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君のクイズ
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君のクイズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全167件 1~20 1/9ページ
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クイズプレイヤーの回答の思考など、知らない世界が見えたことはよかった。 が、一番気になっていた、なぜ0文字正解ができたのか?に対する根拠が納得感の薄いものだったし、不正解だった場合に考えられていたとされる「シナリオ」も特に説明がなかった。 物語の結末としてそこは問題ではないというのはわかるんだけど、文章の大半はそこに至るまでの前提の説明だったことを踏まえると薄味すぎて、そのあと説明される真意も、そのあとの展開もカタルシスのないものだった。 | ||||
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本家『僕と1ルピーの神様(映画スラムドッグミリオネア)』が当時のインド(上昇・熱狂・膨張)を描いていたなら、こちらは現代ニッポン(下降・冷笑・収縮)の切り取りということなんだろうなと思いました。よって、読んでる間は確かに面白いけれど、読後なんだか侘しいです。 | ||||
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とにかく終始ロジカルで、秀逸。一般的な「心で理解する」小説とは違うジャンルの、斬新な1冊。 | ||||
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有り得ない状況設定に対して、なるほどと思える謎解き。痛快でした。加えて、殺人がなくてもミステリーは見事に成り立つことを教えてくれました。とても貴重な一冊 | ||||
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読んでいる最中は、真相やオチがどうなるのかドキドキワクワクでしたが、読み終えるとクイズを純粋に心から愛するクイズオタクvs常人離れした記憶力を武器にクイズを利用する魔法使いの戦いだったのかって感じでした。 読み終えてスカッとする内容ではないですが、モヤモヤとかイライラというよりは考えさせられるものでした。 例えば、クイズがただの知識量を競うものではなく、その裏での駆け引きがあること。その知識を得るためのひとつひとつにエピソードがあって、それが自分という人間を作り上げていることなどですかね。なかでも、「ピンポンの音は、クイズの正解の意味だけでなく、自分の人生も肯定してくれる」や、「何かを知るということは、その向こうに知らないことがあるのだと知ること」といったフレーズが印象的でした。 | ||||
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主人公の三島とライバルの本庄の「クイズ」がベースに物語は展開する。再読すると、テレビ局の総合演出を担当する坂田なる人物(一度も出てこない)が居なければ成り立たない物語だということに気付いた。一見するとクイズはスポーツであり、技術を競う競技のように見せかけているが、その実、クイズは最初から最後まで演出家の手のひらの上のエンタメであることが分かる。本庄はその現実を冷徹に認識し、「クイズ」を利用してそのさらに上を目指す。 | ||||
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一気に読めるが、ただそれだけだった。 | ||||
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クイズ好きならば知っている問題も多数出ますし、クイズ業界の専門的な用語問題も数多登場します 是非、ゼロ文字押しの謎にチャレンジしてください。 | ||||
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ミステリーでありつつ、クイズの正答がそれぞれの半生に絡んでいたことを解き明かしていく手法は、スラムドッグミリオネアを思わせます。影響を受けたのではないかな。また、クイズ王と呼ばれる人たちの思考プロセスをしっかりと言語化しているのも興味深く感じます。 | ||||
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俺は読書は普段推理小説が半分以上なんだね。アメトーークで話題になった一冊だよね。だから気になって読んでみた。面白い!クイズ王とはどんな人達か分かった気がする。ただの雑学、うんちく。博識ではない。問題文の途中の文言で何を答えとしてるか、理論的に瞬時に回答できる!思考が常人と違うかけ離れた頭脳だ!俺はねクイズ番組はそんな見ないがこのクイズ王らの、ゲームが楽しかったよ。駆け引きあり、敵の知識、生い立ちも、網羅した怖すぎる程の洞察が凄い!ある意味馬鹿らしい程の意味なき智識をひけらかす。ゼロ文字回答の真相もなんとなく分かった。今までにないエンターテインメントだ! | ||||
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クイズとはここまで調べ尽くして推理し先読みをしないといけないものなんだと驚きました。ただ物知りなだけではないすごい頭脳戦なんだと、主人公はだだひたすらクイズに向き合って努力しすべてをクイズに捧げている男、かたや相手はクイズを手段としてのし上がる天才、クイズというより人を観察し演出をして利用する。マルチな才能をもった人間 過去のイジメの体験もあることから少し歪んではいるのかもしれないがエンターテイメントとしてのビジネスとしては正しいやり方だと思うし賢いなと思うが、主人公のように、クイズに真摯に向き合ってきた人間には冒涜された気になるだろうなと感じました。結論に至るまでの過程はすごいと思いました緻密に考えられていて、先が読めませんでした。面白かったです。 | ||||
