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死の競歩



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死の競歩の評価: 3.67/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

ヴイクトリア朝のロンドンで人気のあった競歩を題材にしたラヴゼイの記念すべきミステリ第

19世紀、ヴィクトリア朝のロンドンで競歩の大会が催されるが途中で選手が殺され・・・というお話。
ラヴゼイのミステリ第一作は如何なる出来かと意気込んで読みましたが、結論からゆうとまだ習作かな、という印象が正直なところでした。故・瀬戸川猛資氏が競歩のパートが面白すぎるのが本書の欠点になっていると「夜明けの睡魔」でかかれてましたが、それ程かな、とも思いましたし、謎解きの部分もまだこじんまりしているようでカタルシス不足ぎみにも思えて、故・都筑道夫氏が「黄色い部屋はいかに改装されたか」で述べられているように小あじな作品に思えました。
と、ネガティブな感じで色々書きましたが、ラヴゼイ氏の弁護の為に書いておくと、凡百のミステリよりは遥かに面白いし、第一作でここまで書ければ大したものだと思います。ただ、ラヴゼイ氏のブレイク・スルー作「偽のデュー警部」後から読んだ身としては比較すると若干落ちるということで、読んで損のない歴史ミステリとも思いました。後出しじゃんけんみたいな言い方は嫌ですが、後に開花する才能の片鱗も感じますし。
兎に角、ラヴゼイ氏、歴史ミステリ、19世紀に流行った競歩に関心のある人におススメ。手放しで大絶賛する気はないですが。
死の競歩 (ハヤカワ・ミステリ 1201)Amazon書評・レビュー:死の競歩 (ハヤカワ・ミステリ 1201)より
4150012016

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