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君のクイズ
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君のクイズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全167件 81~100 5/9ページ
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ミステリーの発想が面白いと思った。 | ||||
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. クイズ番組『Q-1グランプリ』のファイナリストとして勝ち残った三島玲央は今、対戦相手の本庄絆と雌雄を決する最終第15問に臨んでいる。しかし、本庄絆は問題が読み上げられる前にボタンを押し、――いわゆる「ゼロ文字押し」――しかも正解(「ママ、クリーニング小野寺よ」)を言い当ててしまう。賞金一千万円を獲得した本庄は番組プロデューサーから事前に答えを教えられていたのではないかと、世間から疑念を持たれるが、一切弁解をせずに沈黙を貫く。三島はこの疑惑という名のクイズを独り、解こうとするのだが……。 ------------- 第20回目(2023年)本屋大賞のノミネート作品です。私はここ何年もテレビのクイズ番組を見ていませんが、最近は有名大学の学生やその大学出身の芸能人などがクイズで知識と教養を披露する姿が人気だということは薄々知っています。そうしたTVのクイズショーで起こった不可解な「ゼロ文字押し」が果たしてやらせの賜物なのか、それとも何かタネのある手品のようなものなのかを探っていく、一風変わったミステリー小説です。 謎解きの道行(みちゆき)の途上で、読者が目の当たりにするのは、三島玲央という主人公が百科全書的知識を脳内に単にひたすら詰め込んだ末にクイズ決戦に臨んでいるわけではない事実です。 幼い頃、兄がこっそり聞いていたラジオ深夜番組の魅力だとか、京都旅行で宿泊したホテルの朝食バイキングで目にしたポスターの知識だとか、同棲相手と楽しんだアニメ番組の思い出だとか、そんな自らの来し方の中でゆっくりと積み上げてきた事柄がクイズ競技に生かされていくのです。 「クイズが僕を肯定してくれていた。君は大事なものを失ったかもしれない。でも、何かを失うことで、別の何かを得ることもある。君は正解なんだ――クイズが、そう言ってくれているみたいだった」(144頁) 「クイズに正解するということは、その正解と何らかの形で関わってきたことの証だ。」(同頁) こうした展開を目にしながら私が思い出していたのは、Vikas Swarupの小説『Q & A』(ISBN 9780552775427)です。インドに暮らすウェイターの少年Ram Mohammad Thomasはテレビのクイズ番組に出場して次々と正解を重ね、最高賞金10億ルピーを獲得するに至ります。しかし番組責任者は、満足な教育も受けていない孤児の少年が難問に答えられるはずがないとばかりに、彼をイカサマ容疑で警察に告発します。逮捕された主人公が語り始めたその生い立ちに、クイズに答えることが出来た理由が散りばめられている、という物語で、後にダニー・ボイル監督によって映画『 スラムドッグ$ミリオネア 』へと結実しました。 小説『Q & A』が、インドの苛烈な貧困社会をたくましく生き抜く少年を描いている一方で、『君のクイズ』は天下泰平の令和日本が舞台なだけに、物語が相対的に軽く感じられる気がします。クイズに勝利した本庄絆が、世間からのバッシングをかわしたいがためにか、高額の賞金を放棄するというのですから、経済的な切実さをめぐる彼我の差が伺い知れるというものです。 ところが、そんな私の少し冷めた目をあざ笑うかのような展開が最後に用意されていました。小説『Q & A』の亜流で終わるかと思われた物語は、現代日本のテレビとネットの関係を赤裸々に描いていて、呆然としたのです。 なかなかあなどれない小説でした。 . | ||||
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なるほどね! と思わされました。クイズという独特の競技の技術と相まって楽しめました。 | ||||
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クイズ大会で勝つためのテクニックの話は面白かったけど、そもそも調べればわかる知識を詰め込むことに興味がないので内容はそれほど響きませんでした。 でもこの本で明かされた謎の部分って結構グレーなのでは?もしかして作者は直接テレビ局を敵に回さない形で番組批判がしたかったのかも、と深読みしてしまいました。 そういえば番組側が勝たせたい回答者が劣勢に陥ると、その人の得意分野のクイズばかり出して勝たせる番組があったけど、幸か不幸かそういうのを何の疑問も抱かず楽しめる人が一定数いるんだなということはわかりました。 | ||||
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短めの話なので、ゲームの王国のような壮大さや読み応えはなかったが、コンパクトに話がまとまっていて、中弛みすることなくポンポン展開が進んでいくのは気持ちよかった。なんとなく謎解き型のロールプレイングゲームをしてるような気分でした。 | ||||
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人は、各々の人生、毎日のそれこそ無数にある分岐点の選択肢から一つ選び行動している。数えきれない分岐点。その選択には正解があるかないか。クイズ問題は正解が必ずあり、ヒトが作問したし、クイズ大会の背景、などから早押し回答も技術的に不可能ではない。毎日、更には人生の分岐点の選択肢に早押し回答は強制してはならないと感じた。 | ||||
