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おわかれはモーツァルト
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おわかれはモーツァルトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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ショパンコンクールのファイナリストとの協奏ツアーの始まりですね。『合唱』で、岬陽介は決まっていたコンサートツアーをキャンセルしてしまい多大な借金を負いました。 その為、今後はマネージャーの言うがままコンサートを続けけることになります。(笑) 今回は、その前の『合唱』で、コンサートツアーをキャンセルしまだ、仕事が決まっていないタイミング。無事、司法研修所時代の友達のピンチを救う事が出来た直後です。 ショパンツアーのファイナリストの盲目の日本人、若き天才ピアニスト榊場隆平にかかったゴシップ記者殺害容疑。 そのピンチに、話が2/3終わった頃、コンサートツアーの2回目に目玉の企画として呼ばれた岬陽介。 今回は、岬陽介シリーズ定番な感じですね。演奏シーンの詳細な解説と、中心となる人物目線でのストーリーの展開と、優秀過ぎる探偵である岬陽介による事件解決。 今回は、シンプルな感じでした。 このシリーズを読み続けます。 | ||||
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星1もつけられません。 1作目が面白かったのでシリーズを順に読みましたが、続くほどダメになっています。 あまりにひどいので今作で見限りました。今後この筆者の本は一切読みません。 筆者がクラシック音楽が好きなのは良くわかりました。 しかしながら私は面白いミステリーが読みたいのであり、クラシック音楽の蘊蓄を読みたいのではありません。こんな雑でおまけのようなミステリー構成にするのであれば、いっそのことクラシック音楽の小説にすれば良いかと。それであれば不満や文句もありません。いまは完全にミステリー部分が邪魔になっており、そのお陰で恐ろしいほどに駄作となっています。 大前提として、岬という主人公が探偵役として存在するシリーズであるのなら、ミステリーのベースの上にクラシック音楽がなくてはなりません。でなければ岬の存在理由が必要ないからです。しかしながら、いまはクラシック音楽を書きたいためにシリーズを出すという手段が目的になっています。 こんなことを私が言わずとも、筆者も出版側も理解しているかと思います。 作中で才能とは何ぞや、友情や利他の気持ちが大切である的な高尚なことを述べていますが、このあたり筆者自身が書いたことを筆者自身に真剣に読んで頂きたい。 ここまでひどいと、いままでは楽しく読めていた演奏部分の描写も気持ち悪く、そんな自己満足で悦に浸っている時間があるのなら読者を驚かせるトリックの一つでも考えてほしいと激しい怒りが沸きます。 残念ですが、もう読みません。 | ||||
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これまでのシリーズ作品と比べてや小粒な印象を受けましたが、途中から話に飛び込んでくる岬洋介のキャラクターの魅力もあって、後味の良い音楽ミステリーでした。 ミステリー小説の妙味として一点、印象に残ったのは、殺される人物の周囲にいる三人の人間が三人とも、全く同じ心の声を独白する場面でした。その独白の台詞は、以下のとおりです。ここでは伏せ字にしましたが、●●には殺される人物の名前が記されています。 《 人のかたちをした害毒だと思った。 ●●は必ず榊場隆平(さかきば りゅうへい)に禍(わざわい)となる存在だ。 何とかしなければ。 》 上にある全く同じ台詞が三ヵ所、記載されてるところ。「この人たちの誰かが、ひょっとして‥‥」と、不穏なムードを醸し出す効果がありますし、ちょいと、アガサ・クリスティーの書き方に(こんな風にぼかして書くことでミステリーのムードを盛り上げることを、クリスティーはよくします)似ているなと、面白く感じました。 それと、岬洋介が活躍するこの音楽ミステリーのシリーズでは、毎回、ある作曲家の音楽(演奏)が実に魅力的に描写される愉しみがあるんですけど、本作ではモーツァルトの「ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.(ケッヘル)488」の音楽が一番心に残りました。私はこの音楽、若い頃に繰り返し聴いたアシュケナージの弾き振り(ピアノとともに、フィルハーモニア管弦楽団を指揮した演奏)が、脳裏に甦りましたねぇ。懐かしくも心地よい音楽と読書のブレンドされたひとときを、またも楽しむことができました。感謝です。 | ||||
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岬洋介が出てくるまで期待して読んていたら、一気読みになってしまいました。楽しめました。 | ||||
