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(短編集)
依頼人は死んだ
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依頼人は死んだの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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好みの問題だと思うけど他の方のレビューにある構成の妙や作者の力量はさほど感じなかった。 設定がいちいち非現実的でしっくり来ないままお洒落などんでん返し凄いでしょを押し付けてくる。 いちいち鼻につく言い回しも古臭い。赤川次郎が好きな人なら楽しめるのではないでしょうか。 | ||||
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初めてこのシリーズを読みました。 とにかく主人公の葉村晶がとても素敵です。 頭の回転が早く冷静だけど、とても情に厚く人と人との繋がりをとても大切にしている…女性なら憧れる存在ではないでしょうか。ハードボイルドではないので更に女性には読みやすいですね。 短編としては、それぞれの幕切れがあっけないので読後感としては好みに分かれるかもしれません。でもそれも葉村晶の個性に見合ってると思いました。 (ドラマは見ていませんが、シシドカフカさんはかなりイメージにぴったりです!) これからこのシリーズを楽しみに読めそうです。 | ||||
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俄か若竹ファンです。これが私の葉村晶シリーズ5冊目ですが、彼女の身の上が紹介されているところ、また、彼女が若いせいか尖がった物の見方をする所に共感してしまいました | ||||
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2020年1月期ドラマの原作ミステリーの中でドラマ&原作とも最も印象に残ったのがこの葉村シリーズ。 ドラマタイトルは「ハムラアキラ」。敢えてカタカナにしたの正解。主演シシド・カフカさんのお名前にマッチしてミステリアスな雰囲気を増長。また字の並びから「ハムラビ法典」を連想(韓ドラではない方)。“目には目を、歯には歯を”とは奥義はさておき一見ハードボイルドだ。 こちらの短編集からは「濃紺の悪魔」と「都合のいい地獄」を合わせたものと「わたしの調査に手加減はない」の二話がドラマ化。前者は丁度、短編集の巻頭と巻末作品。ドラマでは一応の決着は着いたが、原作は続きを匂わせる感じ。ともあれ演者の野間口徹さん、合っている。 後者はドラマではオチを大幅に変わっている。どうも依頼者に好感が持てず、原作の方が溜飲が下がった。とはいえ、変更した理由は、ドラマ中の台詞からも理解でき、納得。 ドラマ化されていない短編も一癖二癖あって面白い。特に「女探偵の夏休み」は、作者のトリックに引っ掛かり、時系列で迷子になった。みのりさん、葉村さんの親友だけあり只者ではない。そして「悪いうさぎ」(原作)にも出てくるが葉村さん以上にツイテいない。 それにしてもドラマから入った葉村ファンから見ても、シシドさんのハムラさんは美し過ぎ。警視庁のお偉方役の間宮祥太朗さんもカッコ良過ぎ!と思ったがこちらはドラマオリジナルキャラクターだった。 | ||||
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とても面白い。短編で繋がっているのも読みやすい。予定調和なしのミステリー | ||||
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のこのシリーズは本当に面白いです、これからも続くといいとおもうのですが、どうなのでしょうか? | ||||
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体言止めの文章、のようなキレのある連作短編集です。終わり方がかっこいいですね。 親友の相場みのりが探偵役をやる話もありおもしろいです。このまま二人で一緒に住んで、ホームズ・ワトソンでやっていくという方法もあったのでしょうが。 最終話は少し毛色の違う話ですが、解決したんですよね?違うかな? | ||||
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面白いですね。 まだまだ先が気になります。 楽しみにしております | ||||
