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アルジャーノンに花束を
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アルジャーノンに花束をの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全504件 461~480 24/26ページ
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この本の前半がチャーリーゴードンというキャラクターの特徴上、非常に読み辛かった。しかし、彼が始めにどんな人間であったかを示すためにあんな文章にしなければならなかったと思う。読み進んでいくにつれ、彼の知能に大きな変化が現れてくるのがよく解る。新しい人との出会い、新しい知識、全てが主人公にはとても早く、苦悩に溢れた日々だった。 その中で発見する彼の生き方などが細かく表現豊かに書かれた超大作である。 なにひとつもうしぶんのない作品だが、私個人的に違ったエンディングを望んでいたために星は4つにしてみた。まさか本作がただでさえ悲しい結末なのに、まだまだ自分が暗い結末を望んでしまうとは・・・。 物語の中に非常に心に残るチャーリーの台詞がある。 「自己中心的な目的でそれ自体に吸収されて、それ自体に関与するだけの心、人間関係の排除へと向かう心というものは、暴力と苦痛にしかつながらない。」 天才と化した彼が研究員に放った言葉だ。この言葉は私の心に深く突き刺さった。そして彼が物語の最後に残す文章。もう泣かずにはいられないこの作品。是非、ハンカチご用意の上で読んでいただきたい。 | ||||
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あまりにも切なく、多くの人を虜にした本作。 多くのアーティストがこの作品にインスピレーションを受けて 楽曲を作成するほど、影響力の高い内容。 人類がこれまで歩んできた軌跡・葛藤・「すべてを知る」ということ、 「すべてを失う」ということ。 あなたの存在が10分後に消えるとしたら、あなたは誰に、何を託すのでしょうか。 このあまりにも壮大なテーマをわずか500ページの中で ある男のほんのわずかな時間の「人生」のみで描ききっている作品です。 過去に「超訳」とされた小説が数多く出版されましたが、 これこそが「超訳」にふさわしい作品です。 あなたが今、ここに存在しているということ。 そのことを再認識するとともにその存在意義についても深く考えることでしょう。 是非一読をお勧めします。 | ||||
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翻訳小説でこんなに泣ける本は今まで初めてでした。 泣かしてやろう、という意図があるのは見え見えだけど、やっぱり泣いてしまう。 今でも、本の題名を聞くだけで切なさが蘇ります。 ぜひ読むべきです。 | ||||
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氷室京介さんがこの小説に感動し、同名の曲を作っています。 それがきっかけで、この小説を読んだのですが、嗚咽してしまうほど 涙がとまらず、今まで読んだ中でも最高の一冊です。 私自身、知的障害を持つ方を相手にして仕事をしているので、彼らの 純粋な世界に惹かれつつも、私たちの雑多な世界と橋渡しをすることの 苦しさを日々感じています。 あるがままでいることは堕落でしょうか?向上心を持ち過ぎることは 自分を否定してしまうことのような気がしてつらいのです。 泣いて考え、大泣きした後は、今自分が手にしている現実に対して かけがえのないもののように感じることが出来ます。 | ||||
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アルジャーノンとはねずみの名前のことです。 それはともかく、最初の方のページは「わたしわ」と綴ったり、句読点が全くなかったりで、なんとも読み辛いです。 それもそのはずで、知的障害者の人物の報告書という形で話が展開します。 詳しいストーリーはさておいて、急激に知能が上昇するにつれて浮き上がる人間関係や、天才ゆえの苦しみ、愛することの難しさなど、なんとも考えさせてくれる展開になっていきます。 外国文学ですが、さほど関係なく読むことが出来ると思います。 胸を打つ数少ない作品だと思いますのでぜひ。 | ||||
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この本、レビュー数も評価もスゴく、 色々なトコで「感動できる本!」と聞いて読んだのですが、 「あれ?ドコも涙を流す所なく読み終えてしまった」 がまず読了第1感想。 自分はちょっと海外の作品には感動を覚えられないのかもしれません。 外人著者の作品も読まれる方は大丈夫と思います。保証しませんが。 なので、ズバリ涙はありません。 ただ最後、主人公が痴呆に戻ってゆく仮定で、 手術前は自覚していない痴呆だったが、 今度は痴呆と自覚した痴呆になるわけで、この2つは違う。 やはり手術はして良かった。 と、答え(?)を出すのですが、ソコは深く自分の胸に入って来ました。 本の内容の面白さだけをいえば、星3~4つです。 | ||||