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オチでもうひと展開欲しかった あと、100%スッキリ爽快になるオチではなかったので、☆4 | ||||
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朝にパラパラとページをめくり気づいたら夜には読み終わっていました。 最近読んだ作品で一番面白かった。 | ||||
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とても読みやすかった。 クイズプレイヤーは、ただ博識があるだけで無く、クイズ自体に対しても向き合っている様子が、とても深かった。 読み進める中で正解を知りたくなる、そんな作品でした。 | ||||
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賞金1000万円のクイズ番組に出場した主人公、 決勝最終問題で対戦相手は、問題文が一文字も読まれぬうちにボタンを押し正解、優勝となった。 なぜ彼は「ゼロ文字正答」できたのか。 おそらく誰が見ても惹かれるあらすじだと思いますが、結末はあまりにも呆気なく、 予想できる範囲内であり、読む前のワクワクを超える事はありませんでした。 クイズプレイヤーの思考は面白かったですが、ミステリーとしてはイマイチ、期待していただけに残念でした。 | ||||
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この本は少し力を抜いている気がしました。短編の魔術師に感動した私が、ハードルを上げすぎたのかもしれませんが | ||||
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あらすじに惹かれて購入したが、読者の想像を超えてこない凡作。クイズプレーヤーの思考など良く書けているのに、一番大事なメインテーマの着地が弱いのが残念。雑誌の連載などで読み流すにはいいかもしれないが、単行本を買うほどではなかった。あらすじは本当に面白そうだったので、くやしさを込めて星一つで。 | ||||
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競技クイズとクイズ番組というとっつきやすい題材とミステリーが融合した作品。大変読みやすく、また没入性があり一気に読んでしまいました。 クイズと人生が糾える縄の如く絡み合い、プレイヤーの経験と記憶がクイズの答えを導き出す。競技クイズプレイヤーは魔法使いではない。しかし時に魔法のように回答するがゆえに超能力者のような捉え方をされることも。 果たして、魔法のような「0文字回答」をした本庄は魔法使いなのか、それとも...。 | ||||
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クイズとは、まさにテレビ番組にもよくある 出題者が出題した問題に回答者が答え、競う あのクイズです。 読了後、「君のクイズ」の"君の"が意味するところが分かった時、この本が 単なるクイズプレーヤーの思考回路描いたものではなく、社会派であると気づきました。 新感覚なのにどことなく漂うエモさがあります! | ||||
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とても読みやすくおもしろかったです クイズについて興味がもてました | ||||
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帯や宣伝文句が期待値あげすぎ。そういう意味では前情報なしで素直に読みたかった。劇的なエンドではないのでスカッとしたい読者にはあまり向いてません。 | ||||
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テーマとしては非常に目新しく、面白いです。クイズを深く知らない方、メタな思考パターンではない方には刺さるかと思います。 しかしながら、極論を言ってしまえば、「謎かけ」と「答え」だけ読めば成立してしまう作品であり、少々短絡的と感じました。作品として美しいというよりは、一発ネタです。 もちろん一発ネタが悪いわけではありません。好みの問題です。ただ、これを「推理」というのはあまりに暴論です。それほど深い思考ではありません。 | ||||
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たかがクイズ番組(と言っては失礼に当たるけど)をここまで深掘りしたのはスゴい。 でもクイズ番組に参加している人たちは本当にこんなふうに考えているのでしょうか。 | ||||
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話の内容はさておき、本の上部断面部分がガタガタだったので 出版社に電話したところ、そういうデザインなんですと言われました。 本当にそんなデザインがあるんでしょうか? そんなことどこにも書いていないですが。 飛び出している部分の紙が折れて汚らしいです... | ||||
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〈クイズ愛に満ちた傑作ミステリー〉 クイズ大会決勝で対戦相手の本庄絆は、1文字も読まれていない問題を正解してみせた。番組と本庄がグルになったやらせがあったのではないか?納得がいかない主人公は本庄絆について調査を開始する。 競技クイズについてのテクニックやプレイヤーの考え方、一般人の誤解などが豊富に書かれており、クイズの世界にどっぷり浸かることができる。 真相に至る過程も、段階的に事実を提示され、説明されていくので、十分に納得できる。人は死なないが、これは上質なミステリーだ。 ラストの主人公のスタンスが私は好きだ。 〈評価〉 オススメ度 4.5 読みやすさ 5 意外性 4 | ||||
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