は亡きスティーグ・ラーソンの『ミレニアム』第二作。第一作の『ドラゴン・タトゥーの女』を既読の人でこれを手に取らない人は、まずいないだろう。本作は『主役』リスベット・サランデル中心にストーリーが展開する。正に、リスベット・サランデルの魅力満載となっている。 ただ、ちょっと気に入らないのは前半の90ページくらいまで前作の説明みたいな部分が多くを占めていて、なかなか本作のストーリーに突入してくれない。もうこの作品を読む人は前作の内容は空で言えるくらい把握しているのだから前口上はいらないよ、と言いたくなってしまう。ただストーリーが展開し始めるとスピードが付いてきて、どんどん進む。すばらしい。 読んでいてもう一つ思うのは、ラーソン自身の雑誌編集の経験が随所に息づいていて、それがより一層作品を光り輝かせている。正に、ミカエル・ブルムクヴィストは彼自身なのだろう。 ハッキングを使ってのミカエルとリスベットの会話のシーンが一番シビれた。第三作、『眠れる女と狂卓の騎士』が待ちきれない。 | ||||
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「今世紀最大のミステリ」と帯に書かれているが、偽りなし。 ダグ・スヴェンソンがミレニアムに人身売買・強制売春に関するルポルタージュにを持ち込み、出版間近になったところで事件が発生する。第二部ではリスベット・サランデルを中心に物語が進んでいくのだが、前作で登場したミカエル・ブルムクヴィストを含むミレニアムの人たちやリスベットの後見人ニルス・エリック・ビュルマン、ミルトンセキュリティーの社長ドラガン・アルマンスキーなども再登場している。第一作であれだけの強烈な人物が登場したにも関わらず、今回もさらに強烈な人物が登場する。まず、金髪の巨人。彼はリスベットの拉致を指揮する男。次に、犯罪組織の黒幕ザラ。彼は人身売買・強制売春の調査で何度も名前が出てくるもののいくら調べても正体がつかめない謎の人物。 第二部で明らかにされるリスベットの過去には衝撃を受けてしまう。彼女が背負わされた運命のせいでどれだけ子供の頃から闘ってきたのか考えるだけで苦しくなる。下巻の最後では本当に衝撃のシーンが待っている。第三部は7月に刊行予定となっているが、これが著者スティーグ・ラーソン最後の物語になってしまうのがとても残念。それだけにこの物語を読まないと損である。 | ||||
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「今世紀最大のミステリ」と帯に書かれているが、偽りなし。 ダグ・スヴェンソンがミレニアムに人身売買・強制売春に関するルポルタージュにを持ち込み、出版間近になったところで事件が発生する。第二部ではリスベット・サランデルを中心に物語が進んでいくのだが、前作で登場したミカエル・ブルムクヴィストを含むミレニアムの人たちやリスベットの後見人ニルス・エリック・ビュルマン、ミルトンセキュリティーの社長ドラガン・アルマンスキーなども再登場している。第一作であれだけの強烈な人物が登場したにも関わらず、今回もさらに強烈な人物が登場する。まず、金髪の巨人。彼はリスベットの拉致を指揮する男。次に、犯罪組織の黒幕ザラ。彼は人身売買・強制売春の調査で何度も名前が出てくるもののいくら調べても正体がつかめない謎の人物。 第二部で明らかにされるリスベットの過去には衝撃を受けてしまう。彼女が背負わされた運命のせいでどれだけ子供の頃から闘ってきたのか考えるだけで苦しくなる。下巻の最後では本当に衝撃のシーンが待っている。第三部は7月に刊行予定となっているが、これが著者スティーグ・ラーソン最後の物語になってしまうのがとても残念。それだけにこの物語を読まないと損である。 | ||||
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