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一言、おもしろいです。 この本は頂き物で、たまたま読んだのですが、大変によい作品です。 健常者から見た世界と、障害者から見た世界、価値観などの違いに気がつき、ある意味衝撃的です。しかし、それでいて「ナルホドわかるかも・・・」なんです。 なんだか歯痒く、切なくなりますが、読んでみる価値は十分にあると思います。 最初と最後の「けーかほーこく」は、正直読んでいて疲れますが・・・。しかしこれは作品のストーリー上仕方ないのであきらめるしかないですがね。 | ||||
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ですね。今だとSFのくくりに入れられないような気が。 1アイデア小説だということは分かってるのですが、 泣いてしまいます。長い&(本も内容も)重いにもかかわらず 何度も読み返してしまいます。 特に何年か前に夜中にバンプオブチキンのダイヤモンドをかけながら 読んでいたとき「君は僕だ ずっと前に置き去りにした僕」のフレーズ に、後半の内容がリンクして本をびしょびしょにしてしまいました(泣) | ||||
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私がこの本と出会ったのは当時大好きだった本の中で 紹介していたのがきっかけでした。 その本の中で内容を簡単に説明していたのですが、内容より その作者が薦めているとゆう事だけで購入しました。 当時私は中学生、周りの人よりは本をよく読むほうでしたが、 パラパラっと読んだだけで意味など特に考えなく「そんなに良い?」 と思ったのを覚えています。 ところが何年かたち二十歳をすぎた頃、友人に「良い本があるよ」と言われ よくよく聞いてみると、なんだか聞いたことのある話、「もしかして・・・」 と思い「読んだけどいまいちじゃない?」と言うと、「いいからもう一回読んでみな」と言われ、読んでみました。 事実ビックリすることに、当時はなんとも思わなかった内容が、とても 心に響くものでした。 本の中で主人公はアルジャーノンとゆう名のネズミともに 脳の手術を受け天才になっていきます。 頭が良くなった事で今まで親切にしてくれていると思っていた人たちが 実は自分をバカにしていたと気づき怒りの感情がおきたり、 恋愛も経験し、自分は幸せだと感じたりします。 そしてバカにしていた人たちより自分が優秀になった時、今度は彼が 他の人たちを見下しているとゆう事に気が付くのです。 だんだん人との交わりが嫌になり、知能も元に戻っていきます。 結局ネズミのアルジャーノンだけが唯一の友達になってしまいます。 私はこの本の中で、人は頭の良し悪しで幸せは決まらないとゆう事、 さらに心は心によって動かされるとゆう事に気づかされました。 この本を読むことによって、精神的に大人になった気がします。 本が苦手とゆう方もドラマでも(ユースケサンタマリアさん出演)放映されていたので 興味のある方はぜひ見てみて下さい。 | ||||
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初めてこの本を読んだきっかけは、好きな作家が書評で、最後の一文で涙したと書いていたからでした。本を手にした私はどんな感動的な言葉が綴ってあるのだろうと期待して最後のページからめくりましたが,そこにあったのは,何の事はない文章でした。 けれど,最初から物語を読み進めて,そしてやっと最後の言葉にたどり着いた時,私の眼からは,涙が溢れて止まりませんでした。ありきたりの,あたりまえの一文が,物語を読み終えたとき胸に迫ってきます。 そして,アルジャーノンと主人公の運命を振り返るとき,もしも自分に同じ事が起こったら、(そして,それは,非現実な空想とはいえません。なぜなら,そういう病が現実にあるからです。自分が壊れていく恐怖を,ダニエル・キースは予言したともいえます。)そう想像して読んで欲しいと思います。そうすることで,毎日の自分をきっと大切にする事ができるようになると思いますから。 | ||||
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最初にこの本を読んだのは、中学生のときであった。色々と考えさせられた記憶がある。知的障害を持つ主人公をめぐっての両親と妹の感情の交差が生々しく心に残る。 | ||||
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私にとって幸運だったのは、客観的に批評できる程頭が硬化しない若い時期にこの作品に出会えたことだと思う。すでに無垢ではなかったが、無知な自分がいた事が幸いし、それ以来、幾度となくこっそりと読み返す。あくまでこっそりと。読んでいる自分を奮い立たせながら、立ち止まってしまった時に、前に進む為に読む。人生を変えるキッカケとなる本では無いかも知れない、或いは、人によっては変えたのかも知れない。一つ明確な事は、この作品を他人に奨められるままに何気なく読んだ人、或いは、迂闊にも読んでしまった人(笑)、そんな人をも含め、この小説はその人の『大切な本』になる可能性がある点だと思う。名作だの傑作だのと言った評価の対象にならない物語。人は生まれた時から人でなく、心を揺さ振られた時に初めて『人間らしさ』を身にまとう。そう、あくまで「らしい」だけの疑わしい存在。この物語はその「らしさ」を与えてくれる、ささやかな希望の作品だ。SF小説好きの私だが、ジャンヌの壁を越えたこの作品は、これからも私の大切な秘密の一冊だし、こっそりと読み続けるに違いない。らしく生きるために。 | ||||
