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君のクイズ
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君のクイズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全160件 141~160 8/8ページ
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クイズの一問一問を通じて主人公の人生観や人生そのものをあぶり出していく手法は、まさしく「スラムドッグ」。 読んでいてグイグイ引き込まれるので、二番煎じとか全く思わない。 クイズ番組って、ホントにこんなふうにつくられているのかな? 気にならないこともないけれど、ホントでもそうじゃなくてもまあいっか。 結末がさらに深ければ満点。 | ||||
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最後10ページまで95点、総合75点て感じでした。 クイズの知識ないともっと面白く感じると思います。 | ||||
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アンナカレーニナ=「アンナカレーにな」で笑いがとまらなくなってしたが、その勢いで最後まで約3時間で一気読みしてしまいました。なるほどねえ。クイズ=謎解きですが、そのクイズのクイズ。クイズの推理。「クイズ」の上位にあるロジックの解読という流れでとても良くできていると思います。楽しめました。 | ||||
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クイズ番組を使って人生を切り取る、そんな小説ですよ。似たようなものは他にも色々あるが、例えば将棋界を扱ったものや、チェスなんかもある、海外ミステリーではお馴染み。人間関係の距離感をこんなに美しく描いていて、退屈しない小説はあまり無い。短編でも、長編でも、難しい。こんな感じのものが流行りそう。 | ||||
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クイズ番組の決勝で負けた男がなぜ対戦相手が問題が読まれる前に回答できたのか真実に迫る。 題材はシンプルながら、過去の出来事を含めてクイズ戦士の姿を追うのは面白い。 ややこじつけ感はどうしてもあり受け入れがたい点は多少残るが、それでもすべて理に適っているので小説として成立している。 1つのクイズ番組から、ここまで展開される力量は見事。 | ||||
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クイズの奥深さを知る一冊です。 ゼロ秒押しは可能か? とても無理そうな難題に、読後は納得しました。 | ||||
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氏の著作は初読 はい。クイズは知識とか計算の速さを競うモンだと思ってました 押してから答えを引っ張り出すなんて考えてもみなかった 早押しは単に「ピンときた」位のモンだとばかり 頭の中を通りかかったインド人を追い出して呼んでないのに出て来たネパール人も追い払ってアンナカレーニナを引っ張り出す …成程そう解説されると経緯が物凄く「ピン」とくるわ 大変興味深く尚且つ楽しく読みました | ||||
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問題が読まれる前に何故解答できたのか。これを軸に話が進んでいくわけだけどその理由はクソしょーもないこと。ミステリー要素は全くない。それまでのクイズの内容から予想していくのかなーとか思ったけどそんなこともない。何のひねりも無ければどんでん返し的なのもない。淡々とクイズのお話が進むだけの何が面白いのか全く理解できない。一気読みできるのは本の厚さ的にも内容的にも薄いからってだけ。面白かったって人は何が面白かったんだろう。本当に金と時間の無駄だった。 | ||||
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最初から最後まで面白かった! | ||||
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優勝賞金1000万円のクイズ大会の決勝で、問題が読み上げられる前に、解答者がボタンを押し、正解。 対戦相手は、納得いかず、独自に調査を始める。テレビ界の裏側、クイズ大会常連者の裏側が描かれていて面白かったです。 | ||||
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クイズのうんちく本として読むと楽しめます。 ミステリーとして読むとがっかりします。 | ||||
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先が予想できる。 何を言いたいのかテーマがわからない。 | ||||
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クイズという目にする機会の多いテレビ番組のワンシーンが、専門的かつ新しい切り口でありながら、どこかメタ認知的にも語られていて、冒頭の数ページで一気に物語に惹きつけられてしまう。 「名作『スラムドッグ・ミリオネア』を文字表現で超えた」と表現しても、言い過ぎではないだろう。 装丁は物語と連動し味わい深い意味を持ち、タイトル「君のクイズ」は「YOUR OWN QUIZ」と訳されたことで、より一層の物語の本質に迫ってくる。 まるで長い「詩」を読んでいるかのようでもあり、「自分の読書世界が殴られる」ほどの衝撃を受けた、小川哲氏の魅力全開の作品である。 | ||||
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●クイズプレイヤーにとってクイズとは、一種のスポーツなのだそうです。身体を使うアスリートに対し、クイズプレイヤーは脳を使うスポーツとのこと。なので、単なる知識の多さだけではないらしい。その極意が本書のテーマなのです。 始めはバラエティクイズ番組いや小説なのかと想像していたのですが、違ってました。殺人事件も犯人探しもないけれど、ハウダニット、ホワイダニットのミステリーだったのです。論理的な思考の積み重ね もどんでん返しもありました。 「ゼロ文字押し」に至る推論と種明かしの過程は、まさにミステリーの醍醐味でした。 | ||||
