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警告



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【この小説が収録されている参考書籍】
警告(上) (講談社文庫)
警告(下) (講談社文庫)

警告の評価: 4.50/5点 レビュー 18件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

モヤモヤ

この作家のは初めてで結構、サクサクと面白く読めました。だが、ラストに近づいてきて
さぁいよいよ犯人の全貌解明となるはずが、未解決?
残りペーズ数が薄くなってきてるのに、一向に話が展開しないのでチョット不安ではあったが。
上下と読ませて最後にきて何これ?だった。
警告(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:警告(下) (講談社文庫)より
4065263778
No.2:
(3pt)

コナリーワールドの大円団に向けて・・

久々のジャック・マカヴォイが主人公の物語。
もっとあると思ったら、3作目なんだそうです。

さて。ようやく読み終わりました。
正直申しましょう。読むのが苦痛でした。
上の半分くらいまでは、いつものコナリー節全開。
事件も今時っぽく、またアメリカの新しい社会の問題点を鋭くついた事件で、
止まらなくなります。

が、下巻に入ると急激にトーンダウン。
いつものレイチェルの「夢見る少女」と、ジャックの厨二的な(レイチェルへの)嫉妬で
ギクシャクし始め、同時に事件の進展も停滞。
最後は何とか盛り上げようとしましたが、何だかジャック自身がその犯罪の被害者の
中心になるのは・・・これじゃない感が漂ってしまいます。

これまでコナリーの和訳された小説は全て読破しています。
発売後、ほぼ1-2週間のうちに読破してきましたが、本作は読破に
1.5ヶ月もかかってしまいました。もちろん、公私に忙しかった、という面はありますが
それでも土日を潰して一気に読みたい、というモチベーションが保てなかった、という
面があります。

物語の最後は大円団になりますが、
結局、犯人は何がしたかったの?ものすごく大物犯罪者でこのまま逃げ果せて、
ジャックとレイチェルの永遠のライバルになるのか!?と思いきや、いきなり出て来て
最後は情けない?結末。

ジャックの厨二病的な嫉妬が原因で、これまた夢見る少女のレイチェルが三度!?
離れてしまうのも少々食傷気味。その原因もいまいちおっさんには理解できない。
(コナリーもおっさんのはずなんだけどなぁ)
ジャック59歳、レイチェル5?歳なのに、高校生カップルかよっ、というツッコミしたくなる。
ボッシュには期待できそうに無いので、せめてこの二人には
最後は暖炉の前で仲良くティーでも飲んでいて欲しいんだけどなぁ。

訳者の後書きによると、2022年現在の設定で
ハリー・ボッシュ:72歳
ミック・ハラー:(はっきりしないが、ハリーと異母兄弟ということで68歳前後?)
ジャック・マカヴォイ:61歳(本作出版時は59歳)

そしてコナリー御大も66歳という年齢。

ジャックは最後は、レイチェルとまたもや(未練たらたらで)コンビを組んで今後は
「未解決事件」に挑んむだそうです。

そう「未解決事件」といえばボッシュ。さらにミッキーも次回作で今度や自身が
牢屋に入れられて自身の裁判に挑むことで、何らかの心の変化がありそう。
そうすると・・・何となくですが、数年後、コナリーの渾身のラスト作品ではこれら三人+α(レネイもね)が
壮大な「未解決事件」の解決に挑む、的な構想をコナリー御大が練っているのでは・・・?
などと素人ながらに邪推してしまいました。

いくらコナリーでも★5ばかりの小説ばかりを書くことはできないよね、というのが
本作の正直な感想です。

もちろん今後のコナリーワールドには期待120%です。
次回のミッキーハラー作品、楽しみです。
警告(下) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:警告(下) (講談社文庫)より
4065263778
No.1:
(3pt)

ザ・ポエットは名作だったと実感する作品

何度も読み返した『ザ・ポエット』。
多分あまり読み返さない『警告』。
小説は作り物なのだから、登場人物に同化したりするのはおかしいのだけれど、

それでも同化してしまうのが、
抵抗しても同化してしまうのが、
面白い小説の一つの条件だと思っています。

その点、『ザ・ポエット』は面白かった。

『警告』がそうならなかったのは、マカヴォイが50歳代になっているのに、
ちっとも落ち着きがないこと。
むしろ『ザ・ポエット』の時の方が
大人だった。作品の中の不気味な静けさも良かった。
マカヴォイのお兄さんなんて、
ほとんど登場しないのに、すごい存在感だったし。
それだけちゃんと、人物が描かれていたんですよね。
あの頃は。

それが今作ではまるでジェフリー・ディーヴァーのような展開になり、
(近年のボッシュシリーズにもその傾向あり)
マカヴォイとウォリングなんて、まるで高校生カップルのようだ。

面白くないわけではないのだけれど、
私にとっては別格だったコナリー作品が
一般的な作品群の仲間入りになった。

面白くないわけではない。

うん。

次回作も買うし。
警告(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:警告(上) (講談社文庫)より
4065249872

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