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最初はなんでこんなに読みにくいんだろう?って思っていた だんだん自分が読んでいられなくなっていった あまりにもかわいそうとがんばって欲しい気持ちと色々な気持ちが混ざって何回も読み返した 今は表紙を見ただけで涙が・・・ | ||||
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人は、知識が増え知能が高まり賢くなっていくほどに、心は悲しくなってしまうものなのだろうか。 知識に伴う心の豊さとは? あなたが考えているほど世界は美しくないかもしれない。 チャーリーはやっと手に入れた世界で、自分の過去と未来と戦わなければならないのだ。 私が優しくなれるのは、その人が可哀想だからではないか。もし自分より強い人に、私は手を差し伸べるだろうか。同情と本当の優しさの違いを感じれる本でした。チャーリーの幸せな未来を願います。 | ||||
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僕がこの小説の存在を初めて知ったのは高校生の時。当時僕はロッカーの氷室京介の大ファンで、彼の1stアルバム「FLOWERS」でこの小説の存在を知った。 またこの小説をモチーフにした「DEAR ALGERNON」という曲の 「DEAR ALGERNON ! 優しさには出会えたかい?」 という歌詞に感動し、小説も読んでみる事にした。 素晴らしい小説だった。誤字だらけの平仮名の文章が、チャーリーの進化にともなって、整然とした文章へと変化していく。活字という媒体でしか表現できない手法で、チャーリーの内面の変化を描写していく革新的手法が秀逸! いつの間にかチャーリー自身になったかのような錯覚を覚える。 特にラスト2行は鳥肌が立つ。僕はこの2行を読むたびに涙が出てくる。 ちなみにこの小説を読んだ後、氷室京介の「DEAR ALGERNON」を聴くと、また感動が倍加する。 | ||||
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内容は良かったです。 自分の将来をわかる切なさが良かったです。 ただ、読むのが少し困難かもしれません笑 読んでみればわかると思います。 | ||||
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知的障害の主人公が知能増強手術を受け、天才になってしまうというSF小説。一応SF小説と銘打たれてはいるが、単にそんな枠ではとらえきれない深いものを含んでいる。 IQとEQの重要性の比較や知的障害をめぐるさまざまな問題などがストーリーの中で浮き彫りになってくる。 知能が高く、自己中心的で孤立した天才と、協調性があり親しみやすい白痴と、果たしてどちらが幸せなのか。人間は知(知識)・情(感情)・意(意思)の3要素がバランスよく備わっていてこそ人間らしいといえるのであり、知能だけが突出した天才が社会でうまくやっていけるとは限らない。高すぎる知能は、かえって弊害を招くおそれがある。数年前からEQの重要性が主張されるようになったが、この本ではそのはるか以前に似たような問題提起をしており、その先見性には驚かされる。 主人公に対する家族の対応の描写からは、障害者をありのままに受け入れることができない家族の葛藤や愛憎が伝わってきて心が痛む。 文句なしの名作。絶対、一読する価値はある。原作も読んでみたが、そちらのほうが感動した。高校卒業ぐらいの英語力があれば読めるので、ぜひ原作も読んでほしい。 | ||||
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この本が扱っている問題の中心は、とても乱暴に一言で言ってしまうと「幸せとは何か」ということだと思う。そしてそこに知的能力の有無が幸せに影響するかという問題提起が含まれている。知的障害のチャーリーは、人よりは少し劣った生活をしているけれどしあわせだ。人にいじめられても、いたずらされても、自分は彼らに愛されていると思う。彼は悪意や不幸を認識する能力にかけている。しかし、そんな彼でも自分が劣っているということに気づいている。回りを幸せにする為に、彼は自分が手術を受け賢くなろうと決心する。 この本を読んでいて最初に、胸が苦しくなったのは恋人アリスが賢くなった彼を避けようとしたところだ。賢くなったチャーリーはその天才ゆえに人に畏れられ避けられる。チャーリー㡊??昔の鈍臭いいじめられっ子ではなくなったが、小賢しいインテリになった。また、そのような賢くなったチャーリーを見ているもう一人の過去のチャーリーが直面する場面があるが、そのような手法で著者は賢さ(チャーリー)を相対的に読者に理解させようとしているのだと思う。 ストーリーテリングが少しまどろっこしい。翻訳もこのような文章を翻訳するのは大変な作業だったとは思うが、知的障害のチャーリーの部分は少し適当にやり過ぎたと思う。 | ||||
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幸せとはどういうものでしょう。 頭が良ければ幸せになれますか。 お金をたくさん持っていれば幸せですか。 チャーリーはどう考えたのでしょう。 頭の良くなったチャーリーはどう考えたのでしょう。 「幸せは人と人との関わり合いの中から生まれる。」 元に戻ったチャーリーは、そう考えたのではないでしょうか。 パン屋に戻ったチャーリーは、幸せを手にしたと思います。 本書は、SFというジャンルを越えた傑作です。 予断を持たずに読んでみてください。 | ||||
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