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女探偵・葉村晶シリーズの短編集である。2000年の作品。 若竹七海の人気シリーズということで読んでみた。若竹作品というとコージーもののイメージがあるのだが、このシリーズはハードボイルドというかサスペンスというか、ちょっと路線が違う。主人公の葉村探偵は、けっこう強引な人物である描写。仕事として調査を依頼されたり、知人のからみでもって事件に関わっていくのだが、最後に意外な結末が、、、という話。 次第に明らかになっていく事件の真相は、人の怖さといったものを浮き彫りにする。そういうストーリーが全編にわたって流れている。 練りに練ったトリックが、とか、超絶的な大どんでん返しが、とかいう大技は繰り出されない。読んでほんわかするような効果は全く期待できない。それでも何か読後感といったものが心に残る、これはそういう作品だと思う。個人的には、「女探偵の夏休み」の印象が強い。ある意味、えげつない結末なのですが。 | ||||
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葉村晶シリーズの短編集です。普段はあまり短編集は好まないのですが、これは面白かったです。 かなり毒をもった短編集ですが、読後感はなぜか悪くありません。 文章がさらっとしているせいかな、と思います。私はとても好みですが、好みが分かれる作品だと思います。 | ||||
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ミステリー中心に読んできたので、若竹七海は知っていたものの、人気の高い「さよならの手口」を最近になって読むようなツレナイ読者だった。本書を読むきっかけは「さよならの手口」の出来が良かったからだが、なかでも女探偵・葉村晶の魅力に負うところが多い。自称、平凡な容貌、セールスポイントは貧乏を楽しめること。口が堅いこと。体力があることの平凡づくしの20代後半の独身だが、思考回路がいたってポジティブなのが良い。 本書は9編の連作ミステリーだが、短編の批評は難しい。最初から4編ぐらい読み進めるが波に乗れない。後期の「刑事コロンボ」を観ているようで、キャラクターは良いのだがミステリーとして弱い。 しかし、中盤からの「アヴェ・マリア」「依頼人は死んだ」「女探偵の夏休み」「わたしの調査に手加減はない」、と最後の「都合のいい地獄」まで怒涛の勢いで押してくる。叙述スタイルのトリック、ラスト一行の驚愕等、ひねりの効いた展開が冴えてくる。 念のため、「このミステリーがすごい!」を見ると、ひっそりと16位にランク・インしているではないか。実力は当時から有ったのだ。すいません、お見逸れしました。 | ||||
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「悪いうさぎ」に。晶シリーズは その間があるのかな?女探偵 晶はクールでも ドライでもない。なんか初っ端から 実の、姉から殺されそうになり その姉は結局は自殺、、なにこれが、本筋?と思ったら 短編連作集で、葉村晶との私の出会いで 初の若竹七海さんの本でした。 葉村晶、、なんか本当に受難ですよー。 もうドライでもクールでもないです、そんな人間なら 白黒はっきりさせないし。 悩まない。行動は一見クールですが。 結局 最大の謎、、なのか晶の妄想?なのか解らないままな点が 読後感は 妙に良いんですが。この謎は そのままなのか? そして 本作の時代設定は1990年代なのかな。女性達の言葉遣いが、乱暴というか (笑)晶が女らしく感じちゃうくらい。 怖っ!て思ったのは「たぶん、暑かったから」です。いろんな怖さが盛り込まれてました。ある人物の豹変っぷりと、その要因やら その他 。 最近 連作短編集が 好きなので、長編を読もうか迷いますが 多分読みます。 なんかデビッドリンチ のツインピークスを思い出しました。何かが同じ感覚なんですが 説明できません(*_*) | ||||
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探偵、葉村晶がさまざまな人の死の原因をつきとめていく短編の連続です。それぞれのお話に、おっと思わせる、ちょっとブラックなオチがついているのですが、短編ごとにけっこうな人数の人物が出てくるので、この人誰だっけ?となってしまって読むのに時間がかかりました。ということで、星3つです。 | ||||
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『プレゼント』『悪いうさぎ』に続く、女探偵・葉村晶シリーズの3冊目です。 1冊目の『プレゼント』は、短編集ですが、半分は葉村晶が主人公ではなく、『悪いうさぎ』は長編。この本が初めて葉村晶だけを主人公とした短編集となります。 前作、『悪いうさぎ』の数ヶ月後、晶の姉・珠州は死んでいます。悪魔のような存在だった珠州の死を、しかし晶は大きな心の傷と感じながら日々を送っています。 そんな冬から、季節ごとに一話、2年後の3度目の冬までの物語となります。晶は28歳から、30歳か31歳になるまでということとなります。 葉村晶シリーズは、女性が書いた女主人公のハードボイルドとしては、ほぼ例外的にきちんとハードボイルドになっている作品だとわたしは考えます。 つまり主人公がクールでタフで、自分の中にゆずれない確固たるルールを持ち、しかし優しい人物である。 多くの女性作家の書く女主人公のハードボイルドもどきには、女が直面しがちな状況への愚痴が描かれ、世界に対する甘えがどこかちらちらと見え隠れしています。 しかし葉村晶にはそれはない。 あらゆる問題をやれやれと思いながらも愚痴はこぼさず自力で乗り越えてゆく晶は、時に、「女らしさがない」ように見えることがあります。 しかし晶が間違いなく女であることが、彼女の女性に対する根源的な優しさから読み取れるのです。 この晶の性格の、なんと魅力的なことか。 もちろん推理小説としても、しっかり読者を驚かせてくれるしかけが満載の作品となっています。 | ||||
