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正欲
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正欲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全359件 321~340 17/18ページ
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犬の交尾を見ても性的に興奮しないのと同じで、人間でもこの本のような性癖は異質すぎて共感できません。 その部分が理解不能なので、全く楽しめませんでした。この性癖に子供を絡める作者のセンスを疑います。 お金を返してほしいと久しぶりに思いました。 | ||||
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"多様性"という言葉が市民権を得て、少しずつマイノリティが尊重されつつある現代社会に一石を投じる問題作。 私たちの言うマイノリティはあくまで輪郭が掴める程度の領域のことで、それより更に微少数な価値観など度外視している。 本作を読んだ今、"多様性"なんて言葉を安易に使えなくなった。 | ||||
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No word to express this novel. | ||||
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いまこの時代に、拭いきれない違和感を持っている人は必読の書だと思う。文学の学問領域は社会学や統計学では示しきれない「外側を投射」することであるけれど、正欲はその仕事を見事に成し遂げている。 我々が獏と抱えている違和感の先に何が在るのか。それに光を当ててくれている。時代を代表する名著であろう。 | ||||
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ピンポイントに 八重子、お前のそれはトラウマじゃなくて、自業自得と言うんだ。と思ってしまった。たまたま目に入ったならトラウマでいいだろう。しかし、パスワードを入れた時点で発生した「罪と罰」だ。もしくは「好奇心猫をも殺す」だ。そして多分「素人JKなら誰でもいい」ではないだろうと。大也は優しいな。「一緒に考えるとしても、一緒に考えたい相手は少なくともあんたじゃない」と言い放たない辺りが 「理解」ってのはどの辺りを言うんだろう?性的嗜好に関しては「その部分は割とどうでもいい」って理解が一番楽な気がするんだが…半端に「分かってます」ってのが一番タチ悪いと。ついでに言えば「そういう事があるってのは知ってるが、自分はそこの部分は生理的にダメ」で、ダメな場合距離を取っても責められない位が程が良い。わざわざ石を投げに行かなきゃそれでよい が、法曹の場合は↑って訳にゃいかんだろうなあ。役割が違うから。社会正義の為というより安全な社会生活の維持の為に 楽しく面白く読みました | ||||
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この世界の悲劇は、「自分に見えているものが真実」だと心から疑わない人で溢れていることだ そして私もその1人なのだと思う どんなに詳しくても、、、 誰よりも知っていても、、、 自分に見えている景色は、世界のほんの一部でしか無いと教えてくれる物語だった どれだけ生きようが、、、 偉業を成し遂げようが、、、 それでも自分が無知であると、謙虚にあろうと思った この窮屈で押し付けがましい社会で、私もネットを編もう | ||||
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ラジオで薦めてた新刊で本屋に行ったが無かった すぐ配送され満足! 内容はまぁまぁだったけど新刊すぐ読めて良かったです | ||||
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この解像度で世の中を見れてる人はなかなかいないと思うので、ほとんどの人が「自分の視野は狭かった」と思うのではないだろうか。 単なるキャッチコピーではなく、本当に、読むまえの自分に戻れない。 朝井リョウの批評的な側面がいつもより3倍は詰まってるように感じた。 多様性という言葉からここに辿りつくとは。 脱帽。 | ||||
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最高 | ||||
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みんな、まともでありたいと、自分は正しいのかとどこかで不安がってる。みんなが進む王道に行けない人達の、溺れながらも必死に世の中を泳いでいくお話。辛いけど面白かったです。 | ||||
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またですよ。またやられました。朝井さんの手で私の儚い当たり前が打ち砕かれました。 | ||||