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一気読みしてしまう面白さでした。 ただ、もっと読みたかった。ページ数増やして欲しいなぁ! | ||||
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伊沢拓司や古川洋平という名前にピンとくる人は必読。 三島玲央の自分語りにゲンナリする人もいるだろうが、その語りの量と『君のクイズ』という書名から、なぜ「Q-1グランプリ」決勝で、本庄絆は最後の問題に正答できたのか、勘の良い人は途中で気づけるだろう。 番組プロデューサーの言動が不可解ではあるが、本庄に弱みを握られていたから、と思うことにした。 | ||||
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考えさせられました | ||||
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クイズ番組で、一言も問題が読み上げられないうちに早押しボタンを押して正解を答える解答者。 魔法でも超能力でもなく、どうやって解答できたのかという1点を追究していく物語。 圧倒的な謎と思えたが、読み進めていくうちに論理的に明らかになっていくが、 その過程が、どうしてこんなネタで面白いのかと思うけどとにかく面白くて 息つく間も無く一気に読み進み、あっという間に読み終えてしまった。 それもそのはず、165ページなんですね。 電子書籍で読んでいたので、残りページ数を把握していなかったため 奥付が出てきた時は落丁かと思ったほどあっという間の読書体験でした。 おもしろいのですが、中編ですね。別の中編と合わせて出版してほしかった。 短すぎてそこが不満なので星を2つ減らしました。 内容は星5です。 | ||||
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小川哲は、今、新作の出版を楽しみに待つ作家の一人で、本作も出版されていることを知って即飛びつくように読みましたが、よくぞこんな作品を思いついたものだと感心してしまいます。 デビュー作の『ユートロニカのこちら側』、第二作『ゲームの王国』を読んだときに、これは凄いSF作家が出てきたものだと注目していたところ、短編集『嘘と正典』では、いずれもSF雑誌で発表された作品でありながらSFというジャンルを超えた多彩な作品に驚かされ、分厚い長編『地図と拳』では、激動の歴史的事実を背景にSF小説へと昇華させた『ゲームの王国』とは違ったアプローチで読み応えのある時代小説に仕上げていましたので、今後小川哲はどんな作品を書いていくのだろう、と興味津々でしたが、今回の作品は『嘘と正典』に収録されてもおかしくないような、『嘘と正典』に連なる多彩な変化球小説の一つとの印象を持ちました。 思い返せば、傑作『ゲームの王国』では「ゲーム」にどのような意味があるのか、そこに深い味わいを感じましたが、本作ではそれが「クイズ」に置き換えられ、物語が生まれたようにも思います。 しかし、生放送のクイズ番組の決勝戦において、出題者が問題を読み上げる前になぜ正答を答えることができたのか、というただこの一点に絞り、小説を一本作り上げてしまう小川哲の力業にはホント感心してしまいます。 伊坂幸太郎による「面白すぎ!!ミステリーとしても最高。小川哲さん、ほんとすごいな」との帯文書は本心だと思います。新しいことにどんどんチャレンジしている伊坂幸太郎でさえも思いつかなかったクイズそのものを作品にしてしまうなんて。 クイズに正解できたときは、正解することができた理由がある。何らかの経験があり、その経験のおかげで答えを口にすることができる。 そして早押しクイズには、「確定ポイント」があると言われている。無限に存在する回答が、ここまで問題を聞いたら一つに絞られるという瞬間がある。 そして、どんなに早押しをするとしても、当然、一言も問題を聞かずに回答できるはずがない。 では、なぜ「本庄絆」は、主題者が問題をしゃべる前に正解を答えることができたのか。 もしかしたら、問い読みより前に確定ポイントがあったのか? 本書を読むと、テレビに出てくるクイズ王たちは、正解にたどり着くまでに、こんな思考過程を経ているのかと驚きながらも、論理的に謎を解き明かしていく作品の展開に納得性があります。 人生はいわばクイズの連続です。 「どんな答えを出すかは人それぞれだが、なんにせよ僕たちはボタンを押す。過去の経験を思い出したり、誰かの知恵を借りたりしながら答えをだす(中略)決断を下し、行動をする。そして、自分の答えが正解だったのかわからないまま生きていくことになる」 そんなクイズをテーマに書き上げられた本書、読みだしたら一気読み必至です。 | ||||
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「小川哲」というジャンルが世に知れ渡るのは時間の問題だ。 本作はとても魅力的な謎「本庄絆(主人公の対戦相手)は何故問題文を一文字も聞かずにクイズに正答できたのか?」が提示されてから、程よいテンポで物語が進んでいく。文量としては中編(約190ページ)であり、一気読みも難しくない量だ。だから、恐らく多くの人は読み出したら止まらないだろう。物語の着地点は恐らく誰も予想できないようなものでいい。読後感は爽やかだった。 小川哲は新刊を出すたびに作家としての自らの才能を証明してきた。 SF作家と呼ばれることの多い著者だが、ジャンルという縛りに囚われない、全く自由な作家であるといえる。 一見、『ユートロニカのこちら側』、『ゲームの王国』、『嘘と正典」、『地図と拳』などの作品たちと、本作は趣向が違うように思える。しかし、実際は共通する作家としての強みが見てとれる。 小川哲は、ある状況下における人間を描くのが飛び抜けて上手い。恐らく、日本の文壇でもトップクラスだといえる。 『ユートロニカ〜』では管理社会における人間模様を、『ゲームの王国』ではカンボジアの独裁政権下での人間模様を、『地図と拳』では満州をめぐるドラマの中での人間模様を…… そして本作では、競技クイズという特殊な世界での人間模様をリアルに、卓越した筆致で描いている。 クイズに慣れ親しんだ人なら主人公・三島の思考に心の底から共感するだろうし、逆に慣れ親しんでいない人は「競技クイズ」という新たな世界を、あたかも高解像度で覗いているかのような読書体験を得ることができる。 ずっと前から追ってきたものとしては些か悔しいと思わなくもないことだが、著者が今に日本を代表する作家(SF作家の枠にとらわれない!)となることは、もはや疑いようのない事実であることが、本作を読めばきっとわかるだろう。 本当におすすめの一冊である。 | ||||
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