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探偵事務所の非常勤探偵・葉村晶は決して手加減をしない。 友人・相葉みのりから持ちかけられた依頼は、念願の詩集を出版し転機を迎えようとしていた婚約者の死の謎。 事故死なのか、殺人なのか、葉村は関係者から徐々に真相に迫っていく。 女探偵・葉村晶の2年ほどを、季節ごとにまとめた連作短編集。 読者を欺くトリックの散りばめ方が巧く、読んでいて「ん?」と思わせついつい前のページを読み返してしまいます。 が、ミステリというよりも一種のオカルトホラー的な展開や、登場人物の性格、話し方にかなりクセがあるので、読者を選ぶかもしれません。 私はちょっとはまりきれませんでした。 最終編のラストはTVドラマっぽく、続編を読んでみたいと思ってしまうんですけどね。 | ||||
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8編の連作短編。1編目を読み終えたとき、短編ならではのキツネにつままれたようなオチと、ちょっと冷たい手で首筋をなでられたようなヒヤッとする感覚を味わった。本の中で季節が2巡り。何編か読んでいると、本の最後に何かあるのかな、と思わされ、実際に最後の編で、最初の事件に結びつく事件が起きます。結末は読んでからのお楽しみ。好き嫌いが別れる作品だとは思いますが、私はそれぞれの話も、最後の編の話もどちらも好きです。(スッキリ犯人と動機がしめされるミステリじゃないと、という人は苦手でしょう。)日常のミステリを描きながら、人が持っている心の中の冷たい何かを描く作家さんだなと思います。 | ||||
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女探偵葉村晶の二年ちょいを季節ごとに短編化して描いた連作短編集。 シニカルな視線の持ち主でどことなく淡白な性格だけど、それが女性となるとなんだかかっこいい。男だと、うわっかっこつけすぎ、ってなるとこなんだけど。 連作短編のわりに続き物な印象が薄いのは、短編ごとのつながりがないにひとしく、毎回登場するようなサブキャラクターがいないからかな。 最後で強引に連作らしくまとめてるけど、あれは興ざめでした。 最後を除けば個々の短編はおもしろいです。デイヴィッド・ハンドラーのホーギーシリーズを思わせるいやな登場人物と探偵の皮肉な視点のかみ合わせは、はまってたとおもいます。 事件の余韻をもたせた終わらせ方もよかった。「たぶん、熱かったから」の置き去り感は短編ならではでしょうね。「わたしの調査に手加減はない」はこの小説ならでは、という事件で後味の苦さと皮肉さが光ってました。気分のよくないときにはおすすめしない本ですね。 | ||||
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主人公の葉村晶は物事を客観的に、かつ、冷めた目で見ている。 それは、彼女が長年、家族関係で苦労してきたことに由来する。 彼女にとって、探偵の仕事は“生活のため”というより“人生そのもの”だと思う。 誰に対しても公平に接する彼女の態度は一見、冷淡に感じる。 しかし、地位・名声がある人にも媚びることは決してない。 それに、家族に見捨てられた人を放っておけない優しさがある。 登場する事件は世の中の不条理を突いたものが多い。 その中、独り立ち向かう彼女の姿こそ、人としての真の美しさだと思う。 | ||||
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主役の女探偵を含め、登場人物の誰にも感情移入できないまま、途中から読むのが辛くなりました。最終章に至っては、『何だ、こりゃ?』って感じです。トリックは面白いものもありますが、全体に中途半端な印象です。主人公の台詞も、ただただ嫌な感じがするだけ。私とは相性が悪いだけなのかもしれませんが。 | ||||
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この作家さんはちょっと前の女流作家の アンソロジー的短編集に 大抵掲載されてる作家さんです。 その掲載されてる作品が面白いので まとめて読んでみたくて買ってみました。 いずれの物語も最後に「あ・!」といえる ラストです。 そして最後の「あ・」が驚きか哀しさか、それとも切なさか。 どうぞ読んで感じてみてください。 | ||||
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