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正しいと間違い、正常と異常の線引きがいかに恣意的かを感じさせられた。 | ||||
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とても哀しい物語です。多様性が叫ばれるこの時代に、多様性という言葉から外れた人間の生き様を描いたお話です。自分の想像できない世界を、この本を通して少しだけ考えられるようになったような気がします。けど、そうやって私が考えている世界から溢れる人は沢山いるのでしょうね。人間とは孤独で、その孤独から逃れる何かをいつも探しているように思います。物語の登場人物のたちが、いつか本当に孤独でなくなる世界が来るといいなと、上から目線になるのかも知れませんが、心から思います。 | ||||
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この作品が「傑作だ!」と取り上げられているということは、こんなことさえ文学作品にして取り上げないと気づきもしない人が世の中の大勢を占めているってことなんよね。 私はここ30年の文化の退化を感じてしまいました。 | ||||
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多様性を謳う奴らの価値観はじゃあどうなの?本当に正義や正しさを理解しているのあなたは?という価値観を揺さぶる小説でしたね。NPOとかの胡散臭さが嫌いな私には痛快でした。結局世の中は不公平であり、マルクスレーニンの考える社会主義は幻想であり、我々は資本主義経済に組み込まれた駒に過ぎず、その世界においてただ性欲を満たすことのみ本能的であり絶対的な動物的本能で、人間が人間たらしめるのは性欲である。 だってどんな悪人も善人も偽善者も偽悪者も性欲はあるじゃん?性欲は裏切らない! では正欲とはなんだろ?他人を是正する事=正欲の欺瞞性、独善性を朝井さんは喝破してます。コロナという時代に即した既存の価値観や固定観念をひっくり返して見せたパラダイムシフト的小説である。 | ||||
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テーマが深いところにあって、軽々しくこれはこういう話だったと終わらせるのが難しい。ただ佳道の残した言葉「いなくならないからって」に涙が出そうになった。 多数派の理解を得ることを諦めて、分かってくれる人とだけ繋がろうとする思い。そこに含まれた縋るような人間味のある心と、同じような人を救済したいという優しさ。 今書いていて、更に涙が出そうになった。この涙は何なのだろう。無力感か。 | ||||
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多様性を認めようというテーマは最近の流行りで目新しさはない。 ただ読み進めていくと、マイノリティとマジョリティの現実を考えさえる点で、このボリュームが生きてくる。 自分の経験や想像を超えるものを無条件で受け入れることの難しさを問われるが、それが単純に良い悪いの問題ではない。 著者の作品としては今までの表面的な面が消えつつあり読み応えある。 | ||||
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傑作だと思う。心が揺さぶられた。外出先で読みながら、何度か涙が出そうになって外だからなんとか堪えた。とくに「居なくならないから」のあたりが辛かった。 | ||||
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「多様性」 これまで生きてきて、何度この言葉を耳にしただろう。ただ、本書を読んで、その言葉は姿を変えた。いや、正しくはその言葉を見る目が変わった。これまで見てきた「多様性」は、あくまでみんなが想像しうる範囲の話でしかなかった。 これまで虐げられてきたような人全員が認められる。それが「多様性」。そのような考えがいかに甘い考えであるか、読み進める中で嫌と言うほど痛感した。 「多様性」という言葉にすら含まれない、世間一般の人にはとても想像し得ない世界。 本作品は、そんな世界に正面から足を踏み入れている。 ただ、なんだろう。そんな世界は自分とは遠い世界のように思っていたのに、なんでこれほどまでに心に突き刺さるんだろう。なんで...いや、たぶん、、 | ||||
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鋭いナイフで胸の下を突きつけられた感覚。多様性の海があるなら僕らはそれを水面でしか捉えない。深く冷たい底にある、暗を除外する。マイノリティに理解を!と言う聞こえのいい言葉で本当のマイノリティを殺してしまう。受け入れる側の人間でありたいが為に、ジャッジしたがる、公平さを謳う。昨今の多様性を発信する自分を含め殆どの人はマイノリティを受け入れる事が出来ると主張しているただのマジョリティでしかない。 多様性を理解するのではなく、多様性を諦めた先にジャッジをしない。そんな世界があってもいいのかも知れない。 | ||||
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