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この世界観が好きで読んでいます。 元々ミステリーとしてはガバガバですが世界観が素敵で待望していました。毎回すごく読みやすく描写がリアルなので今回の主役の目が見えない気持ちを追体験できました。色々なノーマークな部分から影響を貰えるのもこのシリーズのいいところ。 | ||||
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このシリーズはやはりおもしろい❗️今から、次回が楽しみです。 | ||||
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〈刑事犬養隼人シリーズ〉の新作でもそうだったが、社会的な問題提起が殺人で断ち切られてしまう。殺された人物が体現する社会の暗部が、彼らが断罪されることの理由づけで片付けられてしまうのはもったいない思いがするし、目の前から逃げ出してしまわれたようで不満が残って仕方が無い。この〈岬洋介シリーズ〉は、毎回文章で表現される演奏描写が見事で、その音楽の解釈に感心するばかりだが、今作に於いてミステリーとしては、登場した瞬間に怪しいと感じた人物のせいで意外性は少ないように感じた。 | ||||
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なんという文章の響きか 岬洋介という人物をリスペクトして久しいが、こんなにも心に響く描写は未だかつて出会ったことがなかった 中山先生の作品を数十冊読んでいるが感動で心が震えている まだまだ読み足りない、もっと、もっと中山先生の本が読みたい ・・・そろそろ他の作家先生の本が読めなくなりそうです 先生、もっともっと書いてください、お願いします | ||||
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クラシック音楽に関する造詣の深さは称賛に値しますね。 感性を文章に落とし込む作業もうまく成されているように思います。 が、七里さんの作品としては盛り上がりのないまま予定調和のエンディングになってしまっているような・・・ だって、中山七里さんですからね。 読者があっと驚くような、爽快感を感じさせるエンディングを期待してますからね。 ただ、読者を引き込むストーリー展開はやはり七里さんならではですね。 途中でやめられない。 (他の作者さんでは単調で読み続けるのがつらいような作品もたくさんありますからね。) ということで七里さんの作品としては平凡ということで。 | ||||
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こんなふうにモーツァルトの音楽が聴こえるような文章を綴りたいと思わせる作品でした。 文章からコンサートで奏でられた音楽が伝わり、それが目の前の映像となって押し寄せてくるような雰囲気が漂っています。それだけで読者は感動に浸れるわけです。この音楽をまざまざと再現できる筆力の確かさが、中山七里さんの小説の素晴らしさなのでしょう。 ミステリ立てですが、この観点から本書を見ると弱いですね。辻褄合わせの展開でしたから。犯人捜しよりも、描写される音楽の素晴らしさに惹かれます。奏でられるモーツァルトの音楽が、小説からそのまま飛び出して聴こえてくるような卓越した描写力が何と言っても魅力的でしょう。ずっと通奏低音のように音楽が鳴っているように感じられる小説でした。 素敵なピアニストの岬洋介が今回も難題の殺人事件を推理して解き明かすラストはお約束の通りです。中山七里さんの描く岬洋介のキャラは一番読者を捉えて離さない輝きがありました。 小説を読みながら、ずっと脳裏にピアノが鳴っており、モーツァルトのピアノ協奏曲を実際に聴いてみたいという切望感が募る経験をしたのも嬉しかったです。同時に音楽を聴いてみたいと思わせるものがありました。ミステリとして読むと少しがっかりします。それよりも音楽小説の色合いが濃く、それが心地よい読後感をもたらしてくれました。 登場人物の人間性の描き方に、もどかしさは募りました。被害者も含めて、類型的な登場人物の描き方のように感じました。 大好きなモーツァルトのピアノ協奏曲をこんなにも達者な表現力で読者へ伝えることができる中山七里さんへの羨望の念を禁じえませんでした。 本シリーズの次回作もまた期待しています。 | ||||
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岬洋介信者に満足できる内容だと思いますが、ミステリとしては今ひとつ。犯人である人物を推測することはさほど難しくはないかと思います。 | ||||
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シリーズものとして岬洋介のキャラが独自で浸透しているので、シリーズ読んでいる人には面白いはず。 ただ内容としては音楽的な部分でページを稼いで入るけど、ミステリー的要素はもっと欲しい。 謎解き部分はもう一つ。 それと岬洋介はメインでないので、その点では物足りなさを感じる人も多いだろう。 音楽特にクラッシックを舞台にした設定は独自であり、それは魅力である。 | ||||