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競技としてのクイズ王を決めるTV番組で、十分な自信を持って臨んだのに、ライバルに優勝をさらわれ、しかもその優勝を決める最終問題でライバルがゼロ秒で(問題が言葉にされる前に)ボタンを押すという神業反応で正解したことが納得できず、これは「ヤラセ」か、あるいはそのようなことが現実に可能なのかを、自らとライバルのクイズ歴を辿りながら解き明かそうとする、というのがメイン・ストーリー。 他のコメントにもあったが、帯の伊坂幸太郎氏の評は信じない方が良い。 そもそも本書は伊坂氏の言うような「ミステリ」ではない。それぞれの人物(といっても、基本二人)の描き方も、競技クイズのテクニック、ストラテジーに関連する部分では説得力があるが、人間としての描き方は非常に薄っぺらい。 また、これも多くのコメントにあるが、せめて少しは面白いと言える「ネタの選び方と料理の仕方」を、最後に「ナニ、コレ」という捻りのない結末で台無しにしてくれる。 要するに、我々凡人がクイズ番組での常勝者を観る時に感じる驚き(と、時に感じる疑惑や胡散臭さ)について非常に丁寧に分析してみせてくれるという意味では(その分析の真実性は相変わらず我々凡人には判断できないとはいえ)面白いが、小説、就中ミステリとしては冗長で、人に薦めることはできない。 | ||||
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設定はかなりぶっ飛んでいますが、すぐにリアリティある描写に引き込まれます。 冒頭に「謎」が提示されて主人公が解明に挑むというストーリーですが、それだけでは言い尽くせません。 主人公にとっても謎の解明を図るべき切実な理由があります。そして「真実」に迫っていった結果は… ゲームはルールに縛られた世界です。 そこで極北まで「ルール」を突き詰めていくのか、それとも生身の「人間」として生きるのか。 そんな「問い」を与えられたような気がしました。 | ||||
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クイズ番組の内容が人生と繋がっていく筋はスラムドッグミリオネアを彷彿とさせるが、決勝でなぜ相手が問題文を聞かずに正答できたかをひたすらを分析していく物語は、地味ではあるもののクイズ知識も散りばめており、興味深い。 ただ、オチがすごくもったいない。スラムドッグミリオネアとの差異を作るために皮肉を効かせたつもりなのかもしれないが、もっとストレートに、芸能人然とした相手の方が、クイズに深く熱く取り組んでいたのだ、とリスペクトを描いた方がすっきりと読み終えられただろう。 決勝戦の相手がクイズ番組を踏み台にしてやろうとしたことがしょーもなすぎることで、その相手に負けた主人公もしょーもなく感じられる。しかも、主人公は決勝戦の相手のことは忘れて、元のクイズ生活に戻るというオチなので、この小説の探求自体が無意味なものに感じられてしまう。 つまり、最後まで読むことでこの小説そのものを読む意味がなかったのではないかと感じられる構成になっているのだ。せっかくのネタを楽しんで読み進めても、カタルシスが消失してしまう。 素材もいいし、展開もいい。なのに物語が下手くそすぎる。 テクニックはあるのに、キャラクターや物語の運びがうまくない作家という印象。 スラスラ読めるし、展開もいいと思うが、読後感が微妙。 他人に薦めづらい小説だと思う。帯を読んで、序章まで読んでみよう。そこがこの本のピークだ。 | ||||
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クイズ回答者の作戦、心理戦が面白い。最後がもう一ひねりあると星5つでした | ||||
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帯の伊坂幸太郎氏の絶賛コメントで期待値パンパンにして読むと、肩透かしを食らうのは必至。批判的レビューが多いのはそれが原因だと思う。自分も読後に正直「え、それだけ」と思ったが、競技クイズの心理などがリアルに描写されていて、普通に楽しめる佳作。あと、近いうちに実写化されるに1000ペリカ。 | ||||
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なぜゼロ秒でクイズに答えることが出来たのか、だけを執拗に追いかける本作。解に辿り着くまでの主人公の思考の流れを丁寧に描写しているのが良い。人によっては理屈っぽすぎる、しつこいと感じるぐらいのキライもあるかもしれないが、自分にはちょうど良かった。 | ||||
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問題が読まれる前に正解を答えられたのはなぜか--。唐突のストーリーに冒頭から引き込まれるだけに、中盤のマンネリ展開と結末のショボさが残念。筆者はプロットを立てずに書くらしいが、残念ながら広げた風呂敷をたためられていない。 ちなみに私は関西出身で東北にまったく縁はないが、この最後の問題の回答となる店はEC展開してることからよく使っている。現代に引きつけた物語にするなら、その辺も含めてリサーチが必要では? クイズの解き方、良いクイズの問題についての説明は非常に面白かったので総合して星3つ。 | ||||
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面白かった。 自分のクイズを作りたくなるし、身近な人のクイズに答えたくなる。正解して肯定されたいし肯定してもらいたい。 最後の展開は急すぎてびっくりしたが、そういう答えもあるしリアルだなと思った。 クイズと向き合っている人はその回答と自分の人生を関わらせることでより世界が身近になるんだろう。豊かなことであり、見習いたい。 | ||||
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この作品の面白いところは 「スラムドッグミリオネア」からそっくり拝借している 「クイズの答えが主人公の人生に紐づいて導き出される」という物語構造と、 クイズのプロフェッショナル達が現実に積み上げてきたクイズに関する蘊蓄の2点であり、 これらは作者の手腕とは関係のない部分です。 逆に、この作品のつまらないところは薄っぺらい登場人物たちで、これこそが作者の創作部分です。 ゆえにトータルとしては楽しく読めましたが、その手柄は作者にはないという 不思議な作品でした。 | ||||
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