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ショパン国際ピアノコンクールで、ファイナリストの岬洋介と同じコンテスタントだった主人公が、また殺人事件で再開し、岬が解決する過程が面白い。 | ||||
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劣化する中山七里の現在点。 音大でも評価されているという氏の音楽描写は相変わらずなのに肝心の謎解きが理不尽。 ドンデン技で鮮烈デビューした中山氏。いまここに来て、これでプロなのかと呆れる。 小学生が読書感想文に「著者はずるいと思いました」と書いていたらハナマル。 | ||||
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岬洋介が余りに出てこない。彼が主役のシリーズだろうに…。犯人もなるほどなぁと思ったけれど、筆者お得意の大どんでん返しがあるわけでも無く、意外性も無く。このシリーズがとても好きなだけれど、今作は唯一イマイチだったかな。 | ||||
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興味ない自分からしたら流し読みせずにはいられない専門的な羅列が多すぎました。 しかも犯行もページ半分過ぎた所でようやく起こるし、真犯人も「誰だっけこの人」的な出番も少なく、また動機さえあれば誰でも犯人に出来ちゃうような展開で非常につまらなかったです。 | ||||
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岬の印籠の使いっぷりが、他所の光彦さんみたいに思えてきたぞ… ここんちは印籠の許可でとらんだろうに このシリーズは明快で爽やかだから安心して読める ただ、演奏の曲の高まりっぷり、演者の高揚っぷりが今イチ「感じ」として来ない…緊迫感や焦燥感の方は来るんだが、どうも乗ってる時が自分は味わえない のが残念なトコ 概ね楽しみました | ||||
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予約と記載されていましたが、すぐ届きました。新品ですから、きれいなのは当たり前ですが、迅速丁寧な対応に満足しました。 | ||||
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岬洋介のセリフに「嘘を吐く」というのが出てきます。 少なからぬ人が「うそをはく」と読むのではないでしょうか。 「嘘を吐く」は「うそをはく」と読んでも「うそをつく」と読んでも、どちらも間違いではないようです。 ちなみにシリーズ第一作「さよならドビュッシー」の中では、 「嘘を吐(つ)く」とルビが振られています。 ただし全てに振られているわけではありません。 岬洋介というキャラクターを鑑みるに 「うそをはく」というもの言いは似合わない感じがします。 些細なことかも知れませんが、ルビを打って極め打ちしたほうがよいのではないかと思ったのでここに記した次第です。 本の内容に関しては申し分ありません。最高でした。 一日も早く次回作が出ることを熱望します。 | ||||
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大好きなシリーズ。 今回も心の綺麗すぎるメフィストフェレスぶりが面白かった。 誰もがあれよあれよと彼のペースに巻き込まれていく。 岬洋介は謙虚でいて傲慢なような…純粋にこうなると信じて疑っていない王子様のような傲慢というのか不思議な人ですね。 策を講じても善意しかないし、人の痛みを感じる共感能力は高くても心が強い。 多面的でいてブレない。ダイヤモンドの色んな面が輝いても矛盾はないみたいな。 某先生が印籠がわりになってて笑ってしまいました。嘘はついてないですもんね。 先生は俺は印籠がわりかと悪態を吐くのかな、でも本当には嫌じゃないだろうなと勝手に想像しました。 悲惨な物語は苦手なので小説も合う合わないがありますが、岬洋介が何とかしてくれると思っているから途中の誰かが傷付くような場面も安心できるというか、むしろ登場人物はそれによって成長するようなところがいいです。心理面も中山先生の作品の魅力だと思います。 リアルな自分の苦しみも糧になるのかも知れないと励まされる。 岬洋介がいないのが辛い(笑)。 YouTubeで中山七里先生が出演されている動画を拝見しました。ある日の一日を定点カメラで撮るというもの。いつご飯を食べるのかと小説並みに先が気になって見てしまいました。 まだまだ書いて頂きたいので睡眠と食事はとってください(笑)。 次回も楽しみです。